2013年10月11日
和食処に石&鉄アートの看板
小淵沢の人気和食処「庫楽」に、看板用の石を納めました。
薪ストーブ製作と鉄アートを手がける、富士見の「北澤アート」さんとのコラボ。
北澤さんが鉄を文字型にくりぬいて、石にとめつけます。
鉄の中に照明をいれ、夜は文字が浮き上がるようなデザイン。
純和風とも違う、不思議な素材感がおしゃれです。
昼
夜
今回北澤さんからの注文だったのですが
庫楽のオーナーとも子供の関係などで親しい間柄。
「そのうち北澤さんから石の発注、行くからね」と詳細は聞かされないまま打診していただいたのが4月ごろ。
で、北澤さんから実際にはなしがあったのがついこの間の10月あたま。
ご依頼ありがとう、と喜んだのもつかの間、
なんと納期は2日後、というじゃないですか!
「ありものでいいから」。
えー!!もうちょっとそうは言ってもウチにもこだわらせてくださいよ。
せっかくの庫楽さんの看板なのにー!
急遽、在庫の石材の中から指定の寸法に近い板材を見つけ出し、
四角に切って糸面とりして、指定の場所約20箇所にボルト用の穴を開け、
なんとか期日ぎりぎりに渡しました。
そんな突貫仕事のわりには、雰囲気の出てる看板になりましたね。
だけど、欲をいえば、地元甲州御影を使って、側面はコブ出し加工など石らしい雰囲気をもっと出したかった・・・。
甲州御影石「塩山」は、もうどこの石屋もほとんど扱ってなくて、
特に今回のような一点ものの特注品に対応できる石屋は、
山梨広し(狭いか・・・)といえどもウチくらいのもの、と自負しているのに。
最初に話をもらったときに、ちゃんと元請さんをつかまえて、詳細決めとけばよかったなァ・・・・。
そんな後悔も残りますが、庫楽の新しい看板、なかなかステキです。
石と鉄も合いますね。