おかみブログ

2009年10月26日

まる一日ものがたりづくし

イベントのお誘い!
小淵沢図書館のイベント「ものがたりフェスティバル」が11月15日(日)に行われます。
ものがたりの世界を丸一日たっぷり楽しんじゃおうというファミリー向けイベント。
トークあり、語りあり、絵本よみきかせ、紙芝居、シアター、落語、民話・・・なんでもありです。
ものがたりシャワー1 ものがたりシャワー2
日時:11月15日(日) 10:00〜15:30
入場料:大人800円 大学生以下500円 乳幼児無料

主なコーナー:
 ①ものがたりライブ 絵本作家さんなど大物3人が順番にトークライブ。
 ②ものがたりシャワー ボランティアによる語り、民話、落語、昔話など。
 ③めいろ、探偵 館内でのあそび
小淵沢生涯学習センター全館を使って、いろんな人がいろんな会場で出演します。
個人的には大ホールでの杉山亮さんの動物競馬トークと、軽運動場(小ホール)での1コマ社祐幸さんの落語が楽しみ。
乳幼児向けの手あそびも、Tazによさそう。
そして、僭越ながら私もものがたりシャワーの1コマをいただき、語りをやります。
えほんブログのハンドル名「まるそ」にて出演。
持ちネタが少ないながらも「古事記」より此花咲耶姫(このはなさくやひめ)と石長姫(いわながひめ)のおはなしを。
富士山の化身とされる此花咲耶姫と、八ヶ岳の化身とされる石長姫。
松谷みよ子さんの「日本の神話」をもとに自分で語り用に脚色しました。
小さい子供にはちょっと理解できない表現や内容があるかもしれませんが、
神話を知ってもらいたいという意味もあるので、あまり簡単すぎないようにしました。
小学中学年くらいならわかるかな。
さて、以前やったときから何年もたって、すっかり忘れてしまっているので少々練習しとこう。
ぜひ丸一日楽しんでください。(もちろん途中参加自由です)

2009年10月25日

里の恵み、森の恵み

夕方家に帰ると玄関先に米袋が!
ブログリンクしてる「たわわ」のmeguさんからの贈り物でした。
6月、Mooと田植え体験に行かせてもらった、女性農家さんです。
なんと5kgも!
たった1、2時間体験させてもらっただけで、まったく戦力になってなかったのに。
こんなにおすそわけいただけるとは、恐縮のきわみです。
でもありがたく頂戴しました。
温暖化で米どころがだんだん北上してきてるという噂。
そのせいかどうかわかりませんが、同じ北杜の武川米にまけず、小淵沢米もなかなかの評判なのです。
いただいたのは無農薬の純粋小淵沢産米です。
さっそく炊いてみました。
ねばりけがあって、甘くておいしい!
いつもは雑穀を混ぜるんですが、今回ばかりは銀シャリにしてみました。
Mooなんかおかずもふりかけもなしで、ごはんだけパクパク。
幸せです。日本人に生まれて、そして小淵沢でMeguさんに会えてよかった。
次の日は久々になじみの珈琲店へ。
マスターが「売るほどあるんだよ」といいながら鹿肉を持たせてくれました。
700gはあります。
血抜きも、しとめてからすぐ現場でしてくれてるので、臭みも少ないとのこと。
とはいってもやはり野生のものですから独特の味があります。
それがおいしいという人もいるけど、今回はなるべく臭みを表に出さない料理をと思い、
シチューとカレーに挑戦します。
久保酒店でご当地赤ワイン「北杜ルージュ」も入手。
八ヶ岳チーズケーキ工房販売のチーズも。
宴会メニューのほうがお金がかかってしまったけど、ぜいたくなひと時になりそうです。
おりしもNHK「スタジオパークからこんにちは」のニュース解説コーナーで
「有害鳥獣をジビエとして地域特産品に」という話がでていたところでした。
ジビエごはん
新米とジビエ。
そしてもうすぐボジョレーの解禁。
なんてすばらしい季節♪

2009年10月22日

秋深まりし 三十三番観音

スパティオ小淵沢の桜並木。
ここの桜は紅葉が早く、少し前から見ごろを迎えています。
この通りに一列に並ぶ観音像。
特にきれいで整ったお顔のお二方に被写体になっていただきました。
スパティオ観音1
スパティオ観音2
スパティオ観音3

2009年10月15日

子供って上昇志向なんだ

Tazが階段をどんどん登っていってしまうので、困ります。
よじ登るようにして器用に、あっというまに2階に到達。
今のところ落ちたことはないけれど、危なっかしくてしょうがない。
「なぜ登るの」「そこに階段があるから」てなかんじで、
理由もなく、ただ登ることが楽しいみたいです。
階段のぼる
一方Moo。
ディズニーの「WALL-E」DVDを借りました。
お掃除ロボットウォーリーは人間が地球を捨てて出て行ってしまった後もたった一人地球に残ってせっせとゴミを片付けています。
「この子、ひとりしかいないの?」
「そう、ひとりぼっちだね」
「じゃあいちばんさいしょにうまれたんだ」
そうかーー!!
ひとりぼっちなのは、最後だからじゃなくて、最初だからなんだ。
すごい。なんて前向きな発想。
きょうだいの場合、下の子が生まれるまでは一人っ子だから、そこからの連想なんでしょうね。
ウォーリーが最後に残された子じゃなくて、史上初の子だったら・・・。
Mooの何気ない一言から、とてつもない時のながれの「始まり」と「終わり」を想像して、
ちょっとぞくぞくしました。
大人たちはいつから「後ろ向き」を知るようになったのでしょう。

2009年10月13日

秋の実さがし

森のようちえん「ピッコロ」で10月24日(土)に収穫祭があります。
ピッコロでつくった石釜パンやおいも、梅ジュースの販売、手作りクラフト体験コーナー、リサイクルなどなど、もりだくさんのコーナーがある、ピッコロのお祭りです。
ピッコロの父兄だけでなく、一般の方でも誰でも入場できます。
ぜひお越しください。→http://www.mori-piccolo.jp/news/
さて、このお祭りはおかあさんたちが企画しました。
みんなで担当をふりわけ、今は各コーナーの準備をすすめているところです。
私はクラフトコーナーになりました。
森からの木の実でオブジェをつくろう、という体験コーナーです。
事前の準備として、森からいろんな木の実を集めてくることになっています。
3連休初日。Mooと近くの森へ行きました。
小淵沢インターからすぐ北へあがった、すずらん池周辺。
クラフト材料-1
この日は台風後の湿った空気が冷却され、ひんやりした一日。
さらに湧水と松林の凛とした雰囲気。
この奥に井詰湧水(いづめゆうすい)という湧水があり、もみの木の巨木がご神木になっています。
クラフト材料-5
歩いているのが気持ちよくて、思わず足元の実を拾うのをわすれてしまいます。
それでもビニール袋2つにいろいろ集めることができました。
すずらん池のすぐそば、天然酵母パンセルクルでお茶。
Mooもすっかり私のお茶の相手ができるようになりました。
クラフト材料-3 クラフト材料-2
集めた実を乾かします。
トトロにでてくるような、いろんなめずらしいどんぐりがほしかったけど、あんまりありませんでした。
でも一応これだけ集まりました。
クラフト材料-4
赤い実はカマツカ。ウチにもあるのですぐわかりました。
リースに赤い実があるとアクセントになってきれい。
クラフトコーナーではこういうのをつかって、台にぺたぺた張り付け、オリジナルオブジェをつくります。
24日、ぜひご家族でお越しください。

2009年10月12日

陶芸+絵画二人展

斎藤由妃子さん(陶芸)&神保隆さん(絵)の二人展が始まってます。
おなじみ、八ヶ岳クラフト作家ネットワークおらんうーたんの拠点、ロッジ詩游館内ギャラリー。
room5-1.jpg
今年ですでに5回目のこの二人のコラボ。
今回は「ヨーロッパの古い教会の壁」をイメージするというモノトーンの世界でした。
斎藤さんの作品は恐竜の卵モドキのオブジェといい、どこかプリミティブな印象でしたが、
今回神保さんの絵とあわせると一気に中世に進んだ、という感じです。
キャンバスに漆喰みたいにぺたぺたと凹凸をつけ、直線や(神保さんお得意の)弧を描いただけのシンプル絵画。
そこに斎藤さんの陶棒をくっつけてあります。
大きさと配置と模様で、私はこれ(写真左)がお気に入り。ほし〜い。
room5-2.jpg 42,000円。
Mooはこちらに見入っていました。
room5-3.jpg
シャレが効いてますね。「正体不明のタマゴの標本」だそうです。
「これ、セルクルさんにもあるよ。タマゴ」とMoo。
「ウチにも割れたタマゴあるよね」
よしよし。よく見ている。
18日まで開催中。

2009年10月10日

NHKのまわしものに・・・

いつもにもまして、ブログ更新が滞っております・・・
言い訳としては、10月からNHKの番組モニターを始めたこと。
放送局のモニターは初めての経験です。
今年のはじめぐらいにテレビで募集していたのを見て、応募。
我が家はほとんど一日中NHKがついている、地方ならではの生活ですから、特に苦にもならないと思い、たまたま一言言いたかったNHKスペシャル「病の起源」について書いたら採用になりました。
モニターはNHKから決められた番組、全国版と地方版あわせて月12本以上を見て、それぞれ感想を書くものです。
細かい項目についてプラスorマイナス評価をつけ、そのうちの3項目について自由記述100字以上。
さらに項目にとらわれない自由記述400字以内。
全体として1番組につき1000字近い感想文を書くのです。
ちょっとした手間です。
でも公表されるわけではないし、文章の推敲もそれほどいらないので、思うまま自由に書きなぐっています。
このモニター業務を通じて知った番組もありました。
「すイエんサー」
これ、はまります。
日常の、ちょっとしたギモン(しかもかなりどうでもよさそうなばかばかしいこと)を科学の目で徹底分析。
最新放送では、にらめっこに勝てる究極のメカニズムを表情筋と対人心理から解明。
これさえ知ればあなたもにらめっこに勝てる!というわけ。
しかもこのテーマで2週持たせるんです。
火曜日の19:25〜のお茶の間ゴールデンタイム。
すいえんさーって何語?
沖縄の体にいい食べ物?
と思っていたアナタ!(いないか)
たぶん「サイエンス」のひっくりかえし、だと思われます。
ぜひどうぞ?!
(すっかりNHKまわしもん)

2009年10月1日

信仰のもとで送る

今日、知り合いのご主人がなくなり、葬送式に行きました。
享年76歳。
奥様と2人のお子さん、それぞれのお孫さん、そしてご友人多数に見送られた、穏やかなキリスト教式の葬儀でした。
式はご夫婦でいつも通っていた教会で行われました。
娘さんが奏楽、ご友人が聖歌隊、遺族あいさつを息子さんが、それぞれ立派に勤められました。
そして奥様は穏やかな顔で、献花に来た列席者一人一人の手をとり、あいさつをされていました。
葬儀というものは、宗教色が出ることが多いものです。
最近は形式ばかりの仏式を敬遠し、無宗教で行ったりすることも出てきましたが、
仏式にしろ神式、キリスト教式にしろ、心のよりどころとして何かの教えに基づいて行われる葬儀というのは、とても気持ちが穏やかになるものです。
一人の人間の死、それはとても重くて、人間一人で受け止めきれるには大きすぎる出来事。
他の家族友人がいるから一人じゃない、ということもできますが、
神仏は関係者すべてを抱きかかえ、癒してくれる力があるのではないでしょうか。
そして、一番近しい者同士で同じ教えに帰依していることは、とても幸せなことだと思いました。
今日は私の好きな、シベリウスの「フィンランディア」を原曲とした「やすかれ、わがこころよ」の合唱もあり、その賛美歌のとおりやすらかな故人のお顔を拝見することもできました。
愛するものとの別れを受け止めるための、生前からの接し方について描いた絵本のレビューをしてみました。
むうた♪えほんの部屋