おかみブログ更新 広島旅行
広島の石めぐりをしてきました。
https://itosekizai.co.jp/contents/okamiblog/okamiblog20150207
広島の石めぐりをしてきました。
https://itosekizai.co.jp/contents/okamiblog/okamiblog20150207
お客様から持ち込みの石に穴あけ加工をしました。
女性の方で、石が大好き。
砂岩の塊とかいろいろお持ちで、石に囲まれてると幸せ〜なんだそうです。(*^。^*)
そんな思いのこもった石を、今回はアロマ線香立とハンコ入れにしました。
穴あけ加工賃は各1000円よりお請けします。
(石種、穴の大きさによって工賃は変わります)
お気軽にご相談ください。
今号の主なトピックスは
1.あいさつ〜スタッフの今年の抱負
2.終活カウンセラー上級資格をとりました
3.八ヶ岳に抱かれた自然石のお墓
4.馬のお医者・大木さんの語る「お墓は生きた証」
5.Q&A「石の産地」
6.石の町めぐり「イタリア世界遺産」
3と4がメインコンテンツ。
石をお墓にしてきた人類共通のスピリットが伝わってきます。
今までご縁があって住所がわかる方に郵送、または八ヶ岳のあちこちのお店に置かせていただいています。
郵送ご希望の方はメッセージなどでお知らせください。
第10回 馬が生きた証を残したい 〜馬の臨床獣医師 大木道子さん〜
全日本女子学生選手権4年連続優勝(1971年〜1974年)、オリンピック強化ジュニアコーチなど、競技、指導ともに華々しい経歴を持つ一方、獣医師として馬の終末医療に心血をそそぐ。乗馬学校ハフリンガー・エクイン・アカデミー(北杜市高根町)代表。毎夏小淵沢町で開催されるホースショーでは演技者として出場すると同時にショー全体の解説も担当し、馬の魅力を伝える。「ハフリンガー」は山岳地帯に生息する馬の一種、「エクイン」はラテン語で「馬」を意味する。乗馬だけでなく馬事全般を知り馬と上手に付き合うための知識や技術を学ぶことを目的とする。
―どのような経緯で馬と出会い、関わってこられたのですか?
祖父が日本の競馬会の設立に尽力、父はJRAの職員、母も大正生まれながら乗馬の心得があったという、乗馬一家でした。小4から乗馬を始め馬術競技に出ていましたが、とにかく馬が好きで一緒にいたかった。深く馬の習性を知りたいと思って獣医になりました。30年ほど前に八ヶ岳に移り住み、2006年に前身の牧場を引き継いで当校を開設しました。
―馬とは人にとってどんな動物なのですか?
馬は群れの生き物で、人との相性もいいので、飼われることは馬にとって不自然なことではないんです。馬術は競技を通して正しい馬の乗り方を知ることが目的。それはつまり馬にとって安全で疲れにくいということです。馬はただの道具ではなく、命と個性ある生き物ですから、それぞれの特性をよく見てあげたい。私が馬乗りとして秀でているとすれば、どんな馬でもいいところを見つけてその良さを引き出したいという気持ちがあるところだと思います。扱いにくいとされる個性的な馬ほど魅力を感じますよ。
―どんな人が馬のオーナーになるのですか?富裕層というイメージがありますが。
馬のオーナーといっても特別な人は少なく、普通の人がたまたま何かの縁でその馬と出会ったケースが多いです。乗馬するために所有するのがふつうですが、乗馬すらできなくなるくらい年老いた馬を預かることもあります。最近感じているのは、自分の馬を最後まで面倒みようというオーナーさんが増えてきたことです。当校ではターミナルケア(終末医療)を大切にしていますから、それに信頼をよせてくださり、ご自身もできる限りいい最期を過ごさせてあげたいと協力してくれるのはとてもありがたいです。
―ターミナルケアで大切にしていることは何ですか?
人間と同じことだと思うのですが、その馬らしい晩年を過ごさせてあげたいと思っています。また、野生では苦しみが長く続くことはありえないから、なるべく痛み苦しみから遠ざけて、穏やかな最期を送らせてあげたい。でもいつも迷っていますよ。神様の領域だから。安楽死させることに慣れたりおごったりしてはいけないと思う。
―死んだ馬のための石碑をつくっていますが、どんな思いで?
馬は死んだら産業廃棄物扱いなんですよ。出会いや活躍にはスポットが当たるが、死は表に出ない。だから生きた証として石碑がほしいと思いました。私自身のことですが、25年つきあっていた馬と死に別れた経験があります。死んだ直後は泣けなくてむしろ看病が終わったことにほっとした気持ちもありました。でも石碑を受け取って帰る途中、もうすぐ四十九日だと思った瞬間、どっと涙が出てきたんです。ふしぎですよね。ただの石のはずなのに「確かにそこにいる」と思ったんです。肉体は処分されても、魂は残る。そんなことを実感できるのがお墓だと思います。
若だんなが「終活カウンセラー協会認定 上級終活カウンセラー資格」をとりました。
最近はいろんな業界や団体が終活についてとりあげていて、耳にする機会も多くなりました。
終活の意義についてはいろいろな説明がありますが、
私たちが考える終活とは、今までの人生を見直して整理し、目標を立て、これからの人生をよりよく生きるための足がかりとすること、そしていつか必ず訪れる終わりに向けて準備をしていくこと、です。
「モノを引き継ぐ」
「思いを引き継ぐ」
「自分のエンディングを考える」
いとう石材では、これまでお墓と供養について皆様の相談を受けてきました。
石屋ですから、実際にお墓を建てようと思って来られる方がほとんどだったわけですが、
最近は今あるお墓の管理をどうしよう、お墓の引っ越し、承継についてや供養・納骨についてなど
実際に建てることを前提としていない幅広いご相談も増えてきました。
さらに、今後の人生を考えるにあたって、皆さんが心配に感じていたり迷っていたりすることは、
お墓だけの問題に限らないことも実感してきました。
そこで、まず初級カウンセラー資格をとりました。
でも初級だけでは自分自身の整理の役にはたちますが、
他の方の相談にのってさしあげるには知識が不十分と感じすぐに上級をとることにしました。
カウンセラーとは、弁護士や行政書士、保険会社、葬儀社などに依頼する前の、漠然とした不安をまず聞いてあげる人。
多くの人は終活といっても何から始めていいかわからず、なんとなく不安を抱えているものだそうです。
いきなり弁護士先生などに相談するのも敷居が高く、特定の業種だと営業されるのではという恐れもあったりします。
カウンセラーはそんな人の悩みを整理し、必要なら専門家へ橋渡しする。
幅広く浅い知識が必要なのです。
(逆に専門知識や資格が要るような返答はしてはいけないことになっています)
ほとんどが、きいてもらっただけで心が落ち着いたり、なすべきことが整理できたりするようで、
ご近所や社会との関係が希薄になりつつある現代にこそ、必要な人材といえるのです。
現在、全国のカウンセラーの人数は6500名。
山梨県下の全カウンセラーの人数 19名で、うち上級は若だんな一人です。
また、長野県下の全カウンセラーの人数は24名で、うち上は4名、諏訪エリアでは誰もいません。
つまり、山梨県で初めて諏訪エリアで初めて、ということになります。
(うちの所在地は小淵沢ですが、創立は富士見ですので諏訪の石材組合に入っています)
終活についてご興味のあるかた、まずは何か始めたいという方はエンディングノートを書いてみることをお勧めします。
当店に終活カウンセラー協会認定の、書き込みやすいエンディングノートがあります。
ご相談の方には無料でさしあげます。
どうぞご来店ください。
見本石の整理中です。
お墓によく使う御影石(一部安山岩)だけで膨大な種類があります。
主な産地は中国とインド。
国内のブランド石と若干ヨーロッパ、アフリカ産もあります。
まずは種類を全部洗い出し、お勧めや比較のために見せる石を通称ジェイ1 グループに、そんなに参考にしないものをジェイ2グループに分けます。
テーブルに並べた色別の箱がJ1。その一例を並べます。こうしてみるときれいだなー。
テーブルの下のみかん箱に入ってるのがJ2です。
J1とJ2に大きな違いはありませんが、一応基準は品質と美しさです。
品質の基準は、水を吸いやすいとか、艶が落ちやすいとか。
寒冷地なので冬の厳しい環境に耐えられる石でないといけないのです。
とはいっても差が出るのは早くて10年後。
まずは好みでいろんなバリエーションを選び、同じような石種ならこっちのほうが品質がいいかな、とか。
あと、あまり価格と品質が安定しないようなものはJ2行きです。
J1とJ2を並べてみました。
どう違うのか、わからない〜。
でも宝石買うのだって、そういう世界ですもんね。
お勧めの石の中でも特にここ八ヶ岳で安心して進められる石は、大きな見本石を用意して「特選コーナー」へ。
なかなか、マニアックな世界です。
市内にお住まいの方が、ある石を持ってご来店。
「父の形見の石なんです。なんでも十勝で採れたものを専門家に磨いてもらったようで。
きらきらして重みもあってとてもいい。心が落ち着きます。
でも庭先に飾っていたら、一度盗まれてしまって・・・
扱いやすいように、小さくしていつでも持ち運びできるようにしてもらえませんか?」
十勝石とよばれたその2つの石は、御影とはちがう光沢を放ちながら、
不思議な存在感を漂わせています。
いったんお預かりし
適当な大きさに切断したあと、切り口を磨いてみました。
ちょうど手のひらサイズの、雰囲気のいいペーパーウェイトの出来上がり。
思い出の品を、守り続けていくって、すてきですね。
今日はとっても嬉しいお手紙をいただきました。
写真も添えてくれています。
「2年ほど前にいとう石材さんより子授け地蔵を納めるお礼のお地蔵さんを買った者です。
長女の初孫のお礼に納めたお地蔵さんを、同居している息子夫婦が山より借りてきて、毎日お願いしていたところ、
願いが通じたのか17年めにして初めて赤ちゃんを授けてもらいました。
また長女に二人目の赤ちゃんを授かり、うれしいことが続きます。
同時に、ご先祖様の供養を本家としてしっかりやれよ、と責任の重さも感じました」
子授け地蔵様、ものすごいパワーですね!!
いつかうちのお地蔵様が別のご夫婦の助けになればいいね、と話していたのが
こんなに早く実現するとは!
ちなみに子授け地蔵とは・・・
山梨市牧丘町の焼山峠というところにある、たくさんのお地蔵様が置いてあるスポットで、
そこにあるお地蔵様を家に連れて帰ると、赤ちゃんが授かるというもの。
授かったら、そのお礼にもともと連れてきたお地蔵様に加えて、もう1体新しいお地蔵様を置いてくる習わし。
どんどん増えているということですので、ご利益があったんでしょうね。
お客様を助けてくれてありがとう、と私たちも早く牧丘にお礼にいかなくては。
全国的に近年多い案件の一つに、お墓のお引越しがあります。
当店でも今年は秋に数件施工しました。
昨年は八ヶ岳近辺にあるお墓を撤去し、お骨や土、魂を都会に持っていく、という案件が多かったのですが
今年は逆に都会からこちらに石碑を移設したい、というご相談が多いです。
引っ越し年なんでしょうか。
八ヶ岳は墓地は広いし、景色もいいし、意外と都心部から近いし、お墓参りも気持ちがいい思うのです。
お墓参りや守るにあたっての条件はいいのではないでしょうか。
複数のお墓を管理するのが大変で、どこかを片づけたいなら、都会を片づけてでも八ヶ岳に来ていただきたい、と地元の業者としてはお勧めしたいです。
先日も横浜にあったお墓を片づけて、本尊墓石を北杜市白州町にある墓地に移設する、というお仕事をしました。
このあたりでは見慣れない形と大きさのお石塔でしたが、もともとあった墓地にうまくすっぽりと収まり、
窮屈でも散漫でもなく、とてもいい感じに仕上がりました。
墓石本体も移設にあたって、きれいに洗浄し、またもとの磨き加工と文字が現れました。
今では貴重な岡山県産万成石(薄い橙色)を使ったお石塔で、墓地全体がぱあぁっと明るくなりました。
お施主さんは完成引き渡しの日、改めてご先祖の地に戻ったお墓をお参りし、
そのあとは観光とショッピングをして帰られるというご計画だったようです。
ご夫婦でいい一日を過ごされたようで、こちらもとてもうれしくなりました。
お墓の改葬のご相談はお気軽に。
ビフォー
アフター
ふるさとに帰って、昔からのご先祖と一緒になったお墓。
南アルプスの見える墓地にて。
「いい感じに収まってよかったね」「ここに来るべくしてくるお墓だったんじゃないかしら」
今号の主なトピックスは
1.あいさつ〜観音平の記念碑を訪ねて
2.「ありがとう」に込めたお墓への想い
3.スローシネマ「じんじん」で町を元気に
4.Q&A「うちのお墓が無縁になったらどうしよう」
2と3がメインコンテンツですが、今回も取材楽しかった―。
「ありがとう」のお墓のお客様には涙腺ゆるみっぱなし、
「じんじん」の実行委員・小池さんには笑いと感動をいただきました。
今までご縁があって住所がわかる方に郵送、または八ヶ岳のあちこちのお店に置かせていただいています。
郵送ご希望の方はメッセージなどでお知らせください。
スローシネマで元気な町づくり
絵本の里として知られる北海道剣淵町を舞台にした映画「じんじん」。全国各地でこの映画が「スローシネマ」というスタイルで上映されています。北杜市内でもこの映画の上映会を開こうという取り組みがあり、今年7月に実行委員会が立ち上がりました。実行委員の代表の一人小池英幸さんに、その思いを聞きました。
―「じんじん」とはどんな映画ですか?
北海道のある小さな町を舞台に絵本で町おこしした人たちのドラマ。家族の絆、人々のふれあい、大自然、農業体験、そして絵本のあたたかさなど、いろんなキーワードがからみあったすばらしい作品です。大きなレジャーランドではなく、そこにある自然そのものが観光資源になる、という点で八ヶ岳と通じる部分があるんですよ。
―この映画は全国で「スローシネマ」というスタイルで上映されているということですが、「スローシネマ」って何ですか?
大きな映画館で一斉ロードショーといった形ではなく、地域の人の力で公民館やコミュニティホールなどで自主上映をするスタイルです。北杜市でも本上映は武川町の総合会館を予定しています。ただ上映するだけでなく、上映にあわせて何かのイベントを同時開催したりして人のネットワークや地域資源を掘り起こすのも大きな目的の一つなんです。この映画だったらたとえば図書館やホールの活用を広げたり、読み聞かせコーナーを設けて、たり、ということも考えられますよね。
―実行委員会にはどんな人が集まっているんですか?
この映画は総務省後援であることから、他の町での上映では行政からのトップダウンであることも多く、北杜市でも実行委員会の前身の準備委員会の段階では市の議員さんや図書館の職員さんが中心でした。PTAや地域の民生委員さんにも加わってもらえば、という話もありましたが、進んでいくにつれて農業や観光、商工業など民間のもっといろんな立場の人々をまきこむのがいいという方向になりました。私も本業は商売ですしね。
―小池さんは会の共同代表のお一人※ですが、なぜこの会に参加しようと思ったのですか?
映画の良さを伝えたいのはもちろんですけど、準備委員会で集まった時、ほとんどが知らない人たちだったんです。私は生粋の長坂町民ですし、他にもいろいろ役をやったりしていて自分では顔が広いつもりでいたんですが、それでもまだこんなに地元で新しい出会いがあったんだと思いました。新しい人たちと業種や立場をこえて一緒に何かを作るのがおもしろそう、と。町が元気になるっていうのはこういう出会いの集まりなんじゃないかと思います。
※北杜市図書館協議会会長・明野ファンクラブ代表の柴山裕子さんがもう一人の代表。
子どもが授からなくて悩んでいる夫婦の駆け込み寺、「子授け地蔵」。
山梨市牧丘町の焼山峠というところに、そのスポットがあります。
昔のいいつたえをもとにした民間信仰で、そこにあるお地蔵様を家に連れて帰ると、赤ちゃんが授かるというもの。
授かったら、そのお礼にもともと連れてきたお地蔵様に加えて、もう1体新しいお地蔵様を置いてくる習わし。
このご利益がすごいらしく、お地蔵様がいまだにどんどん増えているそうです。
以前、うちの店にもこの峠をお参りしてお地蔵様を連れて帰ったら、めでたく赤ちゃんを授かった方が来て、店頭にあるお地蔵様を買っていってくれたことがありました。
それからも3〜4組、
そして、今日また若いご夫婦が。
かわいらしい女の子を連れて、お地蔵様を連れに来てくれました。
5年も授からなかったのに、お地蔵様を連れて帰ってわずか1か月で、妊娠できたそうです。
すごいパワー!
牧丘と小淵沢は同じ山梨といえども、車で1時間以上かかるところです。
牧丘のそばにある塩山という町では、昔は上質の甲州御影石がとれたので石屋さんもたくさん集まっているのに、なんでわざわざこんな西の果ての石屋まで??
今日のお客様も笛吹市一宮町で、塩山は比較的近いけど、北杜市とはかなり離れているのに・・・。
どうやら、私がいままでに2度ほど書いたブログが検索でヒットしたことと
近くの石屋では一体10万円、という品質のものしかなかったのが理由だそうで。
確かにちゃんとしたいいものは10万円どころか何十万もしますけど、
ちょっと気軽に気持ちの落ち着くものを手元に置きたいことだってありますよね。
だから、うちではいろんな価格帯のものをもともと置いてありました。
左から12,000円、10,000円、8,500円(現品限り。同じものをこれから入荷するなら、中国製品価格高騰につき2〜5割増になってしまいます)
晴れやかな顔のご夫婦と、かわいいかわいい赤ちゃん。
おめでとうございます!お健やかに。