おかみブログ

2007年8月30日

田舎暮らしブログ仲間

このたびブログランキングをブログ村にも登録しました。
実際には1週間ほど前からなのですが、使い方や反応がわかるようになってきたので、あらためてご報告です。
fc2のランキングでは「エコロジー」に入れさせてもらっていたのですが、あんまりエコの話書いてないし、おこがましかったのです。
でも同じエコランキングの他の人のブログはとてもおもしろかったので、離れがたいものはありました。しばらく併用しますが、もしかしたら完全に引越しするかも。
ブログ村のランキングもこの短期間でおかげさまで5位まで浮上しましたので、そろそろきちんとご挨拶したほうがいいかな、と。
masanさん、お誘いありがとうございました。
八ケ岳から岐阜加子母村に移って田舎暮らしを楽しむブログ仲間です。私のブログ師匠と呼ばせてもらいましょう。
それにしても「田舎暮らし」という言葉がカテゴリーになるほどに、ライフスタイルのひとつとなっているなんてね。
10年前に八ケ岳に来た頃は息がつまりそうで大変だった私も、いまやジモティの夫よりある意味ここの生活になじんでますからね。
慣れもありますけど、やっぱり八ケ岳が持ってる魅力だと思います。
ブログ村の皆さんこんにちは。
よろしければ「おかみブログダイジェスト」からごらんください。
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2007年8月29日

森づくりから家づくり

今日は北杜市役所の林政課の人たちが来ました。
我が家を建てた職人集団の代表の人の案内で、家の材料や工法の視察のためです。
森林が全面積の76%の北杜市で、森を守るために何をすればいいか、かなり綿密な実態調査や計画が出ていますが、まず一般の人に意識と知識を高めてもらうため、セミナー&体験&見学会を企画しようと動き出したことの一環が今回の視察。
森を守り、育て、その地元材で家を建てる。
そんな当たり前の、でもいまや「夢」の域に入ってしまった理想を形にしようと、市が動き出したのです。
ウチの家は別に市内の樹で建てたものではないですが、一応全部国産材で、農村民家の伝統的な建て方木組み(伝統)工法を大部分に取り入れたものなので、一般市民が一番林業を身近に感じられる「家」のサンプルとしては、まあ「可」でしょう。
「こんな家を市産材で建てられるといいよね」という方向に持ってくんですね。
おりしも先日NHKの「世界の里山紀行」でフィンランドの林業を見たばかりなので、雰囲気が似ている八ケ岳も、そんなふうにできればいいのに、と思っていた矢先だったこともあったし、私自身市の森林事情を知る機会になるかも、と協力した次第です。
フィンランドは手付かずの原生林がほとんどないそうです。
人が手を加えて整備しながら育ててる。
このブログの初期の頃に「杣」の話を書いたことがありますが、ほんとに、ただヒトコトで「森」って言ってもていねいに手を加えられた森と、荒れ放題になってる森では居心地のよさが全然違います。仕事でさびれた別荘地などに行ったりすることもありますが、いかにもグリム童話のようにオオカミが出そうで不気味です。
「おじいさんは山へ芝刈りに」って、日本では昔からちゃんと森林整備してきたのに。
美しいと感じる「自然」は実は人工で、人の労力がかかってはじめて生まれるものなのですね。
北杜市の森のうち約4割が私有地ですが、それぞれ細切れに所有者が違うためなかなか全体的に整備できないのが悩みだそうです。
所有者としては「しなきゃ」という意識は多かれ少なかれあるけど、高齢化してたり、しても利益につながらないので「やってられない」というのがホンネ。
NPOや市民グループの間伐活動もあるけど、ココはやっぱり市がある程度トップダウンで動いてくれないと。
ある人いわく「北杜市は林業と農業を基幹産業にすべきだ」。
観光ったって、大関級の温泉や古い城下町があるわけでなく、遊園地やショッピングモールを誘致する時代じゃないしね。
基幹産業あっての観光。
じゃあ北杜市の基幹産業って?
子供たちの夢で、サッカーが好きだからサッカー選手になりたい、SFが好きだから宇宙飛行士になりたい、パンが好きだからパン屋さんになりたい、というのと同じように、ごはんが好きだからお百姓さんになりたい、カブトムシが好きだから木こりになりたい(ちょっとムリヤリか・・・)という子がいたっていいと思うんです。実際いると思うんですが、それでちゃんと生活がなりたてるようにするのが社会の責任。
北杜市は林業に適した地形だそうです。
山の傾斜が少なく、比較的道も整備され重機などが入りやすい。
樹の種類も比較的なんでも育つ気候。
百年後、数百年後。そこまで住民の意識が保てるか・・・。
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2007年8月25日

東井出の秋空

高根のお墓4

久々、お墓風景です。
役場と学校とお墓は一番いいところに建っている、というのが通説だそうですが、ここ高根町東井出のお墓は随一。
通勤途中にあるので、毎日目を奪われています。(田んぼに落ちないようにしなきゃ)
墓地によって墓石の形にもタイプがありますが、ここの墓石は笠付きが多いのが特徴。
別名大名墓ともいう形で、より高級な感じがするものです。
・・・が、遠くから見ると帽子をかぶっているようですね。
みんなが一斉に甲斐駒や富士山を見ている様子がなんだかのどかでほほえましいです。
稲穂もいつのまにかずいぶん黄色くなって垂れ下がりはじめました。
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2007年8月23日

野外のオペラアリア

北杜国際音楽祭のコンサートのひとつにいってきました。
今夜の会場は自然派化粧品のアルソアが持つ野外ステージ。
赤松林をバックにしたシンプルなステージがとても幻想的で素敵でした。アルソア野外コンサート

今日の演目はオペラアリア。
5人のオペラ歌手の人たちが東西の有名なオペラ曲を歌う、というものでした。
5人それぞれの個性がひかって、イタリア語、フランス語、日本語といろんな国の言葉で、いろんな感情の恋心を歌って、いわばオペラのいいとこどり。
今回の音楽祭の芸術監督でもあり作曲家の三木稔さんが北杜市にお住まいだということで、三木先生のお声がけで集まった一流の歌手の皆さんだそうです。
こんなすばらしい演奏が低価格(2000円)で聞けるなんて、しかも少し肌寒いくらいのさわやかな屋外劇場。
いい夜でした〜。
今週末もすばらしいコンサートがいっぱい。ぜひおでかけください。

暑さに対しての考察

猛暑が続いております。
どこぞの内陸の都市で38度だの40度だの。
八ケ岳は涼しくてうらやましーだろー。
・・・なんて言ってられない今日この頃。
お客様によく聞かれる質問。
「夏はエアコン要りますか?」
この返答にはいつも困ります。
涼をとる=エアコンという公式があることが前提になっている質問なのです。
よしずをたてたり、打ち水をしたり、蔓性の植物を窓辺にはわせたり、風鈴をつるしたり、夏野菜を食べたり、こまめに顔を洗ったり、使用してないパソコンを切ったり。それでもだめなら扇風機とか。
いくらでもエアコン以外の方法があるのに、エアコンが唯一の手段のように思われているとは。
要るかどうかなんて個人差でしょう。
せめて「エアコン使ってますか?」程度の質問にしてほしい。
さらに困るのは、勤め先の事務所で実はエアコンを入れているからなのです。
しかもここ数週間一度もスイッチを入れなかった日は少ない・・・。
エアコンをつけるときは窓を全部閉め切ってしまいます。
つまり自分のとこだけ涼しければいいわけ。
これってほんとに独りよがりな発想ですよね。
中を冷やしてる分外に熱風が出て、より暑くなるのに。
ぼーっとする頭でしばし考えてみました。
一日中エアコンをつけているのと、扇風機をつけているのとでどのくらいのエネルギー消費の差がでるんだろう。
たとえばエネルギー消費量をアルコールの量に換算できたとして、一日扇風機で我慢したことで、仮にビール一本分のアルコール量が稼げたとすれば、どちらを選びますか?
私は扇風機とビールかなぁ。
ナンセンスな仮定ですみません。
エアコンがつくたびに(だいたい我慢できずスイッチを入れるのは男性職員です)罪悪感を抱えながら仕事をしていますが、先日東電からチラシが入っていました。
「節電にご協力をお願いします」
新潟県中越沖地震で原発が停止し、電気の供給が難しいとのこと。
私たちがエアコン止めたり、掃除機じゃなくほうきをつかったり、事務機器の電源をこまめに消すことで、原発依存が見直されて新潟の人たちが快適な生活に一歩近づけるんだったらいくらでも協力したいです。
東電さん、ちゃんとコントロールしてくださいね。

2007年8月21日

にわか鉄道ファン

この夏、私はにわか鉄道ファンになりました。
正確にいうと鉄道写真ファンです。
鉄道はもともと好きで、マイレージよりVIEWCARDポイントためてグリーン席や新潟の地酒もらうほうがうれしいし、時刻表も一時期は毎月買っていました。
今回おこがましくも仲間入りさせていただいたのは、鉄道写真撮影です。
発端は小海線・ハイブリッド車両。
先月、営業車両として世界初の、ディーゼルと蓄電池による省エネ車両が小海線で始動。
このニュースを勤め先で発行する情報誌の記事にしようと、取材のため小海線の写真を集めることにしたというわけです。
小海線は鉄道ファン、写真ファンの間で根強い人気。
雄大な山景色と広大な田園を背景に、たった2両のディーゼル車(頭に電線がないからすっきりした姿)が走る風景はまことに絵になります。
でもなんとなくオタクっぽくない?と、休日になるとわらわらと集まってくるカメラマンたちを横目で見過ごしていました。
ごめんなさい。私が間違っていました。
こんなにロマンあふれるシュミを持つ皆さんを尊敬します。
写真は毎月仕事でたくさん撮っているとはいえ、カメラの使い方は素人。
こんな私でもそこそこの絵になってしまうのですから、やっぱり小海線はステキです。
こうみ1 こうみ2 南アルプスをバックにしたハイブリッド車両「こうみ」
今回のお目当てはもちろんハイブリッド車両。
営業開始したといっても全ての線で切り替わったわけではなく、まだ小淵沢発は日に4本です。
朝10時01分。小諸始発の便が小淵沢駅に到着し、すぐ折り返し運転で10時07分に再び野辺山へ向けて出発します。
というわけで10時少し前にある地点で列車がくるのを待機。
上下線あわせて2回のチャンスにかけます。
そのある地点とは、通称「小淵沢の大カーブ」と呼ばれるところ。
実は小海線は小淵沢ではなく、中央本線の西隣の駅・信濃境から発着させる計画だったのを、なんらかの政治的な理由かどうか、急遽小淵沢に変更したという噂があります。
それで、途中まで作っていた線路を小淵沢駅につなげるため、岩久保区のあたりで大きく方向転換したのが現在の形だとか。
そんないきさつの是非はともかく、小淵沢駅から次駅甲斐小泉駅への車窓は実にドラマチックです。居ながらにしてまるでメリーゴーランドのように南アルプス〜八ケ岳をぐるーっと見渡す動画。
今年はそれに加え、水田に大きな稲文字『風林火山』を見ることができます。地元の小学生によって、字の部分だけ穂の色が紫になる別の品種の稲が植えられました。
こうみ3

この稲文字とハイブリッド車両と山の景色を一枚におさめたいと田園を駆け抜け、やっとそれなりのスポットを見つけて列車を待ちました。
天気はまあまあ。雲は多いがかえって夏らしい雰囲気をかもし出し、山の稜線も見えます。
動かざる山の景色に疾きこと風のごとく走り去る列車。
スポットを探す過程と、この一瞬がいいんだろうなぁ。鉄道写真って。
実際に乗り心地も体験してみました。
休日、娘と野辺山まで往復します。
やはり音が少ないかんじ。車椅子でも大丈夫なように入口は低く広くとってあるのも好感がもてます。
窓からは例の稲文字がますますよく見えます。
小淵沢インターのそばを通り過ぎ、森をいくつも抜けて4つめが清里駅。その先はJR最高地点(標高1375m)があり、高原レタス畑の中を抜けて野辺山駅に到着です。
駅舎が「銀河鉄道の夜」のサザンクロス駅を思い出させる、ノスタルジックかつファンタジックなもの。
こうみ4 こうみ5

娘は列車に乗れるだけでむやみにはしゃぐ。
いさめながらも私もわくわく。
大人も子供も幸せになれる、大きな夢をいっぱい乗せた、鉄道の旅。
こうみ6 ハイブリッド車両と従来の車両(風林火山デザイン)
こうみ7 ここから出発、小淵沢駅

2007年8月19日

雷様と太鼓

いなづま

夕刻から稲妻と雷、大粒の雨が少し。
日中の猛暑とうらはらに日が落ちて寒気が上空に流れこみ、山は雷鳴がとどろきました。
夜半過ぎまでいつまでもいつまでも遠くでぴかぴか光っていました。
ちょうど静岡の方面へ行ったのでしょうか。
八ケ岳側から見ると東南の方向に富士山がありますが、それを背後からライトアップするように、暗闇の中富士山のシルエットが一瞬浮かび上がります。
神々しく不気味な夜でした。
カミナリさまといえば、太鼓。
明日(20日)夜8時より、風林火山館で天野宣&阿羅漢が「風林火山館・戦国の夏祭り」イベントの最後を飾ります。
北杜市太鼓保存会の有志メンバーもそのうちの1曲に出演。
北杜市オリジナル曲「相生(そうせい)」作曲:天野宣
「木」「火」「土」「金」「水」宇宙の五元素をそれぞれの楽章のテーマにした組曲です。個性ある町村が集まって北杜市が誕生した・・という意味か。
稲妻のごとくあばれ、余韻も残せるようがんばります。

2007年8月18日

ひまわり!!

ひまわり

おみごと!
お盆期間中に行ってきた「明野サンフラワーフェス」です。
メイン会場のひまわりがまさに見ごろとなりました。
「いま会いにゆきます」のロケ地としても有名なこのひまわり畑。
今年は梅雨が長かったことも映画とダブり、先月の無念もあいまって、感動もひとしおのひととき。
ひまわりって人の顔に似ています。
大きさといい。
小さいのや大きいの、太いのや細いのがあって飽きません。
娘は「ほら、これふとっちょのひまわりだ」というと、「ふとっちょ」に反応してゲラゲラ笑い転げていました。
花が咲いたあとは顔いっぱい(変な表現かな?)に種をつけ、重くて重くて思わずうなだれポーズ。
ウチのひまわりなんぞその重みで根元から倒れてしまいます。
土がよければもっと根をはるんでしょうけど。
種を採取してビールのつまみにでもしようかな。
そういえば明野のあの膨大なひまわりからとれる種はどうするんでしょうか。
市のホームページをちらっと見た限りでは特にこの後どうする、という予告がないようでした。まさか廃棄とか?!
せっかくだから油を絞ってバイオディーゼル燃料にすればいいのにと思いますが。
植えるのはボランティアを募って少ない予算でできても、油の搾取は予算がかかりますからね。
お金がない北杜市ですから・・・さてどうなることでしょう。
しかし、日差しの強さと気温の異常な高まりには30分といられません・・・!
写真だけ撮って早々に退散してきてしまいました。
今月いっぱい見られます。ドラマの主人公気分になれますよ。

2007年8月17日

リゾナーレの石彫刻展

リゾナーレの8月26日までの彫刻展に行って来ました。
回廊では、夏休みらしく家族連れ、カップルがたくさん来ています。
知り合い・・・といっても相手は有名人ですが、石を使った彫刻作品が並んでいます。
じっぽうしゃ

アーティストショップ・フラッシュポイント前と店内にて。
大きいパブリックアート的なものをはじめ、小さなオブジェも展示販売しています。

2007年8月15日

骨まで溶けるような・・祭り本番

西日の差し込む坂道の小淵沢商店街。
練り込み・地囃子のステップはためといて一気に駆け上がる、そんなパワーを意味しています。
練り込み本番1 練り込み本番3

練り込み本番2 練り込み本番4

暑い熱い祭りが終わりました。
華やかな送り火になったでしょうか。