お知らせ

2012年6月30日

ご納骨はお任せください

今日は神道のお宅の納骨のお手伝いをしました。
特別に撮影許可をいただきました。
ご当家もこういう機会だからこそ、親戚一同が集まった家族の記録になると、快く撮影に協力してくださいました。
 
字彫りと墓石のクリーニングは事前に済ませ、
当日は早めに墓地に行って、式準備の最終チェック。クリーニングが済んだ日からしばらくたったので、また少し畑などからの土埃もついています。きれいなぬれぞうきんで拭いました。納骨堂の石蓋をあけて、内部に蜘蛛の巣などが残っていないかチェック。字彫りをしたときに掃除はしていますが、今一度。白布をかぶせた台を準備。お骨壺や花などの一時置きにします。

いよいよ式が始まりました。
今回はおじいちゃんの五十日祭。祀官さんが五十日祭の清め祓いをします。そして、納骨。

 僭越ながらここは石屋が仕切らせていただきます。「それでは、○○様のお骨を納めさせていただきます。」

 大好きだったおじいちゃんの、親族で行う最後の送り出しになるのです。お骨壺を、宰主様にもう一度抱いていただきます。そして骨壺に触れて感謝のお声掛けを参列の皆様全員に、時間がゆるす限り。それがむずかしければ近いご親族やお子様だけでも。おじいちゃんの力で、いい子に育ちますように。

みなさんがお骨壺に触れ、声掛けが終わったら、納骨堂に納めます。ここは膝をついたり重い石を扱ったりするので、石屋が行います。
 
蓋をしめて、首を下げて引きます。
ここからまた祀官さんが、こんどは骨納めの祓い詞を。
 
祖神(おやがみ)さまのお守りがありますように。
ご親族みなさんの心に残る納骨式になるよう、心を込めてお手伝いしています。
 

2012年6月29日

お墓コンテスト入賞作品をご紹介

第18回「全優石お墓デザインコンテスト」に入賞した
S家のお墓です。
 
Sさんは30年ほど前八ヶ岳が好きで移り住み、薪ストーブの販売と施工をするお店を経営。
 
幼くして亡くなった子供のお墓を横浜から改葬し、自らも入るお墓に特別な思いを込められました。
  
碑石のデザイン、彫刻画ともSさん自ら考案。
背の高い碑石の形は山並みをイメージ。
心静かに小さな庵(いおり)で、夫婦二人心静かに最後を迎えたい。
(実際はお店が繁盛し、まだまだ静かな余生、というわけにはいかないようですが)
道は天(あるいは浄土)へ上る道、二輪草は夫婦を表しています。
上部の「語」はこの場所が語らいの場になるように、という想い。
花立と線香立の形も夫婦をイメージ。
入口は切り返しの角度も考えたスロープにし、空きスペースも多く設定。
このスペースには今後ベンチを置いたりして、より語らいがしやすくなるものを追加していきます。
 
明るい赤の御影石の背の高い碑石が青空と八ヶ岳に包まれ、しっくりと景観になじんでいます。
 
次回ころころ通信「職人気質」コーナーで、薪ストーブ専門人としてお話をまとめる予定です。

お墓デザインコンテストに入賞内定!

当店で建てたお墓が、全優石「お墓デザインコンテスト」に入賞することが内定しました。
 
今日は本部より、詳細を聞くための電話あり。
 
正式発表は7月初旬、全優石ホームページにて。
また、マスコミ各所にも通知がいき、毎年取り上げられています。
 
応募したのは北杜市大泉町のSさんのお墓。
八ヶ岳の山並みとお施主様の生き方があらわされた、形と彫刻です。 

2012年6月21日

南無釈迦牟尼佛を彫った想い

次の「ころころ通信」の取材のため、甲府のお客様のところへ行ってきました。
  
夫婦でコーヒー専門の喫茶店を営んだこともある人。
(ということで、このページのタイトル画像をイメージ画に使いました。)
甲府出身、甲府在住、お墓も甲府という、最近の当店にはめずらしいお客様ですが、「仏教墓塔研究会」のホームページから当店を探し当ててきてくれた方です。
仏教各宗派ごとの正しい教義とお墓の建て方を研究する会で、意識のある石材店は参加してます
「仏教墓塔研究会」の研修に参加してるのは、県内では当店の若だんなだけみたいですね。
 
取材裏話は「石屋のおかみの八ヶ岳絵日記」で。
http://isiark.blog59.fc2.com/blog-entry-700.html

2012年6月20日

お墓保険&生活サービス 格安キャンペーン

当店でお墓をお求めの方にチャンス!
墓石の天災補償付き生活サポートサービス「おまいりまもり」の割引キャンペーンを開催しています。
「おまいりまもり」とは、グルメ、健康、レジャーなど普段の生活の中で役立つ割引やクーポンが利用できるサービスにお墓の補償が付いたこれまでにない会員サービスです。
月々の利用料(掛け金)がかかるものの、上手に使えば会費よりずっとリターンが得られ、しかもお墓に保険がかけられるお勧めサービスなのです。
 
それが今なら月額700円で、以下のお得なサービスが受けられます。

お墓保険の引き受けは安心のアメリカンホーム。

新規建墓、または既存墓石の改修工事をされた方が入会申し込み可能となります。
この機会にぜひ!
 
・旅行、レジャー、グルメで役立つ割引優待サービス
 http://www.recolife.co.jp/discount.html
・天災によるお墓の損害を補償
http://www.recolife.co.jp/insurance.html

2012年6月17日

お墓クリーニング

お墓のクリーニングをしました。
 
昭和40年代に建てたお墓。
木曽の黒光真石(こっこうまいし)という石で建てたお石塔と白河石の地上納骨堂です。
石材同士のズレなどの狂いは全くでていませんが、長い年月の水垢がついています。
今回は薬品を使わず、特殊ブラシと手道具だけで水垢やコケなどの汚れをおとします。
 
まず大まかに全体を洗浄しますが、そのあと大部分は端から少しずつ削ったりこすったりする細かい作業。
意外に動きが小さくて神経質な作業なのです。
 
ほぼ汚れを落とし終わったお石塔は、まるで磨きなおしたように往時の美しい艶が戻ってきました。
(下の画像が作業終了間近のもの。鏡みたいにピカピカです)
これというのも、40年前のもとの磨きが丁寧でいい艶を出していたから。
はじめがきちんとしていると、年月がたって整備したときに、ちゃんと元の艶が現れます。
磨き加工があまいとこうはなりません。
かつて、うち中総出で工場でせっせと磨いた苦労は、こうして次の代に引き継がれるのです。
 
磨きの艶持ちについて、女性によくわかってもらうために、爪磨きを時々例にだします。
爪磨きの道具は1段階から7,8段階くらいまであって、全部使って丁寧にみがくと、
爪のつやもいいし、滑らかになってマニキュアもぬりやすい。
いいかげんにしたものはマニキュアを塗った直後はそれなりのしあがりで、
ぱっと見にはわかりませんが
おしゃれな人には良し悪しがわかるし、少し時間がたつとすぐはげてしまいます。
石も全くそれと同じです。

2012年6月16日

当店のとりくみが専門誌で紹介されました

墓石や石材の専門誌「月刊石材」の巻頭特集で、当店のとりくみが紹介されました。

特集記事は「お客様の声は私たちの励み」。
お客様の声を業務に活かして売り上げをのばしたり、仕事の励みにしてモチベーションをあげている企業が数社紹介されています。
  
いとう石材のページでは、ニュースレター「石や・ころころ通信」を通じてお客様とのコミュニケーションを大切にしていることがとりあげられました。
  
八ヶ岳では地元の人は8割が既存のお墓をもっていて、後継者は都会に出てしまいお墓離れが進んでいる一方、田舎暮らし先として都会から移り住んだ方が自分たちのエンディングを考えるという新しい動きも出てきています。
「ころころ通信」最新号で移住者の人の寿陵墓の記事を載せたところ、今までにない反響があったと話したことも、「石材」の記事の中で書かれていました。
 
石屋業界の他の店が参考になるような記事に、当店もとりあげられたことは、嬉しいことです。

2012年6月12日

小学校の町たんけん きてくれました

小淵沢小学校の2年生が、社会科見学で町内の店や企業をまわる「町たんけん」で、今年も子供たちが来てくれました。

ごあいさつのあと、まず事前にもらっていた質問に答えます。
みんないい質問くれてました。
1.「だれがどんなおしごとをしていますか?」
2.「しごとをしていてうれしいことはなんですか?」
3.「石はどこからとってくるのですか?」
4.「石のしゅるいは何しゅるいぐらいありますか?」
5.「石でどんなものをつくっていますか?」

今年は、石にどうやって文字を彫るのか、ちょっと体験してもらいました。
石の端材に、あらかじめ用意しておいた名前や模様を切ったゴムを貼り付け、
工場に行ってその場で彫ってあげます。
自分だけのプレートができてよろこんでくれました。

これからも気軽に立ち寄ってくださいね。

2012年6月10日

その道のプロに聞く アップしました

ころころ通信で掲載した「その道のプロに聞く〜仕事へのこだわりとご先祖祀りについて思うこと」のコーナーをホームページにもアップしました。

「人が集まる空間としての墓地、その美とひろがり」 〜一級建築士・両角修次さん〜
  
「恨みは水に流し、恩を石に刻む」 〜やまなし環境会議会長・龍澤泰孝さん〜
  
「普段の暮らしの中に先祖とのつながりを」 〜大工・鈴木直彦さん〜
 
ある1人の人の職業と思想をクローズアップ。
毎回すごいお話をきかせていただき、身を削る思いでまとめています。
読み応えのあるコーナー!