おかみブログ

2024年9月15日

子授け地蔵様、再び脚光

甲斐の国の焼山峠というところで、木地師の夫婦が赤ん坊の泣く声を聞いた。
不思議に思って近づいてみると、石の地蔵尊があった。
夫婦には子供がなかったので、人知れずそのお地蔵様を家に連れて帰り、
朝な夕な大切に拝んでいたら、ありがたいことに子どもを授かることができた。
夫婦はとても喜び、お地蔵様をもう一つ作り、元のお地蔵様と一緒に二尊合わせて峠に戻した。
この話がいつしか広まり、子宝に恵まれない夫婦が焼山峠にお地蔵様を求めて詣でるようになった。
そしてめでたく授かったら、一尊余分にお返しする風習が生まれた。
ご利益がある証に、お地蔵様は今でもどんどん増えているんだと。
 
旧牧丘町(現山梨県山梨市牧丘町)焼山峠は、県道206号と県道219号(クリスタルライン)の分岐点。
小楢山登山口、乙女高原入口でもあります。
https://maps.app.goo.gl/jvjwLfz6CgXW2u9N9
当店から納められたお地蔵様もいくつもあり、先月と今日も続けてお客様が求めに来てくださいました。
 
今日のお客様は、3歳くらいのおじょうちゃんと生後3か月の赤ちゃん。
最初のお子さんのときになかなか授からなくて苦労したけど、
お地蔵様を連れて帰って大切に拝み、一緒にご飯を食べたりお風呂に入ったりしているうちに
ありがたいことに授かることができたというのです。
そして2番目も無事にご出産
ずいぶん長い間借りていたので、そろそろ返しに行こうと当店に来てくださいました。
二人分のご利益を感謝して、創作地蔵「ふたりいっしょ」をお求め。
 38500円(税込)
 
おめでとうございます。これからもご家族なかよしで!