ハーブを飾る
庭にはびこっているハーブ。
今日は大胆に刈り取って、少し庭整備してみました。
群生していると、時に憎たらしくなるくらい多すぎるんですが、
1本切って、よーく見ると、とても可憐な姿。
素朴な石の花器に生けてみます。
リゾートホテル「リゾナーレ」から石の注文をいただきました。
八ヶ岳の地石でつくった、調理用の石です。
なんでも資材仕入担当の人の話によると、その石をそのまま鍋の中に敷き、魚や香草を入れて直火加熱するとのこと。
できた料理はそのまま食卓へドン!
石や鍋の豪快さと食材の繊細さのコントラストがおもしろく、
また自然の旨みがぎゅっと凝縮された、なんとも目を引くメイン料理だそうです。
シェフは「八ヶ岳の石」にあえてこだわったそう。
石は長形の六角形に指定されました。
安山岩本来のもつ繊細な灰色の石目。
主張しすぎない素朴さが婚礼のお料理を引き立ててくれることでしょう。
チラシを拝借。
この写真では石は見えないけど、鍋の底にあるんでしょうね・・・。
石小物を使って暮らしを演出したポストカードができました。
写真(上)和風の玄関の前のウェルカムプレート。
撮影場所:民宿「泉園」
3階建ての古民家母屋がすばらしく、料理も一流。定期的に久保酒店さんとのコラボで酒会を開催してます。
いい酒と贅沢な肴が味わえる大人の酒会です。
写真(左下)コーヒーミル用石臼、喫茶カウンターにて。
撮影場所:珈琲館翡翠
シックな土色の陶器で味わう、本格自家焙煎コーヒーの専門店。
重厚なログハウスの店内にマスターのつくる能面の展示もあります。
写真(右下) きのこのおうちオブジェ
ウチの花壇の野の花に囲まれた小さなおうちオブジェ。
川原石を加工して作りました。
ちょっとしたお礼状やご連絡に使ったり、知り合いのお店においてもらってショップカードがわりにします。
生活のいろんなシーンで石をとりいれてもらえるとうれしいです。
心配していた宮城の石彫刻家のご家族、ご無事でした。
よかった!
内陸のほうだから大丈夫だとは信じていましたが、昨日ブログが更新されてました。
たくわえの野菜を食べながら、川で洗濯、発電機のガソリンを節約しながら、いつ復旧するかもわからない停電に5日間耐えていらっしゃいました。
そしてもう制作も始められていました。
直接の被災地ではないから平気、と力強い言葉。
スーパーには食料はほとんどないけど、畑には大根があるからしばらくは大丈夫!ともおっしゃっていました。
地に根をおろすってどれだけ大切なことか。
当店でもこの人の彫刻を買えます。
かわいい石のおじぞうさまや道祖神さま。
にっこりと微笑みながら手をあわせているその姿は、こころ豊かな日本への祈りです。
21日開催予定のチャリティバザー、八ヶ岳ジャーナルウェブ版やふるさと情報館ブログでも取り上げていただきました。
カフェピアニッシモさんはプロらしい手作りクッキーを提供してくださいました。
他にも「出品するよ!行くよ!」と言ってくれてる友人多数。
少しでも多くのパワーと気持ちが被災地に届きますように。
今日、初めての計画停電が実施されました。
暗くなってからの6時半頃から9時まで。
たった2時間でしたが、暗闇の中、携帯蛍光灯とランプの光の中で夕食を食べました。
めずらしく夫も時間通りに帰ってきて、家族そろっての夕食。
子どもたちはめずらしいのでお父さんに甘えまくっていましたが、
地震や停電のことはいまいちわかっていないようです。
暗いのも普通に受け止めて、ふざけたりわらったりけんかしたり、いつもどおりすごしていました。
私のほうが正直、非常事態に緊張していました。
ランプの光の中で、灯油ストーブひとつで肌寒い中、少し冷めてきたご飯を電子レンジで温めることもできず。
いつもと勝手が違うことだけで、こんなにも不安になるものなんだ。
でもMooとあやとりやったり、ストーブのそばで絵本を読み聞かせたりしているうちに、
いかにこういう時間を普段とれてないかを実感したのでした。
2時間半の停電。
終わってみればあっというま、ぜんぜんたいしたことじゃない。
被災地の苦労に比べればなんでもないです。
富士見町神戸(ごうど)区の御射山神社(みさやまじんじゃ)には、中世にその端を発する古いお祭りがあります。
御射山祭。
諏訪大社上社の摂社(直轄の神社)である御射山神社に上社からご神体が出張してくるというもの。
8月26日、27日にかけて1泊します。
数え年で2才になる子どもがご神体の神輿の下をくぐる厄除け行事があります。
また、どじょうを川に放流してその子の健やかな成長を願う行事も有名。
その御射山神社の石の鳥居の改修工事をしました。
昭和3年、天皇即位の記念に建てられた鳥居ですが、80年あまり経過して部材も数箇所折れるなど傷みが目立ち始めました。
神戸区の役員さんたちが地元でのウチの仕事ぶりを評価してくれて、工事を依頼。
新しいのを建てなきゃいけないかと思われたそうですが、見れば茨城県稲田の白御影(いなばのしろうさぎじゃないですよぅ)で作った、当時の職人の匠の技がしのばれる作品。
改修を引き受けました。(予算の関係もあるということだったので)
鳥居ビフォー。
改修工事中。
足場をつくり、クレーンと手作業でていねいに解体し、新しい部材を入れる穴を加工。
沓石は基礎部分から掘りはがす。
強固な基礎を設置。
改修が完成した鳥居です。
大きい!御射山神社の入り口にあたる小高い丘に立っています。
鳥居から南アルプス方向を望んだ景色。
山に挟まれた低地を走る甲州街道と田園を見下ろします。
この鳥居は御射山神社と地元の八幡神社を結ぶ線上にあり、方向も八幡神社のほうを向いています。
改修にあたっても同じ位置に建てなおしました。
鳥居の後に続く山道。
30年ほど前大手メーカーのエプソンが諏訪に工場を設置してから、「すずらんの里」駅ができ、舗装道路が開通し、地域のインフラも整ってきましたが、
かつてはこの鳥居の後にある山道が神社の参道でした。
ご神体は上諏訪の上社から一日がかりで人力で運んでこられ、この鳥居をくぐって参道を抜け、神社までたどりついたのです。
そしてこちらが御射山神社境内。
いまではすぐそばに諏訪南インターができ、数軒の精密関連工場が建ち、周辺はかつてのような山の中のような姿はないといいます。
でも松林に守られた鎮守の杜は静寂と威厳に包まれていました。
8月の御射山祭り(地元では地名から原山祭りなどともいうそうです)ではここで神事が行われ、出店も出て、参拝者でにぎわうそうです。
今年の8月、Kuhはまだ満8ヶ月ですが、数えでは2才。
ぜひどじょう流しに参加してみたいものです。
Tazも満2才だけど、どさくさにまぎれて参加できるかな。
今年は神戸集落ができて400年だとか。
歴史の節目の年に、神様にささげるものの仕事にかかわれて、ありがたいことです。
東京日本橋に、山梨県のアンテナショップ「富士の国やまなし館」が昨年オープンしました。
そして、年末にはあのカリスマソムリエ・田崎真也さんプロデュースのワインレストランがオープン。
そのレストランに山梨県産の石材を使った配膳台を納めたのは、当店です。
先日夫が東京へ行く機会があり、やまなし館にもよってきました。
レストラン「Y-wine(わいわい)」の席はほぼ満席。
お昼を少し過ぎた時間帯、おしゃれな会社員のおねえさんたちがカウンターでゆっくりランチをとっている姿が多かったとのこと。
当店の納めた配膳台は厨房とホールの間にあり、「ちょっと写真撮らせてください」的な雰囲気ではなかったので、外からちら見しただけだったそうです。
山梨県の代表的な御影石といえば、「塩山」。
その名のとおり塩山市(今の甲州市)付近でかつてよく採れた白御影です。
硬くて上品な目で、とてもいい石なのですが、残念なことに今は採石量が激減。
ほとんど流通していません。
石の量も採石する職人も業者も少なくなってしまったのです。
幸い当店は先代の時代にスラブ材を大量に仕入れてありました。
最近は当店でも原石から加工することはほとんどなくなって、宝の持ち腐れ状態になっていました。
今回、やまなし館立ち上げのプロデューサーの方とたまたま知り合いで、当店を指定してくださったのですが、
こういう仕事に対応できるのは、山梨県広し(?)といえども当店くらいだったのでは?
そんな栄えある仕事を、まだ私は見てないので、
ぜひ日本橋のワインレストランにデートかたがたつれてってもらいたい、と夫にはお願いしているのですが・・・・。
さて、いつになることやら。
あけましておめでとうございます。
正月はひたすらゆっくり休み、あっという間に正月あけになりました。
正月あけはどんど焼きと福引会でしめくくり。
商店街の福引会には石うすと石窯を出展し、実演展示しました。
私はほとんど手伝えませんでしたが、そのぶん夫と職人のホリイくんががんばってくれました。
商工会の1階駐車場が福引会場。
その入口に、もうイベントでおなじみ、大谷石の石窯を出しました。
ぽかぽか日当たりもよく、石窯もほんのりあたたか。
石焼いもと石窯ピザを販売。
市販のものですが、窯に入れると、「あらふしぎ、まほうのようにおいしくなるんです。」
石臼も実演。
今年は「小淵沢きびの会」の人たちが餅つきをするということで、臼と杵をお貸しして使っていただきました。
やっぱり石臼でついたお餅はおいしい。
石だと熱も逃げにくいので、やわらかさも長持ちします。
つきたてお餅のほかにも、古代米や手作り漬物の販売が。
田舎の味。おいしそー。
今年はペンション振興会の人たちが豚汁をサービス。
具だくさんのあったかい豚汁もうれしい。
福引は当たらなかったけど、おなかは満足の会場でした。
地区の子ども会ではどんど焼き。
くっきり青空でまさにどんど焼き日和。
こちらも枝につけた餅を火であぶって食べます。
もち、もち、もち、のお正月あけ。
寒い中でも、お餅があれば心はあったかくなりますね。
石臼もそんなシーンの縁の下の力「もち」役になれば幸いです。