おかみブログ

2007年6月28日

今年の初物・ホタル観賞

この時期になると、会社の同僚や知り合いで「ホタルの観賞・穴場」談義が始まります。
今までの私の穴場は某喫茶店の裏の小川で、喫茶店のマスターのはからいでプライベートテラスを開放してもらい、鑑賞会をしていました。
「怪談の語り&ホタル観賞の夕べ」などと称したイベントもあって、夏前のこの微妙な季節を大いに楽しみました。
まあ裏目的はバーベキューだったりするのですが。
最近はお互い忙しくて、そういうのしてないなぁ、とちょっと寂しくおもっていたところ、保育園ママが誘ってくれました。
行き先はオオムラサキセンター。
塚川の谷間の森と水田。
昨日はとてもたくさん出ていました。光の乱舞。
子供たちもわかったかなぁ。
おしりにでんきがついてる、ふしぎなむし。
有名な施設なので決して穴場ではありませんが、でも規模が大きいので散策しがいがあります。
ホタルの次はオオムラサキ。

2007年6月25日

こいのぼり歌詞

俳句の会で「幟」のお題が出ましたが、「幟」といえばこいのぼり。
娘が保育園でこいのぼりの歌を覚えてきましたが、聞いたことのない歌詞を歌っています。
1番は
♪やねよりたかいこいのぼり・・・
近藤宮子という人の作詞で、これを知らない人はいないでしょう。
問題は2番。
♪ごがつのかぜにこいのぼり
めだまをちかちかひからせて
おびれをくるくるおどらせて
あかるいそらをおよいでる

知ってましたか??
これも近藤宮子さんの作詞なんでしょうか。
それにしては戦前に生まれた歌詞に似合わず擬音語が現代っぽい。
でもなかなかいい歌詞なので、気に入って、何度も歌わせてます。
ここで一句。
こいのぼり 子に教えられ 二番歌詞
・・・おそまつ。

2007年6月21日

ペットと人間の暮らし

昨日娘が犬にかまれました。
といっても全然たいしたことないのですが。
知り合いの家の飼い犬で、とてもいい子で、おとなしい犬です。
娘は犬がちょっとこわいのですが、でもこの子については名前も覚えて、いい子だと知っているので、昨日は勇気を出して頭をなでてやろうとしました。
でもそのなで方がどうも、少し背後から近づくようなかんじだったようで、犬としてはビックリしたらしく、ふりはらった拍子に歯が娘の足にあたってしまったのです。
娘は「かんだ、かんだ」と大泣き。
痛いというより、びっくりしたのと、信じていた犬がそういう態度に出たことと、「かんだんじゃないよ」という親の言葉と、総合的に自分を否定されたみたいな気持になったんだと思います。
飼い主の方も心配して何度も謝ってくれました。
だけど・・・とうちに帰って反省。
私自身あまり犬の扱いが上手ではなく、やっぱり昔かまれた経験がトラウマになってコワイので、積極的に子供を動物に触れさせてこなかった結果、こんな初期の段階で娘にまでトラウマをつくってしまったんじゃないか。
そもそもペットってなんなんだろう。
動物と人間の距離感で、人間に遠い順に、野生→家畜→ペット→補助、介護犬。
ペット=愛玩 愛する玩具?
人間の子供は減っているのにペットは増えている・・・
動物のほうは人間を必要としているのか?
少なくとも人間はペットを必要としてきたし、ペットから得る精神的安心感とか生き物を慈しむ道徳感ははかりしれない。
・・・こんな調子でアタマで理屈っぽく悶々と考えていたら、こんなサイトをみつけてしまいました。
http://plaza.rakuten.co.jp/grace61/14000/
ペット非経験者の私の悩みをあおって、ものすごく腹がたってきました。
こんな世界になるなら、いっそペットなんかやめちゃえ!!
本当にペットを家族だと思って必要としている人たちに対していい迷惑だと思わないのか!!(思わないから捨てるんでしょうね)
それにしても、ペットにも流行り廃りがある?
工場生産のように無理な出産をさせられる?
安楽死じゃなく毒ガス苦痛死?
かたやいいエサを与えられ最新医療を受けられ死んだらお墓まで建ててもらっているペットがいるかと思えば、ただ玩具として「生産」され、売れ残ったら「廃棄」されるのもいる。ひどい格差社会。
こういうことはなくなることを願うばかりですが、もし今後もつづいてしまったら、子供にはおいおい知っていってもらうとして、今私にできることは、なでられる方の気持ちになって怖がらずに接していくことかな、と。
こんどそのお宅にいったら犬にちゃんと挨拶しようね、と娘と話しました。

2007年6月19日

俳句会に入門

知り合いに俳句会に誘っていただきました。
俳句…ガラにもないな、と尻込みしていましたが、改めて大家の句を読んでみると五七五の限られた言葉の中にものすごく広い世界が広がっています。(もちろんそうでない作もあるんでしょうが)
短いからこそ、読み手の想像力を働かせ、余韻が残る。
もともと言葉遊びから始まったものだそうですが、それほど身近だったということでしょう。
日本人の言葉に対する頭のよさと芸術性の高さが象徴される、実にウィットに富んだ文化だ!と今さらながら大感動。
私も言葉って好きですが、訓練してないとだらだら書きたい放題書いてしまう。
よし、せっかくのご縁だから訓練させてもらおう!
と言っても、今回は太鼓の練習と重なり、しょっぱなから欠席。
でも「投句だけして」といわれ、頭をひねってみました。
今やインターネット俳句会なんてのもたくさんあるように、文字データさえあれば成り立つ世界。
美しい書で花なんかに結べば雰囲気もでるのでしょうが(あ、それは平安時代の和歌かな)、良い句は体裁を選ばず。
活字でもネットでも伝えることができる、いわば互換性万能。
私も今回はメールで投句しました。
毎回、2つの季語のお題が出されます。
今回のお題は「幟(のぼり)」と「植田(うえた)」
5月頃の季語だそうです。
ウチの前には田んぼがあってもう苗も植わっていて、通りを挟んだ民家には先月まで大きな鯉のぼりが上がっていました。
家の前の景色をみながらしばしボーっと考えてみました。
こういうゆとりを持つことも俳句づくりがなければ普段はあまりないことです。
「幟」についてはその鯉のぼりではなく、通勤途中に毎日見かけるいちごの直売所のものを詠みました。いつもその前を通ると娘がいちごをすごい勢いでほおばっているのを思い浮かべます。
「植田」については、まだ水面が見える田んぼに苗がそよそよと揺れているのがきれいで、先日の快晴の日は富士山まで映っていてダイナミックでしたが、その横を散歩していたときに、娘がうれしがって靴を飛ばしてしまい、結局どこかへいってみつからなかったことがありました。
そういう思い出を五七五にまとめてみました。
はずかしいからここでは公表しません。
この句会ではまず名前を伏せて、出席者がめいめいどの句がいいと思ったかを選びます。
一番いい順に「天」「地」「人」などの評価をつけます。
他の人がどんな句を詠んだのかも知りたかったのですが、私は今回欠席だったのでまだ詳細は聞いていません。
私の「幟」の句も選んでくれた人が何人かいたようです。
でも「幟」と「いちご」は季重なりだったのではないかと心配。
「季重なり」というのは一つの句に季語が複数入っているもので、一般的にはタブーとされています。
しかも幟といちごは微妙に季節がずれている…。
季語って「夏」とか「冬」みたいに漠然と長い期間をあらわすものもあれば、数日間だけのごく短いものもあります。
この言葉がどのあたりの季節をあらわしているのかを知ることも、季節感のない現代では必要な知識かもしれません。
それはそれで、自分でも季語を作っていいんですってね。
例えば「ユーミン」が冬で、「チュ-ブ」が夏、とか。(某サイトのぱくりですが)
いいご趣味、になるといいなぁ。
植田

2007年6月13日

深夜のお買い物

今日は「ガイアの夜明け」で深夜ビジネスについて紹介していました。
深夜のテレビショッピングの番組が高視聴率で、高額商品が飛ぶように売れているとか。
インターネットショッピングサイトのアクセスは夜9時から右肩あがり、深夜0時から3時にピークを迎えるそうです。
つまり、買い物は深夜、自宅でする時代、ということです。
私もかなり夜更かししてしまうほうで、ブログの更新時間はいつも0時を過ぎていますし、確かにネットで買い物する場合の注文は夜ばかりです。
最近子供がキャラクターに興味を持ち始め、しかも欲求を抑えられない反抗期まっただなか、ということでスーパーに連れて行くと一大事です。
キャラクターの乗り物にただ乗りして、ほっとくと小半時も遊び続け、離れようとしません。
アンパンマンのジュースはほしがるわ、長靴やカサは試用したがるわ。
ということで買い物も生協の宅配が中心です。
もちろん商品が比較的安心ということもありますが、一番は買い物に日中行きたくないから。
ところが最近始めた某生協(班配達のみ対応、山梨県内で一番商品基準の厳しいもの)では、ネット注文は0時から朝7時までは受け付けないのです。
このご時世、そんなことが許されるのか?
これはつまり、「この生協からとる人は、生活スタイルもあらため、早寝早起きをこころがけましょう」というメッセージなのでしょうか。
それとも「顔の見えない関係は勧めません、ちゃんと注文票を班長に出して、地域のコミュニケーションをとってください」という意味か。
そうだとしたら、ある意味画期的。
その不便さがかえって商品価値をあげることになるのかもしれません。

2007年6月12日

三分一湧水に思う

取材も兼ねて長坂の名所・三分一湧水(さんぶいちゆうすい)を歩く。
小淵沢の大滝湧水、女取湧水などと並び、八ヶ岳南麓を代表する湧水のひとつ。
下流の3つの村に均等に分けるため水源に三角の石を置いたことは有名。
日中の気温が高くなるこれからの季節は、ひんやりした水路沿いのお散歩もお勧め。
先日のNHKスペシャルで中国の水問題をとりあげていた。
オリンピックに向けて都市化が急ピッチで進む北京では、公園に美しい噴水が設置されたり、資産家の家の庭ではたっぷり水をまかれた芝生が青々と茂っているのに対して、農村では給水制限されて農業用の水すらない状態だとか。
芝生にやる水は出しっぱなしにするほどあるのに、作物を作る水はない。
基礎石が無くて瓦屋根ばっかり重厚で立派な家みたいに、アンバランスな事態。
でも多かれ少なかれどこの世界でもあることかも。
都市の生活は農村からの搾取によって成り立っている。
すぐ近くにスーパー・コンビニがあって、病院があって、水はひねればじゃんじゃん出て。
でも結局供給してるのはずっと遠くから。
病気になりやすい人が多いから病院がたくさん要る。
そんなことを気にしないでただ毎日を過ごしていた自分がかつてあったとは、今考えるとオソロシイ・・・。
湧水の管理と村落間の和平を代々の使命としてきた、三分一湧水の水元・坂本家。
私利私欲より公共の利益、みんなでなかよく使おうね、という理想で存在し、伝説となった家系。
中国よりよっぽど共産主義的かも
雪が少ない八ヶ岳とはいえ、ここ数年の積雪の少なさは異常で、夏の水不足にも影響する。
ふもとの人も山の人も、水は大切に使いましょう。
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2007年6月10日

虚空の音

今日は龍村仁監督「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」上映会に、旧白根町に行って来ました。
「ガイアシンフォニー」、見るのは初めてです。
6作目となる今回のテーマは「音」。
「音」にはモノがぶつかって生まれる「有の音」と、何もしないのにただそこにある「無の音」がある。
風の音、土の音、水の音・・・地球の呼吸する音。
「無」から生まれる絶対的な「音」 = 「虚空の音」=神の音
ミュージシャンと呼ばれる人たちは、魂を研ぎ澄ませ、それを何とか再現しようと試みる。
そしてそれを聞いた人が頭の中で補完し、地球ガイアの息吹を感じる。
もう少し環境ビデオっぽいのかと思ったら、意外と報道番組のような見せ方でした。
3人のビッグアーティストのルポと、4人の音表現者の演奏映像が交互に入る構成。
音を言葉で理解させるのは容易ではありません。
各アーティストが「神の音」をどうとらえ、どう表現しようとしたのか、理屈で説明するととても長くなります。
だけどある程度言葉で説明しないと、一般の人にはもっとわからないでしょうから、映画としてはその手法も必要なのかもしれません。
ちょっと長く感じましたが、その説明があったから、ただの演奏映像の部分が飽きずに見られたのかな。
上映の後、映画にも出演していた演奏者の一人、長屋和哉さんの生演奏もありました。
これはPA無しで、ほんとの生で聞きたかった。
上映会&ライブのあとは一緒に行った夫・友人たちと穴山の「まるげ」でお食事。
古い民家を直したイタリアンレストラン。
100年以上も経つ民家の柱や梁がかつてそこの住人たちの声を吸収してきたように、私たちの会話もまた木の奥に染み込んでいくのかもしれません。

2007年6月4日

練り込み囃子2007始動

小淵沢のお盆祭りのお囃子隊「一心練込囃子」の練習が今日から始まりました。
今年はお囃子隊募集のため、気合の入ったポスターを作成しました。
練込07ポスター by Tsutomu K.
老若男女、町内外在住を問わず、誰でもお囃子隊に参加できます。
祭りは見るより参加すべし。
祭りを盛り上げる大切なお役目ですが、何より自分たちが一番盛り上がっちゃうのです。
私の所属する町の太鼓保存会「淵の音太鼓」も伝授もかねて参加します。
参加者はめいめいひとつずつ太鼓を持ちます。
一番のメインで、人数が多くて、動きが激しくて、祭りっぽい太鼓が、「枝付け(えつけ)」。
フライパンくらいの大きさの太鼓です。
この枝付隊が軽快なお祭りステップを踏みながら沿道を練り歩く姿が、このお囃子隊の見せ場。
初めての人やノリのいい人はまずこの太鼓で参加します。
あとは大きい太鼓で、伴奏。枝付隊をサポートします。
第一回目の練習の一般参加者は8名。
今年初めて参加の新しい人たちのほうが多い、フレッシュな顔ぶれとなりました。
練込07練習1
まずフレーズを覚えよう。
練込07練習2 
すっかり常連の小学生男子コンビ。かわいかっこいー。
練込07練習3
わが娘ながらあっぱれな構え。でもこれはお祭り太鼓じゃないんだけどナー。
次の練習日は18日(月)19:30〜
小淵沢総合グラウンド体育館

本番は8月14日(火)夕刻より

2007年6月1日

田舎のネット環境

最近、夜になると、このブログのサーバーへの接続が遅いのです。
他のサイトには瞬時に行くのに、fc2だけ行きません。
私のブログだけでなくfc2の他の人のブログやランキングサイトにも行きにくい。
昼間は大丈夫なので、夜、アクセス数が増えてfc2側のサーバーが混乱してるせいかも、と夫が教えてくれました。
そんなこともあって、自分のブログを更新するのがめんどっちくなって、別のサイトを見たりあきらめて寝ちゃったりしてます。
仕事で使っているわけではないので、この程度の執着で問題ありません。
でも、仕事でネットを使っている人はやはり瞬時に画面が変わらないと不都合だそうで、都会からの移住希望者の中でもインターネット環境を気にする人が増えています。
ウチは基地局からの距離420m、伝送損失20dB、通信速度約14Mb・・・で、つまり田舎にしてはかなり速いほうなのだそうです。
おかげで動画も見れるし検索も早いし。(でもfc2だけ遅いんだけど)
それでも50Mbの契約で14〜15Mbだから損した感じは否めませんが。
でも広い北杜市内、もっともっと遅いところもたくさんあり、既に暮らしている人は不便を感じ、これから物件を探そうという人は気に入った物件でもあきらめたり、ということが頻繁にあるようです。
我が家は1年前にブロードバンドにしましたが、今考えるとよくあんな普通電話のアナログ回線でちんたらネットしてたなぁと思います。
便利さに慣れてしまえば、昔には戻れないのです。
晴耕雨読、おてんとさまと腹時計がたよりの悠々自適な暮らし、はここにいてもやっぱり夢憧れです。