森のようちえんが始まる
来年度からMooは週1回森のようちえん「ピッコロ」に行くことになりました。
屋内ではなく、森の中に入って散策しながらの保育。
2才のときに一日体験入園しましたが、
3歳未満児は親との参加が原則なので、私もつきそいました。
そのときは親にくっついてしまって、手を焼きましたが
最近は一人でどんどんあっちこっちへ行って困るくらいですから、もう大丈夫でしょう。
子供の自主性、自然とのふれあい、独創性の育成・・・など、
親としてはいろいろ期待するわけですが、
逆に親が教えられることが大きいのです。
今日は新年度に向けて、園舎のかたづけ。
久しぶりに会う先生は、2才のときのMooを覚えていてくれて
「まあああ。こんなにおおきくなってしっかりして」ととても驚いて喜んでくれました。
それであっというまに「せんせいだいすき」。
すぐに年の近い女の子のおともだちもできて、おおはしゃぎ。
里山の農家跡地。古い民家とビニールハウスと畑。
そして後に豊かな森。
ここで、子供たちはどんな風に遊ぶのでしょう。
すべり台やジャングルジムがあれば、ある程度想像はつきます。
でも、ここにはそういうものはありません。
逆に民家の中にはありとあらゆる古い生活用品。
今日はそういうものも整理していったわけですが、
一見保育に関係なさそうなガラクタみたいなものもいっぱい。
「まだ使うの??」というような汚いものもちゃんとホコリをぬぐって片付けます。
ピッコロでは原則、本当にケガをしそうなとき以外、大人は口をはさまないことになっています。
子供の社会が、子供たちだけでちゃんと確立しています。
今日だって、親が掃除や大工仕事をしている脇で子供たちが遊んでいましたが
どこからも「こら、そんなことしないの」などとたしなめるような声が聞こえませんでした。
まあ、親たちは仕事にかかりきりで、子供たち同士で遊んでいるところに口出す余裕がなかったのがほんとのところですが。
ほっといてもちゃんと自分たちで遊んでる。
で、親の働くのを見て、手伝ってみたりする。
とても楽な集団でした。
Mooもおとなになったなぁ。
心配していた気持ちは、他ならぬ娘が払拭してくれました。
家に居る時間が多くて、保育園のない日は娘との時間をもてあましぎみだった私。
どうしたら無理なく楽しく居られるだろう。
ピッコロで過ごす子供を通して、家での関係もよくなりそうな予感がしました。
園舎。
眼下に田園、そのむこうに南アルプス。
子供たちもせっせと働く。
日本手ぬぐいをまいて、Mooもはりきる。