おかみブログ

2009年5月28日

トイレでお客獲得作戦

トイレといえば「御不浄」「はばかり」などと言われていたのは既に過去の話。
NHK「プロジェクトX」でもネタになった、TOTOのウォシュレット以来、
トイレは癒しの空間、第二のリビング、ひいてはおもてなしの心の現われ、なのです。
飲食店でトイレのきたないところは論外、清潔で当たり前。
手洗い場にいたってはオーナーのセンスが最も凝縮される、むしろ芸術表現の場でもあると思うわけです。
最近気になるのが授乳室と子ども用トイレ。
乳飲み子をかかえて優雅にお買い物など考えられなかったひところとは違い、
今はベビー連れのママ客をいかに獲得するかがファミリー層店舗の切り札。
授乳室とオムツ替えシートは必須です。
リゾナーレのトイレ。(写真なし。また機会があれば撮ってきます)
黒御影をふんだんにつかって高級感ただよい、それぞれ広い個室の中には小さな丸テーブルがあったりして、なかなかリラックスできるトイレ。
トイレのポイントは高いのですが、惜しいのは個室の中にオムツ替えシートや赤ちゃんホールドがないこと。
オムツ替えシートは手洗い場のほうに1台あるのですが、
これだと自分が用を足したいときに、赤ちゃんをどこに置いとけばいいのでしょう。
えほん村のトイレ。(写真なし。同上)
古い木造施設ですが、トイレの中は広いし、木の色合いもステキで、
トイレットペーパーホルダーはオーナー作品のマスコット、超かわいい。
ただ、「0才から100才のこどものこころへ」へとうたっている割には
オムツ替えできる台がない。
それとも「〜こころへ」だから、本当の赤ちゃんがくることは想定していないのかしら。
先日行ったとき、他のお客さんからの問い合わせを偶然耳にしてしまいました。
「あの、授乳室はありますか?」
授乳室、ないんですよ、ここには。
マジョやオオカミ、ブタなんかのかわいいマスコットがちりばめられた授乳用個室を増設すれば
さらにお株があがるだろうけどなぁ。
(ぜひ入ってみたい)
大泉・金田一春彦記念図書館。
身障者用トイレの中にオムツ替えシートもついて、便利になりました。
児童書室にはベビーベッドも。
ただ、授乳室はないので、親切な司書のおねえさんが調理室を貸してくれました。
でも時々それも面倒なので、本棚のすみっこのベンチで授乳したりしてます。
このほうがMooも絵本を見てられるので。
ちなみに富士見の図書館にはアコーディオンカーテンで仕切られるスペースがあり、重宝しています。
しかしそれらと比べると先月オープンしたショッピングモール・ラザウォークの授乳&子どもトイレはすごい。
授乳室付のベビールームが3箇所もある。
しかもそれぞれに授乳用の個室が2つ、オムツ替えシート3〜5、ミルク用のお湯も浄水済みの70℃の適温と冷水が出てくるし。
身長体重はかれる2種類のスケールあり、ハイハイスペースあり。
幼児用の小さなトイレも専用スペースに完備。
イマドキどの百貨店でもそこそこ備えているのですが、
ここはまるで店舗用ベビー設備のショールームのようです。
授乳室1 授乳室7
 
できたばっかりで、きれーい♪
トイレとは関係ないのですが、Tazもおすわりが完全にできるようになったので、今日は温泉デビュー!
市内の温泉にはベビーバスも置いてあり、自分やMooを洗っている間、その中においておくことができます。
水を張るとすべったときに危険なので、空の状態で。
今日は大泉のパノラマの湯にて、3人で温泉を楽しみました。
温泉といえば、たまたまネットをみていたら、すごいサイトを見つけました。
赤ちゃんと安心して温泉旅行を楽しむプラン
「オムツ替え放題」「ミルク飲み放題」「離乳食食べ放題」というオプションプラン。
○○放題ったって、赤ちゃんがそんなに飲めるもんじゃないでしょうけど・・・。
オヤジのビール飲み放題プランじゃあるまいし。
Tazがジョッキでミルクがぶ飲みしてる姿を想像して、かなり笑える企画でした。
お値段の高い「はぐくみ」や「パンパース」なども含め銘柄がそろっているのは魅力ですね。
でも缶やレトルトの離乳食はあんまりおいしくないんですよね。
結局大人のご飯やイモを取り分けてその場ですりつぶしたりすることになりそう。
細部までよく気をつけてくれたプランのようで、たいしたもんだと思いました。
とにかく、赤ちゃん連れに優しい世の中になったもんです。

2009年5月27日

田園の中のオレゴン

カフェ&バー オレゴンのマスターが亡くなって半年近くになります。
しばらくお店が閉まっていて寂しい思いをしていましたが
奥さんががんばって再開しました。
「何にもしないでいるのもどうかと思うから。」
私には伴侶を亡くした喪失感って、わからないけど、そんな姿はステキだと思います。
八ケ岳の田園だからこそ似合う、ウェスタンカントリー調の小さなお店。
オレゴン1 オレゴン2 オレゴン3
オレゴン5
マスターのいた頃は夜のバー営業もあり、常連さん中心に集まっていました。
ホタルの光やカエルの鳴き声の中、あるいは凛とした月明かりに浮かぶ山を背景に、
小さなお店のネオンがささやかに灯っていました。
今は夜営業まではしていないけど、そのこじんまりとしたたたずまいから見る景色の雄大さはすばらしく、時間がとまったような穏やかな風が店内を吹き抜けていきます。
あまりに景色にとけこんで、店であることを忘れてしまう一瞬も。
今は喫茶メインのメニューですが、奥さん手作りのドライカレーはなかなかのボリューム。
オレゴン6
営業時間中はいつでもいただけるので、昼食を食いっぱぐれたときにも重宝。
私は今日、ちょうどTazが寝てくれた正午前後に家事と畑の用事を一気にすませ、
すっかり昼食が抜けてしまいました。
気がつけば2時半。
そういえば、オレゴンさんが再開したって聞いたから、お散歩がてら行ってみよう。
実はウチから徒歩3分のところなのです。
数百m違うだけでも山や田んぼの見え方って、こんなに違うんだと再発見しました。
気軽に入れる、ご近所さんのお店です。

2009年5月26日

畑の師匠ゲット

今日はLampsLodgeツトムさんの紹介で、小淵沢で農業を始めたemiさんのところへお邪魔しました。
emiさんは古民家を借りて仲間の人と有機栽培農業をしてます。
専門の機関で学んだものの、自分でやるのは今年から。
なのに、もう5反以上の農地を借りるというガンバリさん。
自宅のすぐ隣で自家用の野菜、車で数分のところの数箇所で田んぼ。
田んぼのひとつがウチのすぐなので、これから時々お散歩でお邪魔することにしました。
今日はツトムさんの車でそれぞれの田んぼを見につれてってもらいました.
emiさんの田んぼは八ケ岳や南アルプスが森の間から見えて、
圃場整備で固められた大きい農地と違う、素朴な原風景があって
すごく絵になります。
この景色があればつらい畑仕事もがんばれるとemiさんが言ってました。
emi畑1
ほら、きれいな水にしかこないというトンボ。
テントウムシのツーショットで。
emi畑2
今日の様子はemiさんのブログにもあがってるので、ぜひみてください。
私がめんどくさがって避けていた土壌作り。
emiさんはわかりやすく教えてくれました。
私が奮闘していた雑草はイネ科の茅で、イネ科の植物はカルシウムを土壌から吸い上げてしまうので他の野菜を栽培するときにはそれを補う必要があるとのこと。
それで石灰を撒いたりするのですが、石灰も撒きすぎると土が固くなるので、
emiさんは焚き火をしたあとの灰などを撒いているとのことです。
土にカルシウムがもどってきたところにはナズナが生えています。
これはいい土壌になったという証拠だそう。
emi畑3
6月6日は大勢集まって、手で田植えをするとのこと。
子連れで参加してみようかなぁ。

2009年5月25日

玄関のつっかえ棒がとれた!

ウチの前を通ったことのある人は、その玄関の不思議さにふと立ち止まったこともあるかもしれません。
なにしろ、ポーチの屋根柱が片方宙に浮いているのです。
しかも柱位置がポーチの外側。
宙に浮いた屋根を鉄のつっかえ棒で支えてあります。
沓石1 ←こんな感じ
家が完成してから早3年。
この柱の下には夫が沓石を置く予定でしたが、
自宅のこととなるとどうしても後回しになって、どんどん年月が過ぎてしまいました。
このたび、やっと、やっと、念願の沓石が据えられることになりました。
デザインにも構想を重ねた(?)「作品」といえば聞こえがいいか。
沓石2
沓石3 ←完成!
向かって右が前からあったもの。インド産赤御影。通称インペリアルレッド。
左が今回据えたもの。アフリカ産黒御影。通称ベルファースト。
沓石4 ←ビフォー 沓石5 ←アフター
ついでにピンコロの並べ方も修正。
沓石6
一般的なものよりかなり大きいけど、すっきりと細長く、主張しすぎない形です。
これでやっとつっかえ棒を大工さんに返せます・・・。

2009年5月24日

ピンコロ仮置き

ガーデニングのシーズン到来。
ヒマワリの種まきの次は、家の前の花壇もなんとかしなければ。
今年はいよいよ石での整備も進めよう、と意気込んでいます。
アプローチと花壇のボーダーはピンコロを使う予定。
某ホームセンター・○マートでは白御影しかありませんでした。
あんまりきれいじゃなかったので、サビ石のがほしいと問屋さんにとりよせを頼んだところ、
「それなら今ちょうどウチの作業場に余ってるのがありますから、すぐ運んであげますよ」とのこと。
なんとお願いしてから1時間後に100個持ってきてくれました。
タイミングいい!
中国産サビ色の御影石。
ピンコロ1
こういう、花壇のボーダーには一般的にレンガが主流でしょうが
素朴な石もステキです。
とりあえず仮置きしてみました。
持ち運びがしやすく、女性でも簡単に作業できるのがいいです。
ピンコロ2
モルタルを使って固めたほうがいいか、それともを追加して、花を増やして自然になじんでくるのを待つか。
アプローチは乱貼り、角の花壇は低く積んで立体にする予定ですが、
こちらは夫の作業。
さて、いつになりますやら。

2009年5月23日

晴れて滝沢牧場へ!

22日(金)は保育園の親子遠足の日。
滝沢牧場1 ←牧場から八ケ岳
これだけ晴れれば御の字でしょう!
なにせ予報では雨だ、雨だ、と言われていたのですから。
森のようちえんピッコロでは雨でも決行するところでしょうが、これは市の保育園。
雨だと体育館で絵本よみきかせのおはなし会という企画だったのです。
これはこれでいいのですが、せっかくみんなで出かけるのですからやっぱり屋外がいい。
役員さんは2パターンの準備、本当にお疲れ様でした。
長野県南牧村野辺山。
標高1400m、360度開けた視界の先に八ケ岳、秩父連山、浅間山を望む高原。
真夏は強い日差しと冷涼な空気。
一方真冬は零下20度が続き、旭川に次ぐ寒さだとのこと。
ディーゼル単線小海線の野辺山駅はJRで一番高いところにある駅です。
野辺山 ←小海線野辺山駅。一昨年の写真。
高原野菜のレタス、キャベツや乳製品の全国有数の生産地。
裏情報では農薬などの土壌汚染、空気汚染が進み、健康な農地を求めて高根方面まで下りてきている農家の人もいると聞きますが・・・。
八ケ岳の東の裾野にあたり、小淵沢で見慣れている山の形と全く違うので新鮮です。
初夏や初冬、南麓でまだ雪がうっすらと見える程度でも、野辺山では真っ白。
そんな野辺山高原へ、八ケ岳を挟んで40分のショートドライブでやってきました。
自然体験農場・滝沢牧場
草がきもちいい!
おともだちのシュウくんとたわむれるTaz。
せっせと草取りをする姿もほほえましいです。
滝沢牧場2 滝沢牧場3
牛さんのお乳ください
「ちちしぼり!」と、何週間も前から楽しみにしていた搾乳体験。
大勢の子供たちが代わる代わる絞ってみる。
あんまり短時間でコロコロ人が代わるもんだから、牛さんも大変だろうなぁ。
滝沢牧場4 ←親のほうが楽しみだったりして。
やぎの「かーさん」こんにちは。
頭突きをするので注意、という大きな角のついた山羊。
名前が「かーさん」。
最初はこわがっていたMooですが、だんだんなれて、最後には手から草を食べさせられるまでに。
滝沢牧場5 滝沢牧場6 滝沢牧場7
滝沢牧場8 ←「おおっ!」と感嘆の声。
「チモシー」というのがいると、当ブログを見てくれてる人から前情報があったのですが、
結局誰のことかわからず。
牛、馬ではないとのことですが・・・。
まさか人間、じゃないよねぇ。
わかった方、おしえてください。

2009年5月22日

看板さりげなく置いてます

八ケ岳のクラフト作家集団「おらんうーたん」の新マップができて約1ヶ月。
夫は実家の墓石工事のほうが普段の仕事なので
なかなか作家活動ができませんが、
一応看板だけはかけることにしました。
石あるく看板1
石はめずらしいのか、全く認知度のないウチのような工房にも
新マップのおかげで時々お問い合わせをいただきます。
おらんうーたんマップでは、家の中に石を使ったものをモデルケースとしてみていただきたいということでこの場所を記載しているのですが、
なかなか居ないことが多く、ご迷惑をおかけしています。
石材店への案内図を彫った看板を置くことにしました。
このさりげなさ、コッパを使ったテキトーさ。
案外素朴な感じが出て、私は気に入っているのですが・・・。
石あるく看板2 石あるく看板3
どうぞよろしくお願いします。

2009年5月20日

畑、始動

今年も畑を借りました。
ヒマワリ種3
去年は大きいお腹だったけど、体調のいいときに少しだけ草刈などしながら
数品種育てました。
でもやっぱり買ったほうがおいしかった・・・。
この苗からこんな野菜ができる、と子どもと遊べた程度の成果でした。
今年も草取りから始めました。
どうせ完全にはとりきれないので、できるだけ深いところから根を切り取るかんじ。
それでも去年より土がやわらかいような気がして、2年目の手ごたえを感じつつあります。
さて、今年も観賞用ヒマワリを大々的に植えます。
いろんな種類のヒマワリの種を購入しました。
ネットを見ていると「モネのヒマワリ」「ゴーギャンのヒマワリ」「ピカソのヒマワリ」などというネーミングで売っているものがあります。
ヒマワリ種1
そんなのも加え、保育園から配布された種、食用ヒマワリ種など、いろいろ試してみることにしました。
北杜市の花ですから、この目立つ県道沿いの高台に植えるとさぞかし映えることでしょう。
ああ、夏が待ち遠しい。
草刈が終わったのはまだ半分。
でも今日まず第一弾を植えます。
ヒマワリ種2

2009年5月14日

日本アルプスの少女

明野町にあるハイジの村に行ってきました。
ハイジの村1
「ハイジ」というにはかなり人工的な雰囲気はあるものの、
茅ヶ岳中腹から望む南アルプスの雄大な景色と開放的な公園は、
休日数時間を過ごすには十分です。
ブライダルも積極的に行っていて、こういうメルヘンタッチのテーマパークウェディングもいいだろうなぁと思います。
館内のおみやげ店では、アニメ「アルプスの少女ハイジ」を常時上映。
久々にはまりました。
ハイジの村2
なんといっても南アルプスの甲斐駒がアルムの山にそっくり。
さすが日本アルプスというだけのことはあります。
ハイジの村3←小淵沢より甲斐駒を望む
約130年前の話といえども、この話を見ているとことごとく八ヶ岳での山暮らしとリンクすることが多くて、おもしろい。
たとえば鉄道と村の位置関係。
ハイジの住むデルフリ村は架空のところですが、実在のマイエンフェルトの郊外らしく、
さしづめ、小淵沢と笹尾みたいな距離感かな。
それからアルムおんじは木工で生計を立てていて、簡単な大工工事や車椅子の改造などもできるところをみると、とても器用な人のよう。
半自給自足しながら人里離れたところで木工工房してる人、八ケ岳エリアにも多いです。
とにかくいいアニメです。
オープニング見ただけでワクワクしてしまう。
渓谷のデルフリ村(白州みたい)から山のアップ(甲斐駒みたい)へパンアップ、空から大きなブランコに乗ったハイジの頭に小鳥たちがとまり、また羽ばたいていく一連の動き、ペーターと輪になって踊る背景の四季の移ろい。
画面構成に宮崎駿氏。さすがです。
本編の背景画も美しい。この頃のアニメのほうが絵がきれいなんじゃないだろうか。
4才のMooも、ハイジがフランクフルトから帰ってきて、おじいさんと再開するシーンでは
涙をぽろぽろと流していました。(私もうるうるしてました)
絵が動いておもしろい、というテレビの見方とは明らかに違う、
ちゃんとお話に入り込んでいる証拠です。
子どもの頃見ていた印象では単純にハイジに感情移入していましたが、
今大人になって見ると、どちらかというと悪役だったロッテンマイヤーさんやデーテおばさんにむしろ共感している自分がいます。
ロッテンマイヤーさんは女性の身で格式ある富豪の家の執事。
キャリアウーマンであるがゆえの厳しさと粘り強さ、プライドの高さ、職務への責任感が伺えます。
デーテにしても、若いみそらで幼い姪を育てる境遇に陥り、母親の介護もかかえていたという苦労人。
身内だからハイジがかわいくないわけはないんだけど、手放さなければ就職もできない。
「しかたがない」と自分に言い聞かせながらアルムおんじのところへ連れて行ったら
「もう二度とここへは来るな」といわれて思わず涙。
ハイジと自分の両方が不憫で悔しくて流した涙だったのでしょう。
クララもいい子だなぁ。
まだ12歳なのに聞きわけがよくて、価値観の違うハイジもちゃんと受け入れて。
それぞれの登場人物が、実にきちんと描かれているのです。
これは原作の力ももちろんあるのでしょうけどね。
富士見図書館にDVDがあり、空いてるものから借りてきています。
来週の保育園の親子遠足は野辺山の滝沢牧場。
乳しぼり体験をしますが、ハイジのアニメがいい予習になりそうだ。

2009年5月5日

はじめてのおつかい

日テレの番組じゃなくて、絵本のほう。
林明子さんのいたいけな子ども絵が印象的な絵本「はじめてのおつかい」。
主人公みいちゃんが初めて近くのお店におつかいに行くお話。
大人の足ならすぐ近くの、小さなタバコ屋さんに、妹である赤ちゃん用の牛乳を買いに行く。
上り坂でケガをし、お店の人を呼んでもすぐに出てきてくれなくて、
無愛想なおじさんやおしゃべりなおばさんのお客さんに先をこされ、
おつりをもらうのを忘れてかけだしてしまう。
帰りの下り坂、お母さんが赤ちゃんを抱いて迎えに来ている。
みいちゃんは5才。
たぶんみいちゃんのお母さんは、忙しくて長女をおつかいにやったのではなく、
みいちゃんがしっかりしてきたからそろそろお買い物を勉強させてみようと、
「かわいい子には旅をさせよ」の親心だったのだと思います。
Mooの「はじめてのおつかい」デビューも5才と、二人で決めました。
行き先は駅前の直売所「まちこぶ」。
車にだけ気をつければ十分歩ける距離だし
小さな商店でいつもよく行ってて親しみがある。
買って来てもらうのはお豆腐、ということも決めてあります。
今日、「ちょっとやってみたい」というので予行演習をしました。
やる気になったときにやらせてもらえるのがうれしくて、
500円をにぎりしめて「おかあさん、ついてこなくていいよ。ここで待ってて」と意気揚々。
私は道を隔てた駐車場までついてってやり、お店の中の様子がわかる程度の外の位置で見ています。
今日のお店番の人もよく知っている人。
ちらっとこちらを確認し、子どものおつかいの相手につきあってくれました。
車道を渡るときもちゃんと右左見て手を上げて。
無事お豆腐を買ってくることができました。
おつりとレシートはお店の人がビニール袋に入れてくれました。
おまけに「おかあさん、アンパンがあった。」と余裕の態度。
「いいよ。おつりで買っておいで。」
こんども嬉しそうに買いに行き、ちゃんとアンパン1個だけ買ってきました。
一緒に買い物すると「あれも、これも」と欲しいものが目移りするのですが、
自分ひとりだと目移りすることもなく、ちゃんと目的のものだけ買って来てくれるのでありがたいです。
しかもアンパンは半額の70円。
なかなか買い物上手です。
今日はお店の前までついていきましたが
5才までには一人でお店に行けるようになる、と宣言していました。
テレビほど劇的ではないけれど、十分楽しくてスリリングな予行演習でした。