戦後七十年平和への想い

平成27年は戦後70年の節目の年でした。
昨年から今年にかけて平和について考えさせられる機会が多いと感じます。
お墓づくりに平和への特別な想いをこめた人をご紹介します。

kobayashi_2

14才で満州開拓少年義勇隊員、敗戦後シベリアへ抑留。飢えや病気で仲間を多数失うも、奇跡的にふるさとに帰ることができました。東京でそば屋を営業していた兄を手伝い、その後独立します。これが「10年独立の夢」をかかげて従業員を育てるそば屋チェーン「さか本」の始まりでした。茅野出身のかつ子さんと二人三脚で店と家庭をつくりあげ、まもなく開店結婚65周年を迎えます。

ふるさとを愛する守さんは両親への感謝の気持ちを忘れたことはありません。
今年、両親の眠るふるさと烏帽子のお墓の改修にのりだします。
そして両親への感謝と平和の幸せを想い、記念碑を墓地内に建てました。

改修前
kobayashi_4

改修後
kobayashi_5

改修前
kobayashi_3

改修後
kobayashi_1

記念碑には小さい頃から書がうまかった、と恩師が太鼓判をおした直筆の詩を彫り、両親の写真陶板を貼り付けています。
kobayashi_6

92才になったさんの変わらない謙虚さとひたむきさは、働くとは何か、先祖を敬うとは何か、そしてそれが平和にどうつながるかを戦争を知らない世代の私たちに伝えてくれます。


施工例一覧