おかみブログ
2011年3月24日

被災地に絵本を送ろう

小淵沢在住の絵本作家・杉山亮さんが被災地に絵本を送る活動を始めています。
詳しくは杉山さんのHPで。
3/18、19の記事で詳しく書いていらっしゃいます。
送り先は杉山さんのご自宅(ここではあえて住所は出しません。杉山さんのHPをみてください)
または私(私を知ってる人なら受け付けられます)
または小淵沢図書館(杉山さんと連絡をとってくれると思います)
3/19の記載のところで
人は役に立つものだけでは
長続きしません。
本来、花を飾ったり、絵を描いたり
歌を歌ったりする変な動物です。
でも、そういう変だけど好きなことをする中で
自分の尊厳を保っていくわけで
それができないととてもつらいです。

というところで、泣きそうになりました。
ヒトは変な動物。
杉山さんらしいジョークまじりの、でも切実な思いでした。
杉山さんのHPを見る前にママ友からこの活動を聞いて、
すぐに賛同し、即効、森のようちえんピッコロのママたちに声をかけました。
「廃品回収ではないから、「これはぜひ被災地のこどもたちに読んでもらいたい」と思う本を、1家庭1冊でいいですから持ってきてください。できる方だけでもいいです。」
私自身よくわかってなかった活動の呼びかけに、ピッコロママたちは無条件で応えてくれました。
意識の高い人たちです。
呼びかけの次の日がピッコロの卒園式だったのですが、
そこですでに20冊以上の本が集まりました。
再生復興に必要なのは人間の尊厳だと思います。
尊厳があるから文化的な生活がしたくなる、文化的な生活のために水や食料、燃料が必要、
そして希望のある心です。
今回原発事故の恐ろしさを見て、「やっぱり原発はダメだ」「ほら、みたことか」という人も多いです。
でもより文化的な生活を望み続けた人間集合体の飽くなき欲求が
危険と隣り合わせの装置を生み出したことは、
受け入れなくてはいけない事実だと思います。
どこで欲求と折り合いをつけるのか。
ここまででいいや、と成長(=破壊?)をストップさせる勇気と判断力は、私にはありません。
なにをすればいいのかわからないけど、
絵本を読む行為は少なくとも知的欲求部分の満足度はあがるはずです。