おかみブログ

2014年10月28日

おしゃれなカフェで版画展と朗読ライブ

秋が深まりつつある富士見町です。今年は紅葉も早く、富士見高原では9月末から色とりどりの森が美しくなってきました。富士見町役場周辺の里山エリアでも稲刈りが終わると一気に晩秋の装いです。今回は部屋の中で過ごすのが楽しいこの季節にぴったり、小さいながらも素敵な展覧会のお知らせです。
 
富士見町役場のそばにある「cafe小舟」。移住してこられたジャズピアニストのご主人とボサノバ歌手の奥さんが営む小さなカフェです。お店の半分はフリースペースで、時折ご夫婦のライブなどが行われますが、ただいまギャラリー空間として版画絵が展示されています。古今東西様々な民話神話をもとに版画絵を描かれている版画家・太田二郎さんの作品展です。


  
緻密な上にどこかコミカルで表情豊かな画風が特徴的な太田さんの作品。富士見町がロケ地のひとつとして登場したドラマ「ゴーイングマイホーム」の小道具にも取り上げられました。太田さんは今年富士見町田端地区の日本家屋を買われたラーバニストさん。新しい持ち主を迎えたその住宅は、いまでは版画のアトリエ兼奥さんのマッサージ治療院になっています。早くも富士見町を中心に人の輪を広げている、活動的な二人です。


 
作品展の期間中、朗読ライブのイベントが催されます。太田さんは版画絵のもとになった民話や神話を紹介するため、季刊でとても読みごたえのある手作り通信を発行しています。
そんな太田さんが八ヶ岳の縄文遺跡をモチーフにした創作民話を書かれました。
縄文時代を舞台にした、少年アキの不思議な体験と彼の成長の物語です。
「21世紀の縄文人展」でも披露させていただいた作品で、朗読は私が担当します。
そしてBGMは、土笛つくりやプリミティブな打楽器演奏で活躍される、北杜市武川町在住の移住者・宇々地さん。
彼の即興演奏はものすごく臨場感があって、繊細で、人の心に直接響いてくるのです。
 

 
富士見は最近若い世代や移住者の人たちが参加する催しが活発ですが、ここでもまた素敵なコラボが生まれそう。北欧のインテリアショップを思わせる「cafe小舟」のフリースペースで、どんなストーリーが展開されるのか楽しみです。   
 
太田二郎版画作品展~精霊たちとお茶を~
会期:10月24日(金)~11月30日(日)
時間:10時~16時
場所:cafe小舟(富士見町落合9984-1062 富士見役場より南へ100m)
ギャラリーイベント:縄文の物語朗読「八つ頭の牛」 11月25日(火)14:00~ コーヒー付800円
作・太田二郎 朗読・伊藤やよい 音楽・宇々地
お問い合わせ:090-6653-9932(太田)