トイレでお客獲得作戦
トイレといえば「御不浄」「はばかり」などと言われていたのは既に過去の話。
NHK「プロジェクトX」でもネタになった、TOTOのウォシュレット以来、
トイレは癒しの空間、第二のリビング、ひいてはおもてなしの心の現われ、なのです。
飲食店でトイレのきたないところは論外、清潔で当たり前。
手洗い場にいたってはオーナーのセンスが最も凝縮される、むしろ芸術表現の場でもあると思うわけです。
最近気になるのが授乳室と子ども用トイレ。
乳飲み子をかかえて優雅にお買い物など考えられなかったひところとは違い、
今はベビー連れのママ客をいかに獲得するかがファミリー層店舗の切り札。
授乳室とオムツ替えシートは必須です。
リゾナーレのトイレ。(写真なし。また機会があれば撮ってきます)
黒御影をふんだんにつかって高級感ただよい、それぞれ広い個室の中には小さな丸テーブルがあったりして、なかなかリラックスできるトイレ。
トイレのポイントは高いのですが、惜しいのは個室の中にオムツ替えシートや赤ちゃんホールドがないこと。
オムツ替えシートは手洗い場のほうに1台あるのですが、
これだと自分が用を足したいときに、赤ちゃんをどこに置いとけばいいのでしょう。
えほん村のトイレ。(写真なし。同上)
古い木造施設ですが、トイレの中は広いし、木の色合いもステキで、
トイレットペーパーホルダーはオーナー作品のマスコット、超かわいい。
ただ、「0才から100才のこどものこころへ」へとうたっている割には
オムツ替えできる台がない。
それとも「〜こころへ」だから、本当の赤ちゃんがくることは想定していないのかしら。
先日行ったとき、他のお客さんからの問い合わせを偶然耳にしてしまいました。
「あの、授乳室はありますか?」
授乳室、ないんですよ、ここには。
マジョやオオカミ、ブタなんかのかわいいマスコットがちりばめられた授乳用個室を増設すれば
さらにお株があがるだろうけどなぁ。
(ぜひ入ってみたい)
大泉・金田一春彦記念図書館。
身障者用トイレの中にオムツ替えシートもついて、便利になりました。
児童書室にはベビーベッドも。
ただ、授乳室はないので、親切な司書のおねえさんが調理室を貸してくれました。
でも時々それも面倒なので、本棚のすみっこのベンチで授乳したりしてます。
このほうがMooも絵本を見てられるので。
ちなみに富士見の図書館にはアコーディオンカーテンで仕切られるスペースがあり、重宝しています。
しかしそれらと比べると先月オープンしたショッピングモール・ラザウォークの授乳&子どもトイレはすごい。
授乳室付のベビールームが3箇所もある。
しかもそれぞれに授乳用の個室が2つ、オムツ替えシート3〜5、ミルク用のお湯も浄水済みの70℃の適温と冷水が出てくるし。
身長体重はかれる2種類のスケールあり、ハイハイスペースあり。
幼児用の小さなトイレも専用スペースに完備。
イマドキどの百貨店でもそこそこ備えているのですが、
ここはまるで店舗用ベビー設備のショールームのようです。
できたばっかりで、きれーい♪
トイレとは関係ないのですが、Tazもおすわりが完全にできるようになったので、今日は温泉デビュー!
市内の温泉にはベビーバスも置いてあり、自分やMooを洗っている間、その中においておくことができます。
水を張るとすべったときに危険なので、空の状態で。
今日は大泉のパノラマの湯にて、3人で温泉を楽しみました。
温泉といえば、たまたまネットをみていたら、すごいサイトを見つけました。
赤ちゃんと安心して温泉旅行を楽しむプラン
「オムツ替え放題」「ミルク飲み放題」「離乳食食べ放題」というオプションプラン。
○○放題ったって、赤ちゃんがそんなに飲めるもんじゃないでしょうけど・・・。
オヤジのビール飲み放題プランじゃあるまいし。
Tazがジョッキでミルクがぶ飲みしてる姿を想像して、かなり笑える企画でした。
お値段の高い「はぐくみ」や「パンパース」なども含め銘柄がそろっているのは魅力ですね。
でも缶やレトルトの離乳食はあんまりおいしくないんですよね。
結局大人のご飯やイモを取り分けてその場ですりつぶしたりすることになりそう。
細部までよく気をつけてくれたプランのようで、たいしたもんだと思いました。
とにかく、赤ちゃん連れに優しい世の中になったもんです。