おかみブログ

2012年7月30日

暑さのしのぎ方

小淵沢の夏って、こんなに暑かったっけ。
15年ほど前に初めて経験したときは、その涼しさ(夜は寒いくらい)に感動してました。
夜は薄手の羽根布団にくるまって寝ないと風邪ひいちゃうし、
「おふとんがサラサラして気持ちいいー」なんて下界(失礼!)の友人に自慢したものでした。
夜は確かに今年も、お風呂のあと汗かくということはないので、助かります。
でも、日中の暑さは異常。
日差しが強いのは仕方ないとして、蒸し暑いので長袖も着ていられません。
夫は夏でも長袖派で、かたくなに長袖で通していますが、さすがに腕まくってます。
私はシミのことを心配するのもあきらめて、すっかり半そで。運転やけで真っ黒になってしまいました。
そんな状態ですから、あちこちに熱中症の人が出てるようです。
今朝も近所の人が緊張した声で我が家の玄関の戸をたたきました。
「やよぶさん、ちょっと手伝って。そこでおじさんがうずくまってるの」
急いで行ってみると、よく近所で歩いているのをみかける70代くらいの男性が座り込んでいます。
「さっき犬の散歩で通りかかったとき、しゃがんでたので気になってたのよ。
今来たらまだいるじゃない、あれから1時間も経つのに。汗びっしょりで・・・」
男性は足がふらついてまともに歩けない状態でしたが、幸いなことにふつうにお話ができました。
「これ、救急車呼んだほうがいいですよね」
救急車が来ると、近所の人もワヤワヤと家から出てきます。
熱中症らしいとわかると、「ウチもひとごとじゃない」などとつぶやく人も何人かいました。
そんなせわしい思いをした日。
涼しげな、小さきものをみつけました。
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インゲンひみつきちのてっぺんにとまるトンボ。
富士山がうっすら見えていて、気持ちよさそうな展望台。
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カマツカの葉の裏に巣をつくるミツバチ。
大きな葉の影で、最高の日よけパラソル。
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無垢の木の床でお気に入りの毛布を枕にしてお昼寝。
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夕方は「奇跡の人」ごっこで水遊びだ〜!

2012年7月22日

ピノ、いつまでも・・・

今日からMooは夏休み。
夏休みの直前に、小学校で飼っているウサギのピノが死んでしまいました。
もうだいぶ年だったそうで、海の日前後の暑さに耐え切れなかったのだろうということです。
2年生のみんなでピノのお墓を作りました。
校庭のかたすみに穴を掘り、ピノを入れ、こんもりと土をもり、花を飾りました。
そのとき、誰かが町たんけんのことを思い出し、「Mooちゃんちでピノのお墓を作ってもらおう」と言い出しました。
学校から帰ったMooがそのことを親に報告。
それはいい、お母さんも大賛成だよ。字はお父さんに彫ってもらおう。
そこで、ピノのお墓建立計画をMooに書くようにいいました。
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<ピノのおはかづくりのてじゅん>( )内は大人の言い方であらわしたもの。
1.おはかにいって、どれくらいの石がいいか、かんがえる。(土葬の山にあわせ、大きさの見当をつける)
2.石をひろいにいく。(学校のそばの深沢川に丸い川原石があるので、適当な大きさの石を探す)
3.石を石やにもちこむ。(材料となる石を工場に運ぶ)
4.石にほる文字を考えて、書く。(彫刻文字の原稿を渡す。この場合、施主である子供たちが書いた文字をそのままをトレースし、彫る。)
5.石をおはかにすえる(彫りあがった墓石を現場に運び、建て上げを行う)

もちろん、子供のやることですから、そのへんの石をドンっと乗せるだけでいいと思うのですが、
そこはせっかく町たんけんで石屋見学をした際に、石へ文字を彫る方法を体験したので、
ちょっと専門家の技術も加えていいかと思いました。
大きさの見当をつけるところなんか、習ったばかりの「cm」の単位や定規・メジャーの使い方が復習できて、いい学習になりそう。
夏休みのいい自由研究になりそうだなぁ、と親としては期待大。
2年生全員じゃなくても、希望する子何人かで、参加すればいい。
石拾いには同伴する腹づもりもあります。
画用紙に絵日記風にプレゼン資料を用意しました。
もう明日は1学期最終日。よびかけや先生の許可を得る勇気を出してみよう!
ですが、結果は却下でした。
「あのね、学校にはほかにも金魚やウサギが死んでて、あちこちにうめてあるんだって。
ぜんぶに石のおはかたててたら学校がおはかだらけになっちゃうでしょ。
だから石のおはかはだめだって」
そおかぁ。残念だけど一理ある。
「じゃあ、『動物祖霊供養塔』にして、合同墓石つくればいいじゃん(いきなり専門用語)」
「は?(わからない)」
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残念ながらピノの石のお墓は実現しませんでしたが、
子供たちが自発的にお墓をつくろう、といいだしたことは歓迎すべきことだと思いました。
「気持ちだけはピノに伝わると思います」と連絡帳に先生のメッセージが書かれていました。
ピノ、やすらかに。

2012年7月14日

ひみつきち、建設中

昨年の全国課題図書低学年の部に選ばれた「エディのやさいばたけ」
特に絵が魅力的とか、話がいいとかじゃないけど、とにかくいっぱい読み返した本のひとつです。
家庭菜園初心者が子供と畑づくりをするときにおおいに役立つ一冊。
我が家の今年の菜園は、まさにこれを参考にして作りました。
その中のひとつがこれ。
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インゲンのひみつきち。
背の高い支柱を円錐に組んで、インゲンをからませて、パオみたいにします。
みごとつるが茂ると、日よけや雨よけのシェルターになる、というわけ。
他の野菜の育て方も参考になるけど、この「ひみつきち」は子供たちのあこがれの的。
今年はぜったいつくろう、と約束していたのでした。
7月に入ってから支柱を組んでマメの種を植えました。
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この時期にはもう茂っていてもらいたかったけど、ちょっと遅くなってしまいました。
でも6月は気温も上がったり下がったりで不安定だったから、発芽の目安20度を超える日が続く7月に入ってからでも、このへんの地域はいいかもしれない。
夏の盛りにどこまで茂るか、期待して見守ります。
でもまぁ、もうすでに遊び場と化しているから、半分は目的が果たせたかな。
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早く大きくなぁれ。
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2012年7月10日

よし!今年も太鼓モードだ。

和太鼓の夏。
今年もやってきました。
7月1週目より始まった練り込み囃子の練習風景です。
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昨年までのお祭り当日風景。
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これMoo?ちっちゃーい。
練り込み囃子はフライパンくらいの大きさの枝付太鼓を持って、リズムをたたきながら通りを練り歩くもの。
小淵沢駅前商店街で行われるお盆祭りで一番の花形、といってもいいかもしれません。
にぎやかで勇壮なお囃子隊は祭りを見に来る人を笑顔にし、お店の人を活気付けます。
何より、やってる本人たちが一番盛り上がる。
5時半頃から始めるのですが、休憩時間中に酒なども振舞われながら、日が落ちて暗くなる頃にはすっかりできあがって、ノリノリになってきます。
子供たちもがんばります。
子供だからって甘くありません。
大人と同じ振り付けで、休憩時間も同じで、沿道の人へのホスピタリティも同様に求められます。
こういう経験が、単なる習い事とは違う、社会性とか協調性とかが自然に身についていくんだと思います。 
Mooは今年でなんと5回目。
他の子も、一度参加したらやみつきになるみたいで、リピーターが多いです。
次代の地域文化の担い手として期待されてます。
練り込み囃子の出番の前に、大きな太鼓をたたく「淵の音太鼓」の演奏もあります。
こちらも本格的な和太鼓演奏。
今、練り込みの練習が終わった後、出演メンバーであわせています。
これもだんだん人数がそろってきて、集中して演奏連想しています。
お祭り本番は8月14日(火)17:00くらいから20:00まで。
お囃子隊の練習は祭りが始まるまで毎週火曜日夜7時半から

2012年7月5日

うんどうと ことば の能力

しばらくおかみブログをさぼっていたら、自宅パソコンでは開きっぱなしにしてあるはずの管理者画面に入る前にログイン画面が出てきた。
「あら、とんとおみかぎりだったじゃないの」と、へそまげられてるみたいで、さびしかった。
絵本の棚を入れ替えて、夏バージョンにしました。
おばけ、植物の成長、科学の本を中心に。
でも物語も好きなので、「としょかんライオン」と「ないしょのおともだち」をいれました。
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3人の子供たちは毎日毎日にぎやかで、せっかく片付けたと思ってる間もなくまたちらかってます。
こういうときにめくじらをたてると想像力が育たない、と言われるけど、私は家では静かにゆっくり過ごしたいので、ついついすぐ「片付けて〜!」と言ってしまいます。
「カタヅケテ、カタヅケテ」のおうむを飼おうか、と半分本気でMooと話していました。
ところで、3人はそれぞれやっぱり持ってる能力が違うみたい。
Mooはとにかく言葉を発するのが早い子で、文字を覚えるのが早くて、本の暗誦が得意。
3才のお誕生日に「ラチとらいおん」を買ってあげたのですが、その前に図書館で借りてきてとても気に入ってほとんど覚えてしまっていたから。
今は「だってだってのおばあさん」(小1の教科書にもでていた)と「おっぱい星人あらわる」。
ほっとくと一人で暗誦してます。しかも感情の入れ方と抑え方が絶妙。さすが私の娘だ。
Tazはそれに比べると遅いほうで、まだ文字も数字もよめませんが、この間自分の名前を書こうとしたのか「た」の鏡文字らしきものを書いているのを見つけました。
彼女が歌をうたうとき、調子ははずれるわリズムはくるうわ、めちゃくちゃなのですが、
これには笑えると同時に感心したことがあります。
サザエさんのうた「はだしでかけてく」を「はだしでにげてく」と歌っていました。
いやいや、にげるのはネコだろ。と突っ込みたくなるところですが
彼女の頭の中ではきっと、必死の顔して走っているサザエさんが浮かんだんじゃないでしょうか。
まさに歌詞をいったんビジュアル化して、それを言葉でアウトプットしてる、ということなのかも。
こういうとき、Mooがまちがえるとすれば「はだしでタケテク」とか、音だけにてる意味のないことばになるところだったと思います。
そのMooは運動神経がちょっとにぶいみたい。
体力はあるし、体が軽いので、「かえるとうりつ」みたいなのはきっちり長くできるのですが、
なわとびとか、さかだちとか、たけうまとか、動きのあるものは苦手です。
こういうのはイメージと体がうまく伝わるといいんだろうけど。
このあたり、私にそっくりだなぁ。私もマラソンとか体力勝負のもの以外は、体育苦手だった。
おとうさんはイメトレができる人なので、持久力はないけどそこそこなんでもできちゃう器用な人。
よし、イメージトレーニングだ!
Moo、家でも体操の練習をしています。
今日の宿題はブリッジと足上げブリッジ。
あれあれ?Kuhくん、それはもしやおねえちゃんのマネ?
ちょっとラクチンなブリッジだけど、いい線いってるぞ。
taisou1.jpg taisou2.jpg