五輪塔

五輪塔のすすめ

家制度にとらわれない今だからこそ
最高の仏塔の前に集うゆかりの人々

五輪塔の五輪とは「空」「風」「火」「水」「地」という古代インドの宇宙観五大を意味しています。つまりすべてを備えた仏そのものを象徴しています。
五輪塔は、鎌倉時代より300年もの長い間日本人のお墓の主流でした。その後江戸時代に入り、この五輪塔を簡素化して庶民でもより建立しやすくなったのが現代に見られる三段墓です。つまり五輪塔はこんにちのお墓および仏塔の原点ともいうべきものなのです。

宗派を超えて成仏できる仏塔。亡くなった方をもっとも大切にするありがたいお墓。

むずかしい意義や歴史を知ることは大切ですが、なによりも、その不思議な形のコンビネーションは、ふしぎな包容力と親しみやすさを感じさせてくれませんか?

当店のこだわり 其の壱
仏塔である五輪塔を敬います

五輪塔と三段墓を併設する場合、五輪塔は仏塔=本尊佛を祀るもの、三段墓は供養塔=先祖を祀るものとしてとらえられます。
五輪塔の方が三段墓よりも低い位置にあったり、一番下の台石のない五輪塔を多く見かけますが、三段墓と並べて建てる場合には、五輪塔の方を格上として扱わなければなりません。偉い人を下座に置くことがないように、五輪塔の台石も三段墓と同数以上、本体の位置も同等以上、総高さが少し高めになるよう向って右側に建立します。

当店のこだわり 其の弐
彫刻は正しく

真言宗や天台宗などは五輪塔の各輪に梵字を彫ります。当店では梵字を彫る場合、「薬研(やげん)彫り」という方法で彫っています。彫り口をV字にする彫り方です。これは通常のブラスト彫刻機では彫れませんので、すべて昔ながらの手作業で行っています。また、宗派による彫刻文字の違いもきちんとご説明し、各宗派にあった彫り方をお勧めしています。

当店のこだわり 其の参
豊富な石種から自由に

仏塔としての建て方、彫り方をきちんと理解していただいた上で、石種や形は自由にお選びいただいています。形は時代によって変化してきたもので、どれが正しいというものではありませんので、お好みで選んでいただければいいと思います。
ちなみに当店の好みは「鎌倉型」と呼ばれているものです。素朴な感じが、より原点に近いという気がします。

石種はなんでもかまいませんが、すでにご先祖墓がある場合は、その石と同じ石を使って建てるのが自然です。古い石塔ではもう流通していない石材もありますが、当店では豊富な取扱い石材の中から色や質がなるべく近いものをご提案しています。

お墓の形

  • 三段型三段型
  • 横型横型
  • 自然石自然石
  • 五輪塔五輪塔
  • 神道神道
  • デザイン墓石デザイン墓石