おかみブログ

2008年8月29日

えほんとアニメ三昧

祭りが終わってからサボりまくってました。
一度離れてしまうとなかなかパソコンに向かうズクが出ないものですね。
この2週間何をしていたかというと、娘と一緒に物語にハマってました。
夏休みの読書感想文を課された子供よろしく、夏の終わりのこの時期に憑かれたように。
古本屋、図書館、アートブックショップ、レンタルビデオ屋、レコード屋、インターネット、映画館。
いろんな店に無数の物語があり、それぞれの世界へ広がっています。
入手した本6冊、DVD4本。
貴重な夏の外遊びもそこそこに、帰るなりテレビと本の嵐です。
夜しか一緒にいられない親だから、しょうがないか。
子供と一緒に本を読み、DVDを見、一緒になって寝てしまう毎日でした。
中でも『こぞうさんとおばけ』『としょかんライオン』『ハッピーフィート』がお気に入り。
『こぞうさんとおばけ』   大日本図書
こぞう1> こぞう2
まんが日本むかしばなしみたいな絵。
「むかし、たいそうこわがりなこぞうさんがいた」から始まる語りを、市原悦子さんのモノマネで。
その口調が娘に気に入ってもらえ、出だしから笑いがとれました。
おばけの一人、猫おばけのセリフはお江戸姐さん風の声色で。
「ちょいとこぞうさん、太鼓で景気よくやっとくれよ」
娘もこのセリフが大好きで、同じように声色かえてマネします。
太鼓、おばけ、こぞう、念仏。 好きなエッセンスがいっぱい入った和物のお話です。
初版平成20年7月の新刊。
『としょかんライオン』  岩崎書店
としょかんライオン1 としょかんライオン2
映画にもなりそうな、ストーリー性と情緒性豊かなお話。
ある日図書館にライオンがやってきます。
「走らない」「大声を出さない」という図書館のきまりに厳しい女性図書館長とライオンの心温まる交流の物語。ライオンの表情の豊かさを描いた挿絵も見逃せません。
娘はここでも、貸し出しカウンター係のマクビーさんが「かんちょう!ライオンがきまりをまもってません!」と館長のメリウェザーさんにいいつけるくだりのやりとりが大のお気に入り。
絵本によくある「・・・と言いました」などのト書きを読むことも待てず、どんどんセリフだけつっぱしってしゃべります。
あちこちの本屋さんや図書館、ネットのブックレビューで見かける評価の高い人気作品ですが、
ラッキーなことにウチはBOOKOFFでみつけました。
『ハッピーフィート』 Warner Bros.
ハッピーフィート
全CGアニメのアメリカ映画。
ロックをミュージカルにしたて、タップで見せるあたり、いかにもアメリカらしい映画です。
コウテイペンギンやアデリーペンギンの体長や習性を知っていれば、よりなるほどと思わせる巧みなキャラクター設定。
環境問題にも結びついて、後半になるにしたがって次第にシュールな話になっていきます。
特に主人公が水族館に捕獲されたくだりは、先月水族館で楽しんできたばかりの私にとっては笑うに笑えないシーンでした。
子供にはちょっとシニカルすぎるんではないだろうか、と思いましたが
娘はあまり気にせず純粋にタップのシーンを楽しんでいた様子。
その後ペンギンのサンダルを買ってやったら、さっそく「こんなかんじ?(主人公のセリフ)」とバタバタタップモドキを始める始末です。
気に入った話は飽きることを知らず、何度も何度も繰り返し見たがります。
どの子供も同じだそうですけどね。
セリフもしっかり覚え、親とのロールプレイングをせがみ、親もセリフ暗記に必死。
「ここは怒って言うの!」と演技指導も入ったり。
他にも『崖の上のポニョ』『美女と野獣』『千と千尋の神隠し』『月のぼうや』『ラチとらいおん』『どんなにきみがすきかあててごらん』『もったいないばあさん』etc.
読み聞かせ&映画鑑賞で疲れはて、ブログ更新どころじゃない、秋の夜長です。
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2008年8月15日

小淵沢練り込み囃子2008本番

今年も勇壮な姿が見られました。
本番1 本番2
本番4 本番5
本番3 本番6
うーん。役得。

2008年8月13日

おかえりなさい 08練り込み!

父の実家の村へ墓参りに行くと、地元の人に「おかえり」と言われました。
住んでるわけでもないのに、大人になってからは一度しか行ってないのに、夫は初対面なのに
「こんにちは」ではなく「おかえり」です。
会ったときは「ようおかえり」
別れるときは「またおかえり」
関西では「こんにちは」なんてあいさつはあまり使わないというのもあるけど
(「おはようさん」はよく使う)
「おかえり」と言われると、若干の違和感は感じるものの自分のルーツを再確認するようで、
なんとなく嬉しかったのを覚えています。
ということで、都会からの帰郷者を小淵沢に迎えるときは
ちょっと意識して「おかえり」と言ってみたりします。
この言葉を使うと自分が小淵沢の人間になれたような感覚になります。
町をあげての「おかえりなさい」祭り。
小淵沢駅前商店街名物・すずらん祭りはいよいよあさって。
今日は祭りの盛り上げ役としてかかせない「練り込み囃子」の最後の練習でした。
お囃子曲「一心練込囃子〜小淵沢バージョン〜」を作曲した天野宣先生&阿羅漢の皆さんのご指導をいただきます。
本番直前1
先生のお話より。
合併で小さな町のお祭りの存続自体が危ぶまれているのに、
この小淵沢練り込み囃子は確固たるスタイルが伝承されていて
「また今年もやろう!」という皆さんのエネルギーが伝わってきます。
これを見る沿道の人もきっと町への愛着を持ち続けると思います。
本番直前2
練り込み囃子は完全な自由参加です。
義理やオツキアイでのいやいや参加はまったくありません。
淵の音太鼓はまあ半強制的に?指導役にまわってきましたが、
それだって実は根本的には祭りが楽しみなのです。
大人も子供も。どんな職業の人も。
ただ「練り込み」のキーワードでつながる縁。
このメンバーで町の祭りを盛り上げ、帰郷者を喜ばせ、自らも陶酔しながら
高原の短い夏の一夜を飾る。
本番直前3
今年は新しい振り付けがない分、より熟成されたお囃子が見られることでしょう。
8月14日(木) 小淵沢駅前商店街にて
午後5時より 駅前ロータリーで淵の音太鼓の演奏、祭りのスタート
午後5時半より 練り込み囃子スタート

どうぞお楽しみに。

2008年8月5日

ドクダミの山!

「やよぶさん、ドクダミいる?」
よく行く和食屋のおかみさんが分けてくれたのは、枝付ドクダミの乾燥葉。
大きなブーケになって、よくよく考えるとすごい量になりそうです。
ドクダミ1 
↑枝付の状態。もう一束あり、細かく切りました。
ドクダミ。
あの、家の裏にはびこっている、独特のにおいを放つ、異常なまでの繁殖力を持つ雑草・・・
いや、薬草。
大昔、父の生家の近くに行ったとき、竹やぶの中に打ち捨てられたようになった古い民家のまわりにびっしりと生えていたのがドクダミでした。
滋賀県はただでさえ湿気が多いのに加え、踏み込むたびにドクダミの匂いが充満して、なんともおどろおどろしい雰囲気でした。。
以来、ドクダミの匂いをかぐとそのときのことを思い出します。
八ケ岳は全体的に乾燥しているので、ドクダミは少ないほうだと思いますが、
やはり古い民家物件などを見ると建物の裏側にびっしりはえていたりします。
正直言ってあまり得意なものではないなぁ。
でもとても体にいいらしい。
利尿作用があって、体の中の老廃物を排出し、水分バランスを適度な状態に保ってくれる。
便秘、高血圧、自律神経失調症に効果的。
カフェインがなく、妊婦や子供でも安心して飲める。
アトピーにも効くらしく、妊婦が飲めば赤ちゃんがアレルギーになる心配も少なくなるとか。
せっかくいただいたので、娘にもばらすのを手伝わせ、さっそく煮出してみました。
ドクダミ2 小さめに切る
ドクダミ3 煎じたもの
薄めにしたので、お茶としてはまあまあ飲める。
でもやっぱりこの匂い・・・苦手だなぁ。
ただ今さらに飲みやすいブレンドの方法を調査中です。
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2008年8月4日

夏の薪能

8月3日、恒例の身曾岐神社での薪能に、今年も行ってきました。
薪能1
お能に興味を持つようになったのは、八ケ岳に来てから。
発端は珈琲館翡翠(長坂町)のマスターが、能面打師だったことで、能面から入ったお能でした。
身曾岐神社のすばらしい能楽殿のほかにも、
大泉町に笛の一曽流の道場(?)があって、以前能楽ワークショップなども開催していたりして
八ケ岳ではお能に親しむ場にも恵まれています。
もともと和の雰囲気が好きなので、まだまだ知識不足ながらすぐハマりました。
着物なんぞ着て、ヒグラシの響くアカマツ林の中のお能見物。
なんとも粋な夏のイベントです。
なんだかんだ毎年行っていたのですが、今年は忙しかったり体調不安定だったりして一時あきらめかけていたところ、とあるルートからチケットをまわしていただけることになりました。
今日の番組は能2つとも「源氏物語」が原作。
ひとつは「葵上」という、大好きな作品です。
六条御息所の怨恨が葵上を呪うという内容で、
前半は静かに抑えた調子で、後半は怒り狂った般若の形相で
女の二面性や複雑さ、せつなさを描いたお話。
能の演技は形式的かつ比ゆ的で、観客の側に豊かな想像力が要されるのですが、
この演目はわりと動きや謡もハデで分かりやすく、情念が伝わってきます。
今年の観賞は自分が着物を着るのはあきらめましたが、
VIP席に近いせいか、お着物のご婦人もちらほらいらっしゃり、
涼しげな絽の着物にうなじもすっきりと、きゅっとアップにした後姿を拝ませていただいたりして♪
すてきですねぇ。
欧米の上流社会で、オペラに行くときの雰囲気ってこんな感じなのでは。
社交界ってやつですね。
もちろんそんな風習は今の日本にはほとんどみられないので、今日のお能だってカジュアルスタイルで来ている人がほとんどなのですが、
ちょっとこういう風に身支度して、お連れの方にも少々の礼節と緊張感を持ちながら
上質な芸術に触れるという場も貴重だと思いました。
薪能2 上演前の神事
娘が中学生になったら、こんな「社交界デビュー」をさせてみたいものです。
お着物きせてやって、事前にその日の番組を予習させて、立ち居振る舞いも優雅に清楚に。
いかにも娘を持つ母らしい夢じゃあありません?
おっと、その前に自分のほうを磨いとかなきゃ。

2008年8月2日

青空に似合うお洋服屋さん

新しいお洋服屋さんが小淵沢にオープン!
外回りのついでにちょっと偵察・・・のつもりがすっかりハマってしまいました。
jean1
場所は馬術競技場そばのレストラン・サンディアカフェの別室。
今日はおりしも馬術のジュニア大会がありました。
さわやかな青空の下、馬術競技場界隈がいつにも増して活気づき、
週末ということもあってか、道行く人がウキウキした表情。
私は庫樂の海鮮丼で満足ランチを済ませたところ。
幸せな気分で入ったそのお店は、期待を裏切りませんでした。
jean2
バーとB&Bのランプスロッジさんがやってるお店だから
なんとなくダーク、というかアングラっぽいというか、そんな予想があったのですが
実際はスウィートな女の子らしいテイストだったのです。
(そっか、ランプスのママのほうがこっちの店長だからな)
若い子だけ向きでもなく、主婦層も十分着られるものです。
一言で言えば、青空の似合う服?
ブランド名:JEAN NASSAUS(ジーンナッソーズ)
デザインが細かくて、縫製がとてもいいです。
いろんな柄の布をパッチワーク風につなげていたり、
さりげなく裾や袖口が2段切り替えになっていたり、
襟ぐりの見えないところもかわいい布を使っていたり。
それがまたうるさくないので、デザイナーの力量が見えるようです。
日本製、綿100%。
最近は妊婦でも着られるざっくりとしたチュニックが多いのでありがたい〜。
jean3 これ買っちゃった♪
価格帯はチュニックやスカートで15000円前後。
この質の良さを考えると妥当か、むしろ安いぐらいだと思います。
そして、なんと今はサマーセール中で全品50%OFF!(8月24日まで)
これ見ちゃうと、千○会とかの通販商品が安っぽく見えちゃう。
八ケ岳に来て、あまり着るものに頓着しなくなったけど、
やっぱりいいモノはいいです。
ホームページ→http://kobuchizawa.net/jnrs/
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