おかみブログ

2008年6月8日

遅めのしっかりごはん

都会ではいまや一日中外食ができる時代です。
(逆にこれからは食糧難で、そうも言ってられなくなるかもしれないけど)
自分の好きな時間にごはんを食べに行くことができて、超便利です。
ところがここ八ケ岳では、たいていの田舎がそうであるように、ランチタイムをはずすとなかなか外での食事にありつけません。
コンビニですら、時間をはずすとロクなお弁当が残っていません。
規則正しい食生活をしよう。
基本はそうです。
いつでも食事のできる、外食産業の便利さをむやみにたたえるつもりは全くありません。
だけど、外まわりをしているとなかなか定時に食事がとれないものです。
お弁当もない、自宅に帰る時間もない。
だからといってカップヌードルや菓子パンもいやだ。
時間はずれてもちゃんと食事がしたい。
そんなわがままさんにも朗報。
「遅めのしっかりごはん」のカテゴリを追加しました。
八ケ岳で、腹もこころも満たされる、遅めのランチ対応のお店を紹介していきます。
八ケ岳PA下り線売店。
いきなりオヤジくさいですが、バカにできません。
ここにしかない、ご当地ラーメンがいけるのです。
八ケ岳ラーメン1
八ケ岳牛乳ラーメン
野菜たっぷりあっさり味噌仕立て。
隠し味に牛乳が入って、和風ポタージュ風です。
これでもかという具沢山の野菜。
サトイモ、ニンジン、大根、白菜、ゴボウ、こんにゃく、ネギがゴロゴロ。
そしてどかんとチャーシュー。
麺は黄色い太麺で、歯ごたえ十分。
八ケ岳ラーメン2
今までのブログの中でも
以下のお店あり。今後もお楽しみに。
ハートランド
ピアニッシモ
丸政の駅弁
白樺

2008年3月12日

ハートランドが帰ってきた

小淵沢の駅前からスタート、大泉で一旗あげた、あの「キッチンハートランド」が小淵沢に帰ってきました。
家庭風洋食屋さんです。
小淵沢の自宅のリビングを改装し、まさにおうちにいるような、(おうちより)居心地のいい空間です。
ハートランド1

この日は和風ハンバーグ定食を注文。
ハートランド2

大きいハンバーグのほかに小鉢が4つも。
お箸は紙にいれてくれてあるものの、割り箸ではなくウォッシャブルのもの。
こういう場合はマイ箸ではなく、お店のものを使わせていただくことが多いのですが、
マイ箸を使うとさらに割引(確か5円引き)してくれるそうです。
この日は食べ終わった後に知ったので残念!次回はマイ箸使います。
自宅開放式の小さなレストラン。
田舎ではよく見かけます。
たまにはずれもありますが、多くはとても居心地のいいもの。
狭い、って落ち着くんですね。(都会のワンルームマンションの気楽さが忘れられない)
お店のほうも、料理の味だけじゃなくて、インテリアや会話、すべてがトータルコーディネートされてのたまものです。
でも、お客さんのほうもこのお店の一部にならなきゃいけない。
お客さん同士の幸せな会話、オーナーとのやりとり、マイ箸使用など資源への考慮・・・。
高級ホテルなんかとは違った、お客さん側の資質もお店の居心地の良さの重要なファクターなんだと思います。
まあ難しく考えなくても、楽しくお話して、おいしくいただけばお互いハッピーですね。
キッチンハートランド
火曜定休 11:00〜19:00
県道608号(長沢小淵沢線)沿い・・・ではないけどすぐ見えるところ。
木の家づくりのキムラ工房向かい。
夜7時ラストオーダー、この時間までに入店すれば多少の長居は大丈夫。
何より、ランチが2時で終了してしまうお店が多い中で、昼間は休みなしでずーっと食事営業しててくれるのがありがたい。
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2007年10月16日

こもれびランチ♪

長坂のカフェ・ピアニッシモの店長夫妻となったタケウチさん。
勤務先で知り合ったご縁で、ウチの縁側をつくってくださった方です。
最近地元新聞でも紹介された方なので、けっこう有名かもしれません。
今日は仕事の合間にランチに寄りました。
こもれびランチです。
こもれびランチ
煮豚・大根煮・水菜ふくめ煮・うの花・りんごジャムのせヨーグルト
日替わりの和定食。料理担当は奥さんで、これまで喫茶営業の経験はないそうですが、どうしてどうして、プロの一品です。
味は万人ウケする安定したおいしさ、盛り付けもいろどり豊かに美しくまとまり、量も満足。
いくら主婦経験長いって言ったって、センスのよさはなかなか身につけられるものじゃないですよねー、と言っていたら、昔からご主人が外食がきらいでよくお客さんを自宅に招いていたとか。
お客が多いから料理上手になったのか、料理が上手だから連れてきたのか・・・。
しかしなんといってもこのカフェの目玉は奥さんの手作りケーキです。
個人で運営するカフェではせいぜい1〜2種のケーキがあればいいほうなのに、ここでは常時数種類そろえています。しかも生クリーム系。
日持ちするようにパウンドケーキを出す店が多いのに。
甘さ控えめな自然な味わいもほっとします。
ケーキ

今日は夫にも味わわせようとテイクアウトしてきちゃいました。
あなたの行きたいお店はどんなお店ですか?
プロの技or素人の手作り
儲かってる店or儲かってない店
客が多い店or客が少ない店
明るい部屋or暗い部屋
笑える店or泣ける店
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2007年4月24日

風林火山弁当

大河ドラマ「風林火山」、けっこうはまっています。
最近主流だったホームドラマ的でもなければ、大道の合戦ものでもない。
頭脳戦(ある意味トンチ)が効いてて、役者の演技はそこそこですが、ちゃんと台本で見せてる、見ごたえのあるドラマです。
唯一気になるのは勘助の亡き妻ミツの言葉づかい。
「そんなところで『ずら』は使わーん!」といつもつっこみを入れるハメになります。

ただ、こういうドラマは一般に広くウケるわけではないでしょうね。
だから県内で一生懸命観光目的に利用しようとしているのも、いまひとつ盛り上がりにかけているような気がします。
そこで、せめて少しでも協力しようと、今日はこんな駅弁を買ってみました。
風林火山弁当
まず目を引く、この赤い仕切り。
これを見てピンと来ない人はドラマをきちんと見てないです。
県内の人やちょっとでも歴史好きの人にとっては常識ですね。
言わずとしれた「武田菱」。名門・甲斐源氏の家紋です。
製造元は駅のすぐ裏手にある弁当会社「丸政」。
中央線・甲斐の国の弁当といえば、丸政。
一番の主力商品は「元気甲斐」ですが、「風林火山」はドラマにあわせて開発されたリニューアル商品。
「元気甲斐」が胡桃御飯を主体として地味な色合いの、いかにも合戦弁当的なボリュームたっぷりなものに比べ、この「風林火山」は色合いも鮮やかに、多種類のおかずが盛り付けられていて豪華な印象です。
ネーミングからすると、こっちのほうが合戦ものっぽいかんじですが。
丸政のお弁当は化学調味料をなるべく控えた家庭的な味で、好感が持てます。
余談ですが、小淵沢駅の立ち食いソバ屋も丸政の経営ですが、これもかなりイケる。
ダシがいいんでしょうか。
バタバタしてゆっくりお昼を食べている時間がないときなど、よく利用します。
またまた余談ですが、丸政の歴代社長のお名前には「政」がついているとか。
駅弁には旅のロマンとその地のストーリィがあるので、食べていてワクワク、幸せな気持ちになれます。駅弁通の人が多いのもわかりますね。
だから、知り合いの家を訪問するときの手土産に、時々利用します。
定住している人は案外食べませんから。
生ものなので迷惑かもしれないけど、ウケねらいもあるのです。
運悪くもらってしまった人は、ワタシのこんなシュミにどうぞお付き合いください。

2006年3月23日

私を救った「レストハウス白樺」

昨日は仕事が超忙しく、昼飯を食いっぱぐれてしまいました。
私は空腹になるとどんどん機嫌が悪くなります。
3時半にやっとひと段落つき、次は4時の予定。
移動も考えて正味15分の間にとにかく腹ごしらえをしたいところ。
ですが、このあたりは都会と違い2時にはたいがいの食事処は準備中になってしまいます。
最悪コンビニ弁当かなぁ、と覚悟していたところ、目に入ったのがとある店の「OPEN」の文字。
(ふだん運転中すれ違っても気づかない、とよく人にしかられますが、こういうときだけは異常に目を光らせているのです)
それが「レストハウス白樺」でした。
甲斐大泉駅から南へ約200mのところにあります。
以前は某イラストレーターの営む喫茶店でしたが、3年ほど前に現オーナーになりました。以前のお店とはがらりと雰囲気を変え、白い外壁のかわいらしい印象になっています。
おずおずと中へ入り、「すみません、まだ食事はできますか?」と訪ねると、小さくてかわいいおかみさんが「はい、大丈夫ですよ」とにこやかに答えてくれました。
「日替わりランチがありますけど、いかがですか。豚とピーマンの辛みそいためです。」「ああ!それでいいです。」
和食中心の定食を出しているらしいです。
店内はぬいぐるみや鉢植えの花などが飾ってあって、家庭的で和やかな雰囲気。書棚にはログハウスなどの住宅本がたくさん置いてありました。
さて、待つことわずか数分。盛り付けも美しい「豚の辛みそ炒め定食」の登場です。
豚いための他、自家製ドレッシングのかかったしゃきしゃきサラダ、菜の花のからし酢和え、お汁はただのお味噌汁かと思いきや、ふたを開けてびっくり、ゴボウ・ニンジン・ダイコン・ささみ・三つ葉の超具だくさんけんちん汁でした。
あとからヨーグルトフレッシュフルーツのせも。
惜しいのはこのおいしいヨーグルトを最後まで食べるためにフォークではなくスプーンのほうが良かった、ということくらいかでしょうか。
目も舌も腹も大満足でした。
しかもお値段なんと800円!「え、ほんとですか?」と思わず会計の時に聞いてしまいました。
「おいしかったですー」と心の底から言うと、おかあさん、「ありがとうございます。サービスをモットーとしておりますので」とさわやかな笑顔でした。}
白樺店内白樺料理