おかみブログ
2013年6月20日

「無」の字がくれたご縁

先日お墓一式を建ててお引渡ししたAさんのお家に、お礼のごあいさつに行ってきました。
 
お仕事の最後には全優石と当社のダブル保証書をお渡しします。
それからちょっとした記念品を。
今回はとにかくあの「無」の字が気に入ってくださってたので、
一文字石板をプレゼントしました。
青木1
 
ちょっと変わった「無」の字。
篆書という古代文字の一種で、今でも印鑑などにはよく使われる書体ですが、
なんだか絵みたいな感覚が、今の時代逆におしゃれ。
この字は愛知県出身の書家・安藤豊邨氏の書です。
愛知県の親戚で、やはりブラスト彫刻で記念のガラス瓶を製作している会社があり、
その先代さんの顔でこのような有名な方に書いていただくことができています。
今回も「無」の字を何種類か書いていただきましたが、
Aさんは即決、この篆書の字になりました。
 
「人が二人(夫婦かな?)万歳しているように見える。」
「相合傘してるみたい」
 リビングのサイドボードに飾ってもらいました。
青木2
 
ところで、お施主のお父さんは八丈島のご出身で、全国的にも有名な陶芸家の先生だったとか。
お父様作の作った「流人仏」と、茶の湯で使う茶碗をくださいました。
青木3
 
「無」の字がくれたご縁、大切にしたいものです。