おかみブログ

2011年3月31日

ブログ5周年

2006年3月の自分の誕生日にあわせて始めたこのブログ。
もう5周年になりました。
5周年を迎える3月、世界を揺るがす大事件がおこりました。
それから1カ月。
ツイッターもボチボチ運用しはじめ、ブログを見て久しぶりに連絡してくれた人もいたり、
あらためて情報発信の場の役割を感じています。
日々、小さな発見をしながら、一日一日を大切に過ごしていければと思います。

2011年3月27日

早春の山

ここ2、3日くもりがちな日が続いていましたが、今日はくっきり晴れ。
山がはっきり見える様子は冬のようですが、
春は着実に来ています。
今日は近所に配りものに出かけました。
来年度から隣組(いわゆる町内会の各班)の組長の回り番です。
ウチを除いて11軒。
たいした距離ではないのですが、
都会と違って太い道沿いのすぐ道路ぎわにポストがあるわけではないのが、
慣れないと面倒。
なかには家の中の玄関や縁側に置いてきたほうがいいお宅もあったりして。
田舎のわりには密集している地区ですが、それでも隣の家に行くのに森の中や畑の間を通ったりします。
いい散歩道です。
早春の山2 ←八ヶ岳
早春の山1 ←南アルプス

2011年3月25日

被災地にいるおともだちへ

被災地に本を送ろうという活動に参加しようと思い、
Mooと絵本を選ぶことにしました。
義援金ではなく、現物の本を送るときに一番大切なのは、
「読んでもらいたい」という気持ちだと思います。
廃品回収ではないのだから、ぼろぼろだったり、おもしろくない本だったりするものはかえって迷惑です。
もちろん、Aさんにとっておもしろくない本でもBさんにとってはおもしろいかもしれない。
そのあたりはせめぎあいです。
我が家で要らない本といえば、毎月配本されてきた「●●何月号」というようなムック的なものです。
これは自分の思いいれが低い。
内容もたいして濃いものもない。
こういうものは毎月自分あてに来るから楽しみなのであって、じっぱひとからげ的に送られても、どうかな、と首を傾げてしまいます。
第一いかにも廃品回収的で心がこもってない。
もしかしたらそれなりに喜んでくれるかもしれないけど、一応こういうものははずしました。
こういうものは、版元や販売店の役目で、それこそ企業ボランティアの一環としてどさっと新品を送ってあげればいい。
Mooがもう読まなくなった本でも、TazやKuhに読んであげたい本も多いのですが、
そこはすっぱり自分も身を切る思いで、エイヤっと手放してしまおう。
「あなたがおもしろいと思ったもので、もうあげてもいい、と思うものを選ぼうか」
Mooが選んできたのは
「すてきなあまやどり」でした。

「どうしてこれを送ってあげようと思ったの?」
「だっておもしろいじゃん。」
「どこがおもしろかった?」
「ぶたちゃん、ちゃんとあまやどりできたのに、びしょぬれなの」
「おもしろいけど、あげちゃっていいの?」
「うん、もういっぱいよんだから」
マザーグースのかぞえうたのようなナンセンスなおもしろさの裏に、
ブタとヤギの友情、生活感が感じられる、
ちょっとファンタジックな数の本。
パステル調の絵もあたたかみがあります。

2011年3月24日

被災地に絵本を送ろう

小淵沢在住の絵本作家・杉山亮さんが被災地に絵本を送る活動を始めています。
詳しくは杉山さんのHPで。
3/18、19の記事で詳しく書いていらっしゃいます。
送り先は杉山さんのご自宅(ここではあえて住所は出しません。杉山さんのHPをみてください)
または私(私を知ってる人なら受け付けられます)
または小淵沢図書館(杉山さんと連絡をとってくれると思います)
3/19の記載のところで
人は役に立つものだけでは
長続きしません。
本来、花を飾ったり、絵を描いたり
歌を歌ったりする変な動物です。
でも、そういう変だけど好きなことをする中で
自分の尊厳を保っていくわけで
それができないととてもつらいです。

というところで、泣きそうになりました。
ヒトは変な動物。
杉山さんらしいジョークまじりの、でも切実な思いでした。
杉山さんのHPを見る前にママ友からこの活動を聞いて、
すぐに賛同し、即効、森のようちえんピッコロのママたちに声をかけました。
「廃品回収ではないから、「これはぜひ被災地のこどもたちに読んでもらいたい」と思う本を、1家庭1冊でいいですから持ってきてください。できる方だけでもいいです。」
私自身よくわかってなかった活動の呼びかけに、ピッコロママたちは無条件で応えてくれました。
意識の高い人たちです。
呼びかけの次の日がピッコロの卒園式だったのですが、
そこですでに20冊以上の本が集まりました。
再生復興に必要なのは人間の尊厳だと思います。
尊厳があるから文化的な生活がしたくなる、文化的な生活のために水や食料、燃料が必要、
そして希望のある心です。
今回原発事故の恐ろしさを見て、「やっぱり原発はダメだ」「ほら、みたことか」という人も多いです。
でもより文化的な生活を望み続けた人間集合体の飽くなき欲求が
危険と隣り合わせの装置を生み出したことは、
受け入れなくてはいけない事実だと思います。
どこで欲求と折り合いをつけるのか。
ここまででいいや、と成長(=破壊?)をストップさせる勇気と判断力は、私にはありません。
なにをすればいいのかわからないけど、
絵本を読む行為は少なくとも知的欲求部分の満足度はあがるはずです。

2011年3月21日

雨雲もふきとばし

未明からすごい雨。
ウチはガルバリウム鋼板屋根だからか、雨音が「バラバラバラーー!」と、ひときわ強いです。
こんなお天気で、バザーにお客さん来てくれるのでしょうか。
雨は別の意味で心配です。
連日報道されている原発事故。
山梨まで放射能の雨が来るとは、公の報道を見る限りでは考えにくいですが、慎重な人は外出を控えます。
実際首都圏では通常以上の放射線数値が検出され、西のほうへ逃げてくる人も多いとか。
という心配をよそに、オープン前から知り合いのご夫婦が来てくれました。
別のブログで紹介されていたのを見てくれたとのこと。
その後も続々とお客様来店。
知り合いや出品者の口コミだけで、これだけの集客。
みなさんの被災地への大きな愛を感じます。
あいにくの天気や計画停電、さらにテレビからの痛ましい報道。
元気を出さなきゃいけない私たちまで盛り下がりがちな日々でしたが、
イベントをやったおかげで気持ちもひとつに、元気をだすことができました。
大勢の人の節電の効果もあってか、今日の計画停電はなし、とのお知らせもありました。
バザー1
売上は46,965円!
「上できじゃない?!」
このお金は全額「赤い羽根」に寄付します。

いよいよ明日!充実しなぞろえ

バザーはいよいよ明日にせまりました。
今日は什器準備と品だしにあけくれました。
石板を台にして簡易ローテーブル。
品物も続々と集まってきます。
午後は出品者のメグちゃんとアサコちゃんが手伝いに来てくれました。
レディース、こども服、メンズ、靴などがたくさん一気に集まりました。
未使用やきれいなもの多数!
値札や陳列もセンスよく、おかげさまですっかりお店らしくなりました。
目的が目的なので、みんな一致団結。
これ、一日で終わっちゃうの、もったいないなぁ。
手作り食べ物は明日、開催直前にお持ちくださる方がほとんどですが、
スコーン50個、どら焼き20個、カップケーキ30個、とものすごい量を作ってくれる予定の人がいて、他にもパンやおかしを持ってきてくれる人がいて、とっても充実しています。
あまりの品揃えのよさに、ゾクゾクとふるえがきます。
ほとんどがUSEDなので100円単位の値つけですが、それでも全部売れたらすごい額の義援金になりますね。
ほんとうにありがたいです。
少しでもたくさんの気持ちを届けたいです。
 
フリマ2 フリマ1
フリマ4 フリマ3
ワンスマイル100円?!

2011年3月19日

みやぎへ・・・祈り

心配していた宮城の石彫刻家のご家族、ご無事でした。
よかった!
内陸のほうだから大丈夫だとは信じていましたが、昨日ブログが更新されてました。
たくわえの野菜を食べながら、川で洗濯、発電機のガソリンを節約しながら、いつ復旧するかもわからない停電に5日間耐えていらっしゃいました。
そしてもう制作も始められていました。
直接の被災地ではないから平気、と力強い言葉。
スーパーには食料はほとんどないけど、畑には大根があるからしばらくは大丈夫!ともおっしゃっていました。
地に根をおろすってどれだけ大切なことか。
当店でもこの人の彫刻を買えます。
かわいい石のおじぞうさまや道祖神さま。
にっこりと微笑みながら手をあわせているその姿は、こころ豊かな日本への祈りです。
石んこ1
石んこ2

2011年3月17日

暗闇の中で

21日開催予定のチャリティバザー、八ヶ岳ジャーナルウェブ版やふるさと情報館ブログでも取り上げていただきました。
カフェピアニッシモさんはプロらしい手作りクッキーを提供してくださいました。
他にも「出品するよ!行くよ!」と言ってくれてる友人多数。
少しでも多くのパワーと気持ちが被災地に届きますように。
今日、初めての計画停電が実施されました。
暗くなってからの6時半頃から9時まで。
たった2時間でしたが、暗闇の中、携帯蛍光灯とランプの光の中で夕食を食べました。
めずらしく夫も時間通りに帰ってきて、家族そろっての夕食。
子どもたちはめずらしいのでお父さんに甘えまくっていましたが、
地震や停電のことはいまいちわかっていないようです。
暗いのも普通に受け止めて、ふざけたりわらったりけんかしたり、いつもどおりすごしていました。
停電ごはん
私のほうが正直、非常事態に緊張していました。
ランプの光の中で、灯油ストーブひとつで肌寒い中、少し冷めてきたご飯を電子レンジで温めることもできず。
いつもと勝手が違うことだけで、こんなにも不安になるものなんだ。
でもMooとあやとりやったり、ストーブのそばで絵本を読み聞かせたりしているうちに、
いかにこういう時間を普段とれてないかを実感したのでした。
2時間半の停電。
終わってみればあっというま、ぜんぜんたいしたことじゃない。
被災地の苦労に比べればなんでもないです。

2011年3月14日

チャリティバザーのお知らせ

「石屋さんでころころリサイクル」転じて「東北関東大震災チャリティバザー」
3月21日に石屋でフリーマーケットを予定していましたが、
この売上を全額東北関東大震災の被災地への募金にしたいと思います。
集まったお金は郵便振替にて「中央共同募金会(赤い羽根共同募金)」に送ります。
ぜひお店をのぞいてみてください。そして活用できそうなものがあればどしどしご購入ください。
出品を検討していただいていた方につきましては、手元にお金は入りませんが、どうか趣旨にご賛同いただき、それでもやっぱり出品していただきたいと思います。
また、石屋の店頭の商品(石小物やパワーストーンブレスレットなど)についても、この日は上代の2割(!)を募金にまわします。
ぜひ皆様のあたたかいご支援をお願いします。
日時:3月21日(月・祝) 10:00〜15:00
場所:石あるく(伊藤石材工業事務所内) 小淵沢支所から線路を越えてすぐ左の建物です。今、橋の工事中でちょっとわかりにくくなっています。
とても小さなことですが、できることからはじめたいです。
小石も積み上げれば山となる。
東北地方は良質の石材が採れる地域も多いです。
宮城には高級白御影の吾妻みかげ、磐梯みかげ、上品な濃いグレーの安山岩伊達冠石など。
茨城には採石量も豊富で親しみのある稲田石、真壁石など。
福島には青葉御影や浮金石など。
上記は私も問屋さんや石材小売店さんに実際に見せていただいて、いいなと思ったものです。
産地は山のほうに多いので、今回の津波の被害は直接ないかもしれませんが、
地盤がゆるんだりしていることも考えられるし、
その業種に携わる人のライフラインも心配されます。
すべての地域・業種が一日も早く復興してほしいのですが、
とりわけ石屋としては、日本の銘石の無事を祈りたいです。

2011年3月13日

被災地にほんのちょっとでもヘルプを

11日午後に起きた地震は、小淵沢でも大きく横揺れしました。
揺れの時間は1分程度だったと思いますが、とても長く感じました。
その後1晩停電。
オール電化で、調理器も給湯も電気に頼っている我が家では、灯油ストーブをもう1つ出したり、懐中電灯やろうそくを出したりしてしのぎましたが、電話も使えず不安な夜をすごしました。
停電1 停電2 停電4 停電3
神戸の震災のときも家族と連絡がとれず、家族は3週間ライフラインがストップしたとか、ピアノが庭に落ちたとか、あとからそんな話を聞きました。
命に別状はなかっただけでも幸運だったかもしれません。
被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
宮城県川崎町の友人で、かわいい石のお地蔵様を彫っている石彫刻家のご家族がいます。
彼らの安否が心配です。
友人や保育園、ようちえん関係からいろんなチェーンメールが回ってきています。
原発に関することとか、また大きな地震がくるとか・・・
チェーンメールを回すことで、事の真意がはっきりしないかもしれないのにいたずらに不安をあおるようなことになってはいけないので、私の中で取捨選択して、基本的には回さないようにしてます。
その中で、直接の町内の友人で、特に害もないし、確かに極力気をつけたほうがいいと思われるものがありましたので、お知らせします。
■お願い■
関西電力で働いている友達からのお願いなのですが、本日18時以降関東の電気の備蓄が底をつくらしく、中部電力や関西電力からも送電を行うらしいです。
1人が少しの節電をするだけで、関東の方の携帯が充電を出来て情報 を得たり、病院 にいる方が医療機器を使えるようになり救われます
こんなことくらいしか被害の影響なかった地域に住む我々には出来ないです…
あらためて、日本赤十字から皆さんにお願いです。
被災地他、全国で血液製剤の不足が予測されます。
献血できる人は献血ルームへ行って下さい
海外から輸入する血液製剤はエイズの恐れがあります。日本人の血液が欲しいのです。
是非献血に行ける方は行っていただきたいです。タダでコーヒー、ココアが飲めます。