お知らせ

2014年7月12日

お墓コンテスト入賞しました。

全優石「第20回お墓デザインコンテスト」に、
当店がエントリーした「赤い聖書のお墓」が入賞しました。
全優石のページ→http://www.zenyuseki.or.jp/about/grave_design_contest/prize_winners_20.html
 
昨年の「バイオリンのお墓」、一昨年の「庵のお墓」につづき、3年連続の受賞です。
 
お墓への思いは、それぞれ尊く、どの方のお墓が入賞、大賞を受賞してもおかしくないとは思いますが、
写真はこの「赤い聖書のお墓」が一番!と自負しています。
青い空、雄大な南アルプスの景観、仰ぎ見て拝む目線で写したアングル。
 
お墓が暮らしと共にある、生きている人にこそ大切で、
この場所がみんなの集う場になれば、と願って建てられたこのお墓は
八ヶ岳南麓の雄大な自然も、大きな魅力の一つだと思います。
 
コンテスト入賞を受けて、八ヶ岳のお墓全体がもっと見直されますように。


 

 

2014年6月22日

小淵沢小2年生 石屋見学14人!

小淵沢小学校では毎年2年生が町内のお店や施設をまわる社会科見学「町たんけん」を実施しています。
今年は14人のこどもたちが来てくれました。(いままでで最多!)
 
今年の子たちは工場の機械にとても興味を示しているとの、先生からの前情報。
そこで、自動切断機を稼働し、実際に石を切断しているところをみてもらいました。
水をシャーシャー出しながら切っていくのですが、それが涼しくておもしろかったよう。
これでも当店にあるのは中型です、と話すと「えー!こんなに大きいのに」とびっくり。


  
さて、恒例の文字彫刻体験です。
実際のブラストはブラスト部屋にこもって職人がするのですが、
子供たちには石にあらかじめ文字型が切ってあるマスキングゴムをはって、文字部分を抜き取る、という作業をしてもらいます。
やってる最中はこの作業が何につながるのか、たぶんちゃんとは理解できないと思いますが、
できあがって、ゴムをはがしたときの歓声が、いつもかわいくて見てて楽しいのです。




 
店内の道具なども見たりしました。


 
石屋が一番小学生に伝えたいこと、考えてほしいことは、「お墓って何?」です。
幸せなことに、小淵沢の小学生のほとんどの家庭には、地元にお墓がすでにあるか、
これから建てる場所があります。
「お墓って何?」という質問を最後のほうでこちらからしてみました。
一人の子が「死んだ人を埋めとく場所」と答えてくれました。
「そう。なくなったらお骨にして、お墓に収めるよね。でもどうしてお墓に入れるの?」
「だいじだから」「すてちゃいけないから」「かわいそうだから」
「そうそう!そうだよね。みんなをかわいがってくれた大切なおじいちゃんやおばあちゃんだから。大好きな人だから、ここに来ればまた会えると思えるから。そういうことだよね」


 
じゃっかん2年生。
でもこどもたちはちゃんと一番大事なことを知ってて、さらに真剣に考えて、帰ってくれました。
 
楽しかった。
また来年も次の2年生に来てほしいです。

2014年5月30日

17号 2014年5月発行

今年の2月は記録的な大雪で大変でしたが、それでも春はやってきてくれてありがたいことです。
八ヶ岳の美しい春景色の中、家族のつながりを考え直す記事が集まりました。
 

対談・職人気質 -その道のプロにきく仕事へのこだわりと家族のつながりについて思うこと-

第9回 命をうけとめる 〜助産師 雨宮幸枝さん 山本由紀さん〜
  
親子3代にわたる韮崎助産院の助産師。母・雨宮さんの厳しくも愛情のこもった指導に加え、娘・由紀さんのカイロプラクティックや整体の技術を取り入れた骨盤ケアを通して、自然で無理のない妊娠生活と分娩をサポートしている。産後の指導も充実。家庭的な雰囲気で、出産後も交流が続く人が多く、親子2代の分娩でお世話になったという例も少なくない。

 
―その節はお世話になりました。相変わらずとってもお元気そうですね。
雨:(息子・空を見て)大きくなったねぇ。ひとなつこくていい子に育ってるよ。
  
―先生は妊婦検診のときもそうやって語りかけてくださいましたよね。
雨:おなかの赤ちゃんはちゃんと聞こえてるだよ。「手をあげて」って言ったらちゃんとあげるもの(笑)。家族のみんなから愛されてる実感を赤ちゃんに与えてあげることが何より重要なの。だから自宅でもみんなで語りかけをしてあげてほしいね。
 

  
―家庭生活の指導も真剣ですよね。
雨:毎月の検診はたっぷり時間をとりますよ。今の世の中、一人の妊婦を予定日まで管理して正常な分娩にもっていくのは、実は並大抵のことじゃない。その人の食生活、睡眠時間、働き方、それからほかの家族の生活のしかた、そういったことを検診のときに聞き出したり感じ取ったりしてるんだけど、夜中までパソコンしてたり、食事も不規則だったり少なかったりする人が多い。そういう実情はよく注意して面談しなければわからないでしょう。

今の日本は乳児死亡率が低いから、みんな出産をなめてる節があるけど、本当は自己管理がものすごく大切な一大事業だってことを妊婦さんも家族も認識しなきゃだめ。助産院では特に、自然に産む力をつけてもらいたいから。

  
―そのための厳しい指導なんですね。運動や身体能力も昔と違ってきて大変なこともあるんですか?
由:骨格と栄養分が農村中心だった世の中とはぜんぜん違ってきていますよね。足腰が弱くて骨盤がゆるくなってるんです。だから子宮がただでさえ骨盤の中に入り込むような位置にまで下がってきて、だから赤ちゃんがとても窮屈な思いをすることになるんです。この助産院では骨盤や背骨を矯正する体操教室やゆがみ矯正治療を取り入れました。赤ちゃんが電車だとすると産道はトンネル。赤ちゃんは産道を回旋しながら出てくるんだけど、きちんとレールがしいてあれば無理なく出てこれるんです。そのきちんとしたレールがゆがみのない体というわけです。
雨:命をあずかるんだから、こっちも真剣勝負だよ。私ね、笑われるかもしれないけど、予定外にお産が近くなったり危険なお産になりそうなときは鼻でわかるの。「なんか生臭い」みたいな。そういうときはお寺でお経を読んでもらうんだよ。こんなに科学や医療が発達してる時代だけど、やっぱり赤ちゃんは宇宙から来るもの、というかんじがするんだよね。さずかりものだから、神仏の助けも借りて、私も全力で赤ちゃんとお母さんを助ける。
  
―そんなふうに守られて生まれてきた赤ちゃんは幸せですよね。
雨:どの子もみんなかわいいよ。私がとりあげたお産は絶対忘れない。大変な仕事だけど、命がつながった瞬間の喜びには替えられない。今70才だけどね、まだまだやるよ。(次女田鶴をみて)あんたもここで産めし。

2014年5月3日

矢の堂の記念碑ができました

今日は近所のお堂「矢の堂」でお祭りがありました。
平安時代にその歴史を遡るという由緒あるお堂。
このたびそのいわれを記した記念碑ができました。
制作を請け負った石屋として、今日のお祭にあわせた除幕式に参列。

 


  
矢の堂祭では北巨摩のお坊さんが10人近く集まり、一斉にお経を読みます。山とある経典を大勢のお坊さんが片っ端から開いて虫干しをするのです。


  
そのあと、馬2頭の前でまた読経をします農村なので農耕馬をとても大切にし、田植えなど農業が始まるこの季節に五穀豊穣も願って行う行事なのだそうです。。(これこそ「馬の耳に念仏」? いやいや、この馬たちいい子でちゃんと神妙に聞いてましたよ。)



 
 

2014年4月12日

八ヶ岳にたたずむ十字架の碑

今日はクリスチャンのお宅のお墓お披露目記念会があり、長坂の墓地に来ています。
イエス様が山上の垂訓をされたことを思わせる丘「向山」に、目の覚めるような美しい赤い碑石ができました。
周りの山々をバックに、堂々と建っています。






   
震災でお母様と妹様を亡くされた奥さんの思いがこもった、お墓。ご縁あって知り合った方の埋葬先としてもうけいれる、というクリスチャンらしい広い心で作られたお墓です。
もともとお披露目を3月11日にする予定でしたが、大雪のために工期がのびてしまい、今日になりました。
長坂は今日夜桜祭り。来週はイースター。
神様の元で生まれ変わる、という意味もこめられて、今日でよかったかもしれません。

記念式は少し肌寒い強めの春風の中、大勢の参列者に囲まれて和やかに行われました。
礼拝式です。
バイオリンの演奏に合わせて讃美歌を歌います。
私も学生時代はミッション系の大学でしたので、多少の心得があるつもり。
山の上で皆さんと一緒に歌う讃美歌はとても心地よいものでした。


  
牧師様のお話です。
「突然神に召されたお二人に今生で会えないことは寂しくてなりませんが、すべては神にお任せするよりありません。
お墓には生年月日と亡くなった日が彫ってあります。
お墓は生存の証し。
私たちはここに来て、お二人の良いところを思い出しながら、自分の糧にするべきです。」
 
お施主様の言葉。
「家のお墓としてだけでなく、納骨に困っている人を受け入れたいと思っています。
ここはこんなに眺めがいい。日本ではあまりなじみがないですが、外国ではお墓でピクニックするのは普通のこと。
ここがそんな場所になればいいです」
 
みんなと一緒に自然に還る お墓と暮らし。
八ヶ岳での新しいお墓のかたち、なのかもしれません。
 

2014年4月1日

表札づくり体験教室やりました。

春休みになったので、ちょっとイベントを企画してみました。
小学校2年生の町たんけんという課外授業で、毎年石屋にも子供たちを受け入れていますが、
そのとき体験してもらう「表札づくり」です。
自分の名前を石に彫る。記念にもなるのでいつも好評。
 
今回は初回ということもあり、広く声掛けはしませんでしたが、
3人の小学生が来てくれました。
 
「町たんけん」では時間も限られているので、名前や模様を切り抜いたゴムシートを
あらかじめこちらで用意しておくのですが、
今回は一から自分で絵を描き、それをカッターでくりぬきたいということで、がんばってもらうことにしました。
これって、けっこう大変なんです。
 
印刷ではないから、書いた線をそのまま彫るのは無理な部分も多い。
つまり切り絵をつくる感覚と考えてもらったほうがいいかもしれません。
それを伝えるのがなかなか難しかったけど、
最後はこちらも手伝ったり、細かい線を簡略化したりすることでなんとか形にしました。
 
下絵制作中。

 
 
下絵ができた。

 
 
ブラストをかける部分のゴムを切り取る。

 
 
マスク型ができた。

 
 
いよいよ彫ります。サンドブラストはこちらでやります。


 
彫りあがった!


  
ゴムをはがしたらできあがり。


 

2014年3月19日

待ちに待った山里の春

あさっては春分の日、春のお彼岸です。
「国民の祝日に関する法律」によると「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日だそうです。
ちなみに秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日。
 
今年は2月に山梨県史上最大規模の大雪災害にみまわれ、みんな大変な思いをしました。
農家のお宅ではハウスが全壊したり、フロントガラスが落雪で大破したウチのレガシイも廃車にする方向で検討してたりして、まだまだ完全復活というわけにはいきませんが、
それでもありがたいことに、春はちゃんとやってくるものです。
ここ数日の暖かさで一気に雪もとけ、いろんな木のつぼみが膨らんできているのを目にします。
ほんとに、今年ほど春の訪れが待ち遠しかったことはありません。


 
そんな中、お墓にも墓参の方がちらほら。
あたらしいお花が飾られるお墓が増えてきました。

昨日冷たい雨が降る中、テントを張って仕上げの作業をしたお墓が無事完成。
今日は青空のもと、美しい姿をみせてくれます。
お兄さんの命日に合わせて、お彼岸までに、とお約束していたもので、
なんとか間に合ったよかった。
 

 
中国の昔の書家・王羲之の書体による「和暢」の2文字を表に彫ったデザイン墓。
王羲之の文章「蘭亭叙」の冒頭に出てくる「恵風和暢」からとったもので、
暖かな春風が吹いて心が穏やかになる様子を表しているそうです。
まさに、今年の春彼岸に開眼するお墓にぴったり。

このお墓をお参りするたびに、春風のような優しい気持ちになって、ご家族が穏やかに暮らせますように。

2014年3月5日

感謝フェア始まりました

毎年恒例「全優石 お客様感謝フェア」始まりました。

平成26年3月1日(土)〜5月10日(土)の期間中に、当店にて墓石をご契約の方、50万円につき抽選券を一枚を進呈。
旅行券などが当たります。
 
当店でも毎年当選者の方が出ています。
建墓をお考えの方、今がチャンス!
←詳細は画像をクリック!

 
看板むすめ&むすこが元気にごあいさつします。

2014年3月3日

残雪の影響

「甲府ではお墓の灯籠の珠などが、落雪の重みでもげたりしてますよ」と、やっと来店できるようになった問屋さんが言ってました。八ヶ岳周辺でも大いにありえます。
 
当店はここ20年くらいは石材専用ボンドを使って、灯籠の部品も含めて石の接合部はすべて接着していますので、
少々のことならとれたりはしないと思いますが、
もし落ちてしまっていたら、ご連絡ください。
設置年数によって無償またはサービス価格にて補修させていただきます。
 
施工業者さんによっては、少なからず影響が出ているのではないかな、と心配しています。
他業者さんで建てられたお墓でも、どうぞご遠慮なくご相談ください。
 
墓地はまだまだ車が入れません。 
 

2014年2月22日

ノアの箱舟の虹のように

駅前駐車場の除雪ボランティア、してきました。本来の使い方じゃないフォークリフトくん、がんばってくれてます。
と、これはおとといのお話。疲れすぎてUPができませんでした。(^^;)
 

  
今日も朝からキラキラと晴れてくれています。
早朝だけ見られるつららがクリスタルのサンキャッチャーのよう。
考えたら大雪以降ずっと晴れ。まるでノアの箱舟の虹のようです。
日本一の晴天率を誇る北杜市の底力。
 

 
今日は半日自宅前の除雪をしました。
道幅50cm×3mで3時間、汗びっしょり。
 
主要道、ずいぶん除雪が進みました。
1週間ぶりにアスファルトが見え、ありがたいことです。
石屋のまわりの歩道と自宅の前は、人力でお日様と共同作業で雪を減らしていきます。
 

  
お墓はまだ雪捨て場状態で、入口からすでに壁か、海です。
 

例年2月は仕事が進まないのですが、今年はいったいどうなってしまうんだろう、
お客様にご迷惑が…
という不安はつきませんが、
日常生活が普通になってきているだけでもありがたい。
気持ちを切り替えて、普段できない整理業務をしようと思っています。