愛らしい楕円型に山の稜線を描く

ぽってりとした愛らしいだえん型で、正面は山の稜線を描いただけのシンプルなデザインのお石碑。東京から16年前に八ヶ岳に移住してきた小澤信行さん、恵子さんご夫妻の建てたお墓です。八ヶ岳でも一緒に暮らしたお父様が眠っています。当初から、シンプルでありきたりでない形を望んでいたご家族。固い感じがしないように、丸く安定感のある形もイメージしていました。また、彫刻面に家を意識させないようなものをと、文字ではなく思い入れのある八ヶ岳の山の形を彫刻することにしました。

「できあがってみると、希望どおり小ぶりなことも気に入りました。彫刻してある山の絵が、ちょうど墓地から見る八ヶ岳そのまま。お墓らしくないので、楽しくお参りできそうです。」

長男純一さん、長女歩さんが巣立ち、来年度から次男学さんも大学へ入学。離れて暮らすようになっても、帰郷の際はご家族全員の思いがつまったお墓の前で一家団欒となりそうです。


施工例一覧