おかみブログ
まいごになったら
県内初モール型・大型ショッピングセンター「ラザウォーク甲斐双葉」がオープン。
2日目の日曜日に行ってきました。
雨上がりで空気が澄んで、山や畑も色鮮やかな双葉の田園の中。
すごい人、人、人。
2900台分の駐車場があるにもかかわらず、入るまでに渋滞30分待ちです。
この田園も10年後にはマンションで埋まってたりして。
わざわざこんなオープン早々に来たのは関西人根性の働いたからかもしれません。
しかしすごい人です。
どこの飲食店も長蛇の列。
今回ねらっていた「マーベラスクリーム」、冷たい大理石の上でアイスクリームをミックスするやつですが、なんと1時間待ち。
「今日だけは特別」とMooにアイスクリームを買ってやる約束をしていたものの、これはムリだ。
しょうがない、サーティーワンで我慢しようと思っても、こちらも30分待ち。
でもMooは「待つ!」というのでこれだけは我慢することにしました。
迷子対策。
「まいごになったら、お店の人に『まいごになっちゃった』って言おうね。
自分の名前と年言える?」
と予行演習。
しかし、どの時点で自分が迷子か、と判断するのは難しいところです。
アイスクリームで並んでいるとき。
列が進んで前に出ました。
Mooはひたすらショーウィンドウにかじりつき。
1mと離れていません。当然目の届く範囲だし、ずっと見ていました。
しばらくMooがこっちを見ないなと思ったらトコトコとレジへ。
おねえさんに何かお話しています。
と、おねえさんがあわてた様子で「まいご?!」。
どうやら一瞬母親の姿がみえなくなったと錯覚し、よく探しもしないでまずレジへ直行したもよう。
いや、あの、ここにずっといるんですけど。
おとうさんと一緒に歩いているときも、ターっと走っていってしまい、
おとうさんが追いかけていくと、
はや1分後にお店の人に手を引かれて出てくるMooの姿。
「あ、おとうさんですか。まいごだっておっしゃるもんですから」
「ちゃんとまいごになったって言えたよ」
言えるのがオトナの証拠とばかり、とくいげ。
まいごの本当の意味はまだわからないらしいです・・・。
でもまぁ、みんなでにぎやかなところで楽しんで、無事に帰ってこれて、とりあえず合格かな。
焼肉やさんの鍋敷き
おいし〜い但馬牛の焼肉やさん、その名も「但馬家幸之助」。
七輪の下に敷く鍋敷きを納めさせていただいたご縁があります。
小淵沢本店に加え、2号店の茅野店のできたのはもう1年以上前ですが、このたびやっと2号店にも足を運ぶことができました。
とろけるようなやわらかい肉質。
うすたれがつけてありますが、焼いたあとテーブル添えつけのミックス塩につけて食べるのが絶品です。
石の鍋敷き↓
木の内装とテーブルに合って、
少々の熱に耐えられて
重厚感のある素材・・・という条件で選んでもらった石。
ブラジル産赤御影、俗に「カパオボニート」ともいいます。
焼肉の油が染み込んで、いい感じの色になっています。
「ごとっ」の対応
夜11時過ぎ。
Mooに本を読んでやりながら、自分もうとうとしてしまい、
ハタと気づいてやりのこした家事を終え、
ブログ、仕事、読書など、やっと自分の時間らしきものがとれる時間。
最近はTazも夜まとめて寝てくれるようになったので、
ずいぶん楽です。
私がパソコンに向かっている間、夫は「ワールドビジネスサテライト」を見るのが常。
・・・と、寝室のほうから「ごとっ」と鈍い音が。
1階・リビングの隣にある寝室に、今寝ているのはMoo。
どうやらダブルベッドから落ちたもよう。
ベッドの真ん中に寝かせておいたはずなのに、これだからなぁ。
大して心配もせずに、一応様子を見に行く。
案の定、ベッドから落ちてもまだ指を吸いながら寝ている。
夫婦で声を殺しながら大笑いし、ベッドに戻しました。
これがTazだったら大変です。
実は今まで2回ほど、ベッドやソファーから落ちています。
寝返りがうてるようになったので、気をつけなきゃいけないのはわかっているんだけど
ほんの1、2分目を離した隙に・・・。
落ちると当然火がついたように泣きます。
外傷がないか、脱臼とかしてないか、急いで確認し、
「よおし、よおし、」とどこ打ったかわからないけど、抱き上げて背中をなでてやる。
ずいぶん扱いが違うもんです。
だけど基本的にはお腹すいたとき以外文句言わないTazより
最近とみに甘えんぼで着替えやトイレを一人でやりたくないモードのMooのほうが
何倍も手がかかります。
外国の映画では赤ちゃんのときから別部屋で寝ているシーンがでてきますが、
我が家では子供たちはまだ一人で寝かせられません。
Mooはこわがるし、Tazは夜中の授乳がある。
そんなわけで大きいベッドにジュニアサイズのシングルベッドをくっつけて、
4人で川の字寝です。
一番窓側、ガラスとベッドの間が狭くて落ちる心配のないシングルベッドがMooの位置ですが
なぜか夜中バタンバタンと激しい寝相で足を大きいベッドのほうに投げ出してきます。
その横で寝ている私はなんども顔や胸をけられ、
「足じゃなくて頭のほうをくれればいいのに」とぼやきながら
足をおしのけたり、ふとんをかけなおしたり、頭をフットボール抱きしたり
すごく手がかかります。
一方Tazは寝ている間は寝返りをほとんどうつことなく、
1〜2度「あぅぅ、」ともぞもぞねぼけ泣きしたと思ったら
添い乳で再び寝てしまいます。
親の扱いも子どもの様子もずいぶん違うもんだなぁ、と思っていたら
あるときびっくりするほど二人が似ているときがありました。
同じ日の数10分後。
おもしろーい。
おんなじかっこうして寝てる。
しかもほっぺたのふくらみぐあいがそっくりだ!
やっぱり姉妹だなぁ。
「てんつくりん」でくつろぐ
大泉・「Cafe&Zakkaてんつくりん」。
ネットショップから始まり、昨年の秋実店舗がオープン。
オーナーは東京からの移住3家族の奥様たち。
40代、子育て世代。
今日、初めてお邪魔しました。
このお店を知ったきっかけが、また偶然のご縁でした。
先日、大泉のひまわりスーパーで買い物を済ませ、車に戻ろうとしたときのこと。
二人の娘も一緒です。
下の娘Tazをスリングで抱っこしていました。
と、ふとすれちがった女性に「あれ?もしかして・・・」と声をかけられました。
見ると、田舎暮らし物件案内の仕事で出会ったお客様で、
てんつくりんのオーナーのお一人でした。
「あらあ、こんなところで」と近況報告井戸端会議が始まります。
スリング姿が珍しくて目がいったところ、私だと気づいてくださったようです。
しばらくお会いしないうちに私も産休に入ってしまいましたが、
めでたく物件も決まり移住を果たされたとのこと。
ウチの会社媒介ではないものの、個人的にはうれしい限りです。
だって、このヒトたち、すごーくおもしろいんですもん。
先日お会いした奥さんの家族含め、3家族はもともとお子様の保育園つながり。
東京のとある保育園で偶然出会った家族が、そろって田舎暮らしを考えた。
レストランと雑貨の複合店をみんなでやる。
そんな夢を抱いて、それぞれがほぼ時期を同じくして本当に来てしまった。
店舗はそのうちの1家族の自宅1階部分を改造したそうです。
もともとアトリエ兼自宅だった建物を借り受けたもので、
シンプルな木床と白壁のワンルームスペースは
ちょっとレトロな感じもするギャラリーカフェになっていました。
まだ1年もたっていないのに、まるで昔からそこにあるかのように
森になじんでいます。
「てんつくりん」とはそれぞれの家族の子どもの名前の一部をひろったものだとか。
「てづくり」とかけたんですね。
響きがなんともかわいい。
そしてドメインが1029rin。
考えたものです。
雑貨は手作りの和モノ中心。
入れ替えも適宜行っており、今は染物が多かったです。
八ケ岳のクラフト作家のものも扱っています。
アロハ風子供服も。
お茶がいただけるのがうれしい。
これまた手作りの、スイーツセットがおすすめ。
スコーン、パウンドケーキ、杏仁豆腐のセットをいただきました。
やさしいママの味、でもちゃんとプロのしあがり。
4月29日からランチも始めるというから、また楽しみです。
オーナーの奥さんたちは私とも同世代。
お会いした頃から、初めて会った気がしないくらい、親しみが感じられました。
このステキな空間に、これからも時々お邪魔することになりそうです。
北杜の里は花盛り
取材も兼ねて、北杜市全域に桜探しの旅にでかけました。
いかにも、という名所ではなく、
小さな神社やお墓、公園、畑など生活の中にある桜。
しかし、いい季節です。
標高800m付近では、昨日で一気に満開になり、
それより下ではやや散り気味。
でも市内どこを走っても濃淡さまざまな花の姿が目に入ってきて
いまや春、の情緒です。
白州町鳥原の田園の一画。
白州町前原・長光寺墓地
白州町 道の駅はくしゅう裏の神社。
高根町村山東割 白山神社。
この鳥居はウチで建てたものです。
愛知県産宇寿石使用、岡崎加工。
田畑にひっそりと、でもすごい存在感で、鳥居と桜と杉が一体化している、この風景が最高に好きです。
里山になじむ桜の大木は、多くは実生のもの。
何百年という時の流れがここにあると思うと、思わず手を合わせたくなります。
三都物語
実家の明石に帰省がてら、関西に家族旅行をしていました。
「三都」でも「石の街めぐり」でもないんだけど、無理やり「石」にこじつけてみます。
1.京都
正真正銘、「古都」です。「都」はここだけ。
父の古希&退職祝いのため、両親・妹・叔父夫婦も集まりました。
お祝いにあげた石の記念板。
インド産赤御影、純金箔貼り
大津在住の叔父さんからは比叡山坂本の銘菓「穴太衆積(あのうしゅうづみ)」をいただきました。
戦国時代に築城された坂本城の石垣は、「穴太衆(あのうしゅう)」と呼ばれる腕の良い石工が建築にあたりました。
その石垣を模した最中菓子。
舞妓さん体験♪ネコおばけ3人のできあがり。
祇園。町屋が並ぶ石畳の通り沿いにあるお店で、母子(+妹)体験。
夢のような2時間でした。
Mooも「だんだん」を見ていたので、自分が変身できて大喜び。
2.神戸
ここからは都ではなく、ただの町です。
でも、明石から一番近い都会で、おしゃれな神戸の町は大好き。
震災後はしらない建物も増えたけど、粋な神戸の底力は今も変わりません。
ホテル ラ・スイート神戸。
去年できたばかりの高級ホテル。
ふんだんに石が使ってあって、超ゴージャス。
3.明石
市民の憩いの場、明石公園です。
櫓と石垣を残す明石城を中心に、運動場、芝生、池、図書館などがある、県下一の規模を誇る公園です。
幼い頃から慣れ親しんだこの公園に、初めて親子三世代で来ました。
明石の時刻は日本標準時になっています。
日時計を見た娘の質問。
「どうして7がふたつあるの?」
日時計は十二針等の目盛とちがい、北側の目盛は密、南側の目盛は疎になっています。
昼間しか使えないんだから、十二針等と違うのは、考えてみればあたりまえなんだけど、
しくみは全く説明できない。
「こんどお父さんに聞いてみようね」とたじたじしながら答えました。
ウィキペディアの日時計の説明。 ←ここに乗ってる写真は明石公園のだ!
明石ではバスや電車、タクシーにいっぱい乗りました。
店歩きもしました。
いろんなところに「明石」の文字がでてきます。
漢字は「石」だけ読める石屋の娘のMoo。
「いっぱい『いし』の字があるねぇ」。 ほんとだ。<明るい石>。
なんだか石屋のおかみとしては深いエニシを感じるような・・・
ただのこじつけのような。
オマケ。
明石のうまいもん。