おかみブログ

2014年8月11日

子授け地蔵さま、ここにいます

子どもが授からなくて悩んでいる夫婦の駆け込み寺、「子授け地蔵」。
山梨市牧丘町の焼山峠というところに、そのスポットがあります。
昔のいいつたえをもとにした民間信仰で、そこにあるお地蔵様を家に連れて帰ると、赤ちゃんを授かるというもの。
授かったら、そのお礼にもともと連れてきたお地蔵様に加えて、もう1体新しいお地蔵様を置いてくる習わし。
このご利益がすごいらしく、お地蔵様がいまだにどんどん増えているらしいのです。

以前、うちの店にもこの峠をお参りしてお地蔵様を連れて帰ったら、めでたく赤ちゃんを授かったという方が来て、店頭にあるお地蔵様を買っていってくれたことがありました。
それからも3~4組、続出。

そして、今日また若いご夫婦が。
かわいらしい女の子を連れて、お地蔵様を連れに来てくれました。
5年も授からなかったのに、お地蔵様を連れて帰ってわずか1か月で、妊娠できたそうです。
すごいパワー!

牧丘と小淵沢は同じ山梨といえども、車で1時間以上かかるところです。
牧丘のそばにある塩山という町では、昔は上質の甲州御影石がとれたので石屋さんもたくさん集まっているのに、なんでわざわざこんな北の果ての石屋まで??
今日のお客様も笛吹市一宮町で、塩山は比較的近いけど、北杜市とはかなり離れているのに・・・。

どうやら、私がいままでに2度ほど書いたブログが検索でヒットしたことと
近くの石屋では一体10万円、という品質のものしかなかったのが理由だそうで。
確かに作家クラスの職人さんが作ったいいものは10万円だって安いくらいかもしれませんけど、
ちょっと気軽に気持ちの落ち着くものを手元に置きたいことだってありますよね。
だから、うちではいろんな価格帯のものをもともと置いてありました。

photo20120811-2

左から9,000円、7、500円、6,500円(現品限り。同じものをこれから入荷するなら、中国製品価格高騰につき2~5割増になってしまいます)

晴れやかな顔のご夫婦と、かわいいかわいい赤ちゃん。
おめでとうございます!お健やかに。

photo20140811-1

いつか、うちにいたお地蔵様を連れて帰った別のご夫婦が、またうちに別のお地蔵様連れに来てくれるといいなぁ。

2014年8月9日

縄文人展で作品出品と朗読しました

北杜市教育委員会主催「21世紀の縄文人展」が開催されています。
ウチが石アートをここに出展するのも今年で4回目、
いつも、通常業務でいっぱいいっぱいになっているのですが、
こういうときに少々無理して作品づくりをすることが、年を重ねるごとに蓄積になっていってます。
 
展示の様子。
今年の石アートは「破壊と再生」をテーマに作りました。






   
そして、会期中のイベントの一つとして、縄文の物語朗読を行いました。
出展作家の一人、版画家の太田二郎さん作「八つ頭の牛」。
八ヶ岳に出土した縄文遺跡をモチーフに、縄文時代を舞台にした少年アキの不思議な体験と彼の成長の物語です。
途中ちょっとおどろおどろして、冒険もあって、最後は心温まる、とても素敵なお話。
その朗読を私が担当させていただくことになりました。
そしてBGMは同じく出展作家の宇々地さん。土笛づくりとプリミティブな音楽演奏で活躍されている人です。


 
声の調子がいまひとつよくなかったのですが、即興の縄文音楽にのって、いいお話を聞いていただけ、
「よかったよ」となかなか好評だったようです。
1回きりじゃもったいないかな・・・