すっきりと明るい、白い奧津城

「奧津城」というのは神道式で「墓」という意味です。(奧都城と書く場合もあります) 和型での神道式と仏式のお墓はあまり違いがないように見えますが、よく見ると寸法の比率などが微妙に違ったり、お参りのための付属品が違ったりしています。

これは、仏式のお墓が五輪塔を簡略化したものであるのに対し、神道式は三種の神器の剣を模したものであることから来ています。

小淵沢には神道式のお宅が多く、代々続くこのF家も明治以降は神道でした。伝統的な形のお墓にするなら、きちんと神道式にのっとった形にしましょう、とお話合いし、このようなお墓が完成しました。

高級な白御影を用い、すっきりと明るい奧津城が、青い空と甲斐駒をバックに建っています。

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開放感のある歩きやすい設計、代々の古い石塔も大切に並べなおしました。

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遠都祖代々祖等奧津城 とおつみおやよよおやたちのおくつき
と読みます。

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全体を納骨堂で上げ、かがまなくてもお参りしやすい設計です。

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神道の命名(みことな・亡くなったらいただくお名前)は長いので、霊誌(記録版)も縦長にします。


施工例一覧