平日のおやすみ
朝食のあと、Mooがいつもの声で言いました。
「おかあさん、おなかいたいからほいくえんやすむ。」
ごはんもひととおり食べ終わり、身支度をして、今にも出発しよう、というとき。
「どういうふうにいたいの?」
「おなかの奥がくーってささるようなかんじ」
「うんちじゃないの?」
「ちがう(きっぱり)」
「ほいくえんにも行けそうにない?」
「うん。ほいくえんいって、げんきにあそんだらもっといたくなりそう。」
「(元気に遊べそうなら問題ないじゃん)どうしても休みたい?」
「きょうはだいじをとってゆっくりしてる」
「(なに、産後の40代のおばさんみたいなこと言ってるの)」
保育園は好きだし、理由もなく休みたいとは言わない子です。
具合もそんなに悪そうではないのに、今日はどうしたんだろう。
赤ちゃんが生まれて、2才の妹の面倒が一気に押し寄せてきて、甘えてるのかな。
もうすぐ小学校だし、こういうのをどこまで許していいものか迷うところです。
が、今日は休ませることにしました。
Tazだけを送って、また帰ってきて、赤ちゃんのお世話と家事にバタバタしている間、
Mooは本を読んだり、おもちゃを出してきて遊んだり、家の中をうろうろしたりしていましたが、
こちらも少し落ち着いた頃、
「おかあさん、きょうおかしのいえつくりたい」
なるほど。それか。
少し前に親戚のおばさんがKuhのお祝い品を送ってくれて、おねえちゃんたちにもいろいろ贈り物を入れてくれていた中に、クッキーで作るおうちのキットが入っていました。
Mooと作るのにちょうどいいのですが、ネックはTaz。
時間も手間もかかりそうな、このキット。
作っている間、おとなしく見ているとは思えません。
遊び感覚でTazにも参加させるのも、ちょっともったいない。
せっかくだったら結果もそれなりに出したいですから。
「Tazがいないときじゃないと作れないね。Tazだけほいくえんに行っててもらって、Kuhがしっかり寝てるときをみはからって作れるかな」
と私が言ったのを覚えていたようです。
変にひねくれた仮病じゃなくてよかった。
おりしもおとうさんの誕生日が近い。
そういうことなら今日思い切って作っちゃうか。
娘と一緒にお菓子作り。
ついつい手を出しすぎたり、「なにやってんの!」ときつめに言ったりすることもあるのですが、
やっぱり、いいもんです。
こういう楽しみはせめて月1くらいはやりたいなぁ。
思いのほか時間がかかって、この日はクッキーを焼き上げるだけでTazのお迎えの時間。
組み立ては翌日に回しました。
そして完成品。
おとうさんへ、自分からのお手紙と、Tazの代筆のお手紙をそえて。
「おかあさんもかきなよ。」とエラそうに言われたけど、書いてません・・。
そしてなんと、おとうさんもこの日自分の誕生日を意識したのか、ケーキを買ってきてくれました。