好きな石に穴あけします
お客様から持ち込みの石に穴あけ加工をしました。
女性の方で、石が大好き。
砂岩の塊とかいろいろお持ちで、石に囲まれてると幸せ〜なんだそうです。(*^。^*)
そんな思いのこもった石を、今回はアロマ線香立とハンコ入れにしました。
穴あけ加工賃は各1000円よりお請けします。
(石種、穴の大きさによって工賃は変わります)
お気軽にご相談ください。
お客様から持ち込みの石に穴あけ加工をしました。
女性の方で、石が大好き。
砂岩の塊とかいろいろお持ちで、石に囲まれてると幸せ〜なんだそうです。(*^。^*)
そんな思いのこもった石を、今回はアロマ線香立とハンコ入れにしました。
穴あけ加工賃は各1000円よりお請けします。
(石種、穴の大きさによって工賃は変わります)
お気軽にご相談ください。
見本石の整理中です。
お墓によく使う御影石(一部安山岩)だけで膨大な種類があります。
主な産地は中国とインド。
国内のブランド石と若干ヨーロッパ、アフリカ産もあります。
まずは種類を全部洗い出し、お勧めや比較のために見せる石を通称ジェイ1 グループに、そんなに参考にしないものをジェイ2グループに分けます。
テーブルに並べた色別の箱がJ1。その一例を並べます。こうしてみるときれいだなー。
テーブルの下のみかん箱に入ってるのがJ2です。
J1とJ2に大きな違いはありませんが、一応基準は品質と美しさです。
品質の基準は、水を吸いやすいとか、艶が落ちやすいとか。
寒冷地なので冬の厳しい環境に耐えられる石でないといけないのです。
とはいっても差が出るのは早くて10年後。
まずは好みでいろんなバリエーションを選び、同じような石種ならこっちのほうが品質がいいかな、とか。
あと、あまり価格と品質が安定しないようなものはJ2行きです。
J1とJ2を並べてみました。
どう違うのか、わからない〜。
でも宝石買うのだって、そういう世界ですもんね。
お勧めの石の中でも特にここ八ヶ岳で安心して進められる石は、大きな見本石を用意して「特選コーナー」へ。
なかなか、マニアックな世界です。
市内にお住まいの方が、ある石を持ってご来店。
「父の形見の石なんです。なんでも十勝で採れたものを専門家に磨いてもらったようで。
きらきらして重みもあってとてもいい。心が落ち着きます。
でも庭先に飾っていたら、一度盗まれてしまって・・・
扱いやすいように、小さくしていつでも持ち運びできるようにしてもらえませんか?」
十勝石とよばれたその2つの石は、御影とはちがう光沢を放ちながら、
不思議な存在感を漂わせています。
いったんお預かりし
適当な大きさに切断したあと、切り口を磨いてみました。
ちょうど手のひらサイズの、雰囲気のいいペーパーウェイトの出来上がり。
思い出の品を、守り続けていくって、すてきですね。
今日はとっても嬉しいお手紙をいただきました。
写真も添えてくれています。
「2年ほど前にいとう石材さんより子授け地蔵を納めるお礼のお地蔵さんを買った者です。
長女の初孫のお礼に納めたお地蔵さんを、同居している息子夫婦が山より借りてきて、毎日お願いしていたところ、
願いが通じたのか17年めにして初めて赤ちゃんを授けてもらいました。
また長女に二人目の赤ちゃんを授かり、うれしいことが続きます。
同時に、ご先祖様の供養を本家としてしっかりやれよ、と責任の重さも感じました」
子授け地蔵様、ものすごいパワーですね!!
いつかうちのお地蔵様が別のご夫婦の助けになればいいね、と話していたのが
こんなに早く実現するとは!
ちなみに子授け地蔵とは・・・
山梨市牧丘町の焼山峠というところにある、たくさんのお地蔵様が置いてあるスポットで、
そこにあるお地蔵様を家に連れて帰ると、赤ちゃんが授かるというもの。
授かったら、そのお礼にもともと連れてきたお地蔵様に加えて、もう1体新しいお地蔵様を置いてくる習わし。
どんどん増えているということですので、ご利益があったんでしょうね。
お客様を助けてくれてありがとう、と私たちも早く牧丘にお礼にいかなくては。
全国的に近年多い案件の一つに、お墓のお引越しがあります。
当店でも今年は秋に数件施工しました。
昨年は八ヶ岳近辺にあるお墓を撤去し、お骨や土、魂を都会に持っていく、という案件が多かったのですが
今年は逆に都会からこちらに石碑を移設したい、というご相談が多いです。
引っ越し年なんでしょうか。
八ヶ岳は墓地は広いし、景色もいいし、意外と都心部から近いし、お墓参りも気持ちがいい思うのです。
お墓参りや守るにあたっての条件はいいのではないでしょうか。
複数のお墓を管理するのが大変で、どこかを片づけたいなら、都会を片づけてでも八ヶ岳に来ていただきたい、と地元の業者としてはお勧めしたいです。
先日も横浜にあったお墓を片づけて、本尊墓石を北杜市白州町にある墓地に移設する、というお仕事をしました。
このあたりでは見慣れない形と大きさのお石塔でしたが、もともとあった墓地にうまくすっぽりと収まり、
窮屈でも散漫でもなく、とてもいい感じに仕上がりました。
墓石本体も移設にあたって、きれいに洗浄し、またもとの磨き加工と文字が現れました。
今では貴重な岡山県産万成石(薄い橙色)を使ったお石塔で、墓地全体がぱあぁっと明るくなりました。
お施主さんは完成引き渡しの日、改めてご先祖の地に戻ったお墓をお参りし、
そのあとは観光とショッピングをして帰られるというご計画だったようです。
ご夫婦でいい一日を過ごされたようで、こちらもとてもうれしくなりました。
お墓の改葬のご相談はお気軽に。
ビフォー
アフター
ふるさとに帰って、昔からのご先祖と一緒になったお墓。
南アルプスの見える墓地にて。
「いい感じに収まってよかったね」「ここに来るべくしてくるお墓だったんじゃないかしら」
子どもが授からなくて悩んでいる夫婦の駆け込み寺、「子授け地蔵」。
山梨市牧丘町の焼山峠というところに、そのスポットがあります。
昔のいいつたえをもとにした民間信仰で、そこにあるお地蔵様を家に連れて帰ると、赤ちゃんが授かるというもの。
授かったら、そのお礼にもともと連れてきたお地蔵様に加えて、もう1体新しいお地蔵様を置いてくる習わし。
このご利益がすごいらしく、お地蔵様がいまだにどんどん増えているそうです。
以前、うちの店にもこの峠をお参りしてお地蔵様を連れて帰ったら、めでたく赤ちゃんを授かった方が来て、店頭にあるお地蔵様を買っていってくれたことがありました。
それからも3〜4組、
そして、今日また若いご夫婦が。
かわいらしい女の子を連れて、お地蔵様を連れに来てくれました。
5年も授からなかったのに、お地蔵様を連れて帰ってわずか1か月で、妊娠できたそうです。
すごいパワー!
牧丘と小淵沢は同じ山梨といえども、車で1時間以上かかるところです。
牧丘のそばにある塩山という町では、昔は上質の甲州御影石がとれたので石屋さんもたくさん集まっているのに、なんでわざわざこんな西の果ての石屋まで??
今日のお客様も笛吹市一宮町で、塩山は比較的近いけど、北杜市とはかなり離れているのに・・・。
どうやら、私がいままでに2度ほど書いたブログが検索でヒットしたことと
近くの石屋では一体10万円、という品質のものしかなかったのが理由だそうで。
確かにちゃんとしたいいものは10万円どころか何十万もしますけど、
ちょっと気軽に気持ちの落ち着くものを手元に置きたいことだってありますよね。
だから、うちではいろんな価格帯のものをもともと置いてありました。
左から12,000円、10,000円、8,500円(現品限り。同じものをこれから入荷するなら、中国製品価格高騰につき2〜5割増になってしまいます)
晴れやかな顔のご夫婦と、かわいいかわいい赤ちゃん。
おめでとうございます!お健やかに。
全優石「第20回お墓デザインコンテスト」に、
当店がエントリーした「赤い聖書のお墓」が入賞しました。
全優石のページ→http://www.zenyuseki.or.jp/about/grave_design_contest/prize_winners_20.html
昨年の「バイオリンのお墓」、一昨年の「庵のお墓」につづき、3年連続の受賞です。
お墓への思いは、それぞれ尊く、どの方のお墓が入賞、大賞を受賞してもおかしくないとは思いますが、
写真はこの「赤い聖書のお墓」が一番!と自負しています。
青い空、雄大な南アルプスの景観、仰ぎ見て拝む目線で写したアングル。
お墓が暮らしと共にある、生きている人にこそ大切で、
この場所がみんなの集う場になれば、と願って建てられたこのお墓は
八ヶ岳南麓の雄大な自然も、大きな魅力の一つだと思います。
コンテスト入賞を受けて、八ヶ岳のお墓全体がもっと見直されますように。
小淵沢小学校では毎年2年生が町内のお店や施設をまわる社会科見学「町たんけん」を実施しています。
今年は14人のこどもたちが来てくれました。(いままでで最多!)
今年の子たちは工場の機械にとても興味を示しているとの、先生からの前情報。
そこで、自動切断機を稼働し、実際に石を切断しているところをみてもらいました。
水をシャーシャー出しながら切っていくのですが、それが涼しくておもしろかったよう。
これでも当店にあるのは中型です、と話すと「えー!こんなに大きいのに」とびっくり。
さて、恒例の文字彫刻体験です。
実際のブラストはブラスト部屋にこもって職人がするのですが、
子供たちには石にあらかじめ文字型が切ってあるマスキングゴムをはって、文字部分を抜き取る、という作業をしてもらいます。
やってる最中はこの作業が何につながるのか、たぶんちゃんとは理解できないと思いますが、
できあがって、ゴムをはがしたときの歓声が、いつもかわいくて見てて楽しいのです。
店内の道具なども見たりしました。
石屋が一番小学生に伝えたいこと、考えてほしいことは、「お墓って何?」です。
幸せなことに、小淵沢の小学生のほとんどの家庭には、地元にお墓がすでにあるか、
これから建てる場所があります。
「お墓って何?」という質問を最後のほうでこちらからしてみました。
一人の子が「死んだ人を埋めとく場所」と答えてくれました。
「そう。なくなったらお骨にして、お墓に収めるよね。でもどうしてお墓に入れるの?」
「だいじだから」「すてちゃいけないから」「かわいそうだから」
「そうそう!そうだよね。みんなをかわいがってくれた大切なおじいちゃんやおばあちゃんだから。大好きな人だから、ここに来ればまた会えると思えるから。そういうことだよね」
じゃっかん2年生。
でもこどもたちはちゃんと一番大事なことを知ってて、さらに真剣に考えて、帰ってくれました。
楽しかった。
また来年も次の2年生に来てほしいです。
今日は近所のお堂「矢の堂」でお祭りがありました。
平安時代にその歴史を遡るという由緒あるお堂。
このたびそのいわれを記した記念碑ができました。
制作を請け負った石屋として、今日のお祭にあわせた除幕式に参列。
矢の堂祭では北巨摩のお坊さんが10人近く集まり、一斉にお経を読みます。山とある経典を大勢のお坊さんが片っ端から開いて虫干しをするのです。
そのあと、馬2頭の前でまた読経をします農村なので農耕馬をとても大切にし、田植えなど農業が始まるこの季節に五穀豊穣も願って行う行事なのだそうです。。(これこそ「馬の耳に念仏」? いやいや、この馬たちいい子でちゃんと神妙に聞いてましたよ。)
今日はクリスチャンのお宅のお墓お披露目記念会があり、長坂の墓地に来ています。
イエス様が山上の垂訓をされたことを思わせる丘「向山」に、目の覚めるような美しい赤い碑石ができました。
周りの山々をバックに、堂々と建っています。
震災でお母様と妹様を亡くされた奥さんの思いがこもった、お墓。ご縁あって知り合った方の埋葬先としてもうけいれる、というクリスチャンらしい広い心で作られたお墓です。
もともとお披露目を3月11日にする予定でしたが、大雪のために工期がのびてしまい、今日になりました。
長坂は今日夜桜祭り。来週はイースター。
神様の元で生まれ変わる、という意味もこめられて、今日でよかったかもしれません。
記念式は少し肌寒い強めの春風の中、大勢の参列者に囲まれて和やかに行われました。
礼拝式です。
バイオリンの演奏に合わせて讃美歌を歌います。
私も学生時代はミッション系の大学でしたので、多少の心得があるつもり。
山の上で皆さんと一緒に歌う讃美歌はとても心地よいものでした。
牧師様のお話です。
「突然神に召されたお二人に今生で会えないことは寂しくてなりませんが、すべては神にお任せするよりありません。
お墓には生年月日と亡くなった日が彫ってあります。
お墓は生存の証し。
私たちはここに来て、お二人の良いところを思い出しながら、自分の糧にするべきです。」
お施主様の言葉。
「家のお墓としてだけでなく、納骨に困っている人を受け入れたいと思っています。
ここはこんなに眺めがいい。日本ではあまりなじみがないですが、外国ではお墓でピクニックするのは普通のこと。
ここがそんな場所になればいいです」
みんなと一緒に自然に還る お墓と暮らし。
八ヶ岳での新しいお墓のかたち、なのかもしれません。