おかみブログ

2010年2月18日

ヤマナシ良品でハラいっぱい

今月はじめにオープンした、「ヤマナシ良品」のカフェ&ショップに行ってきました。
甲府駅前、山交百貨店のデパ地下。
はっきり言って私好み。
・ナチュラルテイスト
・地元産
・安いうまい
県産の無垢材を使った明るい店内。
ヤマナシ良品6 ヤマナシ良品5 
カウンターやテーブル席があり、食事やスイーツがいただけます。
豊富なメニューに思わずめうつり。
ヤマナシ良品4
ヤマナシ良品3このほかにもまだまだある。
甲斐の麺類といえば「ほうとう」vs「吉田のうどん」。
ここでは「吉田のうどん」を出しています。
はじめて挑戦。
ヤマナシ良品1
太くてコシが強くて、あごが疲れるほど。
でも濃いめのしょうゆつゆがしっかりしみて、やみつきになる一椀でした。
ほうとうが、ほんわかあったかいおかあさんの味だとすれば、
吉田のうどんはガンコ一徹、職人気質のおとうさんの味でしょうか。
県産材で作ったインテリアや小物もたくさんあり、見ていて楽しいです。
我が家にはマグカップホルダー(3000円)と県産材キャラクター・もっくんのストラップを。

2010年2月11日

八ヶ岳エコソムリエ講座

八ヶ岳エコソムリエ講座を受けてきました。
八ヶ岳の地域資源を知って、この地域の魅力を伝える人材を育成する、というものだそうです。
ただ紹介するだけの「ガイド」ではなく、生活の中から得られる魅力を適宜引き出せる「ソムリエ」を目指すものです。
自然、景観、文化、歴史・・・。
首都圏から近く、観光地として大きな可能性を持っている八ヶ岳が、
単なるグルメや宿泊だけではなく、もっと多方面の複合的な魅力を、オリジナルでブレンドしたり掘り下げたりしながら、オンリーワンの本当に満足のいく「八ヶ岳暮らし」を提案する。
それが「エコソムリエ」に期待されることなのです。
注目すべきは、この講座が観光施設や不動産会社のスタッフ向けではなく(もちろんそういう人も来てかまいませんが)
広く一般の人を対象としていることです。
実際どういうところで広報していて、どれだけの人に認知されているのかは不明ですが、
今日受講している人を見ても、リタイア世代のご夫婦の姿が目立ちました。
それも9割以上が県外からの移住者。
つまり、受けるひとにとっては生涯学習の一環だし、
そういう人に学んでもらって資格をとってもらうことで、商売抜きにした、本当の意味での「生活知」を、これから八ヶ岳に来る人に伝えられるというわけです。
以前にプレ講習会を行ったことがあるそうですが、
大々的には今回が第1回目。
10日の座学と11日のフィールドの2段階になりますが、
私は11日は出席できないので10日の分だけに出席しました。
今日の講義ははじめの言葉+3単位。
はじめに「NPO八ヶ岳南麓景観を考える会」の桑田さんが、八ヶ岳の里山景観のすばらしさと保全のこころみについてお話されました。
山があり、田園があり、民家があり、すばらしい景観なのに、無粋な道路標識や真っ白なガードレール、スチール看板や新建材の倉庫なども混在していることが残念、とのこと。
その比較例として、某石屋さんの前の道路と長野県の農道から見た田園風景の写真をスクリーンにうつしてくれました。
エコソムリエ1
前者は道路標識が多すぎ、店看板が目立ちすぎ、信号も電柱もごちゃごちゃしている絵。
後者は標識もなく、ガードレールも茶色で、そのまま絵葉書になりそうな絵でした。
某石屋さんがウチではなかったことにとりあえずホっとしましたが、
そんな例として出されたこの石屋さんも迷惑な話だろうなー。
講座1つめは小海線の話。
ペンションチップトップの清水稔三さん。
小淵沢の大カーブの理由や、小淵沢から小諸までの各駅の歴史や名所を紹介してくれたり。
小海線限定鉄道ファンの私にとっては、わくわくするようなお話ばかりでした。
2つめはオオムラサキを通した自然観察。
オオムラサキの生態をパワフルに楽しくかたってくれたのは、虫好き少年がそのまんま大人になったような跡部治賢さん。
里山保全のための活動も報告してくれました。
最後は清里開拓の歴史。
元ペンションで、それ以前は銀行員だったという山田博幸さん。
自らが出会った、清里開拓の当時のお役人だった人との交流で得たお話を、とうとうと語ってくれました。
明日はフィールドワークとしてスノーシューと自然観察講座が行われます。
スノーシューはスピードを競うものではなく、雪の中のトレッキングなので、私向き。
絶対そのうちデビューしてみせようと思っています。
ということで、今日の出席で3単位。
スタンプカードが発行され、3つ、はんこをもらいました。
エコソムリエ2←こちらは2回目参加の方のもの。
今後の開催日や内容はまだ未定ですが、次もぜひ行って見よう。
「認定」とか「資格」というものに弱くて。
もちろん資格っていっても、趣味みたいなものですから、どうということはありませんが、
なんとなくネタになるでしょ。

2010年2月8日

七色の声

Mooはもうすぐ5才になります。
最近の会話の発達にはめざましいものが。
もともとおはなしが早かったのですが、もうフツーに茶のみ友だちのような会話をしているので
時々笑ってしまいます。
本が好きなのは、うれしい限りです。
「絵本の読み聞かせはなるべく想像力を養わせるために、ヘンに感情をいれないようにすること。
声色を使い分ける必要もありません」
何かの育児書か絵本指南書で、そんなことが書いてあったような気がします。
とにかく、ゆっくり、読むこと。 だそうです。
そんなこと言われても、寝る前に(本を読んでやるのはたいてい寝る前)そんな淡々と読んでたら
こっちが寝てしまう!
それにセリフ読みみたいにしたほうがおもしろいやん!
そんなわけで、私が読むときはかなり抑揚をつけて声色もかえて読んでいます。
どうもそんな性で。そうしたほうが自分が楽しいんです。
そんな読み方が子どもの情操教育に正しいかどうかはわかりませんが、
ウチの子は自分で読むときも劇的に読みます。
最近はひらがなカタカナ簡単な漢字の混ざった絵本を一人でどんどんページをめくっていってしまうのです。
先日「おたんじょうびに」と本をプレゼントしてくれた人がいました。
「いそっぷのおはなし」
イソップ寓話が9つ入っていて、どのお話も1〜4ページ完結。
絵が斬新で、お話が短くて、一回読むだけでほとんど内容を覚えてしまえるほど。
・・・と思ったら、まだ読んでない回まで目をとおして、私にあらすじを教えてくれます。
すごい。
しかも声色つかって。
斧を落としたきこりの前に現れる神様は、私の記憶では確か女神だったと思ったけど、
この絵本では巨人の男神。
まだ読んでやってないのに、勝手に神様のセリフは声を低くして、威厳をもった口調に変えてくれます。
ちゃんと自分の経験値の中で、役柄をつかみ、再現できてるというわけです。
これでもやっぱり絵本は感情入れて読まないほうがいいのでしょうか。
こんなことできちゃう子どもを見てるほうがおもしろいです。
『いそっぷのおはなし』のレビューはこちらもどうぞ。
むうた♪えほんの部屋 読みきり感覚の潔さ「いそっぷのおはなし」