お知らせ

2014年1月25日

九十余年の人生を込めた歌碑

92才になるおじいちゃんのために、息子さんとお孫さんが記念碑を建てられることになりました。
おじいちゃんは短歌がご趣味。
今までの人生を振り返って、渾身の一句。
 
新道に 添いたる旅籠 亀甲屋
      宿を閉ざして 九十余年
 
新しい道ができる際に宿を興した当時の当主。
その後時代は流れて旅籠の役割もなくなり、おじいちゃんが生まれたころには宿を閉ざしていたとのこと。
そこからさらに九十余年の歳月。
どんな思いでその年月をふりかえったのでしょう。
 
石は御岳山の黒光真石、表面は研磨してあります。
書をたしなむ友人に書いてもらいました。
 
パソコン上にとりこんだ書を、マスクゴムにペン書きし、
カッターで切り取ります。


 
庭に台石を据えて、碑石をのせて
こんな感じに仕上がりました。