ころころ通信

6号 2011年4月発行

すてきな仲間紹介 

わが町の台所「まちこぶ」手作り教室
小淵沢駅前商店街の一角にある「ショップまちこぶ」。地元農家のおいしい野菜やお米、自然食品などを扱う直売所です。なるべく無農薬やオーガニックに限定した体にも環境にもやさしい食品がそろっていて、気さくなお店の人との会話も楽しく、つい立ち寄りたくなるお店です。その「まちこぶ」主催の味噌作り教室に参加しました。

 
講師はまちこぶ店長の太田さん。食品化学・栄養学のご専門で、食品関係の研究所に長年勤められたあと、無添加大豆で作った食品を製造販売するお店「だいずや(北杜市高根町清里)」を立ち上げた人です。今回の教室で使うのは清里産の大豆。大粒できれいな黄金色の極上品です。業務用の大鍋で煮てつぶして麹と赤穂の天塩を混ぜて貯蔵前の味噌だま完成。ここまではみんなで一緒に作るのですが、味噌のおもしろさはこれから。各家に持ち帰って貯蔵している間にそれぞれまったく違う味になっていくのだそうです。保管場所や密閉のしかたによるからなのですが、一番は愛情のかけかたが千差万別だからだとか。まさに「手前味噌」、こどもと同じなんですね。

 
「日本の大豆自給率は4%。すべてを国産でまかなうのはもはや無理。添加物や遺伝子組み換えの知識も知った上で受け入れていく覚悟も必要。だからこそ手作りは貴重です。これを機に食への関心を高めてほしい」食品安全モニターでもある太田さんの講義が身にしみる一日でした。まちこぶでは今後も保存食などの手作り教室を開く予定。お楽しみに!
 
(*)ショップまちこぶ店内は、おいしくて安全な食品がずらり。高根・浅川さんちの無農薬コシヒカリ。出産内祝にも喜ばれます。