おかみブログ

2013年4月26日

春らんまん、八ヶ岳。

4月に入って、あたたかい日と寒い日が交互にやってきて、なかなか厚い上着をクリーニングに出せないのですが、
それでも花は着実に広がっていきます。
一番下の子Kuhも保育園に行くようになり、日中ずいぶん動けるようになりました。
石屋の現場下見と、アルバイトの不動産仕事の物件下見、それからあちこちのお店に情報誌を届ける仕事…
だいたいこういったことで晴れた日中は過ぎていきます。
だから、春らんまんのこんな日は外出が最高。
お墓から見た山、桜、石仏や記念碑…ついつい立ち止まって見とれてしまいます。
さて出発。自宅の庭の小さなこいのぼり。
2013 4月春-1
自宅のすぐそば、育苗ハウスにはためく大きなこいのぼり、と八ヶ岳。
2013 4月春-2
小淵沢上久保共同墓地からの南アルプスの眺め。
2013 4月春-3
小淵沢大東豊共同墓地からの牧草地と南アルプス。
2013 4月春-4
小淵沢岩窪雲松園さん通りの並木道。
2013 4月春-5
富士見町先達 圃場整備記念碑としだれ桜と八ヶ岳(編笠山)。遠くこいのぼりも見えてます。
2013 4月春-6
同じく先達の田園、八ヶ岳方向。
2013 4月春-7
そしてやっぱりきわめつけはこの風景でしょう!
毎年この時期にこのスポットに来てます。
富士見町田端。
2013 4月春-8
2013 4月春-9

2013年4月23日

ころころ通信14号発行間近!

石屋の瓦版「石や・ころころ通信」も早いもので14号。まもなく発刊になります。
当初、「隔月発行!」と意気込んでいましたが、結局今では季刊発行で落ち着いてしまっています。
まぁ、読んでいただく方々も忙しいから、これくらいがちょうどいいか。
14号のコンテンツをピックアップすると・・・
●家族で信濃町に行ったこと。信濃町がふるさとの小林一茶についてと、俳句つながりで蔦木宿の梅並木について。
●お墓づくりの想い。今回は、叔父さんと甥御さん共同で守っていく2つの代々墓を建てたご家族を紹介します。
●その道のプロに聞く先祖祀りへの想い。今回は動物慰霊碑を建てた、動物実験会社の社員さんに聞きます。
●お墓FAQ 八ヶ岳で散骨はできますか?
なるべく文字を多くしないようにがんばりましたが、
最後の「散骨」コラムではちょっと語っちゃいました。
散骨を否定はしません。
ただ、石屋としてのお墓づくりの理念を、今一度考えてみました。
発行はGW前です。

2013年4月19日

蔦木の春、梅とウド

信州蔦木宿。
江戸から43番目の札所、甲州街道添いに広がる宿場町です。
以前、関わっている不動産情報誌で紹介するため「蔦木宿を元気にする会」を取材したことがありました。
その会長名取さんとはその後もときどき連絡をとらせていただいてます。
今回はウド取り体験に呼んでいただきました。
それに先立ち、4月初めの梅並木で家族写真。
この梅並木も「蔦木宿〜会」の人たちが移植したものです。
梅の一本一本に会の人たちが詠んだ俳句や短歌の札がさがっています。
これがとてもこころにしみるものばかり。
訪れたときはちょうど7分咲きの見ごろで、ころころ通信表紙用の楽しい写真が撮れました。蔦木宿梅並木4月-1
蔦木宿梅並木4月-2
さて、今日はウド取り体験です。
信濃毎日新聞にも「体験歓迎」の記事がトップ面カラーで載ったので、他にも2人女性がいらしてました。
本来は山に自生するウドですが、農家・名取さんの栽培の手にかかるとこうなります。
大きなポットにもみ殻と土を入れ栽培する様子。
そろそろ育ってきたなと思ったらポットごとガバっとはずし、一気に収穫します。
茎が赤いのは山ウド。自生する種に近いものですが、残念ながら人の手がかかって栽培すると、山でとるほど香りは強くならないそうです。
その分アクが強くなくて食べやすいそう。
ウド取り1
ウド取り2
ウド取り3
さっそくミソマヨでいただきました〜。

2013年4月5日

一茶歌碑を訪ねて

小林一茶の句碑が全国にあることがわかりました。
それなら八ヶ岳の近くにもあるかもしれない。
インターネットで調べたところ、「茅野市玉川菊沢・稲荷神社入口」とあります。
茅野市なら往復2〜3時間かな。
ということで、今日の午後思い立って茅野市玉川までとんできました。
菊沢の稲荷神社はすぐ見つかりました。
小さな無人の神社とはいえ、拝殿はきれいに板がしかれ、舞もできそうな感じです。
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日帰り温泉「望岳の湯」の隣、同じところに公園もあります。
tino-1.jpg tino-2.jpg
でも、肝心の句碑が見当たらない・・・。
向い側の共同墓地のほうに行ったり、ウロウロ小半時も探しました。
ここまで来て・・・!
意を決して茅野市役所に電話で問い合わせました。
生涯学習課というところにまわしてもらい、事情を知る人が応対してくれました。
「確かに、稲荷神社の近くにあることになってますね。(資料を見ながら)でも境内の中ではないですね、どう説明したらいいのかな、どこか個人のお宅の近く、と表示されてます」
「その資料をメールかFAXで送っていただくことはできませんでしょうか」
「紙ですので、メールではちょっと・・・。FAXでも見づらいと思われます。来ていただければコピーを差し上げられるのですが」
・・・そうか、やっぱり市役所まで下りなきゃだめか。
正直、午後も小さな予定や仕事が残っていたりしたので、玉川の現地から茅野中心部まで下る(標高が下がるから下る、という言い方になるのです)のは時間的に厳しいものがありました。
でも、せっかくだから今日片付けていきたい。
何を「片付ける」のか、わかりませんが、ここまで来たら意地みたいなもんです。
「わかりました。そちらに伺います」
そう返事して、神社を後にしましたが、なんとなく鼻が利く方向へ行ってみました。
担当者の人の言っていた「個人のお宅の近く」という言葉から、田園の中ではなく、民家が集まる集落内に足を向けました。
公民館があったので、ここで車を停めます。
子供たちが公民館で遊んでいます。
不審者と思われたらどうしよう。
そんな卑屈な思いを抱えながら、代々続いてそうな家に聞いてみようかと、めぼしい家を探し始めたとき。
路地の角に古い石碑や石仏が建っているのが見えました。
これはこれで、ネタになりそうだから撮っておこう、と近づいたところ、
一番端の石碑になにやら文章のようなものが彫ってあるように見えます。
とにかく昔の石に手で彫ってあるので、彫りが浅く、かなりボロボロで文字の判別もしづらいし、ましてや簡易拓本がとれるような状況ではありません。
(お石塔に戒名を追加彫りするとき、前の彫刻文字に合わせるために拓本をとりますが、
簡易拓本と私が言ってるのは、障子紙を石塔にあてて、濃いえんぴつでなぞりとるやり方。
本当の拓本は墨とタンポで丁寧にとっていくのですが、石屋はとりあえず前の人の文字配置がわかればいいので、こういう簡易的な拓本をとっているのです。)
話をもどすと、その文章みたいに見えるものは、よく見るとドンピシャ!一茶の俳句でした。
「我と来て遊べや親のない雀」。
tino-5.jpg
tino-6.jpg 
 
で、なんで稲荷神社入り口、と情報があるのに、この場所?
それは、この路地から田んぼをつっきってまっすぐ行ったところが神社だからでしょう。
つまり、神社への参道、というわけです。
その距離約300m。
tino-4.jpg
なあるほど!
すっきり目的物を見つけて得意になった私はさっそく茅野市役所の担当者の人に電話をかけ、「見つかりました!」と報告しました。
あー、すっきりした。