自然な感じでうちらしい、最高のお墓

八ヶ岳を一望する小高い田園の中にある墓地。その八ヶ岳の一部でもあるかのような、岩をそのまま墓石にしたのが宮沢家のお墓です。3回忌を迎えた文哉さんが眠っています。

「なるべく自然な感じのお墓にしたいんです。亡くなったお父さんも私たちも飾らないのが好きだから。」と妻の恵里子さん。そんな話の中で、文哉さんが生前気に入っていたという庭の石が使えないかという相談になりました。

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北関東のほうで取れた岩であるらしく、墓石で使う石種としては定番ではないものの、形や色に独特の味わいがあり、庭木になじんでいい具合に渋みもついてきていました。何よりどっしりとした雰囲気が文哉さんそのもの。「うれしい、これがお墓になるなんて。でもまさか自分が気に入って買った庭石が自分のお墓になるなんて思ってなかったでしょうね(笑)」

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碑石に埋め込まれた石板の「宮沢家」の書は長男文人さんが、拝石の「ありがとう」は恵里子さんが書きました。「べつに習字とか習ってたワケじゃないんだけど、書きたかったから」とお墓づくりにかかわった想いを文人さんは語ります。さらに長女里穂さんも加わって家族3人で般若心経の写経をお骨と一緒に納骨堂に納めました。

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文人さんはFacebookで開眼式の様子を投稿しています。「うちの家族らしい、本当に最高のお墓。俺とおかんと妹から親父にプレゼント。少しは親孝行できたかな。今日無事に3回忌が終わりました。」そして友人から多数のコメントが。「ステキなお墓!」「お父さん絶対喜んでるよ!」「今度パパさんに会いに行きます。」

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家族大好きな宮沢家のみなさん。お父さんに会いたくなったり、何か聞いてほしいことがあったりしたときに真っ先に訪れるのがお墓でした。これからはその語らいの場にステキなシンボルができ、ますます家族の絆が強まりそうです。

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