お知らせ

2014年2月18日

雪の白州から愛をこめて

白州在住の方のお墓工事を進めています。
 
別荘地エリアにお住まいなので、きっと市の除雪も行き届いてなくて、孤立状態なのではと思い心配でこちらからメールしたところ、元気なお返事をいただきました。
クリスチャンのご夫妻です。
こんなときも神様への感謝と隣人への愛を忘れない、本当に素敵なお二人です。
シェアさせていただきました。
  
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大雪の我が家です。まるで雪国の風景です。
私たちの方元気にしております。
 
歴史的な大雪ですね。
白州ではなんと2Mに届くのではと思うほどの雪国風景です。
2度目の雪で1週間は閉じこもり状態になるでしょう。
この時も楽しむことにしました♪
この雪の量からして個人的な雪かきでは来月になってしまいそうですので町の重機が来てくださるのを待つばかりです。
前回の雪の時には4日目に町の除雪車が来てくれました。
幸い、2度目の大雪の直前に少し食料などの買い出しをしましたので2-3週間は大丈夫です。
 
何か神様の私たちそれぞれに備えられた大祝福を思い嬉しくなりました♪♫
今回の大雪のように、想定外の祝福をもって人生を与えられているということを思ってこれまた感謝です。

どんなに大雪でもE-メールは大丈夫です。素晴らしいですね。
暖炉もあり、電気もまだ来ています。
白州の我が家の風景です。


  
また小淵沢に住むクリスチャンの友人から、
今回の雪でご夫妻で鎌倉を造りそこで甘酒とみかんでお茶をしたとメールをくれました。
想定外の大変な時も楽しむ余裕に感心しました。

雪の白州から愛をこめて
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私たちもこの状況を前向きにとらえて、がんばります!

除雪作業、着々と進んでいます。

2月15日に甲信地方を襲った、史上初ともいわれる大積雪。
一夜明けた16日は、なすすべもなく途方に暮れる小淵沢町でしたが、
へこんでばかりもいられません。
県外からの物流途絶の心配もありますが、地域にいる人間は自分たちのできることをして待つしかない!
市の除雪体制もこの積雪を想定したものではなかったのですが、
なんとか主要道路は掻いてくれましたので
ウチもフォークリフトを雪の中から掘り出し、市の手がまわらない部分の除雪を進めました。
 
18日17:00時点で、なんとかここまで進んでます。
子供の背丈ほどの除雪積み上げはありますが、路面が見えています!








 
塩山御影石などの在庫置き場になっていた事務所裏はまだ雪をかぶったまんまですが…。


 
こんな時期だからこそ室内のお打合せはできますので、どうぞご来店ください。
今日もさっそく町内のお堂の役員さんが碑石の相談に来てくださいました。
足場の悪い中、ありがとうございました!

除雪営業 今日の様子

雪害のため、お客様には大変ご不便をおかけしております。
 
現在の当店周辺につきましては、1車線分は確保されており、通行可能です。
 
現在、親方、現場衆、事務方が総出で除雪作業にあたっております。
当店工場前のお客様駐車場も確保いたしました。
 
各業務内容についてお知らせします。
 
●追加彫り、ご納骨のお手伝い無料サービス
現場に入っていけるまで作業を延期させていただきます。
ご相談につきましては、随時受け付けております。
 
●施工途中の工事
ご法要の日程がお決まりのお宅優先で進めさせていただいております。
施工途中の現場はまず除雪作業からかからなければなりません。
  
●設計検討段階のご相談
除雪作業が一段落し次第、お打合せを進めさせていただきます。
  
●新規ご建墓のご相談
下見ができるようになるまで正確なお見積りはできませんが、ご相談は随時承ります。
地域の石屋としての現場情報の蓄積もありますので、大まかなお話はできるかと存じます。
 
室内のお話合いはこういう時期ですので、かえってゆっくりできるかもしれません。
(ねらい目です!)
   
地域経済の一刻も早い復旧のため、地元の業者として協力しております。
ご不便、ご心配をおかけいたしますが、皆様のご理解のほど、よろしくお願いいたします。 

2014年2月17日

大雪のため除雪優先で営業中です。

このたびの大雪のため、小淵沢でも積雪1m以上になりました。
石屋の東側の道路は早めに除雪が入り、とりあえず1車線は確保されていますが、
工場前のお客様駐車場およびそれに接する東西の道はいまだ通ることができません。
 
本日1日除雪を試みましたが、フォークリフトも掘り出せない状況の中
人力でやるにも限界があり、思うように進んでいないのが実情です。
市の除雪もフル活動してくださっていますが、追い付かず、住民にほとんどが託されている状況です。
 
明日17日以降も、ご近所の道路含め除雪を最優先業務としながら
営業しています。
 
ご納骨お手伝いや現場下見にはしばらくお時間をいただければと存じます。
お客様には大変ご不便をおかけいたしますが、
ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

2014年2月8日

会津・お墓めぐり

石屋の全国団体「全国優良石材店の会」の総会が、今年は福島県郡山市で行われました。
全国の石屋さんが集まる会議で、毎年全国のいろいろな都市を会場としていますが、
震災以降、復興の一助になればと東北で行われています。

郡山は会津の入り口で、今年はやはり大河ドラマ「八重の桜」で一躍有名になったところ。
せっかくなので、会津若松まで足をのばしてきました。

会津若松。
「八重の桜」以前の歴史的観光資源といえば、「八重…」以前は白虎隊と新選組と野口英世だったようです。
白虎隊や新選組の悲話は一般的にも人気のあるものですが、
「八重…」を見てるとそれらは戊辰戦争のほんの一部でした。
幕末から明治にかけての大きな歴史の変換の中に、会津は大きくかかわっていたんですね。

白虎隊記念館の前にあるお土産茶屋のおやじさんが、いろいろ歴史の話をしてくれました。
おやじさんによる「会津歴史クイズ!」

1.八重の兄・山本覚馬が、戊辰戦争中薩摩藩によって投獄されていたとき、獄中で書いた書物とは?
 ・・・『管見(かんけん)』
 この題名が出てこなくて残念だったけど、「あー、あの、明治政府の骨格になった、民主主義とか教育の必要性とか、女性の地位とか書いたやつ・・??」って言ってたら、マルをくれました。

2.徳川家康、秀忠、家光の3代に仕えた、お坊さんの名前は?
 これも全然名前が出てこなくて、残念。名前が出ない、なんて年だなぁ。
 おやじさん、「春の桜のときにまた来てくれたら答え教えてあげる」
 「会津に関係する人なんですか?」
 おやじさん、ニヤリ「さー、どうでしょう」
 
 悔しいので、ネットで調べました。
 小説にもなったり、ドラマになったり。
 心躍るような逸話もあります。
 おもしろそー。小説読んでみようかな。
 
 
町あるきのキーは、やはりお墓。
お墓や碑石を通して、会津の歴史を知る。
 
まずは白虎隊の自刃の地とお墓へ。


 


 


 
坂本龍馬を暗殺したといわれる人物候補の一人、会津藩士・佐々木只三郎の墓。


 
新選組・斉藤一の墓。
局長近藤勇を失ってから、会津藩とともに新政府軍と戦った新選組。
斉藤一は新選組きっての剣の達人でしたが、戦いの後半はやっぱり剣で戦うことに無理を感じていたとか。
戊辰戦争が終わってからも会津に残り、会津女性と所帯を持って、大正4年まで生きながらえます。
新選組の中で、私が一番惹かれる人です。


 
蒲生氏郷の墓。
時は戦国末期。信長に仕えた氏郷を、秀吉は東国のおさえとして会津藩主に任命。
キリシタン大名、茶人としても名高い氏郷は、会津の文化や産業発展に大いに貢献したとか。
キリシタンだけど、お墓は五輪塔(仏塔)。


 
お墓は永遠です。

2014年1月25日

九十余年の人生を込めた歌碑

92才になるおじいちゃんのために、息子さんとお孫さんが記念碑を建てられることになりました。
おじいちゃんは短歌がご趣味。
今までの人生を振り返って、渾身の一句。
 
新道に 添いたる旅籠 亀甲屋
      宿を閉ざして 九十余年
 
新しい道ができる際に宿を興した当時の当主。
その後時代は流れて旅籠の役割もなくなり、おじいちゃんが生まれたころには宿を閉ざしていたとのこと。
そこからさらに九十余年の歳月。
どんな思いでその年月をふりかえったのでしょう。
 
石は御岳山の黒光真石、表面は研磨してあります。
書をたしなむ友人に書いてもらいました。
 
パソコン上にとりこんだ書を、マスクゴムにペン書きし、
カッターで切り取ります。


 
庭に台石を据えて、碑石をのせて
こんな感じに仕上がりました。

2014年1月20日

16号 2014年1月発行

「自然」について考えることの多い紙面になりました。
四季のうつくしい日本。日本のお墓には自然への感謝も込められているように感じます。
  

対談・職人気質 -その道のプロにきく仕事へのこだわりとご先祖祀りについて思うこと-

第8回 「山は先生、山は神」、日本人のDNAに組み込まれた心 〜竹内敬一さん〜
 
小淵沢在住の国際山岳ガイド。八ヶ岳編笠山の山小屋「青年小屋」を運営。山梨県警とともに長く山岳救助活動にも携わり、現在は同署山岳救助隊長。日本山岳ガイド協会理事、八ヶ岳山岳ガイド協会会長、環境省自然公園指導員、北杜市観光協会理事などいくつもの重要な立場から、指導や講演も多い。信仰、環境、観光など様々な分野から登山の理解を深めともに行動してくれる、山のプロフェッショナル。

 
― 竹内さん流山岳ガイドとは?
山岳ガイドは土日が中心です。お客様は初心者や女性、そして冬山に挑む上級者まで様々です。それぞれの人の目的やレベルに応じて安全な山登りをサポートすると同時に、山への畏敬の念や自然の多様性を感じてもらいたいという思いで案内しています。
 
 
   
― 山への畏敬は登山の原点なんですね。
日本では昔から山岳信仰があって、登山は修行の一環でしたからね。西洋の登山は約200年とまだ歴史が浅く、「制覇」することが目的ですが、日本では記録に残っている限りでも1400〜1500年の歴史があり、おそらく縄文の頃から生活の中で登山が行われていたと考えられています。私も「山は生き物であり、先生であり、神様」という思いで日々対面しています。「自然をどのように制御するか」をモットーとしてきた西洋人とちがって、自然に生かされていると感じてきた日本人には、DNAの中に自然への親しみと尊敬が組み込まれていると感じますね。だから私も山に失礼がないように、山に合わせた体力づくりや知識の習得を心がけています。
 
  
― 救助活動でも活躍されていますね。
基本的に警察が単独ではできない遭難の場合に私が出動しますので、危険で難しい現場が多いです。残念ながら遺体にも遭遇します。何ヶ月も時間が経ってしまっているものもありますが、傷つけないよう細心の注意をはらいます。「骨一本も残すな」と他の隊員にも徹底し、お経を読んでケルン※を立て、遺体は丁寧にくるんでヘリの中に入れます。遺体は家族にとってかけがえのない「形」で、気持ちを整理するにも遺体があるのとないのとでは全然違いますから。
※ケルン・・・山頂や登山路に、道標や記念として石を積み上げたもの。
 
―どのような思いでケルンを立てるのですか?
仮のお墓のつもりですが、やはり手を合わせるのに何か形を置くのが自然なように感じるんです。お墓は生きている人が亡くなった人を偲び敬意を表するための対象物です。仏像にしても位牌にしても、形があるから気持ちが向く。岩や木には神が宿る、と昔の日本人は考えましたが、お墓はそういう思いで建てられてきたものなんでしょうね。

2014年1月12日

石臼餅つき 2014年の運つき

小淵沢商店街の正月恒例行事、福引会の日です。


数年前から福引のほかに飲食コーナーが出て、お客様に楽しんでいただこうとがんばっています。
ウチも、もう恒例になった石臼の餅つきをして、つきたてのお餅をふるまいました。

石臼は愛知県岡崎産の白御影<宇寿石>。
なんだか縁起がよさそうな名前でしょう。
このひょうたん型のフォルムも美しい。
餅つきは慣れてきたとはいえ、まだまだ素人ですが、
この石臼に助けられています。
石は一度温まるとさめにくく、スピード感を要する餅つきにはぴったりです。

もち米はおなじみ、小淵沢町松向の農家・五味さんちのものを使いました。

今年の飲食コーナーは、天ぷらそばと肉まん(by駅弁の丸政)、キャラメルポップコーン(by商工会青年部)、豚汁(byペンション振興会)、手作りパン(byクラスティー)でした。
仲間内で楽しく交換しあったりして、それもまたおいしい!



餅つきに参加してくれた皆さん、ありがとう!



2013年12月11日

山を登る人

ころころ通信16号の編集を始めました。
 
今年の夏はとても忙しく、おまけに新しいライターの仕事も始めてしまって、
秋に出そうと思っていた通信が1回飛んでしまいました。
 
待っててくれている人がどのくらいいるかわかりませんが
石やお墓の情報を伝えていくためには、やっぱり通信は欠かせません。
 
いいかんじでネタも集まってきたので、いよいよ来年早々には発刊の予定です。
 
さて、今回の目玉記事のひとつ、「その道のプロにきく仕事へのこだわりとご先祖祀りについて思うこと」。
今回の人は、山岳ガイドの竹内敬一さんです。
八ヶ岳連峰のひとつ編笠山の頂上近くにある山小屋「青年小屋」を経営するかたわら、
山梨県警の山岳救助隊長として数々の危険かつ難しい遭難救助を達成。
日本山岳ガイド協会理事で、八ヶ岳山岳ガイド協会の会長でもあると同時に
登山家としてエベレストなど世界の名峰の登頂経験も豊富な、プロ中のプロ。
 
そんな人が小淵沢町内のすぐご近所に住んでいらっしゃって、
今年はお住まいの地区の共同墓地の管理役員さんも持ち回りで引き受けていらっしゃいます。
今年はウチもたまたまその地区の仕事が多く、役員さんとしての竹内さんにとてもお世話になりました。
 
そんなご縁もあって、取材を申し込んだところ快く引き受けてくださいました。
 
山に登り、人の命も預かる竹内さんが考える「お墓観」とは?
 
今まとめている最中で、竹内さんにもまだチェックしてもらっていませんが、
限りある字数の中では入りきらなさそうな話で、とても印象に残っていることをここに記しておきます。
 
伐採に使われてきた日本の伝統的な斧の刃には、片方の面に3本もう片方の面に4本の筋(切れ込み)が入っています。
これは機能に関係することではなく、信仰から来ているとのこと。
4本の筋は「地水火風」、3本の筋は「塩、水、米」を意味する。
つまり大地や自然へのお供えを表す。
伐採にあたり、木の1本1本におきよめをし、祈りをささげることの象徴なんだとか。
ネットで調べてみると若干違う語呂合わせも出てきていますが、
とにかくこれから切る木に対して深い畏敬の気持ちを道具に込めたことが窺えます。
 
山岳信仰にも象徴されるように、日本人は昔から山に畏敬の念を持っているのです。
ここは、「山は征服するべきもの」と考えて人間の欲するままに自然の形を変えてきた西洋人とは
正反対の理念なのだそうです。
 
竹内さんの登山には、そんな想いが原点にありました。
通信では、その真摯な姿を紹介できればと思います。

2013年11月30日

不動清水の景観工事と記念碑

富士見高原から入る、西岳、編笠山への登山道入り口に
「不動清水」という湧き水があります。
一般道からは2kmほど山道を入った、神聖な雰囲気に包まれた森の中にあるため、
一般の人はあまり訪れることはありませんが、
多くの登山者の喉を潤してきました。
  
このたび、不動清水周辺の環境を整備し、新たな観光スポットとすべく景観工事が行われ、本日その竣工式を迎えました。
八ヶ岳から出た大きな岩に吐水口を設け、清水がすくえるよう水受け場を作りました。
手前に自然石の卓と座石を設置。
脇に建つ銘石は、やはり八ヶ岳の自然石に直接彫った「不動清水」の文字。
この景観工事及び銘石の建立を、当店と当店の兄弟会社㈱伊藤建設石材とで行いました。




  
建立にあたっては、伊藤建設の誇る石積み職人・小松末春も加勢。
80才もなかばで、隠居中の身でしたが、
この人の石積みの感性は神業的。
石の姿かたちを瞬時に読み取り、抜群の平衡感覚で納まりをつくりあげます。
  
竣工式では富士見町長のほか、富士見出身の出世頭ヨドバシカメラの社長の姿も。
今回の事業の大スポンサーなのです。


右から、富士見高原リゾート福田社長、富士見町長小林氏、グリーンのパーカーがヨドバシカメラ社長藤沢氏。
一番左が㈱伊藤建設石材社長 伊藤建樹。
  
式のあとの会食は富士見高原ゴルフ場のレストラン「アゼリア」で。
またそのコース料理が絶品でした。
小淵沢のリゾートホテル・リゾナーレ八ヶ岳から来た富士見高原リゾートの社長が、やはりリゾナーレからシェフを引き抜いてきたとのことです。
ゴルフはしませんが、これはまた食事だけでも来る価値がある思いました。
(妻が連れて行けというのが目に浮かぶ・・・)