庭作り大奮闘
お盆休み中は祭り以外はどこへもいかず、ひたすら庭づくりに汗水流していました。
田舎にしては猫のひたいほどの庭ですが、ほっとくと雑草だらけになるので、かといって美しいイングリッシュガーデンや家庭菜園にするほどの技術も暇もなく、とりあえず楽になるようにと芝をはりました。
芝生部分は約20坪。
庭作りには春先から小淵沢の恵風舎のヤマさんとケイコさんが力になってくれました。
ガ-デンプランナ-のケイコさんが木や花をいろいろ提案してくれて、私が楽なように、でもスポットはかわいくと考えていたのですが、夫の石張りや表札作りの後でないとできないことが多く、そうこうしているうちに植え付け時期をすぎてしまったので、いったん工事終了となっていました。
なのに、芝の部分だけはその後も気にしてくれて、梅雨の合間にヤマさんがふらりと来て、きれいに雑草を抜いて芝刈りをしておいてくれました。
「あとはこれを維持すればいいだけだから」
そのときの芝の美しかったこと。イングリッシュガーデンは無理でもミニチュアハイドパークに胸奪われたあの一瞬。
そして1ヶ月。梅雨が明けて猛暑が続く中、芝はにょきにょきと伸び、既に身の丈15cm余。
理想は1週間ごとには刈ったほうが・・・と言われていたのに、このありさまです。
「芝刈機買った方がいいよ」とヤマさんに言われていましたが、夫はかたくなに
「私は砥石で鎌を研げるからいい」と購入を拒否しました。
「これくらいの規模じゃ、機械なんかかえって邪魔だよ。」
だったら自分で草刈してくれるのかと思いきや、短い鎌をそれなりに切れやすくしてくれた上で
「ほら、こういうふうに刈るんだよ」と10分ほど実演してみせたあと、
「じゃっ!」と手を振り仕事とやらに戻ってしまいました。
残された私がしかたなくしゃがんでせっせと芝刈り。
最初はその鎌の切れ味が面白く、しゃくしゃくと手を左右に動かしていましたが、1時間やってもやっと2割ほど。先は長すぎです。
その間娘は砂利をせっせと芝生の方にまき散らしたり、つくばいの水に手を突っ込んだりするので、こっちも目がはなせません。
というわけで、休み休み3日かかってようやくひととおり刈り上げたわけです。
だけど3日たつと最初のほうに刈ったところは既に少しのびていたり・・・。
芝の次は雑草とり。
狭い敷地だし、ほとんど砂利で埋めたはずなのに、それでもすきまをぬって生えてくる、すごい生命力です。
これもほったらかしにした期間が長かったのでびっしり、にょっきり。
このあたりは夫の石工事後、グランドカバーや宿根草で飾りたいので根こそぎ抜き取りました。
その間娘は車道に出て妙な踊りをしたり、散歩の犬に近付いていったり。
やっぱり目がはなせません。
これって庭作りって言うのかなあ。
早く石工事しろーー。