おかみブログ

2012年6月21日

「南無釈迦牟尼佛」に込めた想い

次の「ころころ通信」の取材のため、甲府のお客様のところへ行ってきました。
甲府在住の方で、墓地も甲府。
八ヶ岳周辺が圧倒的な施工エリアの最近のウチの仕事としてはめずらしいことです。
しかも、この方はわざわざいろいろ調べて、甲府の業者さんではなく、当店を指定して来てくれた人。
そのわけは建て方のこだわりにありました。
奥さんが亡くなって1周忌を迎えるにあたり、墓石の開眼をめざしたKさん。
建てるにあたっては、宗派の教義に沿ったお墓を研究なさいました。
調べているときに娘さんとネットでみつけたのが「仏教墓塔研究会」。
仏教の各宗派の教義を正しく習得し、それに沿った形での墓塔の建立を考える研究会で、
福原堂礎さんが主催をしています。
あやしい宗教団体でも占い系の墓相屋でもなく、宗教学を通して本来のお墓の意味を考えるという、至極まじめな会です。
毎年1月頃、石材店や寺院向けの研修会が開かれていて、ウチの夫も数回(毎回はちょっと金銭的余裕がないので・・・)参加しました。
やたら飲むだけの名目上の研修会ではなく、朝から晩までずーっと講義やお寺の見学があって、へとへとになるそうです。
そんな研究会のことを知り共感されたKさんは、本来の意味をきちんと表したお墓を建てたいと希望されました。
さぞ、以前から研究熱心で、読書家で、(もしかしたらちょっと気難しいのかしら・・・)と想像していたのとはまるっきり違う、ほんわかと癒し系のタクシー運転手さん。
なくなった奥さんとは、高原の教会で友人だけを招いて結婚式をあげ、小さな喫茶店を経営していたという、ロマンチックで素敵な人です。
お話をしていると、60代になってまもなく乳がんで亡くなった奥様への想いが切実に伝わってきます。
「あいつが・・・」と奥様のことをいうのもすごく愛情が感じられます。
生前いろいろしてあげられなかった代わりにせめて供養をちゃんとしたい。
奥様は、お花好きで明るい性格の反面、信心深いところもあり、そんな奥様の願いをかなえたいというのが、お墓へのこだわりでした。
タクシーを利用する人は、お墓参りの人もとても多いそうです。
お客さんをお墓に連れて行って、墓参の間待機し、また駅まで送り届ける。
来たときと帰るときでは、お客さんの表情がぜんぜん違う。「ほっとした」という声をよく聞くそうです。
墓石建立を考え始めた頃から、お客さんを待っている間、墓石を注意して見るようになりました。
「曹洞宗のお墓は、甲府の場合は黒やグレイが多いですね。日蓮宗は白が多いですよ。
お地蔵様を建てるのは日蓮宗が多いね。」そんな調査報告(?)も話してくれたりしました。
(確かに甲府市は禅宗と日蓮宗のお墓が多いです)
Kさん、八ヶ岳でコーヒー屋さんやってくれないかなぁ。

2012年6月12日

町たんけん前夜、時計事件

今日は待ちに待った(?)町たんけんの日。
何日も前から自分の第2の家の石屋を訪問することに興奮ぎみだったMoo。
前日の夜9時になって、いきなり「おかあさん、腕時計出して」と言い出しました。
4人グループで3軒の店や企業を回るMoo。
時間管理のための「とけいがかり」にきまったそうです。
ところが、昨日に限って、腕時計が全部壊れてることが判明。
やだー、電池がきれてる〜。
ふだんは携帯や車に時計がついてるから、腕時計などほとんどする機会がないのです。
「どうする?腕時計はないよ」
しばし、無言で考えます。予期せぬ事態に陥ったとき、代案を考え出せるようなこどもに。
小学校前に時々参加していた「森のようちえん・ピッコロ」で教わりました。
「・・・」
しばし考えて部屋のなかをみまわしていましたが、
「これではどう?」と指差したのが、直径20cmくらいの壁掛け時計。
しかも10分早まってる。(いつのまに〜)
「持ち運ぶには大きくない?それに時間くるってるよ」
「大丈夫だよ。10分早い、って覚えておけばいいんだもん」
動いてるようだから、今時間をなおしておけばいい、というアタマにはならなかったようだけど、
十分役に立つ代案だと思いました。
でもさすがにこのクロックを持たせるのも気の毒(はずかしい)、と思い、
やっぱりこの時間で買える安い小さい時計があれば買うことにしました。
大人は金で解決できるから、かえってつまらないです。
しかしまったく便利な世の中で、
コンビニ3軒まわったところ、1軒だけに5cm角くらいのアラーム時計がありました。ほっ。
保育園で使っていた小さな巾着の中にアラーム時計を入れて、
ランドセルの脇のフックにかけて、準備完了。
・・・と、テーブルの上に、Tazが工作で作ってきた紙のうでどけいがあるのをみつけました。
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いよいよ当日の朝。
「おかあさん、とけい、あのかべにかかってるの、取って」
とけなげな様子。
「いいよ、昨日かっといてあげた」
「え?ほんと?ありがとう」
といって、ランドセルの近くを見たMoo。
「おかあさん、これ、なあに・・・」手にはTazの工作時計。
「それそれ。ちょうど7時をさしてるじゃない。」
「だけど、これじゃぁ。・・・」
本気で泣きそうな様子だったので、さすがにかわいそうに思って
「うそだよ、ここに用意してあるよ」と巾着の中身を見せました。
そして石屋にて。
とけいがかりのおかげで、予定時刻ほぼぴったりの到着。
ちょうど近所のおばあちゃんもお茶を飲みにきてくれていたので、同席してもらいました。
まず少しお墓と石のはなし。
4人には石にどうやって字を彫るのか、ゴムを貼って抜く作業を体験してもらいました。
それを工場ですぐ彫ってあげる間、展示してある墓石を見学。
それから事務所にもどって、彫りあがったばかりの石からゴムマスクをはずします。
「わー」と感嘆の声。
「こんなふうにできるんだー」
machitanken.jpg
そういえばMooにもこういう体験をさせてあげるヒマはなかったな。
みんなと一緒に石プレート作り体験できて、また石屋の娘としての自覚もあがったよう。
「Tくんがね、『Mooんち、ちょーおもしれー、また行きたい』って言ってた」
たまたま来ていた近所のおばあちゃんも
こどもたちのゴムマスクを抜いている作業がめずらしく
「いいもの見せてもらったわ。いいね、子供にああいう経験。
それにしても、石ってああやって彫るだね」と関心した様子でした。
町たんけんではあちこちのお店や企業でおみやげをもらったり体験をさせてもらったりしました。
みんなそれぞれの戦利品を持ち寄ってみせあいっこしたそうです。

2012年6月10日

ツバメの巣立ち

シーツ舞う蒼空(そら)ツバメの子今日巣立ち
昔仲間に入れていただいていた俳句会で、天をとった句です。
年配の人が多い中で私は子育てネタをよく詠んだので、
名前を隠して発表しても、いつもバレバレでした。
その中で、これは「さわやか」「世界の広がりを感じる」などとほめていただいた句で、
今でも天にいれていただいた方2人の短冊をとってあります。
今日はあまりお天気はぱっとしなかったのですが、
そろそろ梅雨に入りそうだし、昨日までジメジメと小雨も降っていたので
思い切ってたくさん洗濯物を干してみました。
風は強く、シーツも舞っていました。
いつもの軒下に巣を作るツバメ、今年は横着にも、去年の中古物件をそのまま利用していて。
ピーピー鳴く声がかぼそくて小さい時期もあっという間に過ぎ、
ピーッ、ピーッとけたたましく鳴き始めたと思ったら、
今日いっせいに巣から飛び立つ練習を始めました。
今年も5羽の雛。
すっかり黒々とした燕尾服をまとい、おっかなびっくり飛び立って、すぐにまた舞い戻ってくる・・・。
半日たって、午後に洗濯物を取り込みに帰ってきたときには、もう1匹も巣にはいませんでした。
気をつけてね。
tubame.jpg

2012年6月1日

町たんけん隊、今年も

小淵沢小学校2年生の社会科見学「町たんけん」の訪問先として
石屋に今年も受け入れることにしました。
5人くらいのグループに分かれて、町内のお店や企業を回るんだそうです。
昨年も5人の子どもたちが、郵便局とおもちゃ屋さんのあと石屋に来てくれました。
石屋が最後でけっこう時間が余ったので、若だんながお墓や石のことについてはりきってしゃべりました。
ふだんなじみのない石屋という職場を子どもたちに知ってもらう、いい機会。
石屋はなじみがなくてもしかたがないけど、おうちのお墓は大切にしてほしい
そんな願いもこもっています。
今年は我が家の長女Mooも2年生。
お友達と一緒にどこかの町内のお店をまわるんだろうな、と思っていたら、
なんと、石屋を回るグループになってしまったとのこと!
え〜なんで!?Mooは来なくていいよ。
お父さんが仕事してる姿も石屋さんのこともよく知ってるでしょ〜。
でも、自分たちでグループ分けをして、訪問する店もそのグループのメンバーで決めたことなので、
Mooひとりの意見や立場、親の思いばかりを主張するわけにもいかないもんですよね。
そういうことなら、Mooに説明させるか?!