おかみブログ

2018年9月24日

くむんだーで、いろんなものを組んできた

小淵沢で木組みのジャングルジムを作る子供向けイベントに、
TazとCooを参加させてきました。
日本の伝統的な家づくりである木組み。
それを子どもたちに体感してもらおうという取り組みです。
ウチの家を建ててくれた大工さんやHPを制作してくれているデザインやさんたちが主催しているので、これはまちがいなくおもしろい!と確信していました。

  
「ジャングルジムつくりにいくよ」とわけもわからず連れ出された子どもら。
やり始めたらあっという間に目つきがかわりました。
特にTaz、すばらしい仕事ぶり。
全体をさりげなく目の端にいれながら、どんどん他の子が入っていかない細かいところに先回りして、仕事を見つけてくる。ましてや年下の子の安全に気づかいながら指示出したりなんかしてる。

 
Cooは、というと、花形道具のトンカチが出払っちゃって使えなかったから、「くさびやさん」に。とにかく貫の間にくさびをセットしていくアシスタント役に徹している。


 


  
「組む」っていろんな意味あるよね、と広報係のヨハナさん。
家は継いでいくもの、とダイスケさん。
そう。形を組んだり継いだりするなかで、心もつながっていく。
縦に。横に。
柱、柱、柱。梁、梁、梁。
親子。仲間。


 

Cooが自主勉で「くむんだー」の日記を書いた。
「くむんだーのいいところ。1、あんがいじょうぶ(案外って(^^;) まぁ確かに最初は自立すらしなかった柱が、最後はびくともしなくなったもんね)
2.てつぼうできる(?窓が大きくとれる、とはおっしゃっていたけど。あ、途中の梁で鉄棒うんどうができる、ってことか。これは窓が大きくとれることにつながる・・・かな?!)
3.すぐばらせる。(そこかいっ!!でも、確かにすぐばらせることで災害の仮設住宅として再利用しているケースもあるんだって!)
よしよし、ちゃんと伝わってるね。
 
主催者の皆さまありがとうございました。

2014年11月29日

子ども環境フェスタ

北杜市などで主催している「子ども環境フェスタ」に行ってきました。
 
その名のとおり、子どもの遊びを通して、エコロジーや八ヶ岳の自然文化について考えよう、という催し。
体験コーナー、フードコーナーも充実し、幼児から小学生中心にたっぷり楽しめました。
 






 
幼児から中学生までが踊るジャズダンス。みんなピカピカの笑顔で、はちきれそうに元気に踊っています。


 
おもちゃ交換コーナー。「かえっこ(byかえるの森を考える会)」
片づけきれないくらいおもちゃを持ってるくせに、初めて触れるおもちゃには興味津々の子どもたち。
自分のおもちゃを持参して交換するか、コーナーで片付けや受付のお手伝いをするともらえる、というシステム。
ウチの子たちもどっぷりおもちゃにひたって、恍惚としてます。


 
いろんな体験コーナーも。
こちらはせっけん粘土。環境を汚さない、口に入れても大丈夫という素材です。
せっけんを使おう、という紙芝居もありました。
ねんど大好きTazです。




 
後援のひとつ、八ヶ岳ジャーナルのブースです。
エコ宣言をしている子どもの写真が1面に大きく出た、世界にひとつだけの新聞を作ってもらえます。
Mooの宣言は「食べ残しゼロ!最後まできれいに食べる」です。
けっこう守れてる方なんですが、さっきフードコーナーで買ったやきそばにたっぷり紅ショウガが乗ってるのが食べられなくて、
「いらないなら最初からいりません、ていえばいいんだよ」と言われたのを反省してのことのようですネ。
よしよし、学習してる。

2014年6月7日

親油性と親水性

自分の誕生日プレゼントに、と買った秋田工芸の曲げわっぱ弁当箱が、快調な使用感でとても気に入っています。
何がいいって、油分が落ちやすい!
お湯に少し浸したあとやわらかい布やアクリル毛糸のたわしでやさしくこすり洗うだけで、
あのいやなベトベト感がまったくないのです。
夫いわく、よくあるタッパーウェア、いわゆるプラスチック製品は、もともと石油でできていて、親油性が高い。
つまり、油を取り込みやすい性質をもっていて、油分をぬぐうためには、強力な洗剤=界面活性剤の力を借りなくてはならない。
でも杉などの無垢材は親油性は低く、かわりに親水性(親和性)が高いので、弁当箱に油がしみこまず、水ですぐ落ちる。
ずぼらな私にはぴったりのお弁当箱でした。
まげわっぱ_R

2013年6月28日

エコバッグづくりワークショップ at まちこぶ

いつも「まちこぶ」に買い物に行くたびに気になっていた、新聞紙のエコバッグ。
今日はその作り方を教わるワークショップに参加してきました!
「まちこぶ」は先日のこぶちさわ納豆の販売店でもありますが、
小淵沢駅前商店街の一角にある食料品店です。
地産地消、安心、人の手から人の手へ・・・そんな商品選びと店作りをしている小さなお店です。
かわりばんこでお店番している従業員の人との会話も楽しくて、週2〜3ペースで通っています。
山梨県ではスーパーのレジバッグが有料になって3年くらいたち、マイバッグ持参が当たり前になってきました。
でもやっぱり忘れてしまうときも。
そんなとき、にっこりとお店の人が商品を入れてくれるのが、このバッグ。
ecobag1.jpg
新聞紙で作っているのですが、うまくきれいな写真の載っているページを使ったりして、とてもおしゃれ。
しかも丈夫。2kg程度なら楽勝で入れられます。
マチがしっかり入っていて、形のくずれやすいシフォンケーキや、ひっくりかえしたくない卵などを入れるのにもとても重宝。
これをまちこぶにボランティアで提供しているのが、まちこぶヘビーユーザー(つまりファン)のTさん。
今日はまちこぶ主催の「エコバッグづくりワークショップ」に講師としてきてくれました。
新聞紙を8枚重ねて、広告の紙で持ち手をつくって、
ecobag2.jpg ecobag3.jpg ecobag4.jpg
はい。できあがり。
ecobag9.jpg
参加者の人たちの作品も集めてみました。
お子さんのいる人ではサンリオのいちごしんぶんで作ったケースも。
かわいいですねー。
ecobag5.jpg
私は、友人や親戚が海外に行ったら「チョコレートはいらないから、新聞もらってきて」と注文をだしており、
いろんな国の新聞紙がけっこうたまっています。
石の商品などを包むのに、時々使っていましたが、今回のエコバッグにはもってこい。
主催者でもあるまちこぶ店長のオオタさんもちゃっかりしてます。
「みなさん、このバッグづくりが終わったら、そのまま帰らず、そのバッグにちゃんとお買い物してってくださいねー」
ということで、ワークショップのあとで、お買い物です。
ecobag6.jpgecobag7.jpg
ecobag8.jpg

2012年10月9日

有機認証店・コーヒーの彩香房

久々に旨い店コーヒーを飲みました。
彩香房3
小淵沢の自家焙煎珈琲豆の店「彩香房(さいかぼう)」。
彩香房1
かれこれ10年前からあったお店ですが、なんだか行きそびれていたのです。
コーヒーは大好きなので、すでに富士見と清里に行きつけのコーヒー豆売り屋さんがあるのも、行きそびれていた理由のひとつ。
取材を通じて、やっと行けました。
彩香房2
ここのお店のこだわりは、なんといっても「有機JAS認証」を受けていることです。
有機の認証システムのことはよく知らなかったので、マスターの説明でとても勉強になりました。
有機JASの認定を受けるためには徹底的なトレーサビリティが必要。
コーヒーでいえば産出国だけでなく、農園が特定され、その農法や使用農薬などがきちんと追っかけられること。
さらに自家焙煎の場合は加工場も徹底的に設備を整えること。
彩香房4
彩香房さんは1年ほどまえにJAS認証をとりました。
それ以前からのJAS認証ではない豆も扱っているため、認証豆を焙煎するために非認証豆とはべつの部屋を設けています。
機械や調理器具もそれ専用のものを使用。
「有機JAS認証を受けてるからって、かならずしもおいしいとはかぎらないんですよ。
でも『安心』を形にするためには、証明するものは必ず要るからね。」
あー、これって石屋と同じだなぁ。
石屋も「いい工事します。いいもの提供します」って口で言ったって証明にはならないって思って
ウチは第3機関の認定で証明してもらう、正攻法を選びました。
正攻法をするには裏がとれなきゃいけません。
 ・石工事業の県認可(石工事をするには絶対必要。でもお墓は個人相手だからほとんどの店が無許可でやってる)
 ・技能士、管理技士の国家資格(なくても石工は名乗れるけど、ないと許認可とれない)
 ・全優石加盟
 ・お墓保険
 ・お墓相談員
 ・お墓ディレクター
 ・仏教墓塔研究会
・・・とにかくウチは資格や許可マニアです。
実際は世間では、営業さんや社長さんの人柄を信じてもらって仕事をとる場合も多いです。
飲み営業が得意な社長さんがいれば、「えー?」っていう工事してるお店でもけっこういい仕事(利益になる仕事)とってる。
お墓はコーヒーと違って、いいものとわるいものの区別がつきにくいんです。
できたばっかりはみんなそれなりにきれいだし、一生に一度あるかないかのことで、お客に経験値がなさすぎる。
できればお墓が傾いたりしてほしくないし、
ちゃんと教義を知って選んで文字を決めてほしいし
きれいなまんま、いつまでもあってほしいし。
そんなこだわりでお墓づくりしてるんだよ、ということを証明するには他人様にも頼らなきゃ。
・・・と思って資格マニアの道を選んでます。
でも、一番だいじなのは、お参りをたくさんしてもらえるお墓をつくること。
彩香房。
当然、「安心」を買うだけでなく、おいしさにもこだわってます。
「ここはこのへんじゃ一番だよ」同席したリピーターの人が言ってました。
そんなリピーターさんも一人や二人ではありません。
こんな近くに正統派コーヒー豆があったとは。
まだまだ私も修行が浅いです。

2011年10月26日

ふくしまの石

月刊「石材」10月号を遅ればせながら読んでいたところ、こんな記事が。
「ふくしまの石」でチャンスを掴め!〜応援しよう福島産地
原発の影響で、福島の石産地も打撃をこうむっているそうです。
福島は採石量日本一、日本屈指の石材産地。
その福島の石が、放射能汚染を心配されて受注減となっているのです。
もともとここ20年くらいの間に中国などの外材におされてシェアを狭めてきた国産材。
福島も厳しい状況は続いていましたが、
この原発事故がさらに追い打ちをかけました。
でも福島県産石材について「放射能を心配する必要はない」というのが一般的な専門家の見方だそうです。
そもそも御影石は微量の放射線を発しているもの。
岐阜県では今回の原発事故とは無関係に放射線量が高いのですが、
その理由は花崗岩が広く分布し、その岩盤が露出している地形だからとか。
御影石の比ではないほど強力な放射線をはっしているウラン鉱石の産地に住む人々でさえ、普通に健康に暮らしています。
また、仮に原発事故の放射性物質が福島県内の石材や製品に降りかかったとしても、
加工の過程で洗い流されるので、まったく心配はないとのこと。
「そんなのより、某隣国の石材につく粉塵や、輸入の際のパレット材のほうがよっぽど有害だよ」
と夫は言います。
ウチはお墓石屋ですから、確かなブランド力を持つ福島はじめ東北の石はこれからも積極的に使っていきたいです。
お墓用の石には、たとえ放射性物質が残っていたとしても、雨風ですぐ流れるし、年がら年中ひがな一日触れるものではないのですから。
もともと国産材、国内・自社加工を薦めてきたウチは、これからももっと積極的にこれらをおすすめしていきます。
中国も経済成長著しく、以前ほど価格的な魅力はなくなっています。
しかも、加工の精度は相変わらず上々とはいえないもの。
国内ものが再び脚光をあびるチャンスなのです。
石を使う立場からできる復興支援。
そしてさらに日本ブランドを高めたいものです。
↓福島県産紀山石の墓石を建てた、小淵沢町のO家。
紀山石

2011年9月20日

岩石のお勉強

今さらながら、岩石の種類について。
オープンアトリエにいらした方より、受験に使えるカンタンな覚え方を教えていただきました。
1.岩石大分類
岩石は大きく分けて2種類
堆積岩…積もったものが固まった石。(ビール的にいうと非熱処理」?)
火成岩…マグマの熱で固まった石。(「熱処理」)
 ※このほかに変成岩(大理石に代表される)もありますが、堆積岩も火成岩も変成作用を受けると変成岩というので、ここではとりあえず2分類
2.火成岩の種類
火成岩をさらに分類すると
○火山岩…火山の表面付近で急に冷えたもの
○深成岩…いところでマグマが冷えてり立ったもの
その分類の表。この表をまず覚える。
岩石表
3.火山岩の分類
さらに火山岩は「流紋岩(リュウモン)」「安山岩(アンザン)」「玄武岩(ゲンブ)」に分かれる。
★覚え方★
竜(リュウ)が門(モン)で安産(アンザン)して元気(ゲンキ)でブー
4.深成岩の分類
また深成岩は「花崗岩(カコウ)」「閃緑岩(センリョク)」「斑糲岩(ハンレイ)」に分かれる。
★覚え方★
郭公(コウ)の戦力(センリョク)は判例(ハンレイ)で調べる
5.造岩鉱物
それぞれの岩石を形成する鉱物が表の下のほうの部分。
きっちり分けられるわけではもちろんないが、これらのどれを多く含むかでおおよそ分類できる。
★覚え方★
咳(セキ)した鱏(エイ)は腸(チョウ)が痛くてウンモーカクセンと黄色く(いろく)なって観覧(カンラン)した
ここまでくると全く意味不明。でもリズムを覚える。
受験にはここさえ覚えておけば大方解ける問題が多いとのこと。
本物はどういうものなの?と疑問を持った、向学心の強いアナタ!
今すぐ弊石屋の工場と図書室へ。

2011年7月18日

海の幸、山の幸

全優石仲間、静岡伊東市の石井石材さんが来店してくださいました。
休みになると八ヶ岳によく遊びにいらっしゃるとのことで、最近ときどき寄ってくれます。
そして、おみやげに海の幸も。
今日いただいたのは、大きなさざえ!そして新鮮なマメアジ。
実家の明石や海を隔てた淡路島で、さざえの壺焼きをよく見ます。
醤油と砂糖の甘辛いたれをかけて網の上でじゅうじゅう焼く・・・。
酒飲みにはもってこいのつまみです。
でも今日はあえて洋風にしてみようかと思いつきました。
さざえ
オリーブオイルとハーブソルトをかけてグリルで焼く。
最後に醤油をスプレーしてできあがり。
北杜のワイン「北杜ブラン」と一緒に、エスカルゴ風にいただきます。
マメアジは透明な目で、新鮮そう!!
カラアゲにしました。
骨が少し固いけれど、食べられる大きさ。
2才のTazが知らないうちにパクパク食べて、あれっ?!こんなに少なくなってる!て具合。
山でいただく海の幸。ぜいたくなひとときでした。

2011年5月15日

教育ファーム2回目

教育ファーム2回目。
絶好の畑日和でした。
今日はトマト、ナス、ピーマンなど多種の夏野菜の苗を植えます。
マルチの敷き方や苗の植え方を習いました。
親は離れてみているので、何を教えてもらっているのか細かいところは聞こえませんでしたが、
苗を目の前に野菜のいろいろを習っていたようです。
畝や支柱はすでに作ってくれてありました。
ここまでが大変な作業なのよね。
いろいろ手がかかるし難しい、ってことがわかるだけでもいいことだと思います。
畑1
畑2
畑3
畑4
ウチの近くのたんぼでも代掻きが始まりました。
たんぼと甲斐巨摩

2011年5月1日

お花見、いい場所みつけた

都会のようにお花見スポットに集中して花が咲いているのではなく、
民家や公民館、畑のわき、などなど里山のあちこちに点在している桜や梅、木蓮、カイドウ・・・
お隣の町富士見では桜のピークはこれからです。
実家の妹と子供たちで井戸尻遺跡に行きました。
駐車場から田んぼの土手の向こうにきれいな紅梅(?)が見えたので、
その下にシートを広げようと思ったら、
なんとガーデンテーブルが。
畑の所有者かどなたかの個人のものなのでしょうか。
それとも公共のもの?
勝手に使っていいものかどうかわからなかったけど、ちょっと拝借。
土手のおかげで風もこないし、きれいな花を独り占め。
サイコーのお花見スポットでした。
井戸尻1
井戸尻遺跡のそばに、井戸尻こども村という施設があります。
地元の人たちがたちあげたもので、こどもたちが自然の中で自由に遊んでもらえるようにというコンセプト。
斜面の森は下草が刈られ、歩きやすいようになっています。
平成11年頃に立ち上げた当時は都会の子供たちの自然散策プログラムでもよく利用されていたということですが、最近はあまり人も来ないのが残念なところ。
ここに石の動物遊具たちがあります。
ウチで設置したものです。
南西斜面からの、絵に描いたような田園風景と、南アルプスの大パノラマが、それはそれは心地よい空間です。
ぜひお天気のよい日に遊びに行ってみたいもの。
こども村建設記念の碑。
井戸尻4
石のどうぶつたち。
井戸尻3
こども村から田園をみおろし、対峙する南アルプスを望む。
井戸尻5