おかみブログ

2011年11月19日

茅野永明寺公園、紅葉まっさかり

茅野の永明寺山公園墓地に仕事の下見で行って来ました。
茅野市の運営する墓地で、永明寺山公園の中腹にあります。
永明寺山の山頂は標高1,120mあって、標高790mの茅野駅から比べると、ぐぐーっと急に高くなった印象があります。
眺めも抜群。
四季折々の美しさがあると思うのですが、今の紅葉の時期はまた格別でしょう。
永明寺1 山頂付近
永明寺2 少し降りた北側
永明寺3 墓地
この墓地、工事する側のことはまったく考えてないんじゃないか、というくらい
工事車両が入りづらい(というか全然入れない)造成になっています。
階段と狭い徒歩用の通路のみ。
その分、使用する石材の量の割には工事費がかさむんじゃないかと思います。
墓石を建てる前でも、コンクリート製の納骨堂のみすでにできあがっているので
傷みやすいのに、と思うけど、普通は補修もしないでそのまま墓石をのせてしまいます。
墓石の形は完全に規格が決まっています。
石の種類や彫刻文字は自由だけど、多くの人が家紋と「○○家」と彫刻しています。
都会的な墓地はこういうパターンが多いのかもしれませんね。
田舎の集落単位の共同墓地の感覚に慣れてしまってるから。
眺めはとてもいいです。
ご依頼をいただいた区画からはこれほど開放的な眺めはとれませんでしたが、
お墓参りに行くこと自体はとても楽しくなれるような、
全体的にはそんな雰囲気をもった墓地でした。

2011年7月17日

世界石巡礼

カテゴリ「石のある風景」、究極のネタを知り合いからいただきました。
書籍「世界石巡礼」、作・須田郡司、発行・日本経済新聞出版社。
世界中の石に魅せられ、石を撮り続けるカメラマンの須田郡司さんによる石の旅三年間の記録。
月刊「石材」に連載してあったものをまとめたものです。
まさに、すごい紀行書です。
五大陸、あらゆる国の巨石を追っています。
その多くは人間が何らかの目的で意図的に作り上げた(積んだ、並べた、建てた、掘った、彫った・・・)もの。
そしてその目的の多くは「祈り」「呪術」なのです。
石を芸術化するとき、宗教と無縁ではいられません。
とてもプリミティブで、ピュアな心の表現。
世界各国で採れる石種や大きさが違うし、技術もまちまち。
でも人の生死や倫理・宗教観を石に託すのは、それこそ人類始まってからずっとの営みなのです。
いつも当ブログにあそびにきてくれる女性からのプレゼント。
Kuhのお誕生のお祝いに、とのことです。
これが読めて、絵を見て自分も何か感じるようになる頃にはどんなこと考えてるんだろうなぁ。
石と祀り。
そんな先人の精紳にちょっとだけあやかって、
8月からの「21世紀の縄文人展」(北杜市考古資料館にて)に出品する予定です。
石作品のタイトルは「一億年の塊、一万年の魂」になる予定。
よろしくお願いします。

2011年6月23日

夏至の日の山景色。

晴れの夏至。うれしいお天気になりました。
富士見町・境へ用事で出かけました。
井戸尻遺跡周辺と先達の田んぼの様子。
井戸尻こども村にはウチで建てた記念碑があります。
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2011年4月28日

回覧板日和

組の回り番役員になって、ご近所への配り物をする機会が増えました。
今日みたいな日はKuhとお散歩がてら回るのが気持ちいいです。
回覧板1
回覧板2
回覧板3
新芽が出てきた竹やぶの中にたたずむお観音様。
回覧板4

2011年4月24日

オオイトザクラと松向の里

雨のあとのすがすがしい青空。
ちょっと早い五月晴れ。
久しぶりに富士山もくっきり見えました。
アサイチの写真を撮るにはちょっとお寝坊してしまいましたが、
娘たちと写真撮影へ。
今週は小淵沢(標高850m前後)が開花のピーク。
今日の目標地点は「神田・オオイトザクラ」です。
オオイトザクラ3
ちょうど特急が来ました。
樹齢400年。
県の天然記念物のしだれ桜は、今樹形修復中。
柵で囲われて触れられないようになっています。
その柵は全く情緒がないものですが、まあ、今後も長く楽しむためには必要な入院ベッドなのかもしれません。
この記念碑は20年ほどまえに石屋の先代が建てたものです。
桜に合わせて赤い御影石で里全体の華やかさを演出しようと提案したとのこと。
オオイトザクラ2
オオイトザクラ自体は広い田園の中にぽつんとあり
今は治療中ということもあって
遠くから見るとなんだかさびしい感じもしますが、
桜のある松向地区は孫・ひ孫の木が各家にあり
そういう民家では他にもいろいろきれいな花の木を植えていたりして
里全体がたくさんの春色に包まれています。
駐車場は離れているので、ぜひゆっくりと散策をたのしみたいところ。
ということで、以下松向の里に咲く桜たち。
部落墓地。
オオイトザクラと南アルプス、八ヶ岳も望む絶景ポイント。
オオイトザクラ4
松向集落内にある小さな祠と石仏群。
オオイトザクラ5
女の子二人だと、こういうショットも絵になる。
道行く人たちに微笑んでもらいました。
オオイトザクラ6
そして、こちらは石屋の工場前。(松向ではないですが)
トレードマークの布袋様としだれ桜。
大おかみが「Mooちゃんのランドセル持ってきて」というので、
小道具付で家族記念撮影しました。
布袋様

2010年8月31日

楽しいお墓写真、撮り歩き

まだまだ猛暑の続く日本列島。
八ヶ岳も例外ではありませんが、そうは言っても今週くらいから、木陰は少し涼しくなったような気がします。
相変わらず山独特の、紫外線バリバリ、焼け付くような強い日差しではあるのですが、
ちょっとさわやかな秋風も感じられたり。
そういえば、いつのまにか稲穂が黄色くなってきてます。
富士見のそば畑はいまや満開。
そば畑
久しぶりにくっきりと山が見える日になったので、(午前中だけだったけど)
なかなか撮れなかった施工事例の写真を撮りに行くことにしました。
カタログがわりにフォトブックでも作ろうかと。
個性あふれるデザイン性の高いお墓を中心に撮り歩きました。
お墓撮影1 お墓撮影2
亡き奥さんは日舞が趣味。扇型のお墓と甲斐駒のコントラストがすばらしい。
お墓撮影3 お墓撮影4
文字はいろいろ入れず、               「空(くう)であるからこそ「幸せ」。   
八ヶ岳の輪郭のみ彫りました。             故人の奥さんの書。
お墓撮影5 お墓撮影6
「楽(らく)」という言葉が座右の銘。         田舎道を描いた真っ赤な墓石。
大胆でかわいい構図の絵皿を製作する          別碑には「いつでも語り合える憩いの場」
陶芸家が施主。                    との想いを刻む。
お墓撮影7
山から出した岩の形をなるべくこわさず、自然な石の自由さと重厚感が出てます。
どれも、遺族の人の故人への想いが強く出ている、とてもステキなお墓にしあがりました。

2010年7月1日

高原の中の母子像

マリア像と八ヶ岳1
マリア像と八ヶ岳2
マリア像と八ヶ岳3
毎日雨の予報なのに、意外と半日以上晴れたりしている今年の梅雨です。
久しぶりに八ヶ岳の全景が見えた日の正午。
母子像を連れて撮影の旅に。
おともだちになった、宮城の石アーティスト・石神彫刻工房さんの「石んこ」のひとつです。
勝手にマリア像と言ってるのですが、
こんな日はマリアさまじゃなくても思わずわが子を草むらでぎゅーっとしたくなります。

2010年5月18日

新緑の中のコノハナサクヤヒメ

高根町下黒沢、原山神社。
0516原山神社3
0516原山神社2
0516原山神社1
色彩の鮮やかな季節になってきました。
この原山神社は、コノハナサクヤヒメを祀っています。
日本神話の中では、イザナミやアマテラスのように大物の女神ではなくて、
ただの?山の神の娘で、住んでいるところも豊葦原(つまり地上)で、
言ってみればギリシャ神話でいうニンフ的な地位の人、だと思うのですが、
とても人気があります。
大変美しく、たおやかで、精神的に強い一面も持っていたということで、日本人女性の鏡のような人です。
富士山の化身とされていて、各地の浅間神社に祀られていますが、ここ原山神社との関係はもうちょっと調べてみたいところです。
日本神話を全部知っているわけではないのですが、このコノハナサクヤヒメと姉・イワナガヒメ(八ヶ岳の化身)のお話だけはとても好きなので、この神社にも特別な想いを持って、通るたびに立ち止まったりしています。
今日もすばらしい五月晴れ。
桜の花は完全に若葉になり、緑と青の濃淡の中、古い鳥居が佇んでいました。

2010年4月17日

井戸尻お花見

季節はずれの雪が降った朝。
宵のうちからみぞれが降り始め、朝には一面銀世界に変わっていました。
0417なごりゆき1
0417なごりゆき4
昔は連休直前まで雪が積もることもしばしばだったというから、地元の人は昔を懐かしんでいるかもしれません。
八重桜もカイドウもこのとおり。
0417なごりゆき2 0417なごりゆき3
咲きかけていたところへ天からの思いがけない歓迎を受けました。
さて、路上はもう既に雨上がり状態。
低いほうへジャージャーと流れて、既に乾いているところも。
スタットレスタイヤをはいていないデミオくんですが、予定変更することもなく、お出かけ決行しました。
富士見方面の桜を下見。
今年も石と桜の景色の写真を撮りたいので、今からお気に入りスポットにあたりをつけます。
富士見も標高900mくらいまでのソメイヨシノは満開でしたが、
お目当ての小六の神社はまだでした。
0417小六
午後、すっかり雪が解けて陽光そそぐ井戸尻考古館へ。
ここには石器材料となった岩石が前庭にすえてあるのです。
ちょうど桜の真下。
0417井戸尻花見1
0417井戸尻花見2
石器時代も縄文時代も桜を愛でていたんだろうか。
0417井戸尻花見3

2010年3月30日

お墓と田園に春がきました

3月も末だというのにうっすらと雪が降った翌朝の快晴。
0330田園とお墓1
0330田園とお墓2
0330田園とお墓3
いよいよいろんな仕事が動きだしました。