おかみブログ

2013年6月28日

エコバッグづくりワークショップ at まちこぶ

いつも「まちこぶ」に買い物に行くたびに気になっていた、新聞紙のエコバッグ。
今日はその作り方を教わるワークショップに参加してきました!
「まちこぶ」は先日のこぶちさわ納豆の販売店でもありますが、
小淵沢駅前商店街の一角にある食料品店です。
地産地消、安心、人の手から人の手へ・・・そんな商品選びと店作りをしている小さなお店です。
かわりばんこでお店番している従業員の人との会話も楽しくて、週2〜3ペースで通っています。
山梨県ではスーパーのレジバッグが有料になって3年くらいたち、マイバッグ持参が当たり前になってきました。
でもやっぱり忘れてしまうときも。
そんなとき、にっこりとお店の人が商品を入れてくれるのが、このバッグ。
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新聞紙で作っているのですが、うまくきれいな写真の載っているページを使ったりして、とてもおしゃれ。
しかも丈夫。2kg程度なら楽勝で入れられます。
マチがしっかり入っていて、形のくずれやすいシフォンケーキや、ひっくりかえしたくない卵などを入れるのにもとても重宝。
これをまちこぶにボランティアで提供しているのが、まちこぶヘビーユーザー(つまりファン)のTさん。
今日はまちこぶ主催の「エコバッグづくりワークショップ」に講師としてきてくれました。
新聞紙を8枚重ねて、広告の紙で持ち手をつくって、
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はい。できあがり。
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参加者の人たちの作品も集めてみました。
お子さんのいる人ではサンリオのいちごしんぶんで作ったケースも。
かわいいですねー。
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私は、友人や親戚が海外に行ったら「チョコレートはいらないから、新聞もらってきて」と注文をだしており、
いろんな国の新聞紙がけっこうたまっています。
石の商品などを包むのに、時々使っていましたが、今回のエコバッグにはもってこい。
主催者でもあるまちこぶ店長のオオタさんもちゃっかりしてます。
「みなさん、このバッグづくりが終わったら、そのまま帰らず、そのバッグにちゃんとお買い物してってくださいねー」
ということで、ワークショップのあとで、お買い物です。
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2013年6月25日

石屋さんにようこそ 2年生のまちたんけん

毎年、小淵沢小学校では授業の一環として、自分の町の様々な施設を見学する「まちたんけん」を行っています。
石屋では3年前からオファーをいただき、探検先として小学生を受け入れています。
石屋はふだんの生活ではなじみがないかもしれないけど、地域柄、家の近くに先祖のお墓があるという子が多いので、お墓には比較的なじみがあるはずです。
この機会に「石」や「お墓」についてもっと身近に感じてくれたら、という思いで、いつも子供たちの訪問を楽しみにしています。
小淵沢小学校2年生約50人が、4〜5人のグループに分かれ、往復3km以内の距離にある施設3箇所程度をまわります。
石屋のほかには、古民家を再生して資料館としている「旧平田家住宅」、駄菓子屋、饅頭屋、郵便局、銀行、駅弁製造会社(ちなみに小淵沢駅の駅弁はマニアにも人気)など。
駄菓子屋では100円でどれだけのものが買えるかを実感してみたり、駅弁会社では実際に駅で販売しているカツサンドを作る体験をして試食したり、いろいろ受け入れ先もイベントを考えているそうです。
どのルートでどこの施設に行くかはクラスで話し合って決めるとか。
それぞれのグループで見てきたことを発表する場もあるそうです。
石屋には今年、5人が見学に来てくれました。
今年の2年生はとても元気。
そしていろんなことに興味しんしん!
お店に入るなり「わっ、これすごい!」「どうなってんの?」「どうやって使うの?」と質問の連発でした。
事務所にあるお墓用の石見本を見て、「きれい」「かっこいい」と目を輝かせたあと、「うちのお墓の石、上がこんな石(黒)で、下がこんな石(白)だよ」と教えてくれ、お墓参りによく行っててちゃんと特徴を覚えてるんだなぁと感心しました。
事前に質問ももらっていました。
その質問が、またとても的を射ていて、リアルかつシビア。
一言ではいえない、複雑なものも。
たとえば
「石でできているもの(彫刻品のこと?)はどうやってつくっているんですか?どこでつくっているんですか?」
「どうやって字を書く(彫る)んですか?それをしっぱいしちゃったらどうするんですか?」
「石をつくる機械は何台くらいあるのですか?
まちたんけん2013-2
まちたんけん2013-3
 石に文字を彫る体験もしてみました。黒、灰、ピンクなど違う種類の御影石を5枚用意しておきました。
「一番お気に入りの石はどれ?」子供たちからもらった質問をそのまま返してみると、
「ぼくこれ」「わたしこれ」とめいめい喧嘩することもなくお気に入りの石を見つけた様子。
中には見本石を見ながら「もっと黒のもようの少ないのがいいんだけど…」と、
同じ白御影でも微妙な石目の違いを見分ける場面もあり、その職人なみのこだわりようにびっくり!
まちたんけん2013-1
名前や模様を切ってある彫刻用ゴムマスクを石に貼り、
とがった道具で抜いていく作業はとても集中してしっかりやってくれました。
工場でブラスト彫刻をして、あっという間にネームプレート完成です。
 最後にちょっとお墓のはなしも。
「お墓まいり行ってるよ」「石屋さんもまた来る!」
短い時間だったけど、石屋にたくさん興味をもってくれてうれしいです。
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2013年6月20日

「無」の字がくれたご縁

先日お墓一式を建ててお引渡ししたAさんのお家に、お礼のごあいさつに行ってきました。
 
お仕事の最後には全優石と当社のダブル保証書をお渡しします。
それからちょっとした記念品を。
今回はとにかくあの「無」の字が気に入ってくださってたので、
一文字石板をプレゼントしました。
青木1
 
ちょっと変わった「無」の字。
篆書という古代文字の一種で、今でも印鑑などにはよく使われる書体ですが、
なんだか絵みたいな感覚が、今の時代逆におしゃれ。
この字は愛知県出身の書家・安藤豊邨氏の書です。
愛知県の親戚で、やはりブラスト彫刻で記念のガラス瓶を製作している会社があり、
その先代さんの顔でこのような有名な方に書いていただくことができています。
今回も「無」の字を何種類か書いていただきましたが、
Aさんは即決、この篆書の字になりました。
 
「人が二人(夫婦かな?)万歳しているように見える。」
「相合傘してるみたい」
 リビングのサイドボードに飾ってもらいました。
青木2
 
ところで、お施主のお父さんは八丈島のご出身で、全国的にも有名な陶芸家の先生だったとか。
お父様作の作った「流人仏」と、茶の湯で使う茶碗をくださいました。
青木3
 
「無」の字がくれたご縁、大切にしたいものです。

2013年6月18日

これが小淵沢で生まれた納豆だ!

「石や・ころころ通信」取材のため、小淵沢で手作り納豆づくりをしているグループ「手しごとや」さんを訪問しました。
豆の味がしっかり味わえる大粒の納豆。
地産地消、安心、人の手から人の手へ・・・そんな商品選びと店作りをしている「ショップまちこぶ(小淵沢駅前)」のオリジナル商品です。
「手しごとや納豆」一番のこだわりは豆にあり。
地元北杜市産の無農薬有機栽培の大豆を使っています。
まちこぶでも米を販売している、高根町の農家浅川さんちの豆です。
小淵沢大東豊の森の中に「手しごとや」の製造工房があります。
毎週月曜日。てしごとや納豆の仕込みが始まります。
一晩水につけた大豆を圧力釜にかけ、煮豆づくりから。
煮あがった豆に納豆菌をまんべんなく吹き付けていき、
ていねいに個箱に充填していきます。
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てしごとやなっとう3
このあたりはすべて手作業。
箱詰めした納豆を室に入れて発酵させます。
今でこそコンピュータ制御された専用室を導入して温度管理は完璧に行われていますが、
ここでも第2のこだわりが。
炭(練炭)を入れておくのです。
こうすることで香りがよくなり、さらに二酸化炭素が納豆菌の働きを助けて、よりおいしい納豆になるというわけ。
発酵室に入れて1日半、次に冷蔵庫で低温発酵の状態にうつし、熟成させます。
作業を始めてから5日目以降、手作り納豆が店頭に並びます。
スタッフは代表・製造合わせて4人。
いずれも地元の主婦のみなさんです。
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「いいものを自分の手でつくっている、という誇りがありますね」
「体調が悪いときに食べると、調子が戻って元気になれますよ」
「大粒だから豆の味が濃く感じて、食べ応えがあるわね」
4つセットで450円。
日々の食卓に、おつかいものに。
毎日でも買いたくなる、ごひいき商品です。
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2013年6月2日

はつらつシルバー!

今年から2年間の任期で、地区の福祉部長をしています。
市からの委託事業でもある福祉推進員が兼務となり、高齢者の健康維持のためのお世話をする係です。
なりゆき上、部長を引き受けてしまったからさあ大変。
年4回の高齢者向けイベントを企画したり、市から要請された研修会に出席したり、とかなりの仕事量です。
他の4人の福祉部員と仕事を割り振りながら、それでも全体を見て準備にぬかりがないようにしなければいけません。
「パソコンでお知らせの紙つくるくらいなら」のつもりが、とんだ誤算でした〜。
てんやわんやの中、今日、初めての集いの場の実施が終わりました。
今日の催しは、「はつらつシルバーの集い」。
地区内の65才以上の方を対象に、体や頭を使うことをしていただき、お昼ご飯やおやつを食べながら語り合う、という場です。
運動不足や認知症予防のため、積極的に来ていただきたいのですが、
なにしろ65才といったって、今のこの世代はとにかく元気!
よく働き粗食だったせいか、基礎体力ができてるんですね。
男性はまだまだ自分の問題だと思ってない。
「そんな集まりに行ったら逆に年くっちもう」
確かに・・・。60代現役時代ですものね。
地区の民生委員さんが、これまたものすごくパワフル。
65才を過ぎた対象者ですが、「お手伝いとして行くわ」と心強い言葉。
責任感強い人で、さらに、それぞれの家庭や本人の状態などを見て、来てほしい人に積極的に声をかけてくれました。
私もやらなきゃ、という気持ちになって、近くの人だけでもと、歩いて誘ってまわりました。
そんな甲斐あってか、昨年より増えて15名での実施。
男の人も3人来てくれて、中にはもしかしたら「めんどくさいなぁ」と思っているかもしれないけど、
私たちの企画するプログラムにつきあってくれました。
大人だなぁ(泣)
はじめは準備運動、そして輪投げと的あて。
Mooにも玉拾いや点付けを手伝わせます。
一桁の数字を5つ足す暗算は、小3の子供にはいいドリルになりそう。
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お昼もご提供します。
市と区からけっこう予算が下りているので、せっかくだからいいものを食べよう、と
近くのレストラン(キッチンハートランドさん)から手作り和風弁当をとりました。
これで700円!
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薄味で、彩りもきれい、油分や硬すぎるものがなく、量もちょうどよく、好評でした。
お昼が終わったら、ちょっとお茶を飲みながら頭の体操です。
今話題の「数独」。
これは私の実家の母がハマっていて、少し難易度の高いものまでこなし、
Mooに勧め、彼女もハマりました。
数字を空いたマスに埋めていくパズルのようなものなのですが、なれると意外とポンポン当てられます。
1シート完成したときの爽快感が嬉しく、またやりたくなります。
思考をあちこちにはりめぐらさなければならないので、むずかしいけど、脳の活性化には効果大です。
ところが・・・
まずルールを理解してもらうのに、かなりの時間を要しました。
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コツをつかめば楽しいのですが、
今回はコツをつかむまでにいたらず、ギブアップ者続出。
せっかく午前中体をほぐしたのに、また肩こりを引き起こしてしまったかもしれません。
ごめんなさーい。
一応予備で用意してきた別の脳ドリルをやっていただき、少し和みました。
でも、こんなときでもオトナの皆さんは「なんかつかめかけたから、家に持ち帰ってやってみるね。ありがとう」
と優しい言葉をかけてくださり、
「どっちがお世話してるんだろう・・・」と痛み入るばかり。
「楽しかったね」
そんな集いづくりを目指して、これから2年がんばります。
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ウチのこどもたちもたくさんかわいがってもらえ、楽しい一日を過ごしました。