七賢蔵開き2014 大雪のため延長開催
白州町の造り酒屋、「七賢」で知られる山梨銘醸。
毎年2月の極寒期中心に酒の仕込みが行われます。
七賢ではそれに合わせて蔵を開放し、一般の人にも見学できるようにしています。
今でこそ珍しくなくなった酒蔵見学ですが、七賢には今年で37回目という開催実績があり、
一般に酒蔵が女人禁制の神聖な場所とされていた頃から、作る現場を見せようという消費者目線のサービスがあった、といえるようです。
北杜と韮崎の地域誌「なないろ」2月号で、巻頭特集としてこの酒蔵見学(蔵開き)をとりあげました。
私がライターを担当し、取材してきました。
蔵開きは前にも行ったことがあります。
蔵の見学だけでなく、利き酒や販売コーナーが充実。
さらに同時開催でクラフト展や骨董展なども出て、まさに「大人のレジャーランド」。
3か月に1度、という契約でライターをする私がこのネタにあたったのは、偶然か必然か!?
ところが、今年は開催初日に1回目の大雪にみまわれ、高速が大渋滞、鉄道も動かなくなる事態になりました。
その週末は講師の人も呼んで利き酒や酒づくりの講習会が開かれる予定でしたが、どうなったことやら・・・
そして、2週目の土日。
さらなる大雪が山梨を襲います。
120年に一度とか、史上初とか。
このときはさすがに従業員の人すら出てこれず、開催不可能。
そのまま開催終了の日をむかえ、散々な蔵開き・・・に思われました。
ですが!
七賢さん、きゅうきょ臨時開催を決定!
大雪の1週間後の土日22、23日も開けてくれたのです。
酒蔵見学ツアーと利き酒、蔵出しの酒販売コーナー。
そして、私が実は一番楽しみにしていたクラフト展もやっててくれました。
どうやら搬出するにできず、どうせならのっかってしまえ、ということのようです。
おまえはどうしてそんなに酒樽が似合うんだ…、Kuh。
受付で甘酒のサービス。
子供がいるので、今回は蔵見学はあきらめ。
早々に利き酒コーナーへ。
子供らも白州のおいしい仕込み水をいただきます。
八ヶ岳アート&クラフトネットワーク「おらんうーたん」の有志メンバーによるクラフト展。
酒器を中心とした暮らしの中のクラフト。
お気に入りのマイおちょこを選ぶのも楽しいのです。
蔵でしか買えないお酒も出ている、販売コーナー。
七賢のお酒、ほぼ全種類が並びます。
骨董展も追加開催。
子供たちもきれいなトンボ玉に夢中。
去年、七賢のすぐ近くに手打ちそば「くぼ田」ができました。
つけとろせいろ、おいしかったー。
そして自宅では入手したばかりの「蔵出し無濾過原酒」と、クラフト展でゲットした「窯八」さんの陶器おちょこで一杯。