おかみブログ

2012年1月23日

石の穴あけにようこそ

「石に穴をあけてくれませんか?」
石あるくのホームページを見て、メールでお問い合わせくださった人が、今日来てくれました。
小石に6mmくらいの丸い穴を開けて、そこに磁石をうめこみ、石のマグネットを製作するのだそうです。
なんと横浜から。
てっきり近く(せいぜい県内)の人かと思っていたので、ちょっとびっくり。
でも、あちこちの石屋さんに問い合わせして、あまりにも小さい手間仕事なので、どこも断られてしまっていたそうです。
確かに、そうかもしれません・・・。
でも、クラフト製作のために、わざわざこんな遠くまで来ていただける、その熱意に感動。
それにおもしろそう。
石屋という仕事を知ってもらういい機会にもなります。
来てくれたのはこんな石屋にはめずらしい、若くてきれいな女性でした。
普段は会社員で、時間をみつけては樹脂でかわいいマグネットを作ってネットなどで販売しているそうです。
ホームページも教えてくれました。
comahawai
かわいい!ナチュラルな素材でこんなおしゃれなマグネットや画鋲ができるんだ!
このギャラリーにウチで穴を開けた小石のマグネットも並ぶんですね。
石 という素材は初めて、石屋の業界も全く初めて、というcomahawaiさん。
でも豆や貝殻を使った作品を見ていると、この人が石に魅力を感じたのも、とても自然な感じがしました。
きっと石屋とは違う感性で、石の魅力を引き出してくれると思います。
持ち込まれた石をさっそく工場で穴あけ作業。
「こういうところ好きなんです〜」と石の粉ほこりだらけのきたない工場で作業を待っててくれました。
町工場とか下町とか職人とか、私も好きですけど、同じ感覚かな?
穴あけ終了。
石磁石
この小さな穴の部分に磁石を埋め込みます。
横浜。
遠いようで近い。
日帰り圏内。
2日前に降った雪化粧で覆われた南アルプスや八ヶ岳に照らす夕日を見てもらいながら、お別れしました。
今度、またゆっくり遊びにきてくれるかな。

2012年1月15日

薪ストーブとそば打ち

薪ストーブ壁に大谷石を使ってくれた RAKAIA農場さんご自宅に招かれました。
薪ストーブを囲んでのホームパーティです。
薪ストーブができたばかりのときに写真を撮らせていただいて、今度のころころ通信にも載せるのですが、
やっぱり火を入れて、使ってなんぼの家具。
こういう生活感ある様子のほうが断然、魅力的です。
RAKAIA1
「そば打ちもやるよ」とは聞いていて楽しみにしていたのですが、
思いがけずMooが思いっきりハマりました。
そば打ち1 そば打ち2 そば打ち3
そば打ち4 そば打ち5 そば打ち6
粉をまとめて、こねて、のして、切って・・・
と一連の作業を熱心に聞いて、工程をほぼ覚えてしまいました。
Tazもこねる場では一生懸命ねんど遊び(?)してました。
週末の宿題の日記には、ほぼ覚えてしまった工程をつぶさに記述。
もともと本を読み出したらとまらない、など好きなものには集中できる子だとは思ってましたが、
いや、感心しました。
何より、そんな体験の場を与えてくださった、パーティゲストのそば職人さんとRAKAIA農場さんに感謝です。
子どもたちがこねる作業に使ったそばは、のした切れ端を集めて水を足したもの。
これもちゃんと切って、自宅で食べましたよ!
新そばのいい香り。おいしかったです。

2012年1月13日

いとう石材HPリニューアル

昨年の後半からすすめてきた、ホームページのリニューアル。
年があらたまるのを機に、公開しました。
まだ写真が入ってないところとか、たくさん修正しなくてはいけないけど、とりあえず、形になったので安心です。
いいたいことがいっぱいあって、すごくテキストボリュームが多くなってしまいました。
石屋ブログもたちあげました。
石屋業務に関するネタは、今後そちらのほうでアップしていくことになる予定です。
使い方がまだ慣れなくて、このおかみブログのほうが使い勝手がいい・・・
早く慣れなくては。
手始めに、8日の商店街福引会で行った、石臼もちつきの様子をアップしました。
https://itosekizai.co.jp/contents/blog/110112_b01.html
新HP&ブログもよろしくお願いします。

2012年1月1日

2012年初日の出

2012年、初日の出はうす雲をまとった空の中でした。
薄紫の雲の中に富士山が見えます。
2012日の出1
冬休みの宿題「年末年始にしたこと」を書くためもあって、Mooにめざましをかけさせ、二人で見ました。
(今の時期の日の出は7時頃。でもウチは普段朝寝坊だから、めざましは必需品なのです。)
2012日の出2
比較的暖かい日。とはいってもマイナス3度くらいにまでは下がってます。
何事も五感で味わうことを意識するよう、実家のじいじの言いつけです。
雲の中の日の出と空の色。
遠くで聞こえる冬の風音とカラスの声。
冷涼な空気の中で吸う朝の里山の匂い。
思わず垂れる鼻水の味。
手袋を忘れ、ポケットの中で合わせたときのお互いの手の感触。
Mooは何を感じたのでしょうか。
感じたことを言葉にさせる雰囲気と余裕を与えられたかどうか・・・・。
五感で感じるのは動物でもできること(むしろ動物のほうが敏感)ですが、
それを言葉にする技を持つのは人間だけ。
その言葉を持たせるのが教育、と法光寺の龍澤住職のお話が思い起こされます。
今年はいい年になりますように。