おかみブログ

2014年12月15日

石見本整理中です

見本石の整理中です。
お墓によく使う御影石(一部安山岩)だけで膨大な種類があります。
主な産地は中国とインド。
国内のブランド石と若干ヨーロッパ、アフリカ産もあります。
 
まずは種類を全部洗い出し、お勧めや比較のために見せる石を通称ジェイ1 グループに、そんなに参考にしないものをジェイ2グループに分けます。
 
テーブルに並べた色別の箱がJ1。その一例を並べます。こうしてみるときれいだなー。
テーブルの下のみかん箱に入ってるのがJ2です。




J1とJ2に大きな違いはありませんが、一応基準は品質と好みです。
品質の基準は、水を吸いやすいとか、艶が落ちやすいとか。
寒冷地なので冬の厳しい環境に耐えられる石でないといけないのです。
とはいっても差が出るのは早くて10年後。
 
まずは好みでいろんなバリエーションを選び、同じような石種ならこっちのほうが品質がいいかな、とか。
あと、あまり価格と品質が安定しないようなものはJ2行きです。
  
J1とJ2を並べてみました。
どう違うのか、わからない〜。
でも宝石買うのだって、そういう世界ですもんね。


 
お勧めの石の中でも特にここ八ヶ岳で安心して進められる石は、大きな見本石を用意して「特選コーナー」へ。


 
なかなか、マニアックな世界です。

2014年8月11日

子授け地蔵さま、ここにいます

子どもが授からなくて悩んでいる夫婦の駆け込み寺、「子授け地蔵」。
山梨市牧丘町の焼山峠というところに、そのスポットがあります。
昔のいいつたえをもとにした民間信仰で、そこにあるお地蔵様を家に連れて帰ると、赤ちゃんを授かるというもの。
授かったら、そのお礼にもともと連れてきたお地蔵様に加えて、もう1体新しいお地蔵様を置いてくる習わし。
このご利益がすごいらしく、お地蔵様がいまだにどんどん増えているらしいのです。

以前、うちの店にもこの峠をお参りしてお地蔵様を連れて帰ったら、めでたく赤ちゃんを授かったという方が来て、店頭にあるお地蔵様を買っていってくれたことがありました。
それからも3~4組、続出。

そして、今日また若いご夫婦が。
かわいらしい女の子を連れて、お地蔵様を連れに来てくれました。
5年も授からなかったのに、お地蔵様を連れて帰ってわずか1か月で、妊娠できたそうです。
すごいパワー!

牧丘と小淵沢は同じ山梨といえども、車で1時間以上かかるところです。
牧丘のそばにある塩山という町では、昔は上質の甲州御影石がとれたので石屋さんもたくさん集まっているのに、なんでわざわざこんな北の果ての石屋まで??
今日のお客様も笛吹市一宮町で、塩山は比較的近いけど、北杜市とはかなり離れているのに・・・。

どうやら、私がいままでに2度ほど書いたブログが検索でヒットしたことと
近くの石屋では一体10万円、という品質のものしかなかったのが理由だそうで。
確かに作家クラスの職人さんが作ったいいものは10万円だって安いくらいかもしれませんけど、
ちょっと気軽に気持ちの落ち着くものを手元に置きたいことだってありますよね。
だから、うちではいろんな価格帯のものをもともと置いてありました。

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左から9,000円、7、500円、6,500円(現品限り。同じものをこれから入荷するなら、中国製品価格高騰につき2~5割増になってしまいます)

晴れやかな顔のご夫婦と、かわいいかわいい赤ちゃん。
おめでとうございます!お健やかに。

いつか、うちにいたお地蔵様を連れて帰った別のご夫婦が、またうちに別のお地蔵様連れに来てくれるといいなぁ。

2014年7月8日

富士見あるき

富士見で「高原野菜グルメサミット」開催中~♪
信州富士見の新鮮野菜や特産ルバーブ、トマトを使った、各店イチオシのひとしなが16のお店でいただけます。
今日は和洋菓子泉屋さんで「ルバーブシュークリーム」をゲット!
あまずっぱいルバーブジャムとルバーブクリームが、香ばしいアーモンド風味のシューの中に入って、濃厚カスタードも添えられています。
写真は泉屋の進藤さん。若おかみさんです。このかわいいおよめさんのようなシュークリーム(#^.^#)

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せっかくなので、あと2品ケーキを買って、おいしいコーヒーを入れてくれそうな人のところへ遊びに行きました。
富士見駅前のもろずみ鉄木堂さん。

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本業は一級建築士、まちづくり設計、金物などの道具屋…と職業だけでもいろんな特技をお持ちなのに、草筆書道や彫刻、おまけにボサノバやジャズにも詳しくて自らも「サウダージもろずみ」という芸名で歌ってしまうという、多芸な人です。
今年の7月と10月に富士見駅前でジャズストリートを開催するという計画。

そんな、熱い富士見ネタがたっぷり拾えた半日でした。

もろずみさんにジャズピアニスト、ビル・エバンスのCDをいただきました。
雨の日にぴったり。

2014年6月23日

甘利山の貼り石に再会

今日は甘利山の自然を守る活動をするボランティアグループ「甘利山倶楽部」を取材するため、初・甘利山登頂してきました。
登頂、といっても1600mの駐車場からほんの15分。
こんなに手軽で近い山頂なのに、そこからの眺めは絶景!
甲府盆地、富士山が一望できる・・・はずなのです。
今日は雨のため霧に包まれた甲府盆地でしたが、きっときっと晴れの日にまた来よう!と固く自分に誓ったのでした。

駐車場から見た風景。わかるかな・・・ 虹が下に見えてます!

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甘利山の最大の魅力、自生するレンゲツツジ10万株。

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でも30年前と比べてその数は激減し、自然体系が破壊されてきているのだそうです。

甘利山の駐車場から5分ほど登った東屋に、10年ほど前施工した貼り石があると、夫から聞いていたので、今日は念願のご対面。
10年以上の時を経て、やっと完成施工写真を撮りに来ることができました。

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2014年6月20日

小淵沢小2年生 石屋見学14人!

小淵沢小学校では毎年2年生が町内のお店や施設をまわる社会科見学「町たんけん」を実施しています。

ウチも見学先として受け入れ始めて4年目。
一昨年は自分ちの子供Mooも来て、「なんであんたがウチにわざわざ来るの」と言ったものでしたが、
意外に教えてなかったことが多いことがわかりました。

今年はなんと3グループ計14人の来店。
(いままでは1グループ計4~5人)
協力施設の中から、グループごとに行きたいところを選ぶのですが、
今年は石屋を選んでくれたグループがこれだけいたってことのようです。

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今年の子たちは工場の機械にとても興味を示しているとの、先生からの前情報。
そこで、自動切断機を稼働し、実際に岩を切断しているところをみてもらいました。
水をシャーシャー出しながら切っていくのですが、それが涼しくておもしろかったよう。
これでも当店にあるのは中型です、と話すと「えー!こんなに大きいのに」とびっくり。

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さて、恒例の文字彫刻体験です。
実際のブラストはブラスト部屋にこもって職人がするのですが、
子供たちには石にあらかじめ文字が切り抜いてあるマスキングゴムをはって、文字をはがしとる、という作業をしてもらいます。
やってる最中はこの作業が何につながるのか、たぶんちゃんとは理解できないと思いますが、
できあがって、ゴムをはがしたときの歓声が、いつもかわいくて見てて楽しいのです。

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質問に答える時間もつくりました。
来る前に子供たちが考えてきた質問とはこんなかんじ。
「石はいくらで仕入れているんですか?」
「石の値段は何万円ですか?」
「石はどこから出るんですか?」
「おすすめの石はありますか?」
「細かいところはどうやってつくるんですか?」
「工場にあった機械はいくらくらいですか?」
「大変なところはどんなことですか?」

やっぱりほかの見学先が駅弁屋さんやパン屋さんだったりするから
値段は聞きたくなるもんなんでしょうね。
でも実は「一概には言えない」っていうのが正直な答え。
「石は地球の一部だから、もともとはタダです。
でも、遠くの大きい山から切り出して、運んで、船に乗せて、また運んで、切って、磨いて、建てて・・・としていれば
何百万にもなります。
石とか工事のしかたによっても大きな差がでます。」
なんて説明をしたんだけど、ひととおりいろんな話をしたあと「何か質問は?」と聞くと
「石は何円ですか?」という質問がまた来る。
やっぱりぴんとこないんだろうなあ。

というより、質問を決めすぎている、というのもあるかもしれません。
見学に来る前に石屋さんへの質問を決めすぎて、
まるでクイズの答えを集めるかのようにしたがる。
どんな内容であっても、一言で明確な答えが返ってこないと不安、
ちゃんと教えてもらった気にならない・
もっとフラットな状態、真っ白な頭で聞いてくれれば
一番知ってほしいことや考えてほしいことが伝わりやすいのに。

石屋さんが一番小学生に伝えたいこと、考えてほしいことは、「お墓って何?」です。

幸せなことに、小淵沢小学生のほとんどの家庭では、地元にお墓がすでにあるか、
これから建てる場所があるかという人。
「お墓って何?」という質問を最後のほうでこちらからしてみました。
一人の子が「死んだ人を埋めとく場所」と答えてくれました。
「そう。なくなったらお骨にして、昔は土葬のまま、埋めるよね。でもどうしてゴミにしないで、お墓にとっとくの?」
「だいじだから」「すてちゃいけないから」「かわいそうだから」
「そうそう!そうだよね。みんなをかわいがってくれた大事なおじいちゃんやおばあちゃんだから。大好きな人だから、ここに来ればまた会えると思えるから。そういうことだよね」

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じゃっかん2年生。
でもこどもたちはちゃんと一番大事なことを知ってて、さらに真剣に考えて、帰ってくれました。

楽しかった。
また来年も次の2年生に来てほしいです。

2014年5月8日

ころころ通信 薫風号編集中

石屋の瓦版「石や・ころころ通信」の執筆、編集中です。
5月中には出したいので、薫風号 としました。
今回のトピックスは
・高森観音堂にお花見にいきました
・伝統の矢の堂祭にあわせて、矢の堂由緒碑ができました
・想いをこめたお墓づくり 丘の上の大きな聖書 隣人と一緒に入るお墓
・職人気質 命を受けとる 韮崎助産院のおはなし
・お墓ディレクター若だんなコラム 八ヶ岳に墓地はあるの?
・地域掲示板 あたらしくオープンしたお店もたくさん!
・ニュースタッフ紹介
と、もりだくさんです。
楽しみにしててくださいね。

2014年2月18日

雪の白州から愛をこめて

白州在住の方のお墓工事を進めています。
 
別荘地エリアにお住まいなので、きっと市の除雪も行き届いてなくて、孤立状態なのではと思い心配でこちらからメールしたところ、元気なお返事をいただきました。
クリスチャンのご夫妻です。
こんなときも神様への感謝と隣人への愛を忘れない、本当に素敵なお二人です。
シェアさせていただきました。
  
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大雪の我が家です。まるで雪国の風景です。
私たちの方元気にしております。
 
歴史的な大雪ですね。
白州ではなんと2Mに届くのではと思うほどの雪国風景です。
2度目の雪で1週間は閉じこもり状態になるでしょう。
この時も楽しむことにしました♪
この雪の量からして個人的な雪かきでは来月になってしまいそうですので町の重機が来てくださるのを待つばかりです。
前回の雪の時には4日目に町の除雪車が来てくれました。
幸い、2度目の大雪の直前に少し食料などの買い出しをしましたので2-3週間は大丈夫です。
 
何か神様の私たちそれぞれに備えられた大祝福を思い嬉しくなりました♪♫
今回の大雪のように、想定外の祝福をもって人生を与えられているということを思ってこれまた感謝です。
どんなに大雪でもE-メールは大丈夫です。素晴らしいですね。
暖炉もあり、電気もまだ来ています。
白州の我が家の風景です。
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また小淵沢に住むクリスチャンの友人から、
今回の雪でご夫妻で鎌倉を造りそこで甘酒とみかんでお茶をしたとメールをくれました。
想定外の大変な時も楽しむ余裕に感心しました。
雪の白州から愛をこめて
※※※※※※※※※※※※※※※
 
私たちもこの状況を前向きにとらえて、がんばります!

2014年2月17日

大雪から3日目

大雪から3日目。
学校、保育園はとりあえず19日水曜日まで休みになりましたが、この日は凍らないうちに通学路の確保のため、親と区の役員さんが出動。
まず腰以上まである雪を崩す係、それを上の部分だけ脇に投げる係、そして積雪量が少し減ったところで手動の除雪機で畑の方にふきあげる係、と3段階で除雪。
ウチの区の持分約400mを2時間半かかって通しました!
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でもまた水曜日に雪降るって?
この燃料補給が心配されるなか、むしろ動かないほうがよかったのではなかろうか、と一抹の後悔も忍ばせつつ、ご苦労様会で食堂「やまよし」へ。
やまよしさんも食材が入荷しない中、惜しみなく営業して地域の人に活力を与えてくれています。
店が開いてるって、なんだかほっとしますね。
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おー!生のキャベツがこんなにある!
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2014年2月16日

歴史的大雪

120年に1度といわれるものすごい雪が、甲信地方を襲いました。
14日午後から降り始め、一晩降り続き、15日の午後やっとやみました。
さて、山梨県は孤立状態です。
国道も高速道路も通行止め、渋滞で車内にとじこめられた人多数。
おかげで物流が完全に滞り、スーパーからは生鮮食品が消え、ガソリンスタンドからは燃料が消えました。
 
町内の道も雪に埋まっています。
幸い、自宅や石屋は比較的太い通り沿いにあるので、市の除雪が早い段階できてくれて、車は出せるようになったものの、
途中で雪の壁が立ちはだかりやむなくUターン。ひどいところはUターンするまでに長い列ができているところも。
あきらめてスーパーには徒歩で行きます。
贅沢言わなければ籠城するだけの兵糧はあるのだけど、なんとなく町の状況を知っときたい。
歩幅分の細道。みんながそこを歩いて、足跡がいつのまにか道になったのです。
厚みはおそらく30cmくらいはあります。新雪の高さから引き算すると。
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石屋は夫以外だれもでてこれないのに、やまとはちゃんとレジの人がいる…。それだけでもすごいと思います。
普通の牛乳がなかったので、低温殺菌牛乳と豆乳を。卵はけっこうありました。野菜は全然なかったけど、ほうれん草とセロリがあったので、とりあえず生鮮野菜補給に購入。
今日は備蓄してある玉ねぎとジャガイモ、にんじん、それにこのセロリを入れて、ポトフにしよう。
そんな風に1日目2日目は過ごしました。
1日目、屋根の雪と一緒に地デジアンテナが切れて落ちました。
ネットニュースやFBがあるから情報は入るけど、
どうやら全国規模のニュースでこの山梨の惨状がほとんど報道されてない様子。
国もあまり重要視していないみたい。
精神的に孤立感。
どうなるのか!大雪に慣れてない山梨!
雪に埋もれた我が家。
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掃き出し窓が開けられない・・
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屋根に手が届くよ
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2014年1月26日

明石かるた

実家から「明石かるた」なるものが送られてきました。
ふるさと明石がわかるネタの数々。
漁業、農業、歴史、時の町。
かこうりょう ぜんこくとっぷ さんまのひらき
ちちのひ はっしょうのちって しっとお?
そうせきも きたことあるよ こうかいどう
…って しらんかった〜
かるた大好きなKuhを、明石オタクに洗脳するか。
明石かるた1
明石かるた2