温泉顔パス
北杜市には旧各町村にほぼ1箇所以上ずつ温泉があります。
我が家から一番近いのはスパティオ小淵沢、次に道の駅信州蔦木宿・つたの湯、ちょっと足をのばして富士見高原鹿の湯、セラヴィリゾート泉郷花いずみの湯などなど。
いずれも車で10分以内です。
温泉と言っても湯質はたいしたことはなく、公共浴場に毛の生えたようなものですが、
スーパー銭湯ブームの今、これらはいつもそこそこ繁盛しているようです。
このたび夫が入院している際、お風呂をためるのも面倒で娘と二人でよく通いました。
娘も温泉は大好き。
思えば住宅建築直後(風呂未完成時)、娘が1才そこそこの頃もよく通ったなぁ。
あれから2年。
いつのまにか洗い場ハイハイからヨチヨチをとうに通り越し、ペタペタ走り回り。
今日もスパティオに来ました。
「温泉行こうか」「うん」
娘も二つ返事です。
「どこの温泉行く?」
固有名詞までは覚えてないだろうとタカをくくっての質問でしたが、
「すぱてぃよ」。
道もしっかり覚えています。
「ぱんやさんのまえとおる?」
ところで小淵沢町が北杜市に合併してから、市民の利用料金も変りました。
昼料金600円だったのが、450円へ。
ただし、市民であることを証明するものが必要。免許証とか。
今日はうっかり車の中に忘れてきたのを受付で気がつきました。
取りに行くのも寒いなぁと躊躇している間に、娘は勝手知ったる様子でどんどん入って行きます。
「こらこら」と入口を離れられずに呼び戻そうとすると、
「あれ、この子どこかで見たことあるね」
と受付のおばちゃん。
「あ、石屋さんとこの子じゃん」
とそばにいた別のお客さん。
「あーそうかそうか。今日はばーばと一緒じゃないだけ」
「ばーばね、おるすばんなの」
ふつうに井戸端会議を始める娘。
石屋の大おかみを知らない人は町内ではモグリとまで言われます。(身内が勝手に言ってるだけだけど)
その大おかみに仕込まれた娘のおかげで、今日は顔パスで入ることができました。
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