おかみブログ

2019年11月12日

小淵沢小学校2年生が今年も来てくれました

今年もかわいいお客さんが来てくれました。
小淵沢小学校2年生の地域社会見学「町たんけん」で石屋に来ることを選んでくれた9人の子どもたち。
 
「石屋さんって何をするところ?」から始まり
「大切なことは、石に刻む」だから「お墓は石でできている」
ということで、「みんなの大切な名前を石に刻もう!」と文字彫刻体験をしてもらいました。
 
昔の石割についても体験してもらいました。
大きな硬い石が、矢をうちこむことでパクっと割れる様子は
石屋体験の醍醐味です。
 
今年の2年生、とても元気、そして素直な反応の子たちです。
そのうちの一人はとても石屋に興味を持ってくれて、
「将来石屋さんになりたい!」ですって(*^。^*)
おお!後継者ゲット!待ってるよ。

2018年9月24日

くむんだーで、いろんなものを組んできた

小淵沢で木組みのジャングルジムを作る子供向けイベントに、
TazとCooを参加させてきました。
日本の伝統的な家づくりである木組み。
それを子どもたちに体感してもらおうという取り組みです。
ウチの家を建ててくれた大工さんやHPを制作してくれているデザインやさんたちが主催しているので、これはまちがいなくおもしろい!と確信していました。

  
「ジャングルジムつくりにいくよ」とわけもわからず連れ出された子どもら。
やり始めたらあっという間に目つきがかわりました。
特にTaz、すばらしい仕事ぶり。
全体をさりげなく目の端にいれながら、どんどん他の子が入っていかない細かいところに先回りして、仕事を見つけてくる。ましてや年下の子の安全に気づかいながら指示出したりなんかしてる。

 
Cooは、というと、花形道具のトンカチが出払っちゃって使えなかったから、「くさびやさん」に。とにかく貫の間にくさびをセットしていくアシスタント役に徹している。


 


  
「組む」っていろんな意味あるよね、と広報係のヨハナさん。
家は継いでいくもの、とダイスケさん。
そう。形を組んだり継いだりするなかで、心もつながっていく。
縦に。横に。
柱、柱、柱。梁、梁、梁。
親子。仲間。


 

Cooが自主勉で「くむんだー」の日記を書いた。
「くむんだーのいいところ。1、あんがいじょうぶ(案外って(^^;) まぁ確かに最初は自立すらしなかった柱が、最後はびくともしなくなったもんね)
2.てつぼうできる(?窓が大きくとれる、とはおっしゃっていたけど。あ、途中の梁で鉄棒うんどうができる、ってことか。これは窓が大きくとれることにつながる・・・かな?!)
3.すぐばらせる。(そこかいっ!!でも、確かにすぐばらせることで災害の仮設住宅として再利用しているケースもあるんだって!)
よしよし、ちゃんと伝わってるね。
 
主催者の皆さまありがとうございました。

2014年11月16日

小淵沢駅110周年

小淵沢駅110周年記念イベント。
店番の合間に時間が取れたのでちょっと遊びに行って来ました。


 
・なりきり駅長さん変身
・変身写真缶バッジプレゼント
 
 
・10年後の自分にハガキタイムカプセル
 

・モモずきんちゃんと記念撮影
・110円駅そば
 
 
・豚汁サービス(午前中で終わってた…)
・特別記念列車運転(見逃した〜)
 
小一時間、目一杯楽しめました。
 
数年後に新しくなる小淵沢駅。
120周年のときには今の姿じゃない、と思うと感慨深いですね。
初めて駅前を歩いたのは亡き義父のお葬式の日でした。寒くてお天気も曇りで、なんだか寂しいところだなぁと感じたのを覚えています。
今も観光の人が「八ヶ岳の玄関口」と期待して降りるには拍子抜けするかもしれません。
駅前商店街活性化、と言い始めて既に20年以上?
それでもここを拠点に生きて行かなきゃいけない身ですから、今を否定せず、よりよい方向に向かって行ってくれることを応援するばかりです。
 
10年後か…
10年後、どんな家族、町になってるだろう。

2014年7月11日

うさちゃん弁当のゆくえ

Kuhの保育園の準備をしていたら、先に準備ができて外で待っていたTazが半狂乱になって戻ってきた。
「おべんとう、水の中におとしちゃったー!!」
水たまりのことだろうか。

「じゃあ拾っておいで、あたらしいごはん入れてあげるから」
「だめなの、Tazじゃとどかないんだもん、どうしよう、おかあさんたすけて」
?マークが渋滞する。
ナプキンで包んでリュックに入れたはずのおべんとうが、どこに落ちたって?

小淵沢の保育園ではアルミの弁当箱に白ご飯だけ入れて持って行くことになっている。
保育園の決まりで、弁当の中身は白ご飯だけ。ふりかけや梅干などを添えてはいけない。(玄米、雑穀米はOK)
Tazはそれを承知の上で、敢えて校則(園則)違反を犯す。
海苔でうさぎちゃんを切って、ごはんの上に乗せたらしい。
(最近切り絵にはまり、これが5才にしてはけっこう緻密に器用にできるものだから)
そしてそれをもう一度見たくて、わざわざ包んである弁当箱を外であけ、運悪く手がすべって田んぼの水路に落ちてしまったのだ。

通園路を1分ほど歩き進んだところにある貯水槽。確かに手を伸ばしても届かない。
弁当は無情にも、うさぎちゃんの海苔切り絵を上にしたまま、転がっている。
「なんでこんなところでお弁当を開けたりしたの」
「ごめんなさいごめんなさい」

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あまりのバカバカしさに怒る気も失せて笑いだしてしまった。そーかー、嬉しかったんだろーなー、ひそかにうさぎの海苔が入ってるのが。

「おかあさんでも届かないよ。どうしようかな…」
大人の感覚からすれば、面倒だからこのまま放っておきたいところなのだが、やはり不燃物を水路に置き去りにするのはまずかろう。ほんとに流れていかないうちに、一応弁当箱はすくい上げておかなければ。
で、おもちゃのマジックハンドがあることを思い出した。

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「あ、ガッチンガッチン!そっっか!」とTazの顔が一転。
ガッチンガッチンことマジックハンドによって、アルミ弁当箱は無事取り上げられた。
「おかあさんありがとう!!!」
でもまだ水路にむかって
「うさちゃんごはん…」と未練がましい。

台風一過。
今日もコピっとがんばれし、Taz!

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2014年6月6日

すぐ後ろにあるあの山へ

小淵沢小学校恒例の「八ヶ岳編笠山登山」に、Mooが行ってきました。
4年生になったMooは、今年から山頂を目指します。
生徒たちと一緒に登ってくれるのは、石屋通信でも取材させていただいた登山ガイドの竹内敬一さんと、
保護者ボランティアのみなさん。
10年ほど前、コーヒー店のマスターと一緒に私も編笠山に登ったことがあります。
この上ないくらいいいお天気で、山頂からは富士山、諏訪平、北アルプスetc.がすばらしい眺めでした。
マスターが山の湧き水でコーヒーを入れてくれました。
今年は初めて子供が山頂を目指す年なので、私も行きたかったのですが、ちょっと関節に自信がなくて断念しました。
最近長時間歩くと股関節や足首が痛くなってきてしまうのです。
なんだか情けない。年のせいにはしたくないけど。
全校生徒が無事下山し、明るい顔をして帰ってきた翌日、
銀行でばったり竹内さんに会いました。
まずは子供がお世話になったお礼を。
竹内さんのほうからも今年の子供たちの登山の様子を話してくれました。
4、5、6年生の順番で登り、竹内さんは先頭で引率。
だから4年生が一番竹内さんに近いところで登ったことになります。
「今年は雨が降りそうだったから、全体的にちょっと早めに登頂しようと計算したんです。
休憩も5分程度で切り上げた。5分といっても『さあ出発するよ』と言ってから実際に歩き出すまでにさらに5分かかるので、実際は10分くらいは休んでるんだけどね。
わりと急ぎぎみで進めたけど、今年の4年生はしっかりついてきましたよ。
登りはいつも3時間半はかかるんだけど、今年は3時間10分程度で登りきった。」
スピードを競うものではないので、速いからいいわけではないのはわかっていますが
時間が短くできたということは、みんながだらだらしないで、きちんと規律を守って取り組めたということ。
つまり、山に登る心構えがちゃんとできてた、と言えるんじゃないでしょうか。
「僕が言った通り、休み時間に縄跳びをして鍛えてたみたいだね。」
そういえば、「竹内さんにやるように言われた」といって、Mooも家で縄跳びをよくやってました。
「体を山に合わせる」
ころころ通信で取材したときの竹内さんの言葉が思い出されます。
「山に登らせていただく、という意識が大切。
厳しいことも危険なこともあるかもしれない。
自分の体も精神も山のレベルにあったものでないと、山に対して失礼。」
登山から2日後の新聞の1面に、小学校の登山の様子が掲載されていました。
『広がる環境教育、故郷の魅力 保全の思い体験で育む』
とてもいい記事でした。
「子どものころから山に親しんでほしい」
「故郷の魅力を知らないのはもったいない」
「登山という実体験から学び、大人になってもふるさとを強く思ってほしい」
こんなにすぐ近くの山に毎年登るという経験。
体力的につらい、でも山頂での達成感や爽快感、指導者の愛情、仲間意識。
そういうものはちゃんと体と心に刻まれて、「かえってくる場所=ふるさと意識」が植えつけられるはず。
私も高校生のとき、学校の遠足で六甲山縦走をしたものですが、
あの体験のおかげで、ある種の帰属感が持てるようになったもんなぁ。
山って、一歩一歩、ふるさとを刻み付けることができるんですね。
いい経験したんだろうなぁ、Moo。
置いてかれないようにしなきゃ。

2014年2月10日

Moo、9才

Moo、スキー初体験。
すぐ近くにスキー場があるのに、なかなか親が連れて行ってあげられないので、
今回はお友達のご家族に便乗させていただきました。
インストラクターでもあるお父さんによると、とっても上手で、もっとやらないともったいないそうで。
「筋がいい」といわれると嬉しいもんです。
本人もすごく楽しかったようで、スケートからスキーに転向したい、なんて言い出しかねない勢いでした。
Mooはこの1年、運動能力も勉強への興味もすごく伸びて、大きく成長しました。
人間、人生のうち、なんどか皮がむけるように変化する時期があるのかな。
これから何度も人生の壁にぶつかると思うけど、今の自信を糧にしてほしいです。
もうすぐ9才。
我が世の春を謳歌しているMooです。

2013年12月19日

このシールの貼り方、どうなんだろう。

このシールの貼り方、どうなんだろう。
今日は保育園のお誕生日会。
その2〜3日前、誕生児のKuhはお祝いしてもらう時にかぶる王冠の制作をしたと聞いていました。
「あのシールの貼り方、ちょっとすごいですよ。年長さんでもなかなかないです。几帳面というか、理数系?お持ち帰り、楽しみにしててくださいね」と担任の先生がおっしゃってました。
で、今日持ち帰ったのが、これ。
王冠2
なるほど。4種類の色のシールをもともと空いてた丸い穴にあわせて1色ずつ貼ってったんだな。
確かに、3才にしてはわかりやすすぎる。
特に感心したのは王冠の形に合わせて放射線状に並べて貼ったこと。
ウチの子たちの通う園ではこの、ドットタイプのシールで工作させることが多く、
例えばあらかじめ白丸ドットで絵が形作られてる用紙に、4色のドットシールを配られて塗り絵のように白丸をうめていく、という、あまり創作的な内容でもないような工作を年中組でもやってたりして、
幼児教育的にどうなんだろう、と疑問に思ったりしていました。
が、未満児だと、こんなふうに制限された道具での工作の方が、表現意図を伝えやすいかもしれない。
Kuhが意外と理路整然としてるのはわかった。
だけど…
もう型にはめられた思考回路しか残ってない大人に理解されるために工作ってするもんじゃないし、
子供の果てしない創作力を、つぶさずただひきだすためには、大人は何をすればいいんだろう、または何をしてはいけないんだろう…。

2013年9月29日

さようなら デミオくん。

初めて免許をとって以来乗ってきた愛車のデミオを本日廃車にしました(泣)
demio.jpg
13年乗って21万キロ。
あちこち傷ついたりしてるけど、まだまだエンジンはげんきだったのに。…
でも家族が増えて大きくなって、手狭になってきていたから、車検前のここで決断しました…。
それでも別れは辛いものです。
思えば八ヶ岳に来て、知り合いも少なく土地勘もなかった私のドライブの友として献身的に働いてくれました。
あなたがいたから自由に行動できて、楽しいところにも行けたの。
事故にあって畑に横転したときもあったね。
ドアは大破したけど、エンジンは無事で、その安定感のある車体で私を守ってくれてありがとう。
子供たちもあなたが大好きで、ドロだらけの靴であがりこんでも優しく迎え入れて、あちこちに運んでくれました。
私がイライラしてドアをバタンッ!って閉めても「やよちゃん、そんなに怒らなくていいよ、子供たち、いい子だよ」と黙って慰めてくれたのもあなたでした。
こんどはバーバが新しい車を買って、今までバーバが乗っていたモビリオがわたしの車になります。
モビリオには子供たちも慣れているので、すぐ仲良くなれるでしょう。
でもやっぱり寂しいよー。デミオくん。
バーバが新しい車をひきとるために甲府のディーラーに行くのが最後の乗車となりました。
本当は最後のドライブでちょっと遠出したいと思っていたのに。
私は今日仕事だったので、一緒に行けませんでした。
でもMooが最後を見届けてくれたでしょう。
今まで本当にありがとう、デミオくん。

2013年5月3日

プラレールの斬新な遊び方

小学生の息子さんがいるお友達から「もう使わないから、大事に遊んでくれるなら譲る」といただいてきたプラレール。
うれしくていつもバーっとひろげるだけひろげてちゃんと組み立てて遊ばないので、
「もう!大事に遊ばないなら返しちゃうよ!」と怒ると、
「遊んでるもん!」と口ごたえするTaz。
なに〜、どれどれ?!
…おーっ!なるほど!
プラレールのまがったレールや部品を利用して、アンパンマンの顔にみたててます。
斬新な発想だなぁ。
しかも単純なデフォルメでこれほど特徴をとらえられるのは、ある意味才能か?!
プラレール1
プラレール2
プラレール3
でも念のため解説を…
アンパンマン、バイキンマン、ドキンちゃんです。
これはすごい。正しいプラレールの遊び方ではないにしろ。

2013年2月23日

雪の気持ちになってみよう

春まだ浅き小淵沢。
雪が残る保育園登園みちを歩いていたときのこと。
車のわだちを見て、Taz、
「こことここはゆきがないねぇ、まんなかはゆきがあるねぇ」と観察。
「なんで、ここは雪がないんだろうねぇ」と質問してみると、
「うーん」としばし考えて
「くるまがとおるからじゃない?!」とさもすごい発見をしたように言うので可笑しくなりました。
 「そーかー。なんで車が通ると雪がなくなるんだろうねぇ」
「…。(考え込んで)ゆきがないほうがくるまがとおりやすいからだよ」
おー、なんか逆転の発想。
「くるまがとおりやすいように、ゆきがどいてあげてんの。」
またしばらく行くと、家の垣根がつづいているところがありました。
Taz、「どうして 、 木はゆきをまもってるの?」
なるほど、常緑の垣根の下は日が当たりにくく、人や車に踏まれることもないので、ゆきがまだ溶けずに残っているのです。
雪が木に守られてるように見えたの?なんだか素敵。
「ゆきはしろくてきれいだもんね。(ここでいきなり演技モード) 木さん木さん、まもってくれてありがとう」
今年は雪が多く、しかも降雪のあとも気温が低い日が続き、路面はあちこち鏡のようにアイスバーン状態。
「氷、いつとけるのかなぁ、早く溶けるといいね」と私がいうと
「そだね」とあいづちうちつつもツルツルのところをあえて選んで通るTaz。
「こおりがとけたらどうなるの?」おっと、来た!いい質問。
以前誰か子どもの言葉で「雪が溶けたら…春になる」というのを聞いて、詩的だなぁ、と感心したことがありました。
「そうだね、氷が溶けたらどうなるんだろうね、Taz、わかる?」
一瞬考えてTaz、
「じめんがでる。」
本人、大真面目なんだけど、どっかずれてる。
こんな会話を楽しむ余裕を毎日持てると楽しいんですが…(^_^;)