おかみブログ
2014年11月10日

石積みの町、坂本

法事で、滋賀県坂本に行きました。
大津市坂本は私の父の実家があったところです。
今はすぐ近くに住む父の弟が管理しています。
 
子どもたちも含めて家族みんなで坂本に行くのは今回が初めて。
ちょうどいい機会なので、念願の日吉大社をお参りしました。

比叡山坂本。
信長に焼き打ちにされた延暦寺はあまりにも有名ですが、
実は「穴太衆(あのうしゅう)」という石工集団の出身地でもあるのです。
古くは古墳時代に発祥したといわれ、寺院の石工事に携わってきた穴太衆。
戦国時代以降は城郭の石積みを請け負うようになります。
延暦寺は焼き打ちしたものの、石工たちの技術を高く買った信長は、その後安土城の築城にも彼らを起用しました。
今でも大津市坂本穴太と地名を残す門前町には当時の石積みが苔むして多く残っています。
また、彼らの技術を模して近代現代につくられた石積みが、町の通りのあちこちにあり、歴史文化あふれる坂本の町づくりに貢献しています。
 
日吉大社は紅葉の始まり。


 
これは古い石積み。当時のものかも・・・!


 
これはけっこう最近模倣して造られた。こういう技術の伝承も大切ですね。


  
他にも石の建造物がたくさん。
石橋の中には国の重要文化財に指定されているものも。
 

 

 
日吉大社は猿を神の使いとして大切に保護していました。
ここにも。
 

 
あっここにも。

あっ、ここにはホンモノが!


 
ホンモノとみわけがつかない…
 

 
紅葉深まりつつある石の町めぐりは、次なるステージへ。
やっぱり花より団子でしょう。
有名な和菓子屋さん「鶴屋益光」。
ここで、「穴太衆積」もなかをゲット。
これはウケる!


 
今回は時間がなくて延暦寺には行けませんでした。
次回に期待します。