おかみブログ

2011年6月30日

緑一色の田園にくっきり青空と夏雲

「いるかみたい」とMooが言った雲です。
ほんとだ。波しぶきの中からジャンプするイルカみたい。
三峰の丘から撮影。
0629上笹尾3
こちらは八ヶ岳をバックに田園を見下ろす部落墓地。
0629上笹尾2
夕方でこんなにくっきり甲斐駒が見えるのはメズラシイのです。
0629上笹尾1
しかし6月にもう入道雲?
小淵沢で夕方5時、34℃?
暑すぎます。
先が思いやられる。
子供部屋のある2階は日中窓を開けて風通しをしていても、むっとする暑さ。
「エアコン買っちゃう??」
とまじめに家族会議するほど。
でもさすがに一般家庭でエアコン入れるのは悔しい。
(企業や飲食店では去年あたりから設置するところ続出ですが)
ギリギリまで扇風機でがんばってみようということになりました。
それに加えて、今年は緑のカーテンに挑戦。
我が家の東側は日当りが良すぎるくらいなので、夏の日中はスクリーンカーテンを閉め切ったまま。
それでは家にいる時間が多い今年、面白くないのです。
ゴーヤは私以外はみんな好きじゃないので、1株だけ。
あとは「ダンゴより花」とアサガオを3株にしました。
緑のカーテン
でもやっぱり夜中のこの時間はいい風が入ってきて半そででは寒いくらいです。
よしよし、これが本来の小淵沢の夜。

2011年6月29日

練り込み囃子2011始動

小淵沢駅前商店街お盆恒例のお祭り「すずらん祭り」の花形、「練り込み囃子」が今年も出ます!
8月14日の本番に向けて、いよいよ練習開始。
今日は昨年以前に出演したリピーターに加え、今年から始める親子の参加もありました。
まずはあいさつから。
子供たちを前列に並ばせて「礼!」。
そしていきなり基本ステップの復習からスタート。
初めての人、大丈夫?
でもお父さん、「オレはやるよ」と息子さんを励まします。カッコイイ!
我が家の常連参加者Mooも今年で4回目。
昨年からはもう堂々としたお囃子隊の一員でした。
今年は新1年生の仲間も引き込み、すっかり先輩づら。
Tazもすっかりその気。でもまだ本番はムリでしょうね。(チョロチョロすると踏まれそう)
昨年の練り込み囃子の様子は、小淵沢在住Joeさんの動画ブログをごらんください。
南八ヶ岳映像通信 「2010年練り込み囃子」
今年はどんな練り込み隊になるかな?
練り込み0629
mixiに入ってる方は「小淵沢練り込み囃子」をコミュニティに加えてください。

2011年6月26日

川俣川の石

「なにかにみえる石をみつけてきてください」
小学校の週末の宿題で、こんなのが出ました。
よしっっ!ウチは石屋だ。売るほどあるぞ。
でもウチにある石は、加工した後のコッパばかり。
固い御影石を割ったり抜いたりしたもの。
バリがあったり角がとんがっていたり、とにかく人の手が加わったもの。
それでももちろんいいんでしょうけど、ここは自然の力で「なにかにみえる」ようになったものを探しに行こう。
ということで、おつかいの帰りに川俣川渓谷に行きました。
川俣川東沢にある観光名所「吐竜の滝」。
幾筋もの水流が森の中の山肌から流れ落ちています。
紅葉の頃はそれはそれはみごとな景色ですが、
新緑が終わって梅雨時のしっとりした濃い緑の中の水の流れもやさしく、透明感が感じられるものでした。
遊歩道入口。
清里高原大橋ができるまでは、この入口付近を通る峠道が大泉と清里を結ぶ幹線道路でした。
遊歩道の先はキープ清泉寮につながっています。
吐竜4
吐竜の滝。
峠道までは蒸し暑かったのに、ここに来るとひんやり、寒いくらい。
吐竜3
比較的浅いので、長靴をはいて注意すれば石拾いができます。
灰色が多いけど、意外と赤い石も多い。
吐竜5
それぞれお気に入りの石をみつけた様子。
吐竜1
吐竜2
宿題で持ってく石は「ハートの形をした石」にしました。
赤い色で、確かにハートの形に見えます。
吐竜6

2011年6月25日

浅葉克己・東北応援デザイン

全優石が、東北を応援する店頭ポスターを制作、各店に配布しました。
アートディレクター浅葉克己氏のデザインです。
全優石ポスター
円は地球を表し、今回の地震がくさびのように大きくつきささったことを意味。
字にかかるクルクルの模様は、地震、津波、原発、余震により混沌とした世の中を表現。
…と全優石からの説明書にはあります。
インディペンデント紙の震災直後のポスターに、影響されたデザインですが。
コピーはこっちのほうが好きです。
全優石「全国優良石材店の会」とは、全国約300社で構成される石材業ブランドチェーンです。
厳しい審査があって加盟でき、業界全体からの保証などの顧客サービスのほか、石材業や墓石のあり方などについて啓蒙活動をしたりしています。
その全優石の、東北の地場産業をバックアップしようという試みのひとつが今回のポスターなのです。
東北は良質石材の宝庫です。
福島県は日本で最も採石場の多いところですし、
茨城県の真壁石は採石量が日本一。
個人的に好きなのは、独特な黒が魅力の宮城・伊達冠石と、建築や石窯などにおしゃれな栃木・大谷石。
守っていきたい地場産業があること、
石材業界のブランド組合がバックアップしようとしていること。
そういう全優石の意図までは読み取りづらいポスターですが、
浅葉さんのデザインとともに、日本の石の元気をとりもどしたい、と思います。
ウチの工場の前を通ったら、そんなこともちょっと感じてもらえたらうれしいです。

2011年6月24日

オヤジたちと薔薇の花

工場の前の紅のミニバラが満開です。
ほていバラ
石の布袋さまと、全優石イメージのぼりの吉村作治先生。
2人のバックに華やかに咲き誇ります…。

2011年6月23日

夏至の日の山景色。

晴れの夏至。うれしいお天気になりました。
富士見町・境へ用事で出かけました。
井戸尻遺跡周辺と先達の田んぼの様子。
井戸尻こども村にはウチで建てた記念碑があります。
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2011年6月22日

夏至前夜、もう7時だよ

明日は夏至。
日本ではちょうど梅雨どきにあたるから、もっとも日が長いことの開放感を、イマイチ味わい足りないけど、
今日は久々に雨もあがって、ここちよい夕方になりました。
夜7時の田園。
夏至1
Mooは近所にアポなしで遊べる友達ができました。
これって、大事だと思います。
おーいい、もう7時過ぎてるぞー。
夏至2
「まって〜」
Tazもおんなじようにできると自分では思ってるから、どんどん追いかけてkる夏至3

2011年6月18日

子供の医療方針

まったく、むずかしい。
表題の件です。
風邪をひくのは体の不調をリセットするため。
鼻水、咳などでウイルスを外に出したり、熱でその働きを抑えたりしている間に体の中で自ら抗体を作る。
これが風邪が治るメカニズム。
つまり、風邪薬などで熱や諸症状を抑えたりせずに、ゆっくり休養をとりながら自身の力を高めることが風邪を治すもっとも早道な方法。
我が家の医療方針は常にこの考え方が基本になっていました。
つまり、病気に打ち勝つ体づくり。
小さい病気をいくつも経験しておくことで、大きな病気にかかりにくい体にする。
特に子供については、3才までの病気とのつきあいかたがその後のその子の将来を形成する、と心得、
極力、薬を使わない西洋医療も行わない、というのをモットーとしてきました。
ある時期までは。
ところがMooが3才の秋。
風邪のあとの咳と喘鳴がいつまでも消えず、夜も苦しそうに咳き込む日が続きました。
外で長時間遊んだ後はひどくなりました。
その間はのどを温めたり、はちみつしょうが湯を飲ませたり(あまり好まなかったけど)、レンコン湯がいいというので試してみたり(ぜんぜん好まなくて飲まなかった)、いわゆる民間療法で対処していました。
でも改善はなく、あまりに苦しそうでかわいそうなので、症状が出て1ヶ月くらいしてやっと近くの内科のある病院に連れて行きました。
いわゆる「気管支喘息」でした。
「オノン」、「テオドール」、「ホクナリンテープ」を処方され、
症状がひどいときは咳止めや抗生剤も処方されました。
でもこれを飲み続けて、風邪に弱い体質になったらどうしよう、といつも葛藤していました。
思えば情報を正しく交通整理できていなかったんだと思います。
その後白州診療所の武田先生に出会い、劇的に意識改革できたこの言葉をいただきました。
「就学前のこの年齢は、とにかく体を成長させることが第一
発作を起こしていては健全な肺機能の発達は望めません。
とにかく薬でもなんでも使って、いかに発作を起こさせないか。
治療開始が遅れれば遅れるほど長引きます。」
気管支喘息は一種のアレルギー症状。
風邪が誘発要因になることはよくあること。
風邪が治らないのではなく、炎症が慢性化している状態、というわけです。
だからまず炎症を抑える。
その次に過敏に反応しない体質になるよう予防する。
これが今の子供の気管支喘息治療の常識なのでした。
この先生と言葉との出会いで、私の医療方針は大きく変わりました。
現代人はただでさえ弱い。いまさら抗って無理してほっとくより、人為的な手段も必要。
それからは定期的に診療所に通い、オノンを常用。
「オノンは悪い薬ではないから飲み続けてもまったく心配はないですよ」
確かに。ハーブだって漢方だって薬といえば薬ですもんね。
不思議なことに、薬を飲み続けているうちに、風邪にもかかりにくい体質になっていっていました。
年長組のときは1度も風邪にかかりませんでした。
そして就学とほぼ同時に、めでたくMooはオノンを卒業。
武田先生のもくろみのとおりでした。
ということで、Tazに同じような症状が出たとき、
気管支が弱い家系なんだ、と早めに病院へ連れて行きました。
今では全く症状がない状態が3ヶ月以上続いています。
(3ヶ月無発作、というのが薬をやめる判断基準だとか)
今は風邪をひきにくい季節なので、やめてもいいのですが、
オノンなら飲み続けても害はないから、一応続けたほうがいいとのこと。
そんなことで、TazはMooより病院に行く回数が多いです。
ちょっとしたことでも病院に行くから。
風邪のほかに彼女が診断されているのは軽度のアトピーです。
食事原因ではなく、乾燥肌からくる皮膚の軽い炎症。
これについても塗り薬や抗アレルギー剤を処方され、服用しています。
医療介入。
Tazに関してはMooのときの「放任」「自然主義」あらため、「早期治療」「投薬治療」に切り替えていました。
久々に今日、その方針を見直す機会に遭遇。
今日の治療ははたして良かったのか・・・。
水イボの治療のため皮膚科へ。
これも小児科でほっといていいと言われたり、とったほうがいいと言われたり、
ネットで調べていろんな治療があることを知ったり、
とにかく対処に迷っていました。
水イボはウイルスをもったイボが体のあちこち(特に服を着ている部分が多い)にできる病気で、
それ自体はイボができるという以外、発熱もしなければかゆみもなく、特に悪さをするものでもありません。
たいていはほっといても1年から数年で抗体ができて自然に治るそうです。
ただ、その間は他の子供にうつる可能性があるので、プールや風呂には一緒に入らないように、というのが一般的な注意です。
でもそれも水を介してうつるわけではなく、肌が直接触れ合う可能性が高いから、ということだそうです。
ただ、Tazの水イボがどんどん増えていること、Kuhにうつるかもしれないこと、保育園のプールにいれてもらえないかもしれないことを考えて、除去することを検討するため開業医の皮膚科に行きました。
この皮膚科の先生は、水イボがある間はプールや他の兄弟との入浴は厳禁。
それさえ守ればほっといても問題ない、との指導。
「どうしますか?」
イボをひとつひとつピンセットでつまんでとる方法と、ほうっておく方法。
両方のメリットデメリットをまとめたプリントを用意してくれました。
大事なのは治療方針を途中で変えないこと。
迷った挙句、やっぱりとることにしました。
しかし、治療は想像を絶するもの。
2才の子供を処置台の上におさえつけて、イボをひとつひとつつまんでいくのです。
針でさすような痛みがあり、とったあとは血がでます。
悲鳴と出血。発汗と体力消耗。
まるで魔女狩りのようなかわいそうな時間が20分ほど続きました。
ここまでしてとる?プールと入浴を他の子とさせたいがために?
再発したらまた通院して同じことをしなければなりません。
途中で方針を変えると初回の痛い思いがムダになるから。
ほっといても無害で、自然に治るものまで、こんなつらい医療行為をさせること。
この判断がよかったのか悪かったのか、やっぱりわかりません。
せめても、の気持ちで、
今日はゆっくりTazとふたりだけでお風呂に入り、マッサージ調でぬり薬をつけ、「よんで」と持ってきた本数冊を全部何回も読みました。
「びょういんでいたかったけど、もういたくない」とけろりとしている姿が救いになりました。

2011年6月15日

お庭でまどろみ


草がすごい勢いで生えてきてます。今日は曇りで暑くもなく寒くもなく。Kuhとお庭で雑草とりをしました。楽しんでできるのもあとわずか。梅雨があけたら草がのびるのに処理が間に合わず、結局あきらめて見苦しくさせとくのが、いつものパターンなのです…

2011年6月14日

八ヶ岳の石で婚礼料理

リゾートホテル「リゾナーレ」から石の注文をいただきました。
八ヶ岳の地石でつくった、調理用の石です。
なんでも資材仕入担当の人の話によると、その石をそのまま鍋の中に敷き、魚や香草を入れて直火加熱するとのこと。
できた料理はそのまま食卓へドン!
石や鍋の豪快さと食材の繊細さのコントラストがおもしろく、
また自然の旨みがぎゅっと凝縮された、なんとも目を引くメイン料理だそうです。
シェフは「八ヶ岳の石」にあえてこだわったそう。
石は長形の六角形に指定されました。
安山岩本来のもつ繊細な灰色の石目。
リゾナーレ石
主張しすぎない素朴さが婚礼のお料理を引き立ててくれることでしょう。
チラシを拝借。
この写真では石は見えないけど、鍋の底にあるんでしょうね・・・。
りぞなーれなべ