おかみブログ

2008年12月26日

ピカソの青

冬の句会で、「冬の杜にピカソの青が影を落とす」というような情景を詠んだ人がいました。
冬の八ケ岳は目が痛くなるくらいくっきりとした真っ青な空なのですが、
確かに4時をすぎるとあっという間に暗くなります。
そのダイナミックさたるやすごいもので、
昼間の輝かしさに比べ、空が広い分よけいに覆いかぶさってくるようです。
今日はアクアマリンの青の上に一気に薄墨を流し込んだような色に加え
山の頂上付近の雪の白だけに血のような赤が反射していました。
小淵沢宮久保区、圃場整備の記念碑あたりからみた風景。
ピカソの青1 石に山が反射する。
ピカソの青4 石が南アルプスを拝む。
ピカソの青2 霊峰富士。

サンタさんがいっぱい

まず保育園のお楽しみ会にたくさん来てくれました。
その次に生協のトラックに乗って。
それからまた保育園に。
おもちゃや絵本、お菓子の山。
自宅では23日にクリスマスパーティをしました。
バーバからもクリスマスプレゼントをもらいました。
絵本と食器です。
もう一人のバーバからも宅急便で。やっぱり絵本。
これだけたくさんのプレゼントをもらって、いっぱいサンタさんが来てくれて、
「せんせいがなってるだけだよ」などとわかったような口を聞いて、
それでもやっぱり本物のサンタさんが夜寝てる間に来てくれるという夢を見せるべきなんだろうな。
恵まれてるなぁ。
世界の異教徒や貧しい子供たちのところにはサンタさんは来ないのに。
子供にとってはサンタばっかりクローズアップされますが
個人的に私は教会のミサや礼拝形式のクリスマスコンサートに行きたい。
ふるさと近く・神戸のルミナリエやシンフォニーホールでの関学の音楽礼拝〜♪
いつか家族で行ければいいな。
クリスマスのほんとの意味は、家族で心のあたたかみを感じること。
日本人にとってはただのイベントですからね。
家族のきずなを強くするきっかけになればいいんですよね。
それができる私たちは幸せです。
イブの夜は、でも、それどころではなく、
ケーキの食べすぎか、上の子は夜中おなかがいたいと言って、吐いてしまいました。
さすってやったり、トイレについていってやったり。
一方で下の子に授乳したり。
それもまた、いい思い出か。
クリスマス

2008年12月10日

絵本美術館みたい♪

夫は町へ出かけると必ず古本屋に寄ってきて、自分の欲しい本に加えて絵本を買ってきます。
「Mooにおみやげ」と言って子供の喜ぶ顔が見たいというのもありますが、
基本的に絵本が好きなのです。
「絵本は古本屋で買うに限る!」というのが夫の定説です。
新刊本は毎日すごい数が発行され、絵本もあふれていて、どれを選べばいいのかわからない。
図書館にもいっぱいあるけど、通常あいうえお順にに並んでいるもの。
今の年齢にぴったりで、読み聞かせがしやすくて、絵も話もいいもの、というと
タイトルだけでは探しきれない。
その点、古本屋では絵本の数はそれほど多くない。
誰かが一度は「いい」と思って購入したものですから、その時点でふるいにかけられていることになる。
お気に入りの「としょかんライオン」や「こんとあき」も古本屋でゲットしたものです。
そんなこんなで、ここ1年くらいで絵本が急激に増えてしまいました。
子供が生まれるずっと前からコレクションしていた絵本もそろそろダンボールから出したいし。
そういうことで、Tazが生まれた記念に、本棚を新調することにしました。
絵本は表紙が命。
面出しできて、片づけが楽で、インテリアとしてもステキなもの。
家の空きスペースにあわせて、家具屋さんに作っていただきました。
大泉・Tane Mahuta(タネマフタ)の寺西さん
タネマフタ1
工房&ギャラリーは県道28号沿い、清里高原大橋の少し手前です。
展示してあるものは、奇をてらわないシンプルで使いやすそうな形のものが多いです。
テーブルや椅子などの単独の家具はもちろんですが
シンクのような水周りの他素材とのコラボレーションも得意。
建築も請け負います。
何しろこの工房&ギャラリーを自分で建ててしまったというのですから。
小淵沢のカフェ「foo」の内装も一部手がけたとのこと。
木にこだわらず、いろんな素材で卓越したセンスで空間をクリエイトします。
我が家の本棚はこれ。
タネマフタ2 タネマフタ3
サイズを指定しただけで、デザインはおまかせです。出窓の下における、横長のもの。120×56×25cm
ナラの明るい色にウォルナットの濃い色のアクセント。
上部は大きく丸みをおびてメルヘンな印象になりました。
収納冊数約60冊。
おかげさまで絵本美術館みたいになりました〜。

2008年12月9日

内祝いはこれできまり

早いもので、Tazのお宮参りの日が今週末にせまってきました。
お宮参りの頃までにお祝いのお返しをするというのがならわしということです。
生まれる前から今回の内祝いは「お米」にしよう!と考えていました。
事故米はじめ産地偽装、農薬混入、「手つかず」料理・・・など食の安全が崩壊するような事件の横行。
そして小麦やトウモロコシの価格が上がっている一方、日本の田んぼは荒れ果ててる現状。
今こそ日本人の主食である「米」が見直される時代ではないか!!
娘の名づけにも里山の情景の美しさを託したこともあり、「米」に対する思いは募りました。
さて。
とは言っても米農家に知り合いがいないのは残念。
活躍したのはネットです。
「出産内祝い 米」で検索すると、今の世の中、出てくるんですねぇ、わんさか。
なるべく無農薬または減農薬で、あとはこじつけとイメージで選びました。
あきたこまちネットhttp://akitakomachi.net/index.html
内祝い
秋田は一度だけ白神山地と五能線あたりをちょっと訪れましたが、奥が深く、もう一度じっくり行って見たいところのナンバーワンです。
あきたこまちネットは通常は秋田産の米や白神山地の水を扱っている会社ですが
出産内祝い用は兵庫県豊岡産のお米を販売します。
コウノトリの日本唯一の生息地にちなんでのことでしょう。
私の出身地が兵庫県なのでまあいいか。
(豊岡のある但馬ではなく、瀬戸内海側の播磨地方だけど、細かいことは気にせず。)
お米と一緒に富士山麓のバナジウム天然水がつきます。
これも白神山地の水ではないのが不思議ですが、山梨だから富士山で、まあいいだろう。
自分の中でムリヤリこじつけ、決めました。
内祝い米
出生時の体重分のお米が布袋に入り、水とセットにして、「赤ちゃんうまれました」ハガキを同封。
ウチにもひとつ記念でとりよせ、悦にいってます。
出産内祝い用の米ブランド「天使のほほえみ米」の売上の一部は
コウノトリ生息地の環境保護のために寄付されるそうです。
元気なコウノトリの羽ばたく姿と一面の田んぼの風景を
いつか見に行きたいものです。

2008年12月1日

師走のおさんぽ

昨日と今日、お天気もよくいかにも「小春日和」という日になりました。
こんなに暖かいんじゃ、少しお散歩するのも悪くないな、と
昨日は生涯学習センターへ娘2人を連れ、今日は駅前へTazと2人でお散歩に出かけました。
師走さんぽ1
何しろこの景色です。
移住を希望する方にお話することのひとつに「家から山を見なくてもお散歩すればいいですよ」
と申しますが、
全くそのとおり、本心です。
家から見える山景色もそりゃいいに越したことはないでしょうが、
家を出て、自分の歩く速度にあわせて広がっていく山の動画の感動にはかなわないと思います。
特に、しばらく家にこもっていた私にとって、この2日間のお散歩は格別でした。
昨日は生涯学習センター内の図書室へ絵本を借りに行く予定が、
なんと大ホールのほうで「ものがたりフェスティバル」を開催していて
これは渡りに船、と乳児をかかえつつも聞きに行きました。
保育園のお友達もたくさん来ています。
師走さんぽ2
けむくじゃら男と少年のちえくらべの話、他。
語りの末吉正子さんがこわ〜い声でけむくじゃら男を演じていたそのとき、Tazがいいタイミングでわーっと泣き出しました。
あわてて外へ出ようとしましたが、上の娘Mooがこわがってしがみついてきます。
よっぽど話に入り込んでいたんですかね。
ビデオやテレビなど視覚から入るお話が多い中で、
こんな風に耳から入れるお話は貴重ですよね。
今日は駅前の郵便局へ。
フィンランドの知り合いへクリスマスカードを出すのです。
サンタクロースのふるさとの国へ、こちらからカードを出すとは、これいかに。
ついでに小淵沢駅へぶらぶら。
師走さんぽ3
何しろこの景色です。
なんと、駅舎の扉がいつのまにか自動になっていました。
師走さんぽ4
こちらは去年もあった、ペットボトルのクリスマスツリー。
師走さんぽ5
あかちゃんごとくるめるママコートが、ちょっぴり暑すぎる、昼どきさんぽでした。