あまねく幸せの場

父・周三さんの逝去をきっかけにお墓づくりを考えるようになった谷井さんご家族。
主として守っていく功さんの居住地小淵沢の地域の共同墓地に墓所を得ることができました。
家族みんなで集うのに十分な広さがある墓地です。

外周にを自然石をまわし、メインとなる碑石も自宅の庭にあった八ヶ岳の地石の中から形の良い一つを選びました。
そして、表には姉・京子さんの提案で、周三さんの一字をとって「周」の一文字を。
 
「とても努力家で、勉強家の人でした。昭和5年生まれ、若いころは戦争で残念な思いもしたと思います。
会社を定年まで勤めあげた後、18もの資格を取って、福祉施設で働いていました」
と周三さんの人柄を振り返る、母・麗子さん。
「周の字は田を囲んで食べ物がみんなの口にいきわたり、あまねく幸せになる、という意味をもつのだそうです。
家族への愛情がここに来ると実感できる気がします」。
家族みんなで周く幸せを分かち合う場ができました。

造り込みすぎない自然石のお墓は八ヶ岳ならでは。
劇的なデザインが神聖な空間をつくりだします。
 
 
「周」を古代文字で表現。田の下の口が笑っているよう。

 
「おじいちゃんにお礼を言ってから、お墓に納めようね」
納骨前の大切な時間です。


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