お知らせ

2013年2月8日

おかみブログへのご意見

おかみブログにデザイン墓石についてのご意見をいただきました。
せっかくいただいたご意見です。
他にも同じようなご意見を持っている方がいるかもしれないと思い、そのご意見についての返信もかねて記したいと思います。
参照:「楽しいお墓写真、撮り歩き」 (投稿日:2010-08-31)
 
いただいたご意見は、
1.「特殊なデザインのお墓を作るとき罪悪感はないのか?」
2.「普遍性のないデザインでは一代限りの使用となるのではないか?」
3.「一代限りのお墓が増えるのは環境破壊と使い捨て社会を加速させるのではないか?」
という内容でした。
 
ご意見に対して当店の考えを記します。
1.投稿者様が言う罪悪感とは、特殊なデザインのお墓が環境破壊につながるのではないかということについてだと推察しますが、
一方で伝統的な形でないお墓は文化を壊すという趣旨にもとれます。
環境破壊についての考えはあとで述べるとして、まずお墓の形についての基本的な考え方を記します。
デザインの違いによってお墓を建てる目的や意味が変わるとは思えません。
お墓は故人を追悼するための象徴物である、ということは古来より変わっていません。
しかし、お墓の形は時代により変わっています。
現在一般的と言われる三段のお墓が定着したのはわずかこの100年ぐらいのことです。
それも日本でだけのこと。
ですから、故人を偲ぶため、という目的の前にはお墓の形はどんなものでもいいと考えます
一方で、当店では仏教檀家の方には五輪塔をお勧めしています。
仏教で供養をするのなら仏教的にありがたいといわれている形で建てるのが”望ましい”と考えるからです。
そして、お墓の形は、石屋が勝手に決めて建てているのではありません。
建墓にあたって石屋側から五輪塔を含めていろいろな形を提案しますが、最終的に形を決め、建てるのは施主さんです。
その形が、”施主さん”が”故人のためになる”と考えて“お墓として“選んだものなら、デザインに良し悪しはないと考えます。
昔からある五輪塔は良い形で、最近考えられたデザイン墓は悪い形とは言えないでしょう。
 
2.デザインに普遍性があれば代々ずっと続くのか?と考えれば、そうとも限らないわけで、
そもそも目的が達せられれば、形に普遍性のある必要もないと思います。
代々続いてきた家、これからも続く家であっても、その家、その方の考えるその家らしいお墓を建てさせていただければうれしく思います。
ちなみに、おかみブログに載っている6軒のデザイン墓はすべて承継する子孫の方もおられる、代々墓です。
また、普遍的でない、といわれるほど突飛なものとも思えません。
特に当店で実績の多い「自然石タイプの碑石」は、日本人のお墓の原点ともいえる「千引石」を彷彿とさせるもので、ある意味最も普遍的な形と言えると思います。これは個人の感じ方によるとは思いますが。
ただし、お墓のデザインが子孫に受け入れられないといけませんし、田舎という地域柄も考慮し、あまりに具体的過ぎるデザイン(たとえば個人の趣味を特定するものの形とか)は当店としてはお勧めしていません。
 
故人に思い入れがあるほど、その人のために建てるお墓にも思い入れが生じるのです。
想う人のため、自分のため、子孫のためと考えた上でお墓に個性的なデザイン性を求める施主さんに、当店は喜んでデザイン墓石を提供します。
 
3.まず、日本ではもうしばらく死亡者数は増えていきます。しかし、世帯員数の減少、宗教感の薄れ、価値観の多様化、すでに家墓があるなどの理由から石のお墓自体は増えていくことは無いだろうというのが業界の見方です。
建墓されるお墓そのものも小型化しています。
投稿者さんの心配される採石による環境破壊は増えないと思われます。
また、世界を見渡してください。
石の採掘による環境破壊など、コンクリートを得るために削られる山、金属を得るために掘られる穴、道路や住宅を造るために埋められる谷、それらに比べたら建築に使われる石を含めてもごくわずかなものです。
量の問題ではないとしても、圧倒的に耐用年数の長いお墓の石は、材料として見ても車や家や他の製品より環境の破壊具合は低いはずです。
とはいえ、わずかでも1代限りの個人墓が増えればその分の環境破壊があるのは確かです。
しかし、人間の経済活動のすべては環境破壊の上に成り立っています。
1業種の小さな動向による影響に一人が意見するより、世界全体で進む発展による環境破壊についてみんなで意見し、行動し、意識を変えていった方が採石による破壊を含め環境破壊そのものを早く減らすことになると思います。
 
そして、使い捨てとはならぬようできるだけ良いものを必要とする方に引渡し、保守管理ついても助言しています。
ちまたでは10年で建て替えや大規模な補修を余儀なくするような工事をして「低価格で提供」とうたっている業者もありますが、それこそ環境破壊=「もったいない」と評価せざるを得ないことです。

なによりお墓は死者のためだけではなく、今の生者のためであり、未来人(子孫)のためであり、いつまでも家が世が栄えていってほしいとの願いを込めて建てるものです。
遺族の安寧と願いをこめたいつまでも残る仕事である建墓を生業としていることをありがたく感じます。
 
最後に、最も吉相のお墓とはなんでしょう?
それは、”お参りのされている”お墓です。

2013年2月7日

13号 2013年1月発行

対談・職人気質 -その道のプロにきく仕事へのこだわりとご先祖祀りについて思うこと-

第6回 畳屋四代目の新たな挑戦 〜有賀俊幸さん〜
 
富士見町有賀畳商会4代目。高校卒業後、京都の老舗畳店に住み込み、畳技術や簿記を学ぶ専門学校に通いながら3年間修業。その後父の店に戻り、京都仕込みの伝統技術に加え最新設備も取り入れ家業を守っている。畳製作技能士1級(国家資格)と職業訓練指導員畳科の免許を持つ。

 
― 家業の畳店を継ごうと思ったいきさつは?
祖父からも父からも畳屋になるんだ、と言われて育ちました。特に反発もなく、他のことを少しばかりしてから戻るくらいなら、最初からなろう、と自然に決心するようになりました。
 
― 修業場所に京都を選んだのはどうしてですか?
まず家を出て住み込みで働きながら学べるところ、ということ。それに京都は寺や茶室、日本家屋がたくさんあり、日本の畳文化が生きているところです。実は京都の畳は日本の世間一般のものとは違って、家に戻ってから戸惑うことも多かったのですが、そういう違いを学べたのも貴重な経験でした。
 
― 畳文化や畳店の現状は?
畳離れしてはいますが、うちには個人の方から張り替えの仕事もよくあります。代々の店という知名度と技術のおかげですね。お客様に直接説明ができる機会も多くて、材料や加工の違いをわかってもらえやすいので、やりがいも大きいですね。

 
― 家業を継いだということで、ご先祖に対してはどんな思いがありますか?
先祖を一番意識するのは、祖父の残した仕事(畳)を見たときですね。作業してる姿は見たことがないんですが、畳を見ると祖父の仕事ぶりや職人としてのクセなんかも見えてきて、感慨深いです。子供に継がせたいか、といえば複雑ですね(笑)。でもこの仕事場に来るのは好きみたいです。掃除をしたらこづかいをやったりして、いい仕事とお金が直接つながる大事なものだということを伝えたいと思います。お墓参りも盆彼岸には必ず行きます。将来どんな職業につこうと、畳屋の子供であることは変わらないですからね。
 

2013年2月1日

お墓参り写真コンテスト募集!

お墓は幸せのシンボル。
家族や友人で行ったお墓参りの写真を投稿してみませんか?
 
賞金は大賞5万円、入賞2万円。
昨年は当店も応募しましたが、惜しくも受賞には至らず(誌面では紹介されたのですが…!)
今年はリベンジを狙います。
 
応募は当店へメール、郵送、ご持参いただくか
主催機関のホームページhttp://ohaka100nen.blog.fc2.com/より。

◆募集要項◆
(応募期間)   平成25年5月17日(金)まで
 
(各賞と賞金)  ・大賞(1名) 5万円 ・審査員特別賞(1名) 2万円 
         ・庵治ストーンフェア賞(1名) 2万円 ・奨励賞(3名) 記念品
          賞金または記念品は、審査発表後ご連絡の上、贈らせて頂きます。
 
(審査発表)   平成24年6月15日(土)
 
(応募方法)
・ お掃除している写真・笑顔でお墓参り・尊く合掌している姿など、お墓参りをしている写真。
  または、メッセージ付き (8百字まで)の写真。
  お墓参りの本来の意味合いのあるものには、すべて規制がなく応募していただけます。
・ 以下をお書き添えください  
  1.作品名(題名) 2.お名前(非公開をご希望される場合はペンネ-ム可)
  3.ご住所 4.連絡先電話番号を明記の上メ-ルの添付ファイルでお送り下さい。

2013年1月30日

本の紹介「落語で大往生」

本はこころの栄養剤。
毎日をポジティブに生きられるおすすめの本を紹介します。
 
落語で大往生  
笑いのエッセンスがたくさんつまった落語。その中には仏様の教えが根っこになっているものも。一般的によく知られる落語の話を仏教的に解釈し、ふだんの暮らしを見直すことができる一冊です。「化けものつかい」「まんじゅうこわい」「目黒のさんま」「寿限無」などおなじみの落語41話についての法話を収録。
 
〜あとがきより〜
「往生とは、死に向かって、いのちの限り生き切り、生き尽くすこと。… 落語とは何とまぁ、いきいきとした、勝れた生の智慧に満ち満ちていることか。それを仏教の智慧と照らし合わせてみますと、絶妙甚深の晃が、私たちを照らし、導いてくれるのです。」
 
著者:亀井 鑛
真宗大谷派珉光同聞会で聞法、仏の教えをわかりやすく読みとくエッセイなどを執筆。NHK「こころの時代」司会者。
発行:興山舎
小淵沢町円通寺の住職でもある阿部信顕師が代表を務める仏教系の出版社。わかりやすく読みやすい生き方指南本を多く発行。
 
定価:1700円(税別)
購入ご希望の方は当店までご連絡ください。

2013年1月27日

黄檗宗本山に修業に行きました

仏教の教義に基づいて正しく墓石を建てましょうと、啓蒙している研究会「仏教墓塔研究会」というものに、当店も参加しています。
年に1回、研修会があり、本山などのお寺で修業体験をします。
25年度は京都黄檗宗本山の研修道場で禅修行体験をしてきました。
 
毎回厳しい研修ですが、今回も朝4時からの作務、座禅に始まる禅修行と日中講義を詰め込んだあわただしい体験でした。
久しぶりの座禅に足は痛み、1汁1菜の食事に腹をすかせ、墓塔講義以外では暖房などありませんから、カイロが支給されておりましたが、道場のせんべい布団では寒くて寝られずというたいへん記憶に残る3日間でした。
当然2日目講義には居眠り者続出、翌夜には使い切りカイロが大量に支給されました。
 
江戸時代に伝わった黄檗宗には中国の影響が強く残っており、信徒さんには中華系の方も多く、研修後には万福寺近くの華僑の方の墓地の見学もしてきました。(若だんな)

2013年1月15日

美田郷栄

14日成人の日は一日中雪が降りました。
明けて15日、朝のうちにかかっていた薄い雲も去って、まばゆいばかりの銀世界です。
石屋は、現場は一時休止ですが、工場と事務所は変わらず営業しております。
 
里山で雪をかぶった記念碑と、そのそばに凛として立つ桜がとても誇らしげ。
春はまだまだですが、今日の日差しはとても暖かです。

2013年1月6日

開運!石臼餅つき

新年あけましておめでとうございます。
 
いとう石材は商店街の福引会参加からスタート。
石臼でお餅つきをしました。
 
石臼は愛知県産の白御影で作ったもの。
いったん温まると熱が逃げにくく、ふかしたてのもち米が冷めにくいのでふっくらもちもちにしあがります。
もち米は昨年からおなじみ、小淵沢松向の五味さんちの有機米を使わせていただきました。
 
2回ふかして、会場に来ていたお客様方についていただき、
その場でちぎりわけて、きなことおろしポン酢で召し上がっていただきました。
あっというまになくなってしまうのですが、その場がぱあっと華やかになって、楽しいひとときでした。
 
ペンション振興会がトン汁をお振舞。
こちらもおいしくて、最後はトン汁とお餅をあわせて、小淵沢特製「お雑煮」のできあがり。
こちらも大好評でした。
 
今年も皆様に運がつきますように!

2013年1月5日

新春・石臼餅つきやります!

小淵沢商店街の新春恒例イベント・すずらんカード会福引が、
明日1月6日(日)に行われます。
当店も昨年に引き続き、石臼でお餅つきをします。
名づけて「開運!つきたて餅」
  
石臼は愛知県産の白御影で岡崎の石職人が製作した本格的なもの。
これでぺったんぺったんついたお餅はきっと食感も違うはず!
10時頃と12時ころにつき始めますので、どうぞお越しください。
 
場所は小淵沢駅前商店街、旧商工会館にて。

2013年1月1日

新年あけましておめでとうございます

平成25年が明けました。
皆様、おめでとうございます。
 
今年も石の魅力、ご先祖参りの大切さを伝えていければと思います。
変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
 
現場工事開始は1月7日からですが、
お墓のご相談はお正月の間もお受けしております。
ご家族が集まったら、ご先祖のこともお話し合いください。
ご連絡の上、どうぞご来店ください。

2012年12月29日

施工例紹介〜山景色にバイオリンの音色が響く

ステキなお墓ができました。
黒光りするお石塔にまわりの山々が写り込んで、彫刻と一体化してます!


  
お施主さんの思いがこもった桜の花とバイオリンを半立体彫りしました。




 
デザイン上では「アール」にこだわりました。
墓石全体は横型で、角を大きく丸くしたり、曲線を使っています。
外柵もねじれ感のある曲線を用いました。
全体的に柔らかな印象に仕上がりました。




 
このお墓にはお施主様のおばあさまとご両親の遺骨を分骨していれてあります。
先代までのお墓は別のところにあり、実質このお施主が初代になる寿陵墓ですが、
「ご先祖あっての私」という思いをこめて、墓誌にもそのお3方のお名前を刻んであります。
 
桜は奥さんの好きな花(木)、
バイオリンはご主人のご職業にちなんだもの。
個性をさりげなく表しながらも、飽きの来ない、いつまでも穏やかな気持ちでおまいりし続けられるお墓に仕上がりました。
  
施主さんは車で5分程度のところにお住まいなので、犬の散歩コースに入れて毎日来たいとのこと。
お墓は亡くなった人のものだけでなく、生きている人の心のよりどころだと、あらためて感じさせてくれるお仕事でした。