平成最後の仕事、お引渡し。
平成最後の仕事 お引渡し。
新しくなったお墓で、新しい時代に、ますますご家族が繁栄されますように。
災害補償の付く、寒冷地完全対応の堅牢な工事を選んでいただきました。
お骨を空ける場所も石製、ふるさとの土に還れます。
外柵できれいに囲い、足場もよくなってお参りしやすくなりました。
平成最後の仕事 お引渡し。
新しくなったお墓で、新しい時代に、ますますご家族が繁栄されますように。
災害補償の付く、寒冷地完全対応の堅牢な工事を選んでいただきました。
お骨を空ける場所も石製、ふるさとの土に還れます。
外柵できれいに囲い、足場もよくなってお参りしやすくなりました。
あさっては春分の日、春のお彼岸です。
「国民の祝日に関する法律」によると「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日だそうです。
ちなみに秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日。
今年は2月に山梨県史上最大規模の大雪災害にみまわれ、みんな大変な思いをしました。
農家のお宅ではハウスが全壊したり、フロントガラスが落雪で大破したウチのレガシイも廃車にする方向で検討してたりして、まだまだ完全復活というわけにはいきませんが、
それでもありがたいことに、春はちゃんとやってくるものです。
ここ数日の暖かさで一気に雪もとけ、いろんな木のつぼみが膨らんできているのを目にします。
ほんとに、今年ほど春の訪れが待ち遠しかったことはありません。
そんな中、お墓にも墓参の方がちらほら。
あたらしいお花が飾られるお墓が増えてきました。
昨日冷たい雨が降る中、テントを張って仕上げの作業をしたお墓が無事完成。
今日は青空のもと、美しい姿をみせてくれます。
お兄さんの命日に合わせて、お彼岸までに、とお約束していたもので、
なんとか間に合ったよかった。
中国の昔の書家・王羲之の書体による「和暢」の2文字を表に彫ったデザイン墓。
王羲之の文章「蘭亭叙」の冒頭に出てくる「恵風和暢」からとったもので、
暖かな春風が吹いて心が穏やかになる様子を表しているそうです。
まさに、今年の春彼岸に開眼するお墓にぴったり。
このお墓をお参りするたびに、春風のような優しい気持ちになって、ご家族が穏やかに暮らせますように。
小淵沢商店街の正月恒例行事、福引会の日です。
数年前から福引のほかに飲食コーナーが出て、お客様に楽しんでいただこうとがんばっています。
ウチも、もう恒例になった石臼の餅つきをして、つきたてのお餅をふるまいました。
石臼は愛知県岡崎産の白御影<宇寿石>。
なんだか縁起がよさそうな名前でしょう。
このひょうたん型のフォルムも美しい。
餅つきは慣れてきたとはいえ、まだまだ素人ですが、
この石臼に助けられています。
石は一度温まるとさめにくく、スピード感を要する餅つきにはぴったりです。
もち米はおなじみ、小淵沢町松向の農家・五味さんちのものを使いました。
今年の飲食コーナーは、天ぷらそばと肉まん(by駅弁の丸政)、キャラメルポップコーン(by商工会青年部)、豚汁(byペンション振興会)、手作りパン(byクラスティー)でした。
仲間内で楽しく交換しあったりして、それもまたおいしい!
餅つきに参加してくれた皆さん、ありがとう!
先日お墓一式を建ててお引渡ししたAさんのお家に、お礼のごあいさつに行ってきました。
お仕事の最後には全優石と当社のダブル保証書をお渡しします。
それからちょっとした記念品を。
今回はとにかくあの「無」の字が気に入ってくださってたので、
一文字石板をプレゼントしました。
ちょっと変わった「無」の字。
篆書という古代文字の一種で、今でも印鑑などにはよく使われる書体ですが、
なんだか絵みたいな感覚が、今の時代逆におしゃれ。
この字は愛知県出身の書家・安藤豊邨氏の書です。
愛知県の親戚で、やはりブラスト彫刻で記念のガラス瓶を製作している会社があり、
その先代さんの顔でこのような有名な方に書いていただくことができています。
今回も「無」の字を何種類か書いていただきましたが、
Aさんは即決、この篆書の字になりました。
「人が二人(夫婦かな?)万歳しているように見える。」
「相合傘してるみたい」
リビングのサイドボードに飾ってもらいました。
ところで、お施主のお父さんは八丈島のご出身で、全国的にも有名な陶芸家の先生だったとか。
お父様作の作った「流人仏」と、茶の湯で使う茶碗をくださいました。
「無」の字がくれたご縁、大切にしたいものです。
ワンちゃんのお墓の注文を受けて、仕上がったので、撮影し始めたところ、
せっかくだから、屋外の緑の中で撮ろうと思い立ちました。
とりあえず石屋の敷地の一角。
でも石屋は草取りが面倒なので、極力土の部分をなくした敷地使いをしています。
かろうじてあったのがここ。
うーん、なんだか草が固そう。チガヤだからかしら。
そこで、お天気もいいので、ロケ撮影の旅にでることに。
知り合いのお庭で草花のきれいなところを貸してもらおう。
最初にお邪魔したのがランプスロッジさん。
きれいに芝を植えて、お花もあります。
でも、せっかくのきれいなお花が、この小さい石のバックではファインダーに入らない。
ねっころがったりして、ぎりぎりまで下から写そうとしたのですが…。
それに、意外と小さな野の花がなかった。
次にセルクルさんに行きました。
ここも駐車場の一角の看板のところにきれいにお花が植えこまれていたり、
エントランスも宿根草が咲き乱れて、寄せ植えもあります。
けど、意外と遠近を出すのがむずかしいなぁ。
思い切って上から写してもみたけど、やっぱり違う。
作りこんだお庭って、わりと大きな花が多いんですね。
縦使いも撮ってみたり。
結局ウチの自宅の雑草入り芝生で撮ったものが、シンプルでよかったりして。
「石に穴をあけてくれませんか?」
石あるくのホームページを見て、メールでお問い合わせくださった人が、今日来てくれました。
小石に6mmくらいの丸い穴を開けて、そこに磁石をうめこみ、石のマグネットを製作するのだそうです。
なんと横浜から。
てっきり近く(せいぜい県内)の人かと思っていたので、ちょっとびっくり。
でも、あちこちの石屋さんに問い合わせして、あまりにも小さい手間仕事なので、どこも断られてしまっていたそうです。
確かに、そうかもしれません・・・。
でも、クラフト製作のために、わざわざこんな遠くまで来ていただける、その熱意に感動。
それにおもしろそう。
石屋という仕事を知ってもらういい機会にもなります。
来てくれたのはこんな石屋にはめずらしい、若くてきれいな女性でした。
普段は会社員で、時間をみつけては樹脂でかわいいマグネットを作ってネットなどで販売しているそうです。
ホームページも教えてくれました。
comahawai
かわいい!ナチュラルな素材でこんなおしゃれなマグネットや画鋲ができるんだ!
このギャラリーにウチで穴を開けた小石のマグネットも並ぶんですね。
石 という素材は初めて、石屋の業界も全く初めて、というcomahawaiさん。
でも豆や貝殻を使った作品を見ていると、この人が石に魅力を感じたのも、とても自然な感じがしました。
きっと石屋とは違う感性で、石の魅力を引き出してくれると思います。
持ち込まれた石をさっそく工場で穴あけ作業。
「こういうところ好きなんです〜」と石の粉ほこりだらけのきたない工場で作業を待っててくれました。
町工場とか下町とか職人とか、私も好きですけど、同じ感覚かな?
穴あけ終了。
この小さな穴の部分に磁石を埋め込みます。
横浜。
遠いようで近い。
日帰り圏内。
2日前に降った雪化粧で覆われた南アルプスや八ヶ岳に照らす夕日を見てもらいながら、お別れしました。
今度、またゆっくり遊びにきてくれるかな。
薪ストーブ壁に大谷石を使ってくれた RAKAIA農場さんご自宅に招かれました。
薪ストーブを囲んでのホームパーティです。
薪ストーブができたばかりのときに写真を撮らせていただいて、今度のころころ通信にも載せるのですが、
やっぱり火を入れて、使ってなんぼの家具。
こういう生活感ある様子のほうが断然、魅力的です。
「そば打ちもやるよ」とは聞いていて楽しみにしていたのですが、
思いがけずMooが思いっきりハマりました。
粉をまとめて、こねて、のして、切って・・・
と一連の作業を熱心に聞いて、工程をほぼ覚えてしまいました。
Tazもこねる場では一生懸命ねんど遊び(?)してました。
週末の宿題の日記には、ほぼ覚えてしまった工程をつぶさに記述。
もともと本を読み出したらとまらない、など好きなものには集中できる子だとは思ってましたが、
いや、感心しました。
何より、そんな体験の場を与えてくださった、パーティゲストのそば職人さんとRAKAIA農場さんに感謝です。
子どもたちがこねる作業に使ったそばは、のした切れ端を集めて水を足したもの。
これもちゃんと切って、自宅で食べましたよ!
新そばのいい香り。おいしかったです。
薪ストーブのまわりを大谷石で囲ったお客さまが、自作の白菜を持って立ち寄ってくれました。
脱サラ後、白州に移住し、農業を始めた「RAKAIA農場・おいしい野菜プロデューサー」さんです。
東京のレストランなどを中心に無農薬野菜を直送しています。
こんなストーブ壁をつくらせていただきました。
とても気に入っていただいてるとのこと。
特に大谷石の雰囲気が大好きだそうです。
自作のおいしい野菜を食べながら
薪ストーブの前でいい音楽を聴き(元大手AVメーカーにお勤め)
大谷石の壁ごしに大きな窓から白州の里山を見渡して、冬の夜を過ごす・・・
お話を聞きながら、そんなシーンが目に浮かびました。
いつも「ころころ通信」を送っているお客さまが何度目かに今日また立ち寄ってくれました。
今日はまず彫刻の話。イサム・ノグチを大絶賛。
香川のイサム・ノグチ美術館を3度も訪れたという愛好家です。
私たちも一度行ってみたいのですが、前回「庵治ストーンフェア」に訪れたときには時間がなくて行けませんでした。
そう、その「庵治石」についてもよくご存知でした。
なにしろ、世界で一番高級な石材です。
中国白御影の尺寸墓石が15万円だとすれば、上質庵治石の同じサイズの墓石が1500万円、だったりします。
まぁ、これは余談。
生活の中に石を取り入れるこだわりも話してくださいました。
今検討しているのはバーベキューコンロに大谷石を使いたいとのこと。
大谷石は他の石より直火に強く、そばでぼうぼう薪を燃やしていても割れたりすることが少ないのです。
(衝撃には弱いですから、もちろん落とせば割れます。)
それからこの方は音楽がとてもお好きとのこと。
中でもクラッシックの生演奏にはこだわりがあります。
スピーカーの下に石の板を敷くといい、ということもご存知でした。
これは清里の増田珈琲館のものですが、我が家にももっと小さいのがあります。
スピーカーが安くて小さいやつ(安いって言ってもCDラジカセで十分な人には、びっくりするような額ですが)
なので石も45cm角と小さいですが、夫にいわせると余分な機械ノイズがなくなって、音が落ち着いて聞こえるそうです。
「ご主人、どんな音楽聞くの?」
「まあ、なんでも聞きますね。クラッシックも好きですよ。バロックや宗教音楽とか。
交響楽、民俗音楽、ヒーリング音楽、ジャズ・・・。あ、そういえばロックはあまり聴かないかな。
私も音楽の趣味だけは夫と近くて、彼の選ぶCDは文句なく一緒に聞けます。」
「もっとも、音の微妙な違いって私はよくわかりませんけどね。
オーディオも高いとか安いとか、実はよくわからないんです。
もっとも今は子どもがうるさくて、ゆっくり音楽鑑賞などしてる余裕はないですねー」
私が自嘲気味に言うと、その老紳士はいきごんで、
「いけませんね。子どもの声は最高の音楽なんですよ。
天使の声ですから。そのつもりでお聞きなさい」
そんな老紳士のやさしさが伝わったのか、
最近ひとみしりの激しいKuhが、彼があやしてくれるとケラケラと笑って、だっこも享受していました。
またもや、子育てへのモチベーションを持ち直させてくれる一瞬でした。