おかみブログ

2009年12月31日

大晦日のお天気

ラジオを聞いていたら高知でも雪とのこと。
土佐も寒いお正月になりそうですね。
おおみそか おおみそか2 おおみそか3
よいお年を。小淵沢より。

2009年12月30日

つながってる。そして年明けもよろしく

あっっ!というまに1年が過ぎてしまいました。
文字通り、過ぎてしまったという1年。
産休でゆっくりしていたはずなのに、かえって何もしないうちに終わってしまったような。
ただ子どもだけは1才を過ぎ、成長が顕著にわかります。
この子がこれだけすくすく育ったんだから、ある意味大仕事した、ってことで世間様には許してもらおう。
石屋としては、いろいろしかけていたことが、後半になってやっと方向がぼんやり見えてきたかんじ。
地域の中で、石屋業界で、そして個人のやりたいこと。
来年しかけを実行にうつしていきたいところです。
私が土日祝日も動けたので、ことしは外部イベントにも参加しました。
キムラ工房さんの感謝祭とか。
来年も地域貢献にもなる出張イベントはできる限り参加したいです。
絵本に傾倒した1年でした。
上の子Mooが絵本大好きになってくれ、読み聞かせると同時にほぼ覚えてしまう様子を見るのが楽しくて、
図書館で借りまくったり、本屋さんで吟味する時間が増えたり。
春から夏はほぼ毎週図書館にでかけ、お話会の常連になっていました。
子どもへのプレゼントも8割がた絵本、というしまつ。
そんなことで親子の記録がてら絵本ブログも立ち上げ、ついでにアフィリエイトにも入りました。
ブログに感想を書いていると、どうしても心理学的な分析モドキがしたくなるのは悪い癖ですが、
完全にシュミの世界ですから、勘弁してください。
絵本つながり。
小淵沢の「ものがたりフェスティバル」という親子向けのイベントへの出演にもお声がけいただき、緊張したものの楽しい時間をすごすことができました。
このイベントの2週間ほど前、トークつながり。
こぶちさわ音楽祭」の司会をやらせていただきました。
司会も語りも素人ですが、学生時代の放送部で叩き込まれた発声と発音が少しは役に立ったカナ、というところです。
学生時代何かに打ち込むのって、あとから芽が出てきたりするものなのですね。
音楽つながり。
学生時代といえば、中学・高校と吹奏楽部でフルートを担当していましたが、
今入っている町民和太鼓グループ「淵の音太鼓」では篠笛を始めることのお許しがでました。
淵の音太鼓の持ち曲の中でも一番ポピュラーでウケのよい「淵駒」という曲は、篠笛のソロがあります。
これがまた、すばらしい曲で、これがちゃんと吹けるようになって、太鼓と一体になることが当面の目標です。
去年2度舞台で吹かせていただいていましたが、デビューの出来は惨憺たるもの。
本番のこわさも身にしみた経験でした。
今年は夏祭りで吹きました。・・・まあまあ、だったかな。
理想には程遠いです。
さて、来年早々のイベントのお知らせです。
1月1日・元旦 太鼓演奏
 11時半頃  スパティオ小淵沢
 13時半頃  八ヶ岳リゾートアウトレット
毎年恒例の出演ですが、来年は新しいメンバー1人を加えての演奏になります。
2年近くの修行を終えて新春初打ちでデビュー。
同じ曲でも各パートの演奏者や編成が違うと微妙に違う曲調になるもので、
今年はどんなハーモニーを披露できるか、楽しみです。
1月11日・成人の日 福引大会で石臼餅つき
餅つきちらし
小淵沢商店街とポイントカード(すずらんカード)加盟店共同で行う、恒例の新春福引大会。
来年は場所を広い本町公民館に変えて、行います。
町内のパン屋さんや珈琲豆やさんなどもブース出店予定。
そのイベントに石臼を持ち込み、つきたてのお餅を振舞う、という試みを石屋として参加することになりました。
年末に急遽思い立って、新年会がてら石屋の店頭で行うべく準備をしている最中、「せっかくだから、商店街イベントに参加しては?」というお声がけをいただき、喜んで変更しました。
飛び入りの参加になりますが、場を盛り上げることができればいいなと思います。
こちらが行動をおこせば、いろいろつながりが生まれてくる。
そんなことを実感した一年でした。
来年もよろしくお願いします。

2009年12月28日

野辺山〜清里、高原の石

寒さは北海道旭川に匹敵すると住人にすら言わしめる、信州野辺山高原。
JRの最高標高地点、国立天文台、高原野菜畑。
今日は10時の約束でその野辺山に行くことになっていましたが、
朝ハタと重大なことに気がつきました。
「まだ、タイヤを換えていない!」
さあ、大変です。
何しろこのへんが雨でも野辺山はブリザードだったりするようなところですから、
タイヤがノーマルなのは命にかかわります。
あわてて夫に交換してもらいました。
ところが、数日続いたぽかぽか日和は野辺山も同様だったらしく、
道はカラカラ、おひさまキラキラ。
氷も雪もほとんど見られず、ノーマルでも楽勝だったかもしれない状態でした。
ということで、仕事の後は小春日和の野辺山と、その帰りに清里をめぐりました。
野辺山電波観測所の隣にある南牧村農村文化情報交流館(通称ベジタボールウィズ)。
なにやら等間隔にすえられた岩が。
ベジタ1
ロケット戦闘機の操縦訓練をこの地でした記念とか。
ロケットを模した石彫刻。
ベジタ2
となりに碑もありました。
ベジタ3
いかにも野辺山らしい八ヶ岳の風景と、最高標高地点に胸躍らせ。
野辺山-最高地1
堪能したところで清里へ下ります。
ちょっと下りただけなのに、さすがに野辺山とは空気がちがう。
清里でも小淵沢から比べれば別世界のはずなのですが、それでも今日は暖かく感じるほどの陽気。
清里-萌木の村1
このファンタジックな世界が萌木の村を象徴。
お昼は有名なオールドエイジで。
清里-オールドエイジ7
清里-オールドエイジ6
おひとりさまだから入れる、イイお値段。その分味もサービスも一流です。
家族で来たら大変。
清里-オールドエイジ1
清里-オールドエイジ4
このお店は外壁一面に大谷石を貼ってあります。
OLD AGEの名にふさわしく、格調高い雰囲気は、この石建築にあるのでしょう。
石全般の特徴でもある断熱効果が高いことから、産地では蔵にもよく使われています。
寒い清里で家の中の快適さを守ってくれそう。
また大谷石は密度の粗い凝灰岩なので、石でありながら重苦しくないのも、建築に向くゆえんです。
私の座った席は増築したサンルームで、もともと外壁だった大谷石壁がそのまま内壁になっていました。
レトロな照明器具や額縁の似合うこと。
清里-オールドエイジ5 清里-オールドエイジ8
清里駅前再開発工事も済み、駅前に石積の空間ができていました。
夏には池か噴水になるのかな?
鉄平石らしきものを使用。
清里-駅前
清里駅の西側、小海線線路を超え、キープ協会へ上っていく入口に
石積み灯篭が左右に2体立っています。
八ヶ岳の地石を乱形に割って積んだもので、40〜50年経っていそうな古いものですが、
今では逆になかなかできる人もいないだろうなと思わせる堂々とした建造物です。
石肌もいい感じの風合いになっています。
キープの石積みは昔うちの先々代が手がけたものだそうですから、
もしかしたらこれもそうかもしれません。
清里-キープ入口 清里-キープ入口2 後ろから撮影。金峰山を望む。
最後に、初冬の野辺山風景。
野辺山-最高地2

2009年12月26日

ちょっともらいすぎでしょ〜

クリスマスも過ぎ、いよいよ年末・お正月モード。
大人は年末、ただただ忙しくて、ゆっくり味わっている暇もなかったけれど、
昔はクリスマスといえば、静かに音楽を聴いてすごしたものでした。
大学がミッション系だったこともあって、派手なロック調のポップスより、聖歌のほうが好きです。
初の就職先はクリスマス・年末商戦の忙しい企業、その後もなんだかこの時期は忙しく、
石屋にきてからはキリスト教のお祭り、と片付けられてきました。
さて、今年も結局イベントらしいイベントはなかった我が家。
それでもプレゼントくらいは子どもに用意してあげようと、気を配ります。
幸い、まだ「これがほしい」という具体的かつ強烈なリクエストはなく、
なんとなく普段ほしがってそうなものを与える感じになりました。
しかし、この時期はいろんな人が子どもにプレゼントしたがるときで。
結局集まったプレゼントはこんなになりました。
クリスマスプレゼント
ついでだからこの写真には私がもらったものも入れちゃいました。(炭グッズやボアスリッパ)
父親から絵本、母親から食器、ばーばから本やぬいぐるみ、保育園からおもちゃやおかし。
サンタさんはプーさんのスリッパをくれました。
どうやら、一応リクエストを事前調査しただけあって、これが一番のお気に入りらしいです。
集めてみるとあらためて圧巻で、楽しいです。
しかし・・・ちょっともらいすぎでしょ〜。
いかにたくさんいろんなものをもらったかがわかります。
大事に・・・してくれるといいなぁ。
クリスマスプレゼント2

2009年12月24日

うぐいすの声・・・

雇用保険でカバーしてくれる産休期間が明け、1才を過ぎたTazも慣らし保育期間を過ぎ、
いよいよ仕事再開モード・・・。
とはいっても当分フルタイムでは戻らず、雑誌編集の請負仕事と石屋の手伝いの二足わらじでのスタイルです。
9時過ぎに保育園の送りから帰ってきて、4時にはお迎え。
昼食や片づけをのぞくと正味5時間の労働時間。
締め切り前はそれではとても間に合わないので、深夜に集中したりすることもしばしば。
というわけで、2〜3週目はまったく余裕がない。
気が付いたら先週1週間のブログ更新が手付かずでした〜。
10日ほど前のネタですが、宅建主任者資格更新のための講習に行ったときのこと。
午後の部で、裁判事例に基づく講義があったのですが、
その弁護士の先生のコメントが最高でした。
都会のマンションで隣人が迷惑行為をして他の住人が出て行ってしまったことについて、大家は損害賠償を請求できるか、というような事例を話していたときのこと。
「やっぱりねー。人が多く住んでいればいろいろもめごともありますよ。
昔からね、こういう言葉があるんです」
といって紹介してくれたのが
うぐいすの 声を聞こうと思ったら 酒屋に三里 豆腐屋に五里
うぐいすの声が聞けるくらい静かでのんびりした生活を送れる場所は、酒屋に3里離れ、豆腐屋に行くに5里歩くような辺鄙なところだ、という意味だそうです。
つまり田舎暮らし。
利便性をとるか、心の豊かさをとるか。
究極の選択ですが、いいたとえですね。
こんな詩的なことばを、まさか主任者講習会で聞けるとは思いませんでした。
いや、いっぺんで目が覚めました!

2009年12月8日

下黒沢の石仏群

高根町下黒沢の畑の一角にある小さなお墓と仏像群。
下黒沢-2
みんなで一斉に南アルプスを見ています。
まったく有名でもなんでもない石像群なのですが、
畑をしながら毎日拝んでいたんだろう(今でも拝んでいるんだろう)と確信できるようです。
下黒沢-1
それにしても古い石の仏さまはいいお顔をしている。
素朴でやさしい。
下黒沢-3 下黒沢-4

2009年12月7日

緑の屋根の「葉凪」

大泉に新しくできたレストラン「葉凪(はな)」に行って来ました。
いろんな人から噂を聞くので、期待は募ります。
看板周りに石を使用。
オレンジの錆び色の石。石屋の常識を覆す積み方&並べ方で面白い。
葉凪-1
外観がかわいい。
緑の屋根に真っ白の壁。
手前の雑貨屋さん(近日オープン予定だとか)と奥のレストランの2棟が同じ造りなのも強い印象を残す要因。
この建物どこかで見たことある、と思いませんか。
「赤毛のアン」のグリーンゲイブルズってこんな感じなんじゃないかなぁ。
葉凪-2
・・・と思いながら入店すると・・・
葉凪-3
『AKAGE NO ANNE HOUSE』、つまり『赤毛のアンの家』認定書が。やっぱり!!
トイレに額入りで飾ってありました。
そんな認定があるんだ。
北米の輸入住宅メーカー・メープルホームズの製品なのですって。
これは日本人が好きそうだ。
私は飲食店を見るとき、トイレに着目します。
トイレの飾り方でそのお店のセンスが凝縮されていると思うからです。
葉凪-4
大好きなカントリー調。
水栓器具ひとつとっても妥協がないかんじ。
ダイニングスペースは大きく分けて3つ。
高い吹き抜けの厨房に接したメインスペースと、奥の個室風スペース、開放的なテラス席です。
テラス席はワンちゃんづれもOKのようです。
建物が風除けになってくれ、日当たりよく山の眺めもよいので、冬でも利用者続出。
葉凪-5
ランチメニューは7、8種類。
意外にも中華風の蒸し器に入れたお肉メインの定食。
飯椀は大きめ、サラダバー(レタスと他2品)も盛り放題。
常々、八ヶ岳のちょっとしゃれたお店は量が少ないと思っているので、
ご飯とレタスくらいケチらずに出す、このお店の姿勢は大変好印象です。
葉凪-7 葉凪-6
夜は一品料理や多種のお酒が中心となります。
また行ってみたいけど、人気がありすぎてしばしば満席になるとか。
ランチですんなり入れたのもラッキーだったみたいです。

2009年12月3日

畑のクリスマスツリー

道を歩いていたらよそのお宅の畑の中できらきら光るものが。
ツリー1
のびすぎたレタスです。
あまりにもおちゃめ。そしてウィットにとんでいます。
ここまでのびちゃったらもうあまり食べてもおいしくない。
だからいっそ遊んでしまえ。
という畑オーナーのお考えでしょうか。
それともはじめからこの時期にかざりつけをしようと、せっせと育てていたのでしょうか。
八ヶ岳もすっかり冬空。
畑も冬の準備です。
ツリー2

2009年12月2日

石小物、出張撮影

石のこものたちを素敵に撮影してあげたいと思って、お友だちのお店をお借りすることになりました。
和風の写真は小淵沢・泉園さん。
築百年以上の3階建の古民家を民宿として開放しています。
床の間や建具ひとつひとつに歴史が感じられます。
日本庭園もすばらしい。
石の灯篭やつくばいがいい感じに苔むして、常緑や落葉の庭木がお互いになじみあって、一体感のあるわびさびの庭をつくりあげています。
貸しギャラリーとしても利用されていて、陶芸はじめ、染物、ガラス、木工、あらゆるクラフト作品の展示にぴったりです。
石小物撮影-泉園建物 風格ある母屋。
石小物撮影-泉園撮影風景 撮影風景。
石小物撮影-家紋2 石小物撮影-かめ2 
石小物撮影-花器1 石小物撮影-時計2 石小物撮影-家紋3
洋風の写真は長坂・翡翠さん。
コーヒー専門の喫茶店で、どっしりした丸太と無垢の板材をふんだんにつかった建物。
薪ストーブがさらに雰囲気を盛り上げます。
カップはそんな木の空間にぴったりする土色の陶器。
よけいな装飾がなく、コーヒーや小物をひきたててくれます。
石小物撮影-翡翠建物 石小物撮影-時計1
石小物撮影-石臼1 石小物撮影-welcome1
おまけ。
自宅の庭。
石のきのこがさりげなく、でもおもしろくはえている様子が撮れたかなー。
石小物撮影-キノコ

2009年12月1日

シュトーレンの季節

あたたかい小春日和です。
これで12月?
12月といえばシュトーレン。
この季節あちこちのパン屋さんやお菓子屋さんでそのお店ならではのシュトーレンをみるのが楽しみです。
3年前は数軒のシュトーレンを買い比べ、実に楽しい思いをしました。
今年もすでに2軒のを買ってしまいました。
コーヒーといっしょにいただくと幸せ〜。
シュトーレンは生まれたばかりのキリストをイメージしているとのこと。
まぶされた粉砂糖はおくるみのイメージだそうです。
シュトーレン1 シュトーレン2
こちらは長坂のフェアリーさんのもの。
1600円、とシュトーレンにしては求めやすい価格で、軽い口当たり、かわいらしい甘みが特徴です。
甘ったるいのが苦手で、どっしりとしたタイプがお好きなら、小淵沢のセルクルさん。
パンと同様、酸味のきいた天然酵母の味がワインにもよくあいます。
シュトーレン3